Amazon FBAとは?儲からないは嘘?概要やメリット・黒字運営のポイントを徹底解説

AmazonのFBAを知っていますか?

FBAを導入すれば、業務効率化を図れるだけでなく、Primeマーク獲得による売上向上も期待できます

しかし

「FBAは仕組みがよくわからない」

「手数料が高くて結局儲からないのでは?」

このような悩みや疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では「Amazon FBA」について、導入が必要な理由やメリット、FBA導入後に黒字化運営をする方法などを詳しく解説します。

FBA導入した7割以上の出品者が「売上が上がった」というデータもあります。

ぜひ本記事を参考にして、FBA導入を検討してみてください。

代表取締役米原広兼

監修者
米原 広兼

ジャグー株式会社 代表取締役

2015年に楽天入社後ECコンサルティング部に所属
作業やアドバイスではなく実行支援の重要性を感じ2020年にEC支援会社のジャグーを創業。
支援企業の中でSOY受賞経験は9店舗。

目次

Amazon FBAとは?基礎知識をわかりやすく解説

画像出典元:Amazon

AmazonのFBAとは「フルフィルメント by Amazon」の略で、日本各地にあるAmazonの物流拠点(FC:フルフィルメントセンター)に商品を預けるだけで、商品の保管から注文処理、配送、返品対応も含めたカスタマーサービスまでAmazonが代行するサービスです。

FBAの導入後に出品者が行う作業は、以下の3つだけです。

  • 商品登録
  • 納品手続き
  • Amazon FCへの発送

その後、Amazonは次の4つの作業を代行してくれます。

  • 受注処理
  • 商品梱包
  • 購入者への配送
  • カスタマーサービス

Amazon FBAを活用すれば、出品商品に「Primeマーク」を獲得できるほか、お盆や年末年始を含め24時間365日の受注や出荷に対応できます

また、物流業務全般の大幅な業務効率化が図れるため、効率化した時間を商品開発などに注力することで売上の拡大につながります。

FBAと自己発送の違い

Amazonで商品を販売する場合、FBAの他に自己発送する方法があります。

どちらの配送方法を選ぶかによって、業務負担や購入者へのサービス内容が変わります。

両者の違いは以下の表のとおりです。

項目FBA自己発送
商品保管Amazonの倉庫自宅や自社倉庫
梱包・発送Amazonが対応する
(Primeマークが付く)
出品者が対応する
配送スピード翌日配送や指定日配送が可能設定した配送方法・配送業者による
購入者負担の送料Amazonの料金設定に準ずる
(Prime会員は無料)
出品者が設定できる
カスタマーサポートAmazonが対応する出品者が対応する
手数料FBA手数料(※)が発生
※以下「 FBAにかかる手数料」で詳しく解説
販売手数料のみ

自己発送は梱包作業や配送業者の指定を自社で行う必要があるため、出品数や受注率が多い場合、ある程度の人手を必要とします。

一方、FBAを利用すれば発送業務のすべてをAmazonへ委託できるため、時間や人手不足に悩む出品者にとって大きなメリットです。

また、 FBAの場合はAmazonのプラットフォーム上で、商品に「Primeマーク」が付いたり、購入者がお急ぎ便や翌日配送、指定日配送を選べたりするため、ユーザーへの購買促進にもつながりやすくなります。

どちらの配送方法が適しているかは、取り扱う商品やビジネスの規模、在庫状況などによりますが、手数料をかけてでも多くの商品を効率的に販売したい店舗には FBAの利用がおすすめです。

FBAを活用できない商材

一方、Amazon FBAで納品・保管できない商品が規定されており、以下のいずれかに該当する商品はFBAを活用できません。

FBAの禁止商品(一例)

