楽天コンテンツページとは?作成手順・メリット・7つの活用法を解説

楽天市場のコンテンツページは、HTMLなどの専門知識がなくても誰でも簡単にオリジナルページが作成できるツールです。

特集ページやお役立ちコラムなど、さまざまな活用方法があり、店舗の魅力を高められます。

魅力的な店舗オリジナルページを作りたいと考えている担当者の方は多いと思いますが、

「もっと凝った特集ページを作りたいけど楽天GOLDは難しい」「商品情報をいちいち更新するのが面倒」

と悩んでいるのではないでしょうか。

本記事では、楽天市場のコンテンツページの概要やメリット、具体的な活用方法まで徹底的に解説しています。R-Karteを用いたコンテンツページの分析方法も紹介しているので、すぐに実践可能です。

楽天コンテンツページは商品の魅力を紹介するだけではなく、新規ユーザーの流入にも活用できることを知っていますか?ぜひ最後まで読んで、コンテンツページを最大限に活用してみてください。

代表取締役米原広兼

監修者
米原 広兼

ジャグー株式会社 代表取締役

新卒で楽天グループ株式会社に入社し、ECコンサルタントとして
SOY(Shop of the Year)受賞店舗をはじめ多数の上位店舗を支援。

約2万人の社員の中から「楽天賞MVP」を受賞するなど、
高い実績と評価を獲得。
その後、大手企業のEC支援を行うコンサルティング会社を経て、
2020年にEC専門支援会社「ジャグー株式会社」を設立。
楽天市場やAmazonなど複数モールにおける売上拡大・運用最適化を総合的に支援している。

また、グループ会社にて自らもAmazonでの販売事業を展開。
自社ブランド製品はAmazonで「Amazonおすすめ」を多数獲得し、
販売開始から1年で月商1,000万円を突破するなど、売り手としても豊富な実績を持つ。

目次

楽天市場のコンテンツページとは

(画像出典元:楽天RMS)

楽天市場のコンテンツページとは、2024年7月にRMSへ新たに追加された、店舗独自のオリジナルページを作成できる機能、および作成したページを指します。

従来、楽天市場でデザイン性の高いページを作成するには、HTMLやCSSを使用する「楽天GOLD」サーバーを利用するか、商品のカテゴリーページを工夫するしか方法がありませんでした。

しかし、コンテンツページの登場によってページ作成のハードルが下がり、多くの店舗がブランドの魅力を発信しやすくなりました。

コンテンツページの活用例

コンテンツページは、商品の魅力や店舗の情報を伝えるなど幅広い目的で活用できます。

たとえば、以下のようなページを簡単に作成しタイムリーに更新可能です。

目的
セールやイベント情報の告知・お買い物マラソンや楽天スーパーSALEに連動した特設ページ
・季節限定のキャンペーンや新商品の紹介ページ
商品や店舗の魅力紹介・ブランドのコンセプトや開発秘話を伝えるストーリーページ
・特定の商品シリーズをまとめて紹介する特集ページ
販促施策の展開・特定の商品カテゴリーに特化した使い方や選び方のコラム
・購入者の声やレビューをまとめた紹介ページ
ユーザーの利便性向上・お買い物ガイドやよくある質問(FAQ)をまとめたページ
・配送や支払い方法に関する案内ページ

上記のようなページをノーコードで手軽に作成・更新できるため、店舗の販促効果を高めるだけでなく、ユーザーからの信頼性向上のためにも、積極的に活用することをおすすめします。

楽天GOLD・カテゴリページとの違い

コンテンツページが登場する以前、店舗オリジナルページの作成には主に「楽天GOLD」または「カテゴリーページ」が利用されてきました。それぞれの違いを表にまとめました。

比較項目コンテンツページ楽天GOLDカテゴリーページ
制作難易度低(ノーコードで制作可能)高(HTML/CSSなどの専門知識が必要)中(本来の用途と違う工夫が必要)
デザイン自由度中(用意されたパーツの組み合わせ)高(知識があればほぼ無制限)低(デザインの制約が大きい)
スマートフォン対応◯(全デバイスに自動対応)◯(レスポンシブ対応の知識が必要)△(見づらくなる場合が多い)
商品情報の自動更新◯(価格や在庫が自動反映)☓(手動で修正が必要)☓(手動で修正が必要)
効果測定・分析◯(R-Karteで分析可能)△(外部ツールなどで別途設定が必要)

コンテンツページは、ノーコードで見栄えの良いページが作れるだけでなく、商品情報の自動更新やR-Karteでの分析も可能です。楽天GOLDほどの自由度はないものの、従来よりも魅力的なページを簡単に作成できます。

なお、PC版の楽天GOLD製トップページは2025年に終了が予定されています。だからこそ、ノーコードで高機能な「コンテンツページ」を今のうちから習得しておくことがおすすめです。

2025年6月下旬にアップデート予定

楽天市場のコンテンツページ機能は、利便性をさらに高めるため2025年6月下旬にアップデートが予定されています。

アップデートにより、以下の改善が実施される見込みです。

アップデート内容概要
ページURLの入力改善これまで手入力が必要だったページのURLを、作成済みのページリストから簡単に参照できるようになり、設定ミスを防ぎやすくなる
「コンテンツページ管理」画面に最新化リンクの追加ページ一覧の表示内容を即時更新できるリンクが追加され、複数のページを管理する効率が高まる
PCページに特化した表示・配置設定の追加PCでの閲覧に最適化されたレイアウト設定が追加され、よりユーザーが見やすくなる

2025年6月のアップデートは、コンテンツページの作成・管理をより簡単かつ効率的にするためのものです。従来よりもさらにコンテンツページを取り入れやすくなるでしょう。

楽天コンテンツページを活用する5つのメリット

楽天市場のコンテンツページを活用するメリットは以下の5つです。

  1. ノーコードで訴求力の高いページを作成できる
  2. 楽天ドメインによるSEOでの集客が見込める
  3. 商品情報が自動で更新される
  4. ユーザーによって情報を出し分けできる
  5. ページ公開の予約ができる

順に解説します。

1.ノーコードで訴求力の高いページを作成できる

楽天コンテンツページでは、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても訴求力のあるページの作成が可能です。

パーツと呼ばれるデザイン要素をドラッグ&ドロップで配置し、組み合わせるだけでページが完成します。プレビュー画面で実際の表示を確認しながら直感的に操作できるため、ページ作成が初めてでも、手軽に取り組むことが可能です。

2.楽天ドメインによるSEOでの集客が見込める

コンテンツページは、楽天市場の強力なドメイン(rakuten.co.jp)の配下で公開されます。楽天ドメインはGoogleやYahoo!などの検索エンジンから高い評価を受けているため、作成したページが検索結果にインデックス(登録)されやすいです。

ユーザーが「商品の選び方」や「活用方法」などのキーワードで検索した際に、楽天コンテンツページで作成したページが検索結果の上位に表示されれば、これまでリーチできなかった新たなユーザーの流入が期待できます。

3.商品情報が自動で更新される

従来の楽天GOLDやカテゴリーページで作成した特集ページでは、商品の価格や在庫情報を手動で更新する必要がありました。

コンテンツページの場合、RMSで商品情報を更新すれば、内容がそのままページに自動で反映されます。更新作業の工数を削減できるだけでなく、情報間違いによるクレームや販売機会の損失を防ぎ、店舗の信頼性やCVR(転換率)の向上にもつながるでしょう。

4.ユーザーによって情報を出し分けできる

コンテンツページには新規ユーザーかリピートユーザーかを判別し、表示する内容を切り替える機能があります。

出し分け機能を使えば以下のようなアプローチが簡単に行えます。

対象アプローチ例
新規ユーザー・初回限定の割引クーポンの配布
・入口商品の紹介
リピートユーザー・まとめ買い割引の紹介
・会員限定特典の案内
・定期購入の案内

コンテンツページを活用すると、ユーザーの属性に合わせた最適なアプローチが可能となるため、購買意欲を後押しし、CVRや顧客満足度の向上が見込めるでしょう。

5.ページ公開の予約ができる

あらかじめ作成したコンテンツページを、指定した日時に自動で公開できる予約公開機能もメリットです。

お買い物マラソンの開始時間や、深夜0時からのキャンペーンスタートに合わせてページの公開予約をしておきましょう。手動での公開作業で起こりがちな「公開し忘れた」「時間がずれてしまった」などのヒューマンエラーを防ぎ、イベント施策を正確に実行可能です。

楽天コンテンツページの作成手順4ステップ

楽天コンテンツページの作成手順は以下の4ステップで進めましょう。

  1. RMSから「コンテンツページ管理」へアクセス
  2. パーツを組み合わせてページを作成
  3. 保存してプレビューで内容を確認
  4. 公開設定

順に解説します。

1.RMSから「コンテンツページ管理」へアクセス

(画像出典元:楽天RMS)

まず、楽天RMSのトップページにログインします。画面左側に表示されているメニュー一覧から「店舗設定」をクリックし、展開されたメニューの中から「4.コンテンツページ管理」を選択してください。

次に表示される画面で「ページを新規作成」ボタンをクリックすると、新しいページの作成が始まります。

2.パーツを組み合わせてページを作成

(画像出典元:楽天RMS)

ページ作成画面に入ったら、まずページ全体のタイトルを設定した後、メインのコンテンツ作成を行います。画面は大きく3つに分割されており、左側には「①利用できるパーツ一覧」、中央には「②プレビュー画面」、そして右側には「③選択したパーツの詳細設定・編集画面」が表示されます。

左側のパーツ一覧から、画像やテキスト、商品一覧といった使いたいパーツを選び、中央のプレビュー画面へドラッグ&ドロップで配置しましょう。配置したパーツは、右側の編集画面で詳細な設定や内容の入力が可能です。この作業を繰り返し、オリジナルのページを組み立てていきます。

3.保存してプレビューで内容を確認

ページの作成や編集が一通り完了したら、管理画面の右上にある「保存してプレビュー」ボタンをクリックします。作成した内容が保存され、実際のユーザーにページがどのように表示されるかを確認できるプレビュー画面が表示されます。

プレビュー画面では、以下の点をしっかりと確認しましょう。

  • 誤字脱字はないか
  • 画像の表示は適切か
  • レイアウト崩れは起きていないか
  • 設定したリンクは正しく機能するか など

特にスマートフォンからページを閲覧するユーザーが多いため、スマートフォンでの表示も念入りにチェックしておくことが大切です。

4.公開設定

プレビューで問題がないことを確認したら、公開設定を行います。管理画面の「ページ・公開設定」を選択し、ページのURL(任意の文字列を設定可能)や、SNSなどでシェアされた際に表示されるサムネイル画像などを設定します。

最後に「ページURLアクセス設定」を「可能」に切り替えれば、ページがインターネット上に公開されます。特定の時間に公開したい場合は、予約公開機能を利用して希望の公開日時を設定しましょう。

【目的別】売上を伸ばす楽天コンテンツページの活用法7選

楽天コンテンツページはただ作るだけではもったいないため、以下の7つの活用法を参考にして、売上を伸ばすためのコンテンツに仕上げてみてください。

  1. イベントCVRを最大化する「セール・特集ページ」
  2. 潜在顧客を育成する「お役立ちコラム」
  3. 共感を呼ぶ「ブランドストーリー」
  4. 購入の不安を解消する「お買い物ガイド・FAQ」
  5. 信頼性を高める「お客様の声・活用事例」
  6. 複数商品を展開する「メーカー公式ページ」
  7. LTVを高める「リピーター限定コンテンツ」

順に解説します。

1.イベントCVRを最大化する「セール・特集ページ」

楽天市場では「お買い物マラソン」や「楽天スーパーSALE」など、さまざまな販促イベントが年間を通じて開催されます。

コンテンツページを使えば、各イベントに合わせてセール対象商品や関連商品をまとめたデザイン性の高いページを手軽に作成可能です。

さらに、商品の自動更新機能や予約公開機能を活用すれば、イベント期間中の価格変更や在庫管理、公開作業の負担を削減できます。イベントに合わせた魅力的なページを用意し、CVR向上を目指しましょう

2.潜在顧客を育成する「お役立ちコラム」

「お役立ちコラム」を作成すれば、将来顧客になる可能性がある「潜在顧客」へのアプローチが可能です。

たとえば「〇〇の選び方」「〇〇のお手入れ方法」「プロが教える使い方」など、ユーザーの疑問や悩みを解決するお役立ち情報をコラム形式で掲載します。魅力的なコラムであれば、自社の商品やブランドへの興味・関心を自然な形で育てられるのです。

さらに、楽天ドメインを活かしたSEO効果により、楽天市場外の検索エンジンからの新規流入も期待できます

3.共感を呼ぶ「ブランドストーリー」

以下のような自社ならではのブランドストーリーを発信する場としても有効です。

  • 商品の開発秘話
  • 製造過程における職人のこだわり
  • 創業者の想い
  • 店舗が掲げる理念 など

ブランドの背景にあるストーリーを伝えるコンテンツは、価格だけでは測れない価値を生み出します。ユーザーはストーリーに共感し、親近感を抱くことで、単なる購入者からブランドのファンへと変わっていきます

ストーリー性のあるコンテンツはユーザーの記憶に残りやすく、数ある競合店舗との明確な差別化につながるでしょう。

4.購入の不安を解消する「お買い物ガイド・FAQ」

ユーザーが商品を購入しようか迷っているとき、最後の一押しとなるのが「安心感」です。

支払い方法、送料や配送日数の目安、返品・交換の条件など、購入前に生じがちな疑問や不安を先回りして解消する「お買い物ガイド」や「よくある質問(FAQ)」ページを用意しましょう。

ユーザーが安心して購入できる環境を整えられれば、CVR向上に直結します。また、同様の問い合わせを減らせるため、顧客対応にかかる負担を軽減できる点もメリットです。

5.信頼性を高める「お客様の声・活用事例」

実際に購入したユーザーからの評価は、信頼性を高める重要な要素です。購入者からのレビューや口コミ、商品の使用感が伝わる写真、具体的な活用事例などを紹介することがおすすめです。

特に、写真付きのレビューや具体的なエピソードは商品の信頼性を高め、購入を検討している他のユーザーにとって良い判断材料となります。ページ内に口コミを効果的に散りばめ、新規ユーザーの購入のハードルを下げましょう。

6.複数商品を展開する「メーカー公式ページ」

複数の商品を扱っている店舗や、カラーバリエーション・サイズ展開が豊富なシリーズ商品、特定のジャンルに特化した商品をまとめて紹介するページも有効です。

関連する商品を一つのページに分かりやすく整理すれば、ユーザーが店舗内を回遊しやすくなり、目的としていた商品以外のものも購入してくれる「クロスセル」につながる可能性もあります。

お役立ちコラムと連携させ、記事内で紹介した商品を一覧で掲載するといった活用法も効果的です。

7.LTVを高める「リピーター限定コンテンツ」

コンテンツページの「ユーザー出し分け機能」を活用し、リピーターだけに向けた特別なコンテンツを作成しましょう。

たとえば、リピーター限定で利用できる割引クーポンや、先行販売、限定商品の案内などをまとめたページを作成します。一度購入してくれた顧客に対して「あなたは特別な存在です」というメッセージを伝えることで、顧客満足度が高まり、再購入につながる可能性があります

優良顧客を育成し、LTV(顧客生涯価値)の向上を目指す際に効果的です。

R-Karteを使用したコンテンツページの分析方法

コンテンツページは作成して終わりではありません。公開後、ページがどれくらいのユーザーに見られ、どのように売上に貢献しているのかを分析し、改善を繰り返すことが大切です。

楽天の分析ツール「R-Karte」を活用したコンテンツページの分析方法と改善のポイントを解説します。

定期的に確認すべき重要指標

R-Karteではさまざまなデータを確認できますが、まずは以下の重要指標を定期的にチェックすることから始めましょう。

指標概要
アクセス人数/ユニークユーザー数・作成したページに、どれくらいのユーザーが訪れたかを示す基本的な指標
・店舗トップページやメルマガなどに設置した導線が適切に機能しているか、また検索エンジンなど外部からの流入がどれくらいあるかを判断できる
平均滞在時間(秒)・ユーザーがそのページに平均してどれくらいの時間滞在したかを示す
・滞在時間が極端に短い場合は、ページを開いたものの、内容が期待と違ったか、魅力的に感じられなかった可能性がある
・滞在時間が長ければ、コンテンツがじっくりと読まれている証拠
店舗回遊率/店舗直帰率/店舗離脱数・率・ページを閲覧したユーザーが、その後どのような行動を取ったかを示す重要な指標
・店舗内の他のページ(商品ページなど)へ移動したか(回遊)、それともサイトの外へ離脱してしまったか(直帰・離脱)を確認できる
・コンテンツページから商品購入への導線が効果的に機能しているかも判断可能

改善点や売上に貢献している点を把握しやすくするため、定期的に指標を確認しデータを溜めておくことがおすすめです。

傾向ごとの具体的な改善アクション例

R-Karteで得られたデータは、具体的な改善アクションにつなげてこそ意味があります。指標の傾向ごとに考えられる改善策の例を挙げるので、是非参考にしてみてください。

【アクセス数が少ない場合】

ページへの導線が不足している可能性があります。店舗のトップページ、商品ページの説明文、メルマガ、SNSなど、あらゆる場所からコンテンツページへのリンク(バナー設置など)を見直しましょう。

また、お役立ちコラムのようなコンテンツであれば、検索キーワードを再検討するなどSEO対策を強化し、外部検索エンジンからの流入増加を狙いましょう。

【平均滞在時間が短い、または直帰率/離脱率が高い場合】

コンテンツの内容そのものに課題があるかもしれません。

タイトルと内容が一致しているか、情報は分かりやすく整理されているか、画像や図解を用いて視覚的に魅力的になっているかなどを確認します。長すぎる文章は避け、適度に箇条書きを使うなどの工夫も有効です。

また、記事の最後に関連商品へのリンクや、次のアクションを促す明確な案内が設置されているかも見直しましょう。

【閲覧数は多いが購入につながらない場合】

ページは読まれているものの、購入への最後の一押しが足りない状態です。

商品の魅力が十分に伝わっているか、画像やキャッチコピーに改善の余地はないかを確認します。購入ボタンへの導線が分かりにくい可能性もあるため、ボタンの色や配置を見直しましょう。

また、期間限定クーポンなどを分かりやすく提示し、お得感を演出するのも効果的です。

【特定の商品が多く売れている場合】

そのページは、特定商品の販売に貢献している成功事例です。

その商品の関連商品(たとえば、シャンプーならトリートメント)や、より高価格帯の上位互換商品をページ内で目立つ位置に配置し、さらなる客単価アップ(クロスセル・アップセル)を狙いましょう。

楽天コンテンツページ運用時の3つの注意点

楽天コンテンツページを運用する際の注意点は以下の3つです。

  1. 導線確保を確実に行う
  2. ユーザー視点を大切にする
  3. 作成後も定期的に更新する

順に解説します。

1.導線確保を確実に行う

コンテンツページは、作成しただけではユーザーの目に触れる機会がほとんどありません。カテゴリーページとは異なり、楽天市場内でデフォルトで設定されている導線が少ないからです。

せっかく魅力的なページを作っても、ユーザーに見られなければ意味がありません。以下のような場所にコンテンツページへのリンクバナーを設置し、導線を確保しましょう。

  • PC版のトップページ
  • スマートフォン共通バナー
  • 各商品ページの商品説明文
  • メルマガ
  • SNS など

無作為にリンクを設置するのではなく、ユーザーが自然な流れでアクセスできる箇所に設置することがおすすめです。

2.ユーザー視点を大切にする

コンテンツページは、楽天GOLDのようにHTMLを使用した自由なデザインはできません。用意されたパーツを組み合わせる必要があります。

しかし、重要なのはデザインの自由度よりも、ユーザーにとっての「見やすさ」「分かりやすさ」「目的の情報への辿り着きやすさ」です。伝えたい情報を詰め込みすぎず、適切に整理し、画像や余白を効果的に使って視覚的な魅力を高めましょう。

特にスマートフォンでの見え方は重要です。常にユーザーの視点に立ち、ストレスなく快適に閲覧できるページ作りを心がけていれば、成果につながるコンテンツページになるでしょう。

3.作成後も定期的に更新する

コンテンツページに掲載する情報は、常に最新の状態に保ちましょう。特にフリーテキスト(自由記述欄)で入力したキャンペーン期間や価格などの情報は自動では更新されないため、手動での更新が必要です。

古い情報が放置されているとユーザーの信頼を損ない、クレームの原因にもなりかねません

定期的にコンテンツの内容を見直し、新しい情報を追加したり、季節やトレンドに合わせて内容を更新したりすることで、ユーザーにとって有益なコンテンツを維持できます。

楽天コンテンツページのデザインパターン

最後に、コンテンツページのデザインパターン例を紹介します。ぜひ参考にして、魅力的なコンテンツページを作成してみてください。

キャンペーンや特集ページのデザイン例

お役立ちコラム・ブログ記事のデザインパターン

楽天コンテンツページを作成して店舗の魅力を高めよう

本記事では、楽天市場の「コンテンツページ」について、概要から具体的な作成手順、売上向上につながる活用法、運用上の注意点までを解説しました。

楽天コンテンツページを使えば、HTMLなどの専門知識がなくても手軽に訴求力の高いオリジナルページを作成できます。ブランドのストーリーを伝えたり、お役立ち情報を提供したりすれば、店舗のファンを育てられ、安定的な売上向上につながるでしょう。

もし「どんなコンテンツを作れば良いか分からない」「日々の業務が忙しく、ページ作成まで手が回らない」という場合は、ジャグー株式会社にお気軽にご相談ください。あなたの店舗の魅力を伝えるためのお手伝いをさせていただきます。

ジャグーの楽天市場総合支援サービス
Jagooは、豊富な成功事例と失敗事例を踏まえて最短距離で進めるEC戦略・運用のプロフェッショナルです。
売上拡大・利益拡大はもちろん、継続し続けられる「仕組み化」に至るまで完全コミット。 楽天出身者が経営しているからこそ実現する、ただの作業代行ではない本気で勝ち抜くEC戦略をご提供致します。

楽天コンテンツページに関するよくある質問

Q.コンテンツページの利用に費用はかかる?

A.費用はかかりません。コンテンツページは楽天市場の出店者であれば、追加費用なしで無料で利用できる機能です。

Q.コンテンツページはどのくらいの頻度で更新するべき?

A.取り扱う商品やコンテンツの内容によって異なりますが、最低でも月に一度は見直しを行うことをおすすめします。特にセール情報や期間限定のコンテンツは、期間が終了したら速やかに更新・非公開にしましょう。定期的に新しい情報を追加すると、リピーターを飽きさせず、SEO的にも良い影響が期待できます。

Q.コンテンツページの編集にはHTMLやCSSの知識が必要?

A.必要ありません。コンテンツページは、あらかじめ用意された画像やテキスト、商品などの「パーツ」をドラッグ&ドロップで組み合わせて作成するため、専門知識がなくても簡単にページを作成できます。

Q.コンテンツページで作成したページはどのデバイスで表示される?

A.作成したページは、PC、スマートフォン、楽天市場アプリのすべてのデバイスで共通して表示されます。デバイスごとに個別のページを作成する必要はなく、一度の作成でさまざまなデバイスに最適化されたレスポンシブデザインに対応しています。

Q.コンテンツページの分析は可能?

A.可能です。楽天の分析ツール「R-Karte」を利用することで、作成したコンテンツページのアクセス人数、平均滞在時間、店舗内での回遊率などを詳しく分析し、ページの改善に役立てられます。

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