最終更新日:2026.3.29

【2026年】楽天市場のソーシャルギフトとは?店舗導入のメリットと注意点をプロが解説

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【2026年】楽天市場のソーシャルギフトとは?店舗導入のメリットと注意点をプロが解説

2026年4月からサービスの提供を開始する楽天市場のソーシャルギフトは、相手の住所を知らなくてもギフトを贈れる機能です。

カジュアルギフト需要の拡大にともない、楽天市場で売上を伸ばすための必須施策として注目を集めています。

しかし、

「RMSでの具体的な設定方法がわからない」

「導入後の在庫管理や配送フローの対応が不安」

などとお困りの担当者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、楽天ソーシャルギフトの導入方法やメリットに加え、ソーシャルギフトに適した商品と注意が必要な商品を徹底解説します。

元楽天ECコンサルタントの知見でトラブルを防ぎつつ、スムーズにソーシャルギフト機能を導入するための方法を紹介しています。

ソーシャルギフトを活用して楽天市場の売上拡大を目指したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

監修者

代表取締役米原広兼

ジャグー株式会社 代表取締役米原 広兼

新卒で楽天グループ株式会社に入社し、ECコンサルタントとして
SOY(Shop of the Year)受賞店舗をはじめ多数の上位店舗を支援。

約2万人の社員の中から「楽天賞MVP」を受賞するなど、
高い実績と評価を獲得。
その後、大手企業のEC支援を行うコンサルティング会社を経て、
2020年にEC専門支援会社「ジャグー株式会社」を設立。
楽天市場やAmazonなど複数モールにおける売上拡大・運用最適化を総合的に支援している。

また、グループ会社にて自らもAmazonでの販売事業を展開。
自社ブランド製品はAmazonで「Amazonおすすめ」を多数獲得し、
販売開始から1年で月商1,000万円を突破するなど、売り手としても豊富な実績を持つ。

目次

楽天市場の「ソーシャルギフト」とは?

楽天市場の「ソーシャルギフト」とは?
画像出典元: RMSサービススクエア

楽天市場のソーシャルギフトとは、受取人の住所を知らなくてもギフトを贈れる仕組みです。

購入者は決済後に発行される専用URLをSNSやメールで送り、受取人が自ら配送先を入力することで、住所を知らない相手にもギフトが贈れます。

先般開催された「楽天新春カンファレンス2026」などでソーシャルギフト機能の追加が発表され、楽天市場では2026年4月のサービスインが予定されています。

そもそもソーシャルギフトとは?

【楽天市場】ソーシャルギフトがスタート!Rakuten戦略共有会で発表された内容とは…?

ソーシャルギフトとはオンラインで購入した商品の受取用URLをメールやSNSで送信する贈答形式です。

受取人が住所を入力するため、贈り手(購入者)が事前に住所を確認する手間を省けます。

手続きが短時間で完了する点に加え、デジタルメッセージカードを添える機能もあるため、住所を知らない相手にも気軽に贈れる点がメリットです。

ソーシャルギフトの市場はLINEギフトが2023年5月時点で累計3,000万人以上のユニークユーザーを達成しており、拡大傾向にあります。

楽天市場におけるソーシャルギフトの位置付け

楽天市場ではソーシャルギフトを2026年4月に公式機能としてサービスインする予定です。

これまで各店舗が独自に運用していた仕組みがプラットフォーム側で統合され、楽天市場全体でギフトを届けられる環境が整います。

なお、楽天市場でのソーシャルギフトは以下のような活用が想定されます。

用途活用例贈る相手
プライベート誕生日・婚姻・出産などのお祝いごとSNSやオンラインゲームで知り合った友人
企業・販促キャンペーン特典の配布・アンケート回答へのお礼既存顧客・イベント参加者・社内スタッフ
コミュニティ運営企画の当選者への贈り物・オフ会参加者へのプレゼントファン・フォロワー・グループメンバー

店舗側にとっては、新規顧客を獲得するための戦略的な標準機能として位置付けられています。

既存の店舗独自運用と公式機能の違い

既存の店舗独自運用と公式機能の違い

ソーシャルギフトは、2026年3月の時点ですでに約2万点以上の商品が各店舗の独自の仕組みで販売されています(楽天市場にて「ソーシャルギフト」のKWで検索した際にヒットした商品数)。

しかし、店舗ごとにUI/UXが異なるため、ユーザーからは見つけにくく店舗側の運用負担も大きくなっているのが実情です。

公式機能への移行で以下の効果が期待されています。

  • 検索性の向上(専用アイコンによる一目でわかる表示)
  • ギフトUXの統一(楽天標準の使いやすいフロー)
  • 店舗側の運用負担軽減(個別システム構築が不要) 

すでに独自のソーシャルギフト運用をしている店舗でも、公式機能を活用すれば受注処理を効率化して手動対応によるミスを減らせます

ソーシャルギフトのサービスインをきっかけに新規参入する店舗との差別化を図るためにも早期の対応が重要です。

楽天ソーシャルギフトを導入する3つのメリット

楽天ソーシャルギフトを導入する3つのメリット

楽天ソーシャルギフトを導入すると以下3つのメリットが得られます。

  1. SNSの拡散により新規顧客の獲得にアプローチできる
  2. 気軽に利用できるためCVRの向上が期待できる
  3. 季節イベントやギフトの需要を取り込める

順に解説します。

1.SNSの拡散により新規顧客の獲得にアプローチできる

LINEやXなどのSNS上でギフトURLを共有できるため、気軽にギフトを送ることができ、新たな販路拡大のチャンスになり得る点がメリットです。

受取ページが店舗との初めての接点になるケースも多く、受取人が楽天市場のユーザーとは限らないため、これまでリーチできなかった潜在層の獲得が期待できます

さらに受取人が商品を認知してリピート購入につながるケースも多く、1件の注文から複数の顧客接点を生み出せる点も特徴です。

2.気軽に利用できるためCVRの向上が期待できる

贈り手が相手の住所を確認する手間を省けるため、購入時の心理的負担が軽減されCVR(転換率)の向上が期待できます

通常のギフト購入ではカゴ落ちの原因となりがちだった「配送先情報の不明」を解消し、決済画面での離脱を減らせるでしょう。

またスマートフォンの操作だけで手続きを完結できるため、1ユーザーあたりの年間購入回数を増やす効果も期待できます。

食品・スイーツ・コスメなど単価3,000円前後の軽ギフト商材を扱う店舗の場合、ソーシャルギフト機能を導入すればカジュアルなギフト用途でも選ばれやすくなるでしょう。

3.季節イベントや駆け込みギフトの需要を取り込める

ソーシャルギフトは、母の日やバレンタインなどのイベント直前でもURLを送信するだけで贈答できるため、駆け込み需要にも対応可能です。

「住所がわからないため贈れない」と諦められていたシーンにも対応できるため、駆け込み需要を回収できます。

さらに以下のように通年で発生する小さな贈り物需要を拾いやすくなる点も見逃せません。

  • 誕生日
  • 送別会
  • ギフトへのお返し
  • 推し活

在庫切れが発生しやすい繁忙期でも、受取側のタイミングに合わせて出荷を分散できるため、在庫管理の観点でも運用の安定化につながります

ソーシャルギフトに向いている商品・向かない商品

ソーシャルギフトで販売する際の商品選びについて、以下の項目で詳しく解説します。

順に解説します。

向いている商品の特徴

ソーシャルギフトに適した商品の特徴は以下のとおりです。

具体的な基準理由
価格帯2,000円〜5,000円程度カジュアルギフトとして選ばれやすい
保存性常温保存可能受取人の不在リスクを軽減できる
賞味期限30日以上URLが有効な期間中に受け取れる
バリエーション選択不要の単品・セット受取人が選択する手間を排除できる
(※上記はあくまで一般的な目安です。冷凍便や生鮮食品であっても、対応次第では売上を伸ばせるケースがあります。)

上記の条件を満たす商品の代表例は、次のような商品が考えられます。

  • 個包装のスイーツ・コーヒー・紅茶のセット
  • 単色・フリーサイズのハンカチやポーチ
  • 香り系のコスメ

見た目が華やかでSNSに投稿したくなるようなパッケージであれば、受取人がSNSでシェアして2次拡散が生まれる効果も期待できます。

注意が必要な商品の特徴

一方で、ソーシャルギフトを利用する際「適さない商品(避けるべき商品」と「取り扱いに注意が必要な商品」があります。それぞれ性質が異なるため、自社の商品がどちらに該当するか確認しておきましょう。

【ギフトに適さない・設定できない商品】

・サイズやカラーの選択が必要なファッション・雑貨
・名入れ・刻印など注文後に加工工程が発生する商品
・予約販売・受注生産など発送日が固定されている商品
・酒類・医薬部外品など年齢確認や法令対応がが必要な商品
・大型家具など配送手配に特別な手間がかかる商品

システム上の制限やトラブルの原因になりやすいため、ソーシャルギフトでの取り扱いは避けることをおすすめします。

【ギフトにするには注意が必要な商品】

賞味期限が短い生鮮食品・冷凍便

商品の特性上、運用に注意は必要ですが、ソーシャルギフトの仕組みを活かせば人気カテゴリーになり得る商品です。

通常のギフトでは「相手が不在で受け取れずに品質が劣化してしまった」というトラブルが起こりがちです。しかし、ソーシャルギフトであれば、受取人自身が確実に受け取れる住所や日時を指定できるため、不在によるリスクを軽減できます。

実は生鮮食品や冷凍便はソーシャルギフトと相性の良いカテゴリーです。ただし、受取人が住所入力を忘れるケースもあるため「入力期限を分かりやすく案内する」というような対策を行いつつ運用していきましょう。

楽天市場の公式除外品であるふるさと納税・役務(サービス)・ギフトコードも設定できないため注意が必要です。

ソーシャルギフトの対応範囲を広げるポイント

本来はソーシャルギフトに向かない商品カテゴリでも、以下のような工夫で対応範囲を広げられます。

  • サイズがフリーのファッション小物・アクセサリーをラインナップする
  • 色や柄のバリエーションを限定したギフトセットを用意する
  • オプションを省き、即日出荷に対応できる定番商品を整備する 

受取人が商品の使用やサイズを選べない仕様を前提に、購入者が選びやすい商品をギフト商品として設定することがポイントです。

熨斗(のし)やメッセージカードの選択肢を増やし、付加価値を高める対応も検討しましょう。

【店舗向け】楽天市場ソーシャルギフトの導入方法

2026年4月のサービスインに向けて、店舗側が知っておくべき楽天市場のソーシャルギフト機能の導入条件や手順について以下の項目で詳しく解説します。

順に解説します。

ソーシャルギフト機能を利用するための条件

楽天市場公式のソーシャルギフト機能を利用するには、以下の条件をすべて満たす必要があります。

条件詳細
送料設定登録商品の全SKUが「送料無料」
販売形式通常販売のみ(予約・頒布会は不可)
※定期購入商品へのソーシャルギフト設定は可能だが、ソーシャルギフトと定期購入を同時選択しての注文は不可
商品価格販売価格が100万円以内
発送元日本国内からの発送のみ(海外発送は不可)
除外品ふるさと納税・役務(サービス)・ギフトコードなどは対象外

ソーシャルギフト機能を導入する前に、店舗の運営状況やシステム連携の可否を審査基準に照らし合わせて、ルールを遵守しているかを確認しましょう。

すべての店舗が無条件に利用できるわけではなく、送料設定の変更など事前の環境整備が必要です。

2026年4月サービスインに向けたスケジュール

2026年1月下旬からシステム改修・商品登録機能のリリースが始まり、4月7日のサービスインが予定されています

RMSでの各機能は、2026年3月18日から順次追加される予定です。

商品側の設定は2026年1月26日から登録可能です。ただし、店舗単位での利用申し込み(R-Storefront)は4月7日以降に行います。事前に商品設定を済ませ、4月7日以降に申し込みを行なうフローとなります。

対象機能リリース概要リリース日
R-Backoffice(受注管理)ソーシャルギフト注文関連の処理を追加2026年3月18日
受注データCSVソーシャルギフト注文関連の処理を追加2026年3月18日
R-Messe(問い合わせ管理)ソーシャルギフト問い合わせ関連の処理を追加2026年3月30日
RMSアプリ(受注管理・問い合わせ管理)ソーシャルギフト注文および問い合わせ関連の処理を追加2026年3月31日
R-Storefront(各種サービス申込み)「ソーシャルギフト機能」の利用申し込み画面を新規追加2026年4月7日
データ分析 R-Karteソーシャルギフト関連項目を追加2026年4月8日

サービスインまでに以下の項目を参考に準備を進めましょう。

  • 商品選定
  • 送料設定の見直し
  • 外部ツールの対応確認
  • RMSへの申し込み
  • 商品ページの整備
  • スタッフへの運用説明

2026年4月のサービスイン以降は、SNSでの告知や初動データの確認を行うなど、事前に計画を立てることでサービスイン直後の混乱を防ぎ、スムーズに運用を始められます。

RMSでソーシャルギフトを導入する手順

2026年4月7日以降に予定されているRMSでの操作手順は以下のとおりです。

  1. RMSの「オプション機能利用申込・解約」メニューから「ソーシャルギフト申込・解約」を選択する
  2. 商品管理画面から対象商品のソーシャルギフト対応の項目をオンにする
  3. すべてのSKUが「送料無料」になっているか確認し、必要があればフラグを更新する 

設定を有効化した商品ページには「ソーシャルギフトで贈る」ボタンが自動で表示されます。

(画像出典元:RMS 店舗運営Navi)

商品単位でON/OFFを切り替えられるため、まずはギフト需要が高い一部商品だけで試験的に運用を始める方法も有効です。

【ユーザー向け】ソーシャルギフトの送り方・受取り方

【ユーザー向け】ソーシャルギフトの送り方・受取り方

ユーザー向けのソーシャルギフトの利用手順は以下のとおりです。

  1. (送り手)ソーシャルギフトに対応した贈りたい商品を選ぶ
  2. (送り手):購入が完了したら「受取りURL」を取得する
  3. (送り手):SNSやメールなどで受取り手に「受取りURL」を渡す
  4. (受取り手):「受取りURL」から住所や配送希望日など入力する

手順ごとに詳しく解説します。

1.(送り手)ソーシャルギフトに対応した贈りたい商品を選ぶ

商品ページに表示されている「ソーシャルギフト対応」の表示を確認してカートに入れ、購入手続きを進めます。

注文時に住所入力が不要なため、移動中の隙間時間でもスムーズな購入が可能です。

2.(送り手)購入が完了したら「受取りURL」を取得する

注文手続き完了後に配信される通知メールや、楽天の購入履歴画面から専用の受取用URLを発行します。

1つの注文番号に対して1つのURLが生成され、店舗が設定したURLの有効期限内の間、受取人が配送先を入力するまで有効な状態が維持されます

なお、URLの有効期限は3日・7日・14日間から選択が可能です。

3.(送り手)SNSやメールなどで受取り手に「受取りURL」を渡す

発行したURLをコピーしてLINEやSNSのメッセージ機能で相手に送信します。

デジタルメッセージカードを作成してURLと一緒に送れば、感謝の気持ちも添えられます。

「URLでギフトが届いた!」という受取人の体験はSNSでシェアされやすく、店舗・商品の認知拡大にもつながるでしょう。

4.(受取り手)「受取りURL」から住所や配送希望日などを入力する

受取人は届いたURLにアクセスし、自分が受取りたい場所の住所と希望日時を指定します。

入力を完了した時点で店舗への出荷状態に移り、配送準備が開始されます。

受取人が選択操作を完了するまで、注文者と受取人双方の個人情報は互いに開示されない仕組みです。

ソーシャルギフト導入前にすべき3つの準備

2026年4月のサービスインに向けて、導入前までにすべき準備は以下3つです。

  1. ソーシャルギフト向けの商品を選定する
  2. 外部ツールやシステムの対応状況を確認する
  3. 個人情報管理と問い合わせ対応の方針を決めておく

順に解説します。

1.ソーシャルギフト向けの商品を選定する

現在販売している商品ラインナップからギフト需要が高い商品を抽出しておきます。

スマートフォンで検索される点を意識し、商品ページの目立つ位置にギフト商品であることをアピールする写真を配置する修正を進めましょう。

ソーシャルギフト専用の説明文の追加・修正も重要です。

「大切な人への贈り物に」「住所を知らない相手にも贈れる」など、ユーザーへの気遣いを感じさせるキーワードを盛り込んで訴求力を高めましょう。

商品ページの完成度が高いほど、ギフト目的の購入者に選ばれやすくなります

2.外部ツールやシステムの対応状況を確認する

現在、楽天市場で使用している一元管理システム・ツールが、楽天市場の新しいAPI(※)に対応しているかを確認します。

明らかに今後ソーシャルギフトに対応できないシステムやツールを使用している場合は、楽天が公式で公表している対応予定のサービスへの切り替えを検討しましょう。

楽天市場の出品管理は手動でのURL発行はミスが発生しやすいため、自動化の検討がおすすめです。

参考:Rakuten RMS サービススクエア|【ソーシャルギフト】対応サービス

※APIとは「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)」の略称。ソフトウェアやプログラム、Webサービスをつなぐインターフェースのこと。

3.個人情報管理と問い合わせ対応の方針を決めておく

ソーシャルギフトでは1商品に対し、購入者と受取人の双方が顧客となるため情報の開示範囲を厳格に管理します。

特に「相手に本名がバレるか」という懸念への回答をFAQに用意し、安心感を与える工夫が必要です。

配送伝票の表記やトラブル時の連絡先をどちらに設定するかなど、実務的なルールをリスト化して運用しましょう。

楽天市場は個人情報保護の観点から厳密なガイドラインを設けているため、ガイドラインの内容をスタッフ全員で共有しておくことが大切です。

2026年4月サービスインに対応した便利なシステム

楽天市場のソーシャルギフトの運用を効率化するには、外部システムとの連携がおすすめです。

受注管理・在庫連携・URL自動送信などをシステムで自動化すれば、人的ミスを防ぎつつ運用コストを抑えられます。

楽天市場が発表しているソーシャルギフトに対応した外部システムやツールについて解説します。

ソーシャルギフトの出品に活用できる機能やサービス

楽天市場のソーシャルギフトに対応した外部システム・ツールは、RMSサービススクエアの「ソーシャルギフト対応サービスのご紹介」ページで確認が可能です。

掲載されているツールは楽天による仕様チェックを通過しており、以下の3つの観点で対応状況が確認されています。

機能区分対応内容
商品管理ソーシャルギフト対象商品の設定、またはRMS上での処理を促す案内
受注管理ソーシャルギフト注文の処理時における注文者・受取人情報の適切な秘匿
顧客対応フォローメール・問い合わせ対応時における双方の個人情報の適切な秘匿

詳細な実装内容は各サービス提供企業に直接確認してみましょう。

参考:Rakuten RMS サービススクエア|【ソーシャルギフト】対応サービス

おすすめのシステム・ツール3選

楽天市場公式が対応予定であると公表している外部システムやツールからおすすめのサービスを以下3つを紹介します。

  1. ネクストエンジン
  2. CROSS MALL(クロスモール)
  3. まとまるEC店長

順に紹介します。

1.ネクストエンジン

1.ネクストエンジン
画像出典元:ネクストエンジン公式サイト

NE株式会社が提供する「ネクストエンジン」は、契約社数6,570社・利用店舗数53,602店舗(2025年4月時点) を誇る、国内シェアNo.1のEC一元管理システムです。

対応モール・カートは業界最多の50以上で、楽天市場を含む複数モールの受注・在庫・商品管理を1つの画面に集約できます。

API連携の信頼性が高く、大量の注文が発生しても処理が滞る心配がありません。

利用料金は月額3,000円に月間の受注件数によって従量課金制で加算されるため、商品数が少ない店舗は始めやすい特徴があります。

楽天市場を含む複数モールで商品を展開している店舗に特に適しています。

2.CROSS MALL(クロスモール)

2.CROSS MALL(クロスモール)
画像出典元:CROSS MALL公式サイト

株式会社アイルが提供する「CROSS MALL」は、創業以来30年以上・5,000社のサポート実績をもつEC一元管理システムです。中小企業から大手企業まで幅広く導入されています。 

充実したサポート体制が特徴で、導入時には専属の担当者が1人つき、利用開始まで一貫したサポートをしています。 

在庫管理面では、複数店舗の在庫を自動更新・振り分けできるため、売り越しを防ぎつつ販売機会の損失も抑えられます。 

初期費用は無料で、月額10,000円(税抜)から利用でき、受注件数・商品数による従量課金もない定額制のため、コスト計画が立てやすい点も魅力のサービスです。

3.まとまるEC店長

3.まとまるEC店長
画像出典元:まとまるEC店長

ブランジスタソリューションが提供する「まとまるEC店長」は、月額固定費のみで利用できるクラウド型の一元管理ツールです。

シンプルで直感的な操作画面を採用しており、わかりやすいメニュー構造と視覚的なアイコンで、初めてでも迷わず操作できます。 

料金プランは初期費用0円・月額9,800円(税別)〜と登録商品数によって変動するシンプルな定額料金で、受注件数・店舗数による従量課金がありません。

さらに申し込み月は無料トライアルとして利用でき、トライアル期間から専任担当者がついてサポートを受けられます。 

コスト優先でソーシャルギフト対応を始めたい店舗や、一元管理システムの導入が初めての担当者におすすめです。

ソーシャルギフト導入前に知っておくべき2つの注意点

ソーシャルギフトの導入前に知っておくべき注意点は以下の2つです。

  1. 通常商品と出荷タイミングが異なるため在庫管理を徹底する
  2. 受取の期限とキャンセル時のルールを把握しておく

順に解説します。

1.通常商品と出荷タイミングが異なるため在庫管理を徹底する

ソーシャルギフトで通常の注文と異なるのが出荷タイミングです。

購入が完了しても出荷準備は始まらず、受取人が住所を入力した時点で配送手配が始まります

受取期限は3日・7日・14日間から選択できるため、最長で14日間にわたり在庫が「受取待ち」状態で保留されます。

在庫管理で特に注意すべき点は以下のとおりです。

  • 受取待ち中の在庫を引当扱いにするかどうかを社内ルールとして整理する
  • 賞味期限のある商品は受取待ち期間を加味したリードタイム設計が必要

なお、RSL(楽天スーパーロジスティクス)を利用している場合は受取待ち注文が自動出荷されることはなく、住所確定後に出荷可能な状態に移行するため特別な設定変更は不要です。

一方で外部倉庫・自社倉庫を併用している店舗は、受注管理システムが楽天の最新APIに対応しているか事前に確認しましょう。

2.受取の期限とキャンセル時のルールを把握しておく

ソーシャルギフト注文では受取期限を過ぎたURLは自動的に無効化され、注文はキャンセルされます。

ポイントの返還や返金処理が自動で行われるため、店舗側での手動の返金手続きは不要です。

ただし、期限切れによるトラブルを未然に防ぐためにも商品ページに有効期限を明記しておきましょう。

また購入完了メールやサンクスページにも「○日以内に受取URLをお渡しください」という案内を追記しておくと、購入者への周知を徹底できます。

楽天市場のソーシャルギフトを利用して売上拡大を目指そう!

2026年4月にサービスインを予定している楽天市場のソーシャルギフトは、従来リーチできなかった新規顧客層にアプローチし、ギフト需要を通年で取り込める有効な施策です。

サービスインまでに商品選定・システム対応・個人情報管理の3つを整えておけば、スムーズな運用を始められます。

しかし、

「リソースが不足していて新機能の導入まで手が回らない」

「どの外部ツールを利用すべきか判断ができない」

などとお悩みの担当者もいるのではないでしょうか。

ジャグー株式会社では、出店者様に対し、楽天市場出身者による専門的なサポートを行っています。

売上の改善や社内運用の仕組み化など、戦略から販売までを一気通貫したEC支援をご提供します。

ソーシャルギフト以外にも楽天運用に関するご相談があればお気軽にお問い合わせください。

ジャグーの楽天市場総合支援サービス
Jagooは、豊富な成功事例と失敗事例を踏まえて最短距離で進めるEC戦略・運用のプロフェッショナルです。
売上拡大・利益拡大はもちろん、継続し続けられる「仕組み化」に至るまで完全コミット。 楽天出身者が経営しているからこそ実現する、ただの作業代行ではない本気で勝ち抜くEC戦略をご提供致します。

楽天ソーシャルギフトに関するよくある質問

楽天市場のソーシャルギフトに関する以下6つの質問に回答します。

  • Q1.通常のギフトとの違いは?
  • Q2. 受取り期限が過ぎた場合は?
  • Q3. 受取り拒否された場合は?
  • Q4. 送料は誰が負担?
  • Q5. 匿名で贈れる?
  • Q6. 熨斗・ラッピングは?

順に回答します。

Q1.通常のギフトとの違いは?

通常のギフト注文との違いは主に以下のとおりです。

項目通常のギフト注文ソーシャルギフト
住所入力の主体購入者が注文時に入力受取人が後から自分で入力
注文確定のタイミング購入時点で確定受取人の住所入力後に確定
複数配送・同時購入可能不可
決済方法代引き・後払いも利用可クレジットカード・ポイントなどオンライン決済のみ
プライバシー購入者が相手の住所を知る双方が互いの住所を知らずに完結

Q2. 受取り期限が過ぎた場合は?

店舗が設定した期限までに受取人が処理しない場合、受取用URLは自動的に無効化されます。

注文はシステム側で自動的にキャンセル処理が実行され、購入者へ代金が全額払い戻されます。

店舗側が手動の返金手続きをする必要はありませんが、在庫の戻し作業は忘れずに行いましょう。

Q3. 受取り拒否された場合は?

受取人がURLからの入力を辞退した場合も自動キャンセル扱いとなります。

贈り主に対して通知が届き、決済は実行されないため店舗側への金銭的な損失は発生しません。

受取人の意思を尊重する仕組みになっており、無理な配送を避けることで返送コストを削減できます。

Q4. 送料は誰が負担する?

ソーシャルギフトの参加条件として全SKU送料無料の設定が必要なため、購入者の送料負担は原則ありません

受取人が住所を入力した場所により送料が変動する可能性があるため、離島料金が発生するケースへの対応ルールを決めておきましょう。

すべてのSKU送料無料が参加条件でもあるため、送料込みの商品設定にすれば注文後の金額変更の手間をゼロに抑えられます。

Q5. 匿名で贈れる?

楽天市場のガイドラインでは、注文者と受取人の相互の個人情報公開は禁止行為として位置付けられています。

システム上も双方のプライバシーは保護される設計です。ただし配送伝票に「〇〇様より」と注文者名が記載される場合があるため、商品ページにあらかじめ明記しておくとトラブルを防げます。

Q6. 熨斗・ラッピングは?

既存のギフト設定と同様に対応が可能です。

贈り手が注文時に選択した「のし」や包装紙を適用し、受取人が指定した日時に合わせて配送します。

ソーシャルギフト専用のラッピングを用意すれば、SNS映えを意識する購買層の購入意欲をさらに高める効果が期待できるでしょう。

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