・日本の規格及び法律を満たしていない商品
・室温で保管できない商品
・動植物
・危険物及び化学製品
・出品に必要な届け出や許可取得などが行われていない商品
・医療機器
・医薬品
・金券類
・ゴールド、プラチナ、銀などの貴金属バー・インゴッド・地金
・金貨・銀貨・銅貨・記念コイン
・古銭・古札
・プログラムのポリシーによって出品が禁止されている商品
・リコール対象の商品、または日本で販売が禁止されている商品
・ネオジウム磁石および、その他の商品に影響を及ぼす恐れのある磁性商品
・法令により所持等が禁止されている大麻由来製品。たとえばテトラヒドロカンナビノール(THC)が含まれている商品
・カンナビジオール(CBD) が含まれている商品

上記は一例のため、詳細な規定はAmazonの公式ページ「FBA禁止商品」をご覧ください。

FBAを利用する場合、販売予定の商品がFBA禁止商品に該当しないか、事前にしっかりと確認しましょう。

Amazon運営でFBAが重要な理由

Amazon運営でFBAが重要な理由は主に次の2点です。

  • 販売商品にPrimeマークが付与されること
  • 有料会員はお急ぎ便やお届け日時指定便が無料で利用できること

FBA商品には、Primeマークが付与され、Primeマークの表示がない商品と比較するとCTR(クリック率)や転換率が高くなり、検索順位が上がりやすいとされています。

なぜなら、AmazonではFBA商品を検索結果で優先的に上位表示しているため、ユーザーに認知されやすいからです。

また、FBA商品はAmazonが発送者となるため、購入する際の安心材料となり購入の決め手になりやすい点が挙げられます。

このようにAmazonで売上向上を目指す場合は、Primeマークを獲得できるFBAの導入は重要と言えます。

FBAを導入する8つのメリット

ではここから、FBAを導入するメリットを次の8つの項目で具体的に解説していきます。

  1. 業務を委託し効率化が図れる
  2. 送料無料になり購買を促進できる
  3. 上位に露出されやすくなる
  4. カート獲得率の向上を見込める
  5. 決済方法の選択肢が増える
  6. 海外発送にも対応できる
  7. 小型軽量プログラムで手数料を抑えられる
  8. FBAマルチチャネルサービスを活用できる

順に解説します。

1.業務を委託し効率化が図れる

FBA最大のメリットは、受注から梱包、発送、顧客対応までの物流業務全般をAmazonに委託し効率化が図れることです。

その効率化した時間を商品の仕入れや販促活動に費やし、商品やサービスの向上を効率的に行えます。

また、FBAを活用すればAmazonの倉庫を使えるため自社で倉庫が必要なくなる、あるいは省スペースで運営できます。

たとえば、大型の家電商品を数十個と在庫を抱える場合、保管スペースの問題や、受注の都度運搬するコストは計り知れません。

そのため、特に商品数や種類が多い店舗は出荷商品を探す手間も省けることから、FBAを活用し業務効率化を図ることをおすすめします。

2.送料無料になり購買を促進できる

Amazon Prime会員にとってPrimeマークがついた商品は送料が無料になるため、購買を促進できるメリットがあります。

Amazon Primeとは、Amazonが提供するお買い物やエンターテイメントなどの特典・サービスを利用できる会員制プログラムです(年会費:税込4,900円、月会費:税込500円)。

Amazonは公式には国別のAmazon Primeの会員数を公表していませんが、2021年にメディア・パートナーズ・アジアとインテージが行った調査では日本には1,460万人の加入者がいると推定されています。

FBA商品は「Prime対象商品」となり、Prime会員が購入すると送料無料となります。

ECサイトでの送料はユーザーにとって商品購入の大きな判断材料となるため、同一商品を他社が送料をかけて販売していた場合、FBA商品を取り扱う自社商品を優先的に購入する可能性が高まります。

なお、Amazonでは一部地域を除き、Prime会員でなくとも注文金額が3,500円以上の場合、送料が無料となりますが、Primeマークがあれば多くのPrime会員から少額の商品でも購入されやすくなるため、顧客単価の向上も見込めるでしょう。

3. 検索上位に露出されやすくなる

画像出典元:Amazon

Amazonでは、FBA商品を検索結果ページで優先的に上位表示する仕様としています。

この仕様は、Amazonが顧客満足度を重視しており、FBA商品の方が、迅速な配送や丁寧なカスタマーサポートといった点で、顧客満足度が高くなると判断しているからと言われています。

さらに、FBA商品はPrimeマークとあわせて「明日中⚫︎/⚫︎に無料配送」というように配送サービスの条件を表示させユーザーの購入を促進する効果もあるため、検索結果で上位表示されると、商品の露出機会が増え売上アップにつながりやすくなります。

4.カート獲得率の向上を見込める

FBA商品はカート獲得率の向上も見込めます。

同一商品に複数の出品者がいる場合、同一料金であればFBA商品の方がカートの選ばれやすい表示位置を獲得しやすくなります。

Amazonでは、1商品1ページというルールがあり、同一商品でカート表示のトップを獲得できれば売上に大きく影響します。

Amazon公式からカート獲得の方法は公開されていないものの、以前Amazon公式サイトに「FBAを導入したらカート獲得率が3倍に上がった」という出品者の声がありました。

そのため、FBAの導入によりカート獲得率が向上することで商品の売上アップが期待できるでしょう。

5.決済方法の選択肢が増える

FBA商品は決済方法に、代引き決済やコンビニ払いが追加されます。

FBA商品ではない商品の決済方法は、クレジットカード決済が主流で一部の電子マネー決済が対応していますが、一部出品者を除き「代引き決済」と「コンビニ払い」には対応していません。

クレジットカード決済が浸透した近年でも、クレジットカードを持っていない、あるいは特定の決済方法を好んで利用するユーザーも一定数存在するため、希望する決済方法がなければ、ユーザーは購入を諦めてしまう可能性があります

そのため、FBAを利用してユーザーに決済方法の選択肢を増やすことも重要な施策と言えます。

6.海外発送にも対応できる

FBAでは追加料金なしで「FBA海外配送プログラム」を利用できます。

FBA海外配送プログラムは、FBA利用者なら追加料金なしで、面倒な手続きもなく世界67ヶ国からの購入を可能にします。

ただし、メディア商品(本、ミュージック、ビデオ・DVD、PCソフト)や食品・飲料、酒カテゴリーに該当する商品はFBA海外配送プログラム対象外のため注意が必要です。

通関手続きや海外ユーザーからの問い合わせもAmazonが対応するため、将来的に越境ECに挑戦したいと考えている店舗は、FBAを導入しておきましょう。

7.FBA小型・軽量商品プログラムで手数料を抑えられる

メール便サイズの低単価商品を販売する店舗は「FBA小型・軽量商品プログラム」の利用でFBAの代行手数料を抑えられます。

在庫保管の手数料は通常のFBAと同額ですが、以下のパッケージサイズの場合、お得にFBAを活用できます。

配送パッケージサイズ商品の重量商品価格小型軽量商品プログラム配送代行手数料通常FBA配送代行手数料との比較
25.0 cm x 18.0 cm x 2.0 cm250 g以下1,000 円以下193 円288 円 (+95 円)
35.0 cm x 30.0 cm x 3.3 cm1 kg以下1,000 円以下205 円318 円 (+113 円)

また、FBA小型・軽量商品プログラムの対象商品・対象外となる商品は以下のとおりです。

対象対象外
・商品の包装重量が1,000g以下
・販売単価が1,000円以下(プロモーション割引の併用可)
・中古商品
・アダルト商品
FBA禁止商品
・危険物(リチウム電池本体・リチウム電池を含む商品を含む)
・お酒類
・温度管理商品
・FBA定期おトク便をご利用中の商品

なお、本プログラムでは、FBA商品とは異なり「当日お急ぎ便」や「お届け日時指定便」および「代引き・コンビニ受け取り」は対象外となる点は注意が必要です。

自社の販売商品のサイズや単価次第では、FBA小型・軽量商品プログラムの利用で利益率を改善し、より効率的なAmazon運営を行えるでしょう。

8.FBAマルチチャネルサービスを活用できる

FBAにはAmazon以外のECサイトなどで購入された商品の発送もAmazonが代行する「FBAマルチチャネルサービス」が利用できます。

Amazon以外にも楽天市場やYahoo!ショッピングなど、複数の販路を持つ企業にとって在庫管理の一元化が可能になります。また、これから販路拡大を目指す企業にとって配送の手間が減るため、他のECサイトへの進出が容易となります。

ただし、Amazon以外で購入された商品の出荷手続きが必要になる点や、販売後のカスタマーサービスは自社で行う必要がある点は抑えておきましょう。

FBAマルチチャネルサービスを活用すれば販売チャネルの拡大をスムーズに行い、EC全体の売上向上に貢献するでしょう。

FBAを導入する際の3つの注意点

数多くのメリットがあるFBAですが、以下3つの注意点を踏まえて導入を検討しましょう。

  1. Amazonの納品ルールが適用される
  2. 倉庫内の商品管理がAmazonに託される
  3. 運営ノウハウが蓄積されない

順に解説します。

1.Amazonの納品ルールが適用される

ひとつ目の注意点は、Amazonの納品ルールで配送される点です。

FBAを導入すると、購入された商品はAmazonの梱包ルールに従い、Amazonのロゴが印字されたダンボールで発送されます(マルチチャネルサービス利用の場合は無地のダンボール)。

そのため、配送時に自社ブランディング用にダンボールの加工や、商品の細かなギフト設定が行えないことは把握しておきましょう。

2.倉庫内の商品管理がAmazonに託される

2つ目の注意点は、倉庫内の商品管理はAmazonに託されることです。

FBA商品を納品するとAmazonのFCで保管されます。FCでは24時間体制の警備が行われているため、ある程度は安心して管理を任せられますが、保管中や物流過程での商品の損失や紛失のリスクはゼロではありません。

また、FCへ保管中の商品状態を確認したい場合は、取り寄せる手数料が発生するのにも注意が必要です。

しかし、万が一FBA在庫商品の破損や紛失をした場合は「フルフィルメント by Amazonサービス条件」の規定に従って交換あるいは売上相当額をAmazonが補てんする対策がとられています。

そのためFBAを活用する際は、高額商品や取り扱いに注意が必要な商品は自己発送で対応するなど慎重な判断が必要です。

3.運営ノウハウが蓄積されない

3つ目の注意点は、自社で運営ノウハウが蓄積されにくいことです。

FBAを導入すると物流業務全般の業務効率化やカスタマーセンターの対応まで代行してくれる反面、店舗とユーザーの接点がほとんどなくなります。

ユーザーからのフィードバックが得られないため運営の課題が見つかりにくくなり、カスタマーサービスに関するノウハウを学ぶ機会が得られなくなります。

そのため、商品に対するユーザーレビューから顧客の声を収集し、商品・サービスの改善に繋げたり、SNSなどを通じて顧客との繋がりを築いておくことが大切です。

FBAのメリットを最大限に活用しながら、自社に必要なノウハウを蓄積していくことが、長期的なAmazon運営の成功につながるでしょう。

FBAにかかる手数料

FBAを利用するには、いくつかの手数料が発生します。

FBAの手数料は、大きく分けて以下の3つです。

なお、以下の手数料に販売手数料(※)が別途発生しますのでご留意ください。

  • 配送代行手数料: 商品の発送を代行する際に発生する手数料
  • 在庫保管手数料: Amazon FCで商品を保管する際に発生する手数料
  • その他手数料: 上記以外のサービスを利用した際に発生する手数料

順に解説します。

※参考:カテゴリーごとの販売手数料

配送代行手数料

画像出典元:フルフィルメント by Amazon(FBA)サービス概要資料

配送代行手数料は、受注後のピッキングや梱包、購入者への発送(カスタマーサービス対応を含む)に伴う注文に応じて発生する費用です。

手数料は、商品の大きさ「小型・標準・大型および特大型」で以下の表のとおり分類されています。

サイズ区分寸法、重量価格が1,000円を超える商品に対する配送代行手数料価格が1,000円以下の商品に対する配送代行手数料
小型25 cm × 18 cm × 2.0 cm以下、250 g以下288円222円
標準35 cm × 30 cm × 3.3 cm以下、1 kg以下318円252円
20 cm以下、2 kg以下413円347円
30 cm以下、2 kg以下434円368円
40 cm以下、2 kg以下455円389円
50 cm以下、2 kg以下465円399円
60 cm以下、2 kg以下485円419円
80 cm以下、5 kg以下514円448円
100 cm以下、9 kg以下603円537円
大型60 cm以下、2 kg以下589円523円
80 cm以下、5 kg以下712円646円
100 cm以下、10 kg以下815円749円
120 cm以下、15 kg以下975円909円
140 cm以下、20 kg以下1,020円954円
160 cm以下、25 kg以下1,100円1,034円
180 cm以下、30 kg以下1,532円1,466円
200 cm以下、40 kg以下1,756円1,690円
特大型200 cm以下、50 kg以下2,755円2,689円
220 cm以下、50 kg以下3,573円3,507円
240 cm以下、50 kg以下4,496円4,430円
260 cm以下、50 kg以下5,625円5,559円
※2024年4月1日時点の料金
※上記はすべて税込み価格

なお、詳細はこちらのAmazon公式ページでご確認いただけます。

在庫保管手数料

画像出典元:フルフィルメント by Amazon(FBA)サービス概要資料

在庫保管手数料は、AmazonのFCに商品を保管している期間(日数)と体積に応じて発生する費用です

手数料は「服&ファッション小物、シューズ&バッグ」と「それ以外」で計算方法が異なります。

以下の表は、服&ファッション小物、シューズ&バッグ”以外”の在庫保管手数料です。

小型/標準大型/特大型
1月~9月5.676円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数]4.370円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数]
10月~12月10.087円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数]7.760円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数]

以下の表は、服&ファッション小物、シューズ&バッグの在庫保管手数料です。

小型/標準大型/特大型
1月~9月3.10円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数]3.10円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数]
10月~12月5.50円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数]5.50円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数]

その他手数料

画像出典元:フルフィルメント by Amazon(FBA)サービス概要資料

FBAには、配送代行と在庫保管以外にも、さまざまなサービスが存在し、それぞれ手数料が設定されています。

ここからは次の代表的な手数料について解説します。

  • FBA商品ラベル貼付けサービス
  • FBA梱包準備サービス
  • 納品不備受領作業手数料
  • 長期在庫追加手数料
  • 返送・所有権の放棄手数料

順に解説しますが、商品のカテゴリや重量・サイズ・保存期間などによって、細かく手数料が決まっており内容が複雑なため、「FBA料金シミュレーターを活用して費用を計算してみよう」までスキップしていただいても問題ございません。

FBA商品ラベル貼付けサービス

FBA商品ラベル貼付けサービスは、出品者の代わりにAmazonが商品ラベルの張り付けを代行するオプションサービスです。

取り扱う商品の数が多くラベルの貼付け作業に人手が必要な店舗にはうれしいサービスです。一部利用できない商品サイズがありますが、非常に安価な手数料のためぜひ利用を検討してみてください。

なお、ラベル貼付けサービスを受けるには以下の利用条件を満たす必要があります。

  • 特大型に分類されていないこと
  • すべてのコンディションを満たせること
  • FBA禁止商品やFBAのポリシーで制限された商品、または高額商品ではないこと
  • スキャン可能なバーコード(GCID、UPC、EAN、JAN、ISBN)が1つ使用されていること、および、パッケージに記