最終更新日:2026.1.17

【2026年】TikTok広告の始め方5ステップ!CPAを下げる勝ち動画のポイントとは

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【2026年】TikTok広告の始め方5ステップ!CPAを下げる勝ち動画のポイントとは

TikTok広告はTikTok上で配信される動画広告です。独自のアルゴリズムで購買意欲の高いユーザーに届けられます。

しかし「若者向けで自社商材には合わない」「動画制作のハードルが高い」と導入を躊躇していませんか。

実は現在、TikTokは日本国内の利用者の平均年齢は39歳を超え、購買力のある層へのリーチに適した媒体へと進化しているのです。

本記事では、TikTok広告の種類や費用などの基礎知識はもちろん、初心者でも迷わない出稿手順やCPAを下げる「勝ち動画」のポイントまでを解説します。

TikTok Shopに出店している方向けの広告メニューについても解説していますので、ぜひ最後まで読んでTikTokでの売上向上の参考にしてください。

監修者

代表取締役米原広兼

ジャグー株式会社 代表取締役米原 広兼

新卒で楽天グループ株式会社に入社し、ECコンサルタントとして
SOY(Shop of the Year)受賞店舗をはじめ多数の上位店舗を支援。

約2万人の社員の中から「楽天賞MVP」を受賞するなど、
高い実績と評価を獲得。
その後、大手企業のEC支援を行うコンサルティング会社を経て、
2020年にEC専門支援会社「ジャグー株式会社」を設立。
楽天市場やAmazonなど複数モールにおける売上拡大・運用最適化を総合的に支援している。

また、グループ会社にて自らもAmazonでの販売事業を展開。
自社ブランド製品はAmazonで「Amazonおすすめ」を多数獲得し、
販売開始から1年で月商1,000万円を突破するなど、売り手としても豊富な実績を持つ。

目次

TikTok広告とは

TikTok広告とは
(画像出典元:TikTok for Business

TikTok広告は、2025年時点で世界15億人以上が利用するTikTok上で配信される広告です。視覚と聴覚に訴える動画は、ユーザーの記憶に残りやすく高い宣伝効果を発揮します。

TikTok広告の特徴は以下の3つです。

順に解説します。

ショート動画×全画面が生む高い没入感

TikTok広告は、スマートフォンでの視聴に最適化された縦型のフルスクリーン動画が基本である点が特徴です。

9:16の比率で画面いっぱいに表示されるため、視覚的な情報量が多く、ユーザーに強いインパクトを与えられます。

また、TikTokは「サウンドオン」での視聴が定着しており、聴覚への訴求も可能です。

通常のバナー広告やインフィード広告と比較して、ユーザーの没入感が高く、ブランドの世界観をより深く伝えられる手段といえます。

「検索」ではなく「おすすめ」で届く独自のアルゴリズム

ユーザーの興味・関心に基づいた高精度なレコメンデーション機能も強みです。

ユーザーが過去に視聴した動画や、いいねやシェアをしたコンテンツ、コメントの内容などをAIが分析し、個々の好みに合った動画を「おすすめ」フィードに表示します。

検索行動を起こしていない潜在層に対しても、ニーズにマッチした広告を自然な形で届けられます。そのため、偶然の出会いから興味喚起、購買へとつなげる発見型のマーケティングが実現するのです。

広告らしさが少ないユーザー体験を実現

インフィード広告では、一般ユーザーの投稿と同じフォーマットで広告が流れます。

スワイプ操作の中で自然に表示されるため、広告特有の押し付けがましさが軽減され、ユーザーにストレスを与えにくい設計です。

特に、エンターテインメント性の高いクリエイティブや、役立つ情報を提供する動画であれば、広告であっても好意的に受け入れられます。

結果的に広告がスキップされにくく、高い視聴完了率やエンゲージメントの獲得が可能です。

TikTok広告に力を入れるべき理由

TikTok広告に力を入れるべき理由

TikTok広告に力を入れるべき理由は主に以下の3点です。

順に解説します。

若者だけではない平均年齢39.2歳の購買力

TikTokの利用者は若年層に限られません。

2025年9月の博報堂の調査によるとTikTokユーザーの平均年齢は39.2歳に達しており、30代から40代、それ以上の世代にも浸透しています。

(画像参照元:3人に1人が使う TikTok 、平均年齢39.2歳へ上昇。ブランド活用のチャンス拡大──博報堂2025年調査

30代から40代の層は若年層と比べて経済的な余裕があるため、高単価商材やB2Bサービスのターゲットとしても有望です。

実際に、不動産や金融、美容クリニック、ビジネスツールなど、多様な業種で成果が出ています。

若者向けアプリというイメージを払拭し、幅広い購買層へアプローチできる媒体として認識する必要があるでしょう。

競合が少なく安価なコストで広告配信可能

InstagramやFacebookなどの他の主要なSNS広告と比較して、TikTok広告はまだ参入企業が少ない状況です。

動画制作の手間や「若者向け」という先入観が参入障壁となり、競合他社が少ないブルーオーシャン市場となっています。

そのため、CPM(インプレッション単価)やCPC(クリック単価)が比較的安価に抑えられる傾向にあります。

早期に参入しノウハウを蓄積すれば、少ない予算でも高い費用対効果を得られる可能性が高く、先行者利益を獲得できる可能性が高いでしょう。

広告から購買につながる「TikTok売れ」

TikTokには、動画を見て気になった商品を即座に購入する「TikTok売れ」と呼ばれる消費現象があります。

ユーザーは動画を通じて商品の魅力や使用感をリアルに体感できるため、衝動買いに近い形での購買行動が起こりやすい点が特徴です。

広告にCTAボタンを設置すれば、ECサイトやアプリストアへスムーズに誘導できます。

認知拡大にとどまらず、直接的な売上やコンバージョン獲得に直結するパフォーマンスメディアとして活用することをおすすめします。

TikTok広告の主要メニュー6種

TIkTok広告の主要メニュー6選

TikTok広告には、目的や予算に応じて選択できる主要な4つのメニューがあります。

自社の目的と予算に合わせて最適な広告フォーマットを選択してください。

広告メニュー特徴適した目的予算感
ブランドオークション広告(Brand Auction)予算・ターゲット設定を柔軟に調整可能費用対効果の追求、初回テスト少額から開始可能
起動画面広告(TopView)アプリ起動直後の全画面表示ブランド認知の最大化高額
インフィード広告(Reservation)フィードに自然に溶け込む表示エンゲージメント獲得幅広い
ハッシュタグチャレンジユーザー参加型キャンペーンUGC創出、認知拡大高額
Top Feed予約型でフィード最初の広告枠に表示ブランド想起の強化・リーチ高額
Search Ads検索キーワードに応じて検索結果ページに配信顕在層へのリーチ幅広い

1.ブランドオークション広告(Brand Auction)

運用型広告は、管理画面から自社で配信設定を管理し、予算やターゲットを柔軟に変更できる広告です。

少額からテストマーケティングを開始できる点がメリットといえます。

配信結果を確認しながらクリエイティブの差し替えや入札価格の調整が可能で、PDCAサイクルを高速で回せるため、費用対効果を重視する企業や、初めてTikTok広告に取り組む企業に最適です。

予算が限られている場合でも効果検証を進められる点も魅力といえます。

2.起動画面広告(TopView)

TopViewは、ユーザーがアプリを起動した瞬間に最初に表示される動画広告です。

1日1社限定の枠であり、TikTokユーザー全員に対して圧倒的なリーチを確保できます

音声付きのフルスクリーン動画で視認性が高く、新商品の発売や大規模なキャンペーン告知など、短期間で認知度を最大化したい場面で威力を発揮します。

広告スキップまでの数秒間、確実にユーザーの目に留まるため第一印象で強いインパクトを残せるのです。

3.インフィード広告(Reservation)

インフィード広告は、「おすすめ」フィードの中に、一般投稿に混じって表示される広告です。

ユーザーは広告感をあまり感じずに視聴できるため、自然な形でブランドメッセージを伝えられます

予約型(Reservation)では配信枠を事前に確保できるため、計画的なプロモーションが可能です。

特に、OneDayMaxなどのメニューを活用すれば、指定した日にちのリーチを伸ばせます。商品の理解促進や、ファンとのコミュニケーションを深めたい場合に有効です。

4.ハッシュタグチャレンジ

ハッシュタグチャレンジは、企業が独自のテーマやダンス、アクションなどを設定しユーザーにそのハッシュタグ(#)を付けた動画投稿を促すキャンペーンです。

ユーザー自らがコンテンツを制作・発信するUGC(User Generated Content)型の広告であり、楽しみながらブランドに関与してもらえます。

有名インフルエンサーを起用して初速をつける手法も有効です。爆発的な拡散(バズ)を生む可能性があり、認知拡大だけでなくブランドへの好意形成やファン化に貢献します。

ただし、TikTokのセーフティーセンターの注意喚起にもあるように、中には重大な怪我につながりかねない危険な行為を助長するものも存在しています。

あくまでユーザーに楽しく安全な行動を促すものとして活用する点を徹底しましょう。

5.Top Feed

Top Feedは、予約型広告である「リーチ&フリークエンシー(Reach & Frequency)キャンペーン」でのみ選択できる配信オプションです。

ユーザーがアプリを起動した際、おすすめフィード上で最初に表示される広告枠に動画を配置できるため、ブランド認知向上に直結するポジションでの露出ができます

広告表示のタイミングがアプリ起動直後のため、注目度の高い瞬間に露出できる点がポイントです。

また、事前にリーチ数や配信頻度を予約・管理できる点も特徴であり、大きなプロモーションや新作発表など、確実に成果を出したいときにも有効な施策となります。

なお、本機能は特定の条件を満たしたアカウントのみが利用可能です。導入の際は事前に担当者へ確認しておきましょう。

6.Search Ads

Search Ads(検索広告)は特定のキーワードを検索しているユーザーに対して、TikTokの検索結果ページ(SRP)内で広告を個別に配信できるキャンペーン型メニューです。

従来のインフィード広告の延長線上の機能ではなく、検索キーワードの指定や個別の予算管理、専用のクリエイティブ入稿が可能な独立した広告枠として機能します。

ユーザーが検索という自発的な行動を起こしている際に、商品やサービスに関連性の高い広告を差し込める点が特徴です。

検索結果に表示された動画は自動再生される仕組みとなっており、スクロールするユーザーの目に留まりやすく、視聴維持の高さやインプレッション獲得の期待ができます。

EC事業者が成果を出すためのTikTok Shop広告

EC事業者が成果を出すためのTikTok Shop広告

TikTok Shopに出店しているEC事業者向けに、以下のような専用の広告メニューが用意されています。動画やライブ配信と連動して直接購買につなげられる点が特徴です。

広告タイプ特徴主な配信面適した用途
Video Shopping広告動画から直接商品購入可能インフィード動画コンテンツで商品訴求
LIVE Shopping広告ライブ配信中に商品販売フィード、検索面ライブコマースの集客
Product Shopping広告商品ページ情報を自動利用フィード、ショップタブ、検索効率的な自動最適化配信
Product GMV Maxショッピング動画やショップタブを自動最適化Shop内全域ショップ全体の流通総額拡大
LIVE GMV Maxライブ配信の購買導線とROIを自動最適化フィード、検索面ライブ中の収益向上とROI確保

関連記事:TikTok Shopとは?導入前に知っておくべき仕組みや注意点を徹底解説

Video Shopping広告

Video Shopping広告は、インフィード動画に商品リンク(アンカーリンク)を表示させ、視聴者を商品ページへ直接誘導する広告です。

動画で商品の魅力や使用シーンを訴求した後、熱量の高い状態で購買へつなげられます

複数の商品をカタログ形式で表示させる機能もあり、ユーザーは動画を見ながら商品をスワイプして確認可能です。

クリエイティブの質が直接CVR(コンバージョン率)に影響するため、商品の実益が伝わる動画制作が求められます。

LIVE Shopping広告

LIVE Shopping広告は、TikTokライブの配信中に視聴者を集める広告です。

ライブ配信では視聴者からの質問にリアルタイムで答えたり、商品の詳細を実演したりできるため、購買意欲を後押しできます

広告配信で新規ユーザーをライブへ呼び込み、そのままファン化や購入につなげる導線を設計可能です。

タイムセールや限定商品の販売など、イベント性の高い施策と組み合わせれば、短時間で大きな売上を作れます。

Product Shopping広告

Product Shopping広告は、TikTok Shopに登録された商品情報(画像、タイトル、価格など)をもとに、システムが自動で広告を生成・配信する広告です。

個別の動画素材を用意する必要がないため、運用工数の削減につながります

TikTok内の「ショップ」タブや検索結果ページなど、購買意欲の高いユーザーが集まる場所に表示されるため、効率的なCV獲得につながります。

商品数が多いECサイトや、動画制作のリソースが不足している場合に特に有効です。

Product GMV Max

Product GMV Maxはショート動画やショーケース、ショップタブなど、TikTok Shop内のあらゆるショッピング動線をAIが横断的に分析・最適化する広告メニューです。

広告の作成から予算管理までをシステムが自動で行うため、運用リソースを抑えられます。

投稿された動画のパフォーマンスデータを学習し、ROI目標に照らして配信を自動調整するため、ショップ全体の流通取引総額(GMV)の底上げにもつながります

LIVE GMV Max

LIVE GMV Maxはライブ配信の収益を高めるための広告メニューです。セラーセンターから設定しておけば、AIがライブルームへの集客を最適化してくれます。

動画からライブへ誘導する形式と、配信中のライブ映像を直接広告として活用する形式の2種をシステムが自動で使い分ける点が特徴です。

稼働中は他のライブ広告が自動停止される仕様により、トラフィックの重複を避け、高いROIを維持しながら効率的に売上を伸ばせます

TikTok広告で成果を高めるプラス機能

TikTok広告には、広告効果を高めるための機能があります。通常の広告運用よりも成果を高めたい場合にはぜひ活用してみましょう。

順に解説します。

Smart+(スマートプラス)キャンペーン

Smart+キャンペーンは、AI技術を活用して広告配信設定を自動で最適化できる機能です。

予算や入札、ターゲティング、クリエイティブの選定などの一連のプロセスをシステムが自動化します。

GoogleのP-MAXキャンペーンに近いイメージであり、広告主は素材と目標を入力するだけで、機械学習が最も効果的なユーザーを見つけ出し配信してくれます。

運用の手間を最小限に抑えつつパフォーマンスの最大化を目指せるため、リソースが限られている企業におすすめです。

Spark Ads(スパークアッズ)

Spark Adsは、自社アカウントのオーガニック投稿や、第三者(クリエイター)の投稿をそのまま広告として配信できる機能です。

通常の広告と異なり、アカウントのアイコンやユーザー名が表示され、フォローボタンも機能します。

既存の人気動画を広告化すれば「勝ちクリエイティブ」をさらに拡散可能です。

また、「広告感」を極力排除できるため、ユーザーに警戒されず自然な形でのリーチやエンゲージメント獲得を目指せます

ブランドエフェクト

ブランドエフェクトは、AR(拡張現実)技術を活用した独自のフィルターやゲームを企業が提供し、ユーザーに動画撮影で使ってもらう体験型の機能です。

ブランドの世界観を反映したエフェクトをユーザー自身が活用し、楽しみながらブランドへの親近感を醸成します

UGC(ユーザー投稿)の創出と認知拡大に貢献する機能です。

ブランドミッション

ブランドミッションは、企業が設定した特定のお題に対して、ユーザーに動画投稿を促す仕組みです。

参加したクリエイターにはインセンティブや露出のチャンスが提供されるため、ブランドへの理解が深まり質の高いコンテンツを収集できます

コミュニティへの参加を促しながら、ブランドストーリーを多角的に発信したい場合に有効です。

プロモート

プロモートは、TikTokアプリ内のオーガニック投稿を数タップで簡単に広告化できるツールです。

複雑な設定を必要とせず、スマートフォンから予算やターゲット、配信期間などを指定して投稿できます。

反応の良い自社投稿を即座に拡散し、フォロワーの獲得やサイト流入を増やしたいフェーズでの利用がおすすめです。

インタラクティブアドオン

インタラクティブアドオンは動画広告上にポップアップカードやアンケート、ギフトカードなどの動的な要素を重ねて表示する機能です。

視聴者の「参加」を促す仕掛けを行い、単なる視聴に留まらないコミュニケーションを発生させます。

受動的な体験を能動的なアクションに変え、CTRの向上や記憶の定着をサポートします。

インスタントページ

インスタントページは、TikTokアプリ内で読み込まれる軽量なランディングページを作成できる機能です。

外部サイトへ遷移する際の読み込み時間を短縮し、ユーザーの離脱を最小限に抑えます

動画視聴で高まった熱量を逃さずに、商品詳細の提示や購入手続きへとスムーズに誘導できるため、CVRの改善に直結するでしょう。

TikTok広告の入札方式

TikTok広告では、目的に応じて課金方式を選択できます。自社の活用目的に合わせて最適な入札方式を選び、費用対効果を高めていきましょう。

課金方式課金タイミング適した目的主なメリット
インプレッション課金型(CPM)1,000回表示ごと認知拡大・リーチ最大化広範なユーザーへの露出
最適化インプレッション課金型(oCPM)1,000回表示ごと(最適化)コンバージョン獲得成果につながる配信
再生課金型(CPV)動画視聴ごと(2秒/6秒/完視)動画視聴数の増加視聴完了率の向上
クリック課金型(CPC)クリックごとトラフィック誘導・CV獲得クリック数の最大化

インプレッション課金型(CPM)

CPM(Cost Per Mille)は、広告が1,000回表示されるごとに課金される方式です。

クリックや視聴の有無にかかわらず、表示回数に基づいて費用が決まります。

新ブランドの立ち上げやキャンペーンの告知など、まずは多くのユーザーに存在を知ってもらいたい場合におすすめです。

広いターゲット層に対して低コストで多くのリーチを獲得できる点が強みであり、認知度向上に取り組んでいきたい場合に活用していきましょう。

最適化インプレッション課金型(oCPM)

oCPM(Optimized Cost Per Mille)は、CPMと同様に表示回数課金ですが、配信システムがコンバージョンに至る可能性が高いユーザーを予測して入札を調整します

目標とするCPA(獲得単価)を設定し、範囲内で成果が最大になるように自動で最適化されます。

ECサイトでの購入やアプリのインストールなど、具体的なアクションを獲得したい場合に最も効果的です。運用型広告の主力となる入札方式といえます。

再生課金型(CPV)

CPV(Cost Per View)は、動画が一定時間再生された時点で課金される方式です。

ユーザーがすぐにスクロールして飛ばした場合は費用が発生しないため、無駄なコストを抑えられます

動画の中身をしっかりと見てもらいたい、ストーリー性のあるコンテンツを届けたい場合に有効な入札方式です。

そのため「ブランドの理解促進」や「商品への関心を深めること」を目的としたキャンペーンにマッチします。

再生課金型を採用する際は、視聴完了率を高めるためのクリエイティブ制作も丁寧に設計しましょう。

クリック課金型(CPC)

CPC(Cost Per Click)は、広告がクリックされた場合にのみ費用が発生する方式です。

表示されただけでは課金されないため、興味のあるユーザーだけをランディングページへ誘導したい場合に効率的です。

サイトへのトラフィック増加や、特定ページへの集客を重視するときに活用しましょう。

CTR(クリック率)が高いクリエイティブを作成できれば、クリック単価を安く抑えられ、低コストでの流入獲得が可能になります。LPへの流入数を担保したい場合にもおすすめです。

TikTok広告の出稿5ステップ

TikTok広告出稿の5ステップ

TikTok広告の出稿手順を5つのステップに分けて解説します。初めて広告を出稿する方でも、以下の手順に従えばスムーズに進められます。

  1. アカウント作成
  2. ターゲティング
  3. 予算設定
  4. 配信設定
  5. クリエイティブ作成

順に解説します。

1.アカウント作成

TikTok広告を利用するには、専用の広告アカウントが必要です。以下の手順で開設を進めてください。

アカウント開設に必要なもの

・メールアドレスまたは電話番号
・会社名、住所などの基本情報
・決済用のクレジットカード情報
・ブランドのWebサイトURL

TikTok Ads Managerにアクセスし、必要事項を入力して申請します。

本人確認書類の提出を求められる場合もあるため、事前に準備しておくとスムーズです。

アカウントが開設されたら、支払い方法を設定して準備完了です。手軽に始められるため、まずは登録作業を進めましょう。

2.ターゲティング

広告セットの設定画面で、配信ターゲットを決定します。

デモグラフィック属性(性別、年齢、地域、言語)だけでなく、TikTok独自の興味関心カテゴリーや、過去の動画視聴行動に基づく行動ターゲティングが可能です。

また、自社の顧客リストをアップロードして作成する「カスタムオーディエンス」や、既存顧客と似た特徴をもつ「類似オーディエンス」を活用すれば、確度の高いユーザーに絞って配信できます。

3.予算設定

キャンペーン全体または広告セット単位で予算を設定します。

「日予算」(1日あたりの上限額)または「通算予算」(配信期間全体の上限額)を選択可能です。

最初は少額からスタートし、配信結果を見ながら徐々に予算を増やしていく「スモールスタート」が失敗を防ぐポイントです。

いきなり高額を設定せず、まずはテスト配信で反応を見ることをおすすめします。

4.配信設定

広告の配信スケジュール(開始日・終了日)や、配信する時間帯(曜日・時間指定)を設定します。

TikTok本体だけでなく、提携アプリ(BuzzVideoやPangleなど)への配信を含めるかも選択可能です。

初期段階では、TikTok面のみに絞って配信し、クリエイティブの検証に注力することをおすすめします。自動配置を選択すると、システムが最適な配信面を自動で判断してくれるため、リソースの削減にもつながるでしょう。

5.クリエイティブ作成

最後に、配信する広告クリエイティブを入稿します。

動画ファイルと広告テキスト、誘導先URL、CTAボタン(「詳細を見る」「購入する」など)を設定しましょう。

クリエイティブ作成時には以下のチェックリストを参考にしてみてください。

効果的なクリエイティブのチェックリスト

・縦型全画面サイズ(9:16)で作成しているか
・必須要素がアイコン等で隠れていないか(セーフゾーンの確認)
・BGMやナレーションがついているか(サウンドオン前提)
・冒頭でフックとなる要素を入れているか

入稿後はTikTok側の審査が入ります。ポリシー違反がないか確認され、承認されれば設定したスケジュールに従って配信が開始されます。

クリエイティブは広告の成果を左右するため、複数のパターンを用意してテストすることをおすすめします

TikTok広告のCPAを下げる「勝ち動画」のポイント

TikTok広告のCPAを下げる「勝ち動画」のポイント

TikTok広告で成果を出すには、CPAを下げる「勝ち動画」の作成がポイントです。特に冒頭2秒のインパクトがすべてを決めるといっても過言ではありません。

以下の3つのポイントを押さえれば、視聴完了率を高めCPAを効果的に下げられます。

  1. 冒頭2秒で「自分ごと」にさせる
  2. 「広告っぽさ」を消しUGCに寄せる
  3. 常に新しい動画を投入し続ける

順に解説します。

1.冒頭2秒で「自分ごと」にさせる

TikTokユーザーは、動画が表示された瞬間に指を止めなければ、すぐに次の動画へスワイプしてしまいます。現在SNSを利用する多くのユーザーは、溢れかえった情報をいかに効率的に選択できるのかという『タイムパフォーマンス』を重視している傾向にあります。

そのため、勝負は最初の1〜2秒で決まるため、たとえば「肌荒れに悩む方必見!」「節約したい主婦の方へ」など、ターゲットの悩みに直結する呼びかけや、インパクトのある映像で興味を惹きつけましょう。

ユーザーに「これは自分のための情報だ」と直感させられるかが視聴維持のポイントです。

商品紹介から入るのではなく、ベネフィットや共感から入る構成が必須です。

2.「広告っぽさ」を消しUGCに寄せる

作り込まれた綺麗なCMのような動画は、TikTokでは「異物」として敬遠される傾向があります。

スマートフォンで撮影したような画質、テロップのフォント、BGMのチョイスなど、一般ユーザーの投稿(UGC)に馴染むクリエイティブを意識しましょう。

出演者がカメラに向かって語りかけるスタイルや、実際の使用シーンをありのままに見せるレビュー動画などは、信頼感を得やすく効果的です。

広告っぽさを感じさせない自然な演出が、結果的にコンバージョンにつながります

3.常に新しい動画を投入し続ける

同じ動画を長期間配信し続けると、ユーザーに見飽きられ、反応率が徐々に低下します。

成果を維持するには、定期的に新しい動画を追加し、常に新鮮なコンテンツをユーザーに届けなければなりません。

週に1本〜数本ペースで新規クリエイティブを投入し、反応の良い動画の傾向(勝ちパターン)を分析しながら、PDCAサイクルを回し続ける運用体制が必要です。

継続的な改善を実施できる体制を整えておきましょう。

TikTok広告の成功事例

TikTok広告を活用して成果を上げた企業の事例を紹介します。以下の成功要因を参考に、自社の施策に活かしてください。

下町バームクーヘン

下町バームクーヘン
(画像出典元:下町バームクーヘン

「下町バームクーヘン」は、若年層への販路拡大を目指しTikTok Shopを導入しました。

クリエイター動画と自社制作動画を組み合わせた「Product GMV Max」を活用した結果、単月広告経由売上900万円超、GMV(流通総額)成長率は対前月比で+7,900%を達成し、ROIも1,500%と大幅な成果向上を実現しました。

TikTok広告の拡散力を活用し、新たな顧客層への販路拡大に成功した好事例です。

王子製薬株式会社

(画像出典元:TikTok for Business

OUJISHOPを運営する王子製薬株式会社は、自社ECとは別の販路としてTikTok Shopに着目し、Z世代を含む幅広い層へのリーチを目的としました。

短尺動画の高い訴求力とライブコマースの販促を組み合わせた「Product GMV Max」や「Live GMV Max」の利用により、全体流通総額(GMV)の成長を達成し、対前月比GMV成長率+4593%、TikTok Shop広告経由ROAS 4.2倍の成果を上げました。

新しい販路として、TikTokが貢献した事例です。

TikTok広告運用に困った際は専門家に相談するのもおすすめ

TikTok広告は高いリーチ力をもつ一方で、クリエイティブの消耗が早く、運用には専門的なノウハウが求められる難易度の高い媒体です。

特に動画制作リソースの確保や、クリエイティブの勝ちパターンを見つけるPDCAサイクルを自社で回すのが難しい場合もあります。

外部の専門家や広告代理店に相談すれば、低コスト・短納期で質の高い動画制作や、安定した成果創出のサポートを得られます

初めての広告出稿で不安がある場合や、社内リソースに限りがある場合は、専門家への相談を検討してください。

広告運用を含むTikTok Shopの運営について、おすすめの代行会社を以下の記事にまとめています。TikTokの運用にお悩みの方はぜひチェックしてみてください。

関連記事:TikTok Shop運営代行おすすめ3選!依頼できる業務や選定ポイントも解説

TikTok広告を活用してブランド認知と売上を高めよう

TikTok広告は、平均年齢39.2歳の幅広いユーザー層に効率的にリーチでき、競合が少ない低コストで配信可能なブルーオーシャンな広告媒体です。

広告の成功には、冒頭2秒で「自分ごと」にさせる動画作り、UGCに寄せた自然な表現、そして常に新しい動画を投入し続けるPDCAサイクルが求められます。

もしTikTok広告およびTikTok Shopの運用に悩んでいる場合は、ジャグー株式会社にお気軽にご相談ください。豊富な実績と専門知識で、御社の広告運用に伴走させていただきます。

Jagooは、豊富な成功事例と失敗事例を踏まえて最短距離で進めるEC戦略・運用のプロフェッショナルです。
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TikTok広告に関するよくある質問

Q.TikTokは若者向けというイメージがあるけど、本当に売れるの?

かつてTikTokは10代中心のSNSでしたが、現在のユーザーは平均年齢が39.2歳となっており、40代以上も多く利用しています

特に購買力のある年代にリーチするポテンシャルが高く、B2BサービスやM&Aの分野でも、40代から60代の経営者からの問い合わせ獲得に成功した事例が報告されています。

若者向けの固定観念にとらわれず、ビジネスツールとしても活用することで、幅広い層へのアプローチが可能になります。

Q.TikTok広告で成果を出すために重要なポイントは?

動画の質と量が重要ですが、動画以外では広告運用における「一貫した設計」も大切です。

具体的には、リサーチ、動画クリエイティブ、記事、ランディングページのユーザー導線全体が「川の流れ」のようにスムーズで一貫性が必須となります。

特にLPでは、動画で興味を引いたユーザーをコンバージョンへと導くための詳細な教育を実施し、「購入したい」と思わせる情報の提供が求められます

Q.TikTok広告を出稿するアカウントは通常アカウントでOK?

TikTok広告を運用するには、専用の「TikTok広告アカウント」(TikTok Ads Managerアカウント)の開設が必要です。

動画の投稿や閲覧を実施する個人アカウントとは別に、広告運用のためのアカウントを用意しましょう

TikTok for Businessのページからアカウントを作成できるため、実践してみてください。

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