最終更新日:2026.1.29
【出品者向け】Amazonタイムセールとは?種類・参加条件・費用・対策6選
Amazonで売上を伸ばす施策のなかでも、短期間で大きな成果を狙えるのが「Amazonのタイムセール」です。タイムセールは、セールページへの掲載やバッジ表示によって露出を増やし、売上拡大や在庫回転を早めるための代表的な販促手段です。
一方で、
「タイムセールの種類が多くて違いがわからない」
「参加条件が厳しそうで、自社の商品が対象になるか不安」
「手数料や値引きで利益が残るのか判断できない」
と悩む出品者も少なくありません。
本記事では、Amazonタイムセールの基本から種類と特徴、参加メリット、費用と申請手順、2026年の開催スケジュールまでを網羅的に解説します。
記事後半では、売上を最大化する対策6選やタイムセール運用の注意点も紹介しています。
最後まで読めば、タイムセールに参加できるかの判断基準と、利益を確保しながら成果を出す運用の進め方が明確になるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
監修者
ジャグー株式会社 代表取締役米原 広兼
新卒で楽天グループ株式会社に入社し、ECコンサルタントとして
SOY(Shop of the Year)受賞店舗をはじめ多数の上位店舗を支援。
約2万人の社員の中から「楽天賞MVP」を受賞するなど、
高い実績と評価を獲得。
その後、大手企業のEC支援を行うコンサルティング会社を経て、
2020年にEC専門支援会社「ジャグー株式会社」を設立。
楽天市場やAmazonなど複数モールにおける売上拡大・運用最適化を総合的に支援している。
また、グループ会社にて自らもAmazonでの販売事業を展開。
自社ブランド製品はAmazonで「Amazonおすすめ」を多数獲得し、
販売開始から1年で月商1,000万円を突破するなど、売り手としても豊富な実績を持つ。
目次
- Amazonタイムセールとは?
- Amazonタイムセールの種類と特徴
- Amazonタイムセールに参加する3つのメリット
- Amazonタイムセール(数量限定)の参加条件
- 【種類別】Amazonタイムセール開催にかかる費用・申請手順・参加手順
- 【2026年】Amazonタイムセールの開催スケジュール
- 1〜2月・5〜6月|スマイルSALE(旧タイムセール祭り)
- 1月〜3月|初売り・新生活セール
- 7月・10月|プライムデー・プライム感謝祭
- 11月〜12月|ブラックフライデー
- Amazonタイムセールで売上を最大化する対策6選
- Amazonタイムセール運用の注意点とリスク
- Amazonタイムセールに関するよくある質問
- Amazonタイムセールを戦略的に活用しよう
Amazonタイムセールとは?
Amazonのタイムセールとは、毎日または不定期に開催される期間・数量限定の割引販売のことです。以下のようなセールが該当します。
・特選タイムセール
・7日間タイムセール
・数量限定タイムセール
・Amazonプライム会員限定割引
・在庫処分セール など
対象商品は一定時間だけ特別価格となり「タイムセール」や「数量限定タイムセール」として検索結果や特設ページに表示されます。
短期間でアクセスと販売数を伸ばすことが可能です。特に販売実績の増加は、セール終了後の検索順位や露出にも影響するため、単なる値引きではなく売上拡大を狙う戦略的な販売手法として活用されています。
Amazonタイムセールの種類と特徴

Amazonのタイムセールにはいくつか種類があり、それぞれ開催期間や参加条件、狙える効果が異なります。自社の戦略や商品に合ったセールを選ぶために、まずは以下の代表的な3つのタイプとその特徴を正しく理解しておきましょう。
順に解説します。
特選タイムセール(招待制・無料)
特選タイムセールは、Amazonから選ばれた高評価の商品のみが参加できる特別なセールです。開催期間は基本的に24時間ですが、不定期で開催され、商品ごとに期間が異なる場合もあります。
高い露出と売上効果が見込めますが、出品者が自ら申請できません。Amazonからの招待メールが届いた商品だけがエントリー可能です。
参加費用は無料ですが、招待されるためには日頃から高い販売実績と評価を維持する必要があります。
数量限定タイムセール(申請制・有料)
数量限定タイムセールは、通常4〜12時間(Amazonの判断による)の短期集中型セールです。
商品ページや一覧ページに「終了までの時間」や「限定数」を示すバーが表示されます。このカウントダウン演出が、ユーザーの「買い逃したくない」という心理を刺激し、購入をあと押しする仕様です。
セラーセントラルから申請可能ですが、開催ごとに所定の手数料が発生します。商戦期以外は、前払い手数料が1日あたり150円、さらに変動手数料として売上の1.0%(上限15,000円)がかかるため、注意しましょう。
販売計画に合わせて能動的に仕掛けられるため、Amazon攻略のメイン施策となります。
タイムセール運用をスムーズに進めるには、申請・設定の起点となるセラーセントラルの基本も押さえておくと安心です。詳しい操作や全体像は、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【2025年最新版】Amazonセラーセントラル完全ガイド!登録方法から特典まで解説
7日間のタイムセール(旧おすすめタイムセール)
7日間のタイムセールは、1週間の長期間にわたり割引価格で販売できるセールです。以前は「おすすめタイムセール」と呼ばれていました。
手数料が必要になりますが、出品した商品がタイムセールページに表示されるため、高い露出が見込めます。
基本的に数量限定タイムセールと同様の基準(大口出品、評価基準など)が適用されます。
7日間と期間が長いため、大型セールやイベントなどのアクセスが増加する時間帯と合わせて実施できる点がポイントです。
プライム会員限定割引(イベント時の活用)
厳密には通常の「タイムセール」枠ではありませんが、同様の訴求ができるのが「プライム会員限定割引」です。プライム会員のみに割引価格を表示でき、イベント時は検索結果などでバッジが出る場合があります。
Amazon公式でも、プライム会員はロイヤルティが高く、プライムロゴ付き商品を積極的に購入する層とされています。
手数料無料で手軽に参加できるため、まずはプライム会員限定割引から始めることがおすすめです。特にプライムデーやブラックフライデーなどの大型イベント時は必須の対策となります。
在庫処分セール(滞留在庫向け)
長期在庫を現金化し、保管手数料を抑えるためのセールです。
FBA在庫ページの在庫処分タイムセールから申請を行なうと、選択した商品が約2週間在庫処分セールページに掲載されます。
大口出品を利用しており、購入者による全体的な評価が3.5以上であることが条件です。
また、ASINが以下の基準を満たしている必要もあるため確認した上で申請を行いましょう。
・Amazonフルフィルメントセンターに在庫が90日間以上あること
・1点以上の手持ち在庫があること
・新品であること
・商品の評価が星3つ以上であるか、レビューがないこと
・現在、数量限定タイムセールなどの別のタイムセールのプロモーションに登録されていないこと
・過去60日間に在庫処分タイムセールに掲載されていないこと
・出品先のストアで制限対象になっていないこと
・現在の価格よりも20%以上低く設定されていること
・購入者による商品詳細ページの閲覧が1回以上あること
(amazon seller centralより引用)
Amazonタイムセールに参加する3つのメリット

Amazonタイムセールに参加するメリットは主に以下の3つです。
順に解説します。
1.短期間で売上を伸ばし、在庫回転率を高める
Amazonタイムセールに参加するメリットは、通常時とは比較にならないほどのアクセス数(トラフィック)を獲得できる点です。
タイムセール特設ページへの掲載や、検索結果で商品画像に「タイムセール」バッジが付与されるため、購入意欲の高いユーザーが商品ページへ流入します。
短期間で爆発的な売上を作れ、在庫を一気に動かせます。長期保管手数料が発生しそうな在庫を現金化し、キャッシュフローの改善が可能です。「在庫回転率の向上」という面でも大きな効果を発揮します。
2.販売実績を作り、検索順位とブランド力を高める
タイムセールは、Amazonの検索順位(Amazon SEO)を押し上げ、ブランド力を高めるためにも有効な施策のうちの一つです。
タイムセールで販売数が伸びると、販売実績が短期間で蓄積されます。この実績は、商品を検索結果で見つけられやすい状態を作る上で重要な要素です。
Amazon公式でも、検索結果で上位に表示されやすくするには、商品ページの最適化が重要だと説明されています。タイムセールで販売数が伸びると、以下のような好影響が期待できます。
- 商品ページへの訪問者数が増える
- 購入が増え、コンバージョン向上につながる
- 商品・ブランドの認知が広がる
販売実績を積み重ねると、Amazon検索結果での露出向上につながります。検索順位が安定すれば、広告に依存しすぎない販売導線を作りやすくなるのです。
Amazonの検索順位やSEOの仕組みをより深く理解したい方は、アルゴリズムの考え方から具体的な上位表示対策まで体系的にまとめた、以下の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:【決定版】Amazon SEO対策ガイド!SEOアルゴリズムから上位表示対策・キーワード選定方法を完全解説
3.新規顧客に認知され、レビュー獲得につなげる
タイムセールは、まだ自社ブランドを知らない新規顧客層に商品を試してもらう絶好の機会です。
タイムセール特設ページは、「特定の商品は決まっていないが、何かお得なものはないか」と回遊しているユーザーも多く閲覧する傾向にあります。
割引価格によって購入のハードルを下げ、普段は手を伸ばさない層のトライアル購入を促せます。商品に満足してもらえれば、そこからリピーターになってもらえる可能性もあります。さらに商品の信頼性を高める「高評価レビュー」の獲得にもつながるでしょう。
Amazonタイムセール(数量限定)の参加条件
タイムセールは誰でも自由に参加できるわけではありません。Amazonが定める厳格な基準をクリアした「選ばれた出品者」と「商品」だけが申請可能です。ここでは、出品者がよく利用する「数量限定タイムセール」の具体的な参加条件を解説します。
それぞれ見ていきましょう。
出品アカウントの厳格な基準(評価数・星の数)
数量限定タイムセールに申請するには、まず出品アカウントが条件を満たす必要があります。大口出品者であることに加え、出品者評価(全体評価)は星3.5以上が目安です。
また、1ヶ月あたり5件以上の評価を取得していることも要件として挙げられており、直近の評価数が不足している場合は、条件を満たしていても申請枠が出ない可能性があります。
安定して参加を狙うなら、購入後フォローを整え、評価が継続的に入る状態を作ってアカウント健全性を維持しましょう。
商品品質とレビューの基準
| 販売実績 | Amazonでの販売履歴がある商品 |
| レビュー評価 | 星4.0以上 |
| 表示条件 | 条件を満たすASINはダッシュボードに自動表示 |
| バリエーション | 一部カテゴリは全体の65%以上が対象必要 |
数量限定タイムセールでは、アカウント条件に加えて商品側も基準を満たす必要があります。対象商品はAmazonでの販売履歴があり、レビュー評価が星4つ以上であることが要件です。
条件を満たすASINは、数量限定タイムセールダッシュボードに自動表示されます(要件は国・時期で変更される場合あり)。
また、バリエーション商品(サイズ・カラーなど)は子ASIN単体ではなく、バリエーション全体の構成比が審査対象です。アパレルやシューズ&バッグなど一部カテゴリでは、タイムセール対象のバリエーションが全体の65%以上であることが求められます。
なお、AmazonのASINについては以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
関連記事:【2025年】AmazonのASINとは?活用方法や売上を伸ばすための応用法を解説
配送方法とFBA利用の位置付け
数量限定タイムセールは、FBA(フルフィルメント by Amazon)でも出品者出荷でも参加可能です。ただし出品者出荷で数量限定タイムセールを実施する場合は、以下の配送・運用基準をすべて満たす必要があります。
- 出荷遅延率:4%以下
- 注文不良率:1%以下
- 出荷前キャンセル率:0.5%以下
- 支払い留保:「お届けから7日以上」に設定
- 配送条件:送料無料で提供すること
一方、FBAはAmazonが配送を担うため、運用負荷やブレが出にくく、セール中の機会損失(遅配・キャンセル)を避けやすいのがメリットです。出品者出荷で基準を安定して満たせる体制がない場合は、FBAのほうが確実に回しやすい選択肢といえます。
価格設定と参照価格のルール
タイムセールでは、割引価格の設定ルールにも注意が必要です。セール価格は、過去一定期間(例:直近30日間)における通常販売価格を基準に、それより低い価格で設定することが求められます。具体的な割引率の基準は、施策やイベントごとにAmazon側で変動します。
あわせて、不当な二重価格表示を防ぐため、Amazon内で有効な参照価格(定価や過去価格)が適切に設定されている必要があります。
直前に価格を引き上げて割引率を大きく見せるような行為は、システム上で無効と判断される可能性があるため、正当な価格運用を継続的に行うことが重要です。
【種類別】Amazonタイムセール開催にかかる費用・申請手順・参加手順
Amazonのタイムセールは種類ごとに「費用」「申請の可否」「参加までの流れ」が異なります。本章では、タイムセールの種類別に「費用・申請手順・参加手順」を紹介します。
自社の目的と予算に合う施策を選ぶための判断材料としてご活用ください。
特選タイムセールの費用・申請手順・参加手順
特選タイムセールの費用・申請手順・参加手順は、以下のとおりです。
費用
特選タイムセールの参加自体に費用はかかりません。
ただし、商品が売れた際の通常の「販売手数料」や「FBA配送代行手数料」は通常通り発生します。
申請手順
特選タイムセールは「完全招待制」であるため、出品者側から申請できません。
対象に選ばれた出品者にのみ、Amazonから招待メールが届く仕組みになっています。
参加手順
実際に招待を受けた場合、以下のステップで参加手続きを進めます。
1. オファー確認
招待メール、またはセラーセントラルのタイムセール関連画面でオファー有無を確認
2. 条件確認
割引率・価格要件・在庫条件・開催期間などを確認
3. 参加可否の選択
条件を満たせる場合のみ承諾して設定を進める
4. 確定
Amazon側の確認を経て開催が確定(詳細は画面表示に従う)
特選タイムセールは「申請して枠を取りに行く」施策ではありません。日頃から販売実績や在庫体制を整え、オファーが届いた際にすぐ判断できる状態にしておくことが重要です。
7日間タイムセールの費用・申請手順・参加手順
7日間タイムセールの費用・申請手順・参加手順は、以下のとおりです。
費用
商戦期商戦期イベント(Prime Day、Black Fridayなど)以外の手数料の目安は以下のとおりです。
・前払い手数料:1日あたり150円
・変動手数料:売上の1.0%(上限15,000円)
商戦期イベントは別の費用になる場合があるため、作成画面に表示される金額を確認してください。また、手数料だけでなく、値引きによる粗利減も含めて、事前に利益シミュレーションを行うことが大切です。
申請手順
7日間タイムセールの申請手順は、以下のとおりです。
1. セラーセントラルの広告やプロモーション系メニューから「タイムセール」の作成画面へ
2. 対象商品の選択(利用資格が表示される商品から選ぶ)
3. 実施期間・セール価格などを設定して送信
4. 審査後、開催が確定
作成画面に対象商品が表示されない場合は、現時点で利用資格を満たしていない可能性があります。まずは表示された商品の中から、利益が残る商品を優先して検討しましょう。
参加手順
7日間タイムセールへの参加は、以下のステップで進みます。
1. 商品選定
値引きしても利益が残るSKU(商品管理番号)に絞る
2. 価格設計
作成画面に表示される価格要件(基準価格など)を満たす形で設定
3. 在庫準備
FBA利用時は納品期限・在庫要件を画面で確認し、期限までに納品完了
4. 開催中の最適化
広告・クーポン・商品ページの訴求を整え、機会損失を抑える
7日間タイムセールは短期で一気に売る施策というより、一定期間露出し続けて認知と購入機会を積み上げる施策です。欠品や表示崩れが起きると効果が落ちやすいため、在庫と商品ページの整備を優先してください。
数量限定タイムセールの費用・申請手順・参加手順
数量限定タイムセールの費用・申請手順・参加手順は、以下のとおりです。
費用
商戦期イベント以外では、次の手数料体系が目安になります。
・前払い手数料:1日あたり150円
・変動手数料:売上の1.0%(上限15,000円)
商戦期イベントは別の費用になる場合があるため、作成画面に表示される金額を確認してください。値引き額が大きいほど利益への影響も増えるため、手数料と値引きをセットで見て採算を判断しましょう。
申請手順
数量限定タイムセールの申請手順は、以下のとおりです。
1. セラーセントラルの「タイムセール(Deals)」へ
2. 推奨・作成可能な商品を選択
3. セール価格と割当数量を設定して送信
4. 審査後、開催枠が確定(開始日時は確定通知/画面表示に従う)
開始日時は任意に指定できないケースがあるため、開催枠が確定した段階で、在庫・広告・商品ページの準備スケジュールを逆算して組むことが重要です。
参加手順
数量限定タイムセールは、以下のステップで参加できます。
1. 在庫の逆算
割当数量に対して欠品しない在庫を用意
2. FBA納品期限の確認
納品期限は枠ごとに変動するため、表示される期限を基準に対応
3. 当日の導線整備
メイン画像・箇条書き・A+などを見直し、セール流入を取りこぼさない
4. 広告の連動
露出増に合わせてスポンサープロダクト等の予算を調整
数量限定タイムセールは短時間でトラフィックが集中しやすい分、在庫切れやCVR低下が起きると失速も早い施策です。割当数量と在庫、商品ページの訴求、広告の連動までをセットで整えると成果が安定します。
Amazonプライム会員限定割引の費用・申請手順・参加手順
Amazonプライム会員限定割引の費用・作成手順(作成〜適用まで)は、以下のとおりです。
費用
Amazonプライム会員限定割引は、施策の作成自体に固定の参加手数料は基本的に発生せず、実質コストは「値引きによる利益減」になります。
作成手順(作成〜適用まで)
現在は、価格割引(Price Discounts)から作成します。大まかな流れは以下のとおりです。
1. セラーセントラルで「広告(Advertising)」→「価格割引(Price Discounts)」へ進む
2. 「価格割引の作成(Create a Price Discount)」をクリックし、作成画面を開く
3. 開始日・終了日、割引の種類などを設定(最大30日・数量上限付きのキャンペーン形式)
4. 「対象タイプ(Audience Type)」で「プライム会員(Prime customers)」に設定して、会員限定割引にする
5. 対象SKU/ASINを追加し、バリデーション(審査/チェック)に提出する
6. 承認されると、即時または指定日時から割引が適用される(画面表示に従う)
SKUによっては割引の対象外になったり、価格要件(参照価格・過去価格など)で弾かれたりします。最終的には作成画面のバリデーション結果が確定情報になるので、エラー内容を見て価格・期間・対象SKUを調整してください。
在庫処分セール
在庫処分セールの費用・作成手順(作成〜掲載まで)は、以下のとおりです。
費用
在庫処分セールは、タイムセールの追加手数料がかからない施策です。参加ASINには、通常どおり販売手数料とFBA手数料が適用されます。
作成手順(作成〜掲載まで)
在庫処分セールは、FBA在庫に「推奨」表示されたASINを起点に作成します。「推奨」は日々変動し、昨日まで出ていたASINが翌日対象外になることもあります。
手順は以下のとおりです。
1. セラーセントラルで「在庫」→「FBA在庫」を開く
2. 対象を絞るため、推奨情報フィルターで「在庫処分タイムセールを作成する」を選ぶ
3. 対象ASINのアクション列のプルダウンから、「在庫処分タイムセールを作成する」を選択
4. ポップアップで在庫処分タイムセール価格を入力(画面に表示される価格上限以下で設定)
5. 表示される開始日・終了日(原則2週間)を確認し、「申請する」をクリック
6. 申請が正常に入るとメッセージが表示され、ステータスは一旦保留中になる
7. 承認されると在庫処分セールページに掲載され、開始と同時に価格が自動でタイムセール価格へ切り替わる(終了後は元の価格に戻る)
申請は週2回処理され、申請しても必ず承認されるわけではありません。加えて、ASINにはFBA在庫の保管日数、値引き率、直近の掲載有無などの要件があり、条件を外れるとタイムセールがキャンセルされる場合があります。
特に、タイムセール開始後に販売価格が在庫処分タイムセール価格を上回ると、事前通知なく取り消される可能性があるため注意が必要です。また、在庫処分タイムセールが終了したASINは、終了後60日間は対象外になります。
【2026年】Amazonタイムセールの開催スケジュール

Amazonのタイムセールは毎日開催されているものもありますが、特に大型イベントに合わせて開催されるタイムセールでの売上向上が期待できます。
出品者の多くは、イベント期間中に「数量限定タイムセール」や「特選タイムセール」の枠を狙って申請を行います。
イベントがいつ開催されるかを把握し、そこから逆算して在庫やページを準備するのが不可欠です。
ここでは、2026年の主要なタイムセールの開催スケジュールを紹介します。
1〜2月・5〜6月|スマイルSALE(旧タイムセール祭り)
| 開催月 | 1〜2月、5〜6月 |
| 想定期間 | 4日間 |
| 2026年日程 | 2026年1月30日(金)9:00~2026年2月2日(月)23:59 2026年5月29日(金)9:00~6月1日(月)23:59 (amazon seller centralより引用) |
| 概要 | ・季節ごとに実施される定期セール ・対象カテゴリは日用品〜家電まで幅広い ・合計10,000円(税込)以上の購入で最大5,000ポイント還元が実施される |
スマイルSALEは年に複数回開催されるため、ビッグセールがない月でも売上を作りやすいイベントです。ポイント還元キャンペーンが併催されることが多く、価格割引+ポイントの実質値引きで購入をあと押しできます。
1月〜3月|初売り・新生活セール
| 開催 | ・1月:初売りセール ・2月〜3月:新生活セール |
| 想定期間 | 4日間 |
| 2026年日程 | 【初売り】 2026年1月3日(土)9時から1月7日(水)23時59分 【新生活】 ・第1弾2026年3月3日(火)0:00〜2026年3月9日(月)23:59 ・第2弾2026年3月31日(火)0:00〜2026年4月6日(月)23:59 (amazon seller centralより引用) |
| 概要 | ・年始や新生活需要に連動した大型セール ・家具・家電・生活用品が中心 ・星3.5以上の商品が露出しやすい傾向 ・最大5,000ポイント還元が実施 |
初売りは年始の買い替え需要、新生活セールは引越し・進学・就職需要が重なる時期です。レビュー評価が露出条件になることも多く、既存商品の販売数を一気に伸ばす好機となります。
7月・10月|プライムデー・プライム感謝祭
| 開催 | ・7月:プライムデー ・10月:プライム感謝祭 |
| 想定期間 | 4日間 |
| 2026年日程予測 | 【プライムデー】 ・先行セール:2026年7月7日(火)0:00~7月9日(木)23:59 ・本セール:2026年7月10日(金)0:00~7月13日(月)23:59 【プライム感謝祭】 ・先行セール:2026年10月3日(土)0:00~10月5日(月)23:59 ・本セール:2026年10月6日(火)0:00~10月9日(金)23:59 |
| 概要 | ・プライム会員限定の超大型セール ・割引率は10〜50%が目安 ・アクセス数が通常時の2〜3倍になる例も ・最大5,000〜10,000ポイント還元が実施 |
Amazon全体で大規模な広告・告知が行われるため、年間で最もトラフィックが集中します。短期利益よりも、販売実績・ランキング上昇・認知拡大を狙う攻めのセールとして位置づけられます。
11月〜12月|ブラックフライデー
| 開催 | 11月〜12月 |
| 想定期間 | 9日間 |
| 2026年日程予測 | ・先行セール 期間2026年11月20日(金)0:00~11月22日(日)23:59 ・本セール 2026年11月23日(月・振替)0:00~12月1日(月)23:59 |
| 概要 | ・年末商戦最大級のセール ・先行セール+本番の2段構え ・家電・日用品・ギフト需要が集中 ・最大10,000ポイント還元が実施 |
ブラックフライデーは年末ボーナス・ギフト需要と重なり、高単価商品も動きやすいのが特徴です。一方でFBA倉庫の混雑が顕著なため、納品は2〜3週間前倒しが現実的な目安となります。
Amazonタイムセールで売上を最大化する対策6選

ただ漫然とタイムセールに参加して値下げをするだけでは、大きな成果は望めません。競合に差をつけ、売上を高めるためには、事前準備と戦略的な運用が必要です。
Amazonタイムセールで売上を最大化する対策は以下の6点です。
- 商品ページを最適化する(画像・SEO・A+コンテンツ)
- スポンサープロダクト広告で表示回数を最大化する
- クーポンを併用してクリック率を高める
- 在庫切れを防ぐために事前納品を行う
- 高評価レビューを獲得して成約率を高める
- メルマガ・SNSからの外部流入を増やす
順に解説します。
1.商品ページを最適化する(画像・SEO・A+コンテンツ)
タイムセールで露出が増えても、商品ページの完成度が低いと購入にはつながりません。
まずはメイン画像を白背景・高解像度にし、スマートフォンでも特徴が一目で伝わる構図にしましょう。サブ画像では、使用シーン・サイズ感・ベネフィットを補足し、購入前の不安を解消します。
また、商品タイトルや箇条書きに主要キーワードを自然に含め、AmazonSEOを意識した構成に整えることも重要です。あわせてA+コンテンツで使用イメージやブランドの強みを視覚的に伝えられれば、価格以外の理由で選ばれるポイントとなります。
なお、A+コンテンツの具体的な作り方や成果を高めるコツは、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:【2025年最新版】Amazon商品紹介コンテンツ(A+)とは?CVR1.5倍にする作成手順・メリット・コツ
2.スポンサープロダクト広告で表示回数を最大化する
セール期間中はタイムセールページへの流入が増えやすく、商品を見てもらえる機会が広がります。そこで、スポンサープロダクト広告の予算を一時的に増やし、主要キーワードの入札を調整し、検索結果や関連商品枠での露出を取りにいく運用が有効です。
タイムセールからの流入だけに頼らず、検索結果からの流入も同時に確保できると、セール価格でのクリック・購入が起きやすくなり、販売機会を増やせます。
結果として、セール期間中の販売実績が積み上がり、終了後の露出や売上にもつながるでしょう。
スポンサープロダクト広告については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せて確認してみてください。
関連記事:Amazonのスポンサープロダクト広告とは?始め方から効果的な使い方と10の運用テクニックまで解説
3.クーポンを併用してクリック率を高める
タイムセール実施時は、セール価格に加えて「クーポン」を併用し、割引情報を目立たせることも有効です。クーポンが付与されると、検索結果や商品一覧で訴求が強まりやすく、クリックのきっかけを作れます。
具体的には、次のような効果が期待できます。
- 検索結果や一覧で割引情報が目立ちやすくなり、クリックされる確率が上がりやすい
- セール価格+クーポンによって「追加で得をする」印象を与えやすい
- タイムセール枠以外(検索結果など)からの流入も狙いやすい
一方で、クーポン分の値引きはコストとして上乗せされます。タイムセール手数料・販売手数料・広告費も含めて損益を事前に試算し、利益が残る設計で実施しましょう。
4.在庫切れを防ぐために事前納品を行う
タイムセールで避けたいのは「在庫切れ」です。欠品すると販売機会を逃すだけでなく、露出が増えているタイミングで購入導線が途切れ、終了後の伸びにも影響が出やすくなります。
欠品を防ぐには、まずセール期間中に必要な在庫数を見積もりましょう。目安は「通常の1日販売数×セール日数」を基準に、過去のセール実績や広告強化の有無を踏まえて上乗せします。
例として、普段1日5個で4日間なら基準は20個で、伸び幅を見込んで2〜3倍を目安に用意すると安心です。ビッグセール前後はFBA倉庫の受領が遅れやすいので、在庫反映まで見込んで開始2週間前までに納品を完了させておくのがおすすめです。
関連記事:Amazonで在庫切れになるとどうなる?6つのリスクや事前対策・立て直し方法など解説
5.高評価レビューを獲得して成約率を高める
レビューが0件の商品や、低評価が目立つ商品は、値下げしても購入のハードルが下がりにくい傾向があります。タイムセールでアクセスが増える前に、購入判断の材料となるレビューをある程度そろえておくのが重要です。
具体的には、以下を意識すると成約率(CVR)につながります。
- 最低限、数件のレビューを確保する(0→1を先に作る)
- 評価の質を整える(低評価が目立つ場合は原因を先に潰す)
- 新商品はAmazon Vineの活用も検討する(対象・条件は要確認)
レビューは、迷っているユーザーにとって「最後の決め手」になりやすい要素です。タイムセール前に整えておくと、割引の効果を最大化しやすくなります。
6.メルマガ・SNSからの外部流入を増やす
Amazon内の集客だけに依存せず、自社のメルマガやSNSを活用してセールの初動を作るのも有効です。セール開始直後に外部から一定のアクセスと販売を集められると、Amazon内での露出拡大につながります。
実施にあたっては、次の点を意識すると効果を出しやすいです。
- セール開始前に、実施日・対象商品・割引内容を簡潔に告知する
- セール開始直後にも再度発信し、アクセスを集中させる
- リンク先は対象商品ページやストアに統一し、導線をわかりやすくする
外部流入によって初期の販売実績を積み上げると、Amazon内でのSEO評価も高まり、表示機会やランキング向上を狙えます。
Amazonタイムセール運用の注意点とリスク
大きなリターンが見込めるAmazonのタイムセールですが、運用を誤ると「利益が出ない」「ペナルティを受ける」などのリスクも潜んでいます。
ここでは、失敗を未然に防ぎ、安全に利益を確保するために、押さえておきたい注意点を解説します。
順に解説します。
申請承認後の「キャンセル・変更不可」
タイムセールは、申請後でも取り消し自体は可能です。ただし公式では、手数料の発生を避けるためや今後のタイムセール作成がブロックされないようにするため、開始時刻の25時間前までに取り消すことが推奨されています。
購入者に表示されたあとの取り消しは避け、申請前の確定度を上げておくほうが安全です。
申請前に最低限チェックしたい項目は、以下のとおりです。
- 割引後の粗利(値引き+各種手数料を差し引いて利益が残るか)
- セール期間中の在庫(欠品しない数量を確保できるか)
- 併用施策の有無(クーポン・ポイント付与・広告強化を実施するか)
万が一取り消す場合は、数量限定タイムセールダッシュボードで対象を表示し、該当セールのメニューから「タイムセールの取り消し」を選択します。
在庫切れによる「ペナルティ」リスク
開催中に在庫がなくなってセールが早期終了しても、結果として「完売」で終わるケースはあります。ただし、在庫不足による早期終了が続くと、Amazon側から「供給体制が不安定」と見なされ、今後のセール審査や作成可否で不利になる可能性は否定できません。
そこで、最低限押さえるべき管理ポイントは以下です。
- 申請数量=確保できる実在庫になっているか(見込みで申請しない)
- FBA在庫の反映タイミングを加味できているか(納品遅延・受領遅延を想定)
- 通常販売・広告強化分の上振れを織り込めているか(セール分だけで見積もらない)
要するに、タイムセールは「売れたらOK」ではなく、欠品しない供給設計まで含めて評価される前提で運用するほうが安全です。
「手数料」と「ポイント原資」による利益圧迫
タイムセールは売上を伸ばしやすい反面、コストも同時に増えます。売上だけを見て走ると「思ったほど利益が残らない」状態になりやすいので、事前に差し引く項目を整理しておきましょう。特にチェックしたいコストは、以下のとおりです。
| コスト項目 | 内容・注意点 |
| 販売手数料(紹介料) | 売上に連動して差し引かれる基本コスト |
| FBA関連費 | 配送代行手数料・保管手数料など(FBA利用時) |
| タイムセール手数料 | 参加するセール枠に応じて発生 |
| 広告費(スポンサープロダクトなど) | 露出強化を行う場合に増えやすい |
| クーポン・ポイントなどの販促コスト | 併用施策の内容によって追加負担が発生する場合がある |
上記を踏まえ、値引き後の売価から各コストを引いた粗利で損益分岐点を見ておくと安全です。目先の売上より「粗利が残る設計」になっているかを優先して判断しましょう。
なお、Amazonで売れない理由や原因、対処法が詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:Amazonで売れない理由は?売れない原因と対処法10選を徹底解説!
Amazonタイムセールに関するよくある質問
最後に、Amazonのタイムセールに関するよくある質問に回答します。
- Q.いつまで開催されていますか?確認方法は?
- Q.ブラックフライデーとどちらが安いですか?
- Q.なぜ安いんですか?
それぞれ見ていきましょう。
Q.いつまで開催されていますか?確認方法は?
タイムセールの終了時間は種類や商品によって異なります。数量限定タイムセールは通常4〜12時間の範囲で設定されます(Amazonの判断)。
具体的な終了タイミングは、商品ページやタイムセールページで終了時刻や残り時間が表示されている場合に確認できます。また数量限定タイムセールは、限定数が完売した時点で終了します。
Q.ブラックフライデーとどちらが安いですか?
一般的に、ブラックフライデーやプライムデーなどの大型イベントは対象点数が多く、割引やポイント施策が重なるため、実質的にお得になりやすい傾向があります。
ただし、最安値になるかどうかは商品ごとの価格戦略次第です。出品者側の値引き幅、在庫状況、併用する販促施策によっては、通常のタイムセールのほうが安くなるケースもあります。
価格推移や過去のセール実績をもとに、どのセールで勝負するかを判断することが重要です。
Q.なぜ安いんですか?
タイムセールで価格を下げるのは、値下げそのものが目的ではなく、販促費として投資するケースが多いためです。出品者側の主な狙いは以下のとおりです。
- 販売数を伸ばして、検索順位や露出を上げたい
- 在庫を早く回し、保管コストや資金繰りを改善したい
- 新商品を試してもらい、認知やレビューを獲得したい
ただし、値引きを行うと販売手数料・FBA関連費・広告費・クーポン/ポイント原資なども含めて粗利が圧迫されます。
セールを実施する際は、「値引き後の売価からすべてのコストを差し引いても利益が残るか」という視点で、事前にシミュレーションしておくのが重要です。
Amazonタイムセールを戦略的に活用しよう
Amazonタイムセールは、短期間で売上と露出を伸ばせる反面、値付けや在庫、広告・クーポン設計を誤ると利益が残りにくい施策です。
成果を安定させるには、事前の損益シミュレーションと在庫準備を行い、当日の集客強化まで含めて一連で設計・実行する運用が欠かせません。自社だけで判断が難しい場合は、外部の知見を取り入れるのも有効です。
特にJagooは、以下の強みがあります。
- 自社運営の経験をもとに、販売直後のベストセラー獲得や月商1,500万円突破の実績を踏まえた利益設計ができる
- Amazonの検索ロジックと購買導線を前提に、画像構成からA+ページまで売れる前提で作り込める
- Amazonに加えて楽天・Yahoo!・Qoo10まで含め、実質利益ベースで改善判断を支援できる
タイムセールを「売上だけで終わらせず、利益まで残る運用」にしたい場合は、JagooのEC支援をぜひ検討してみてください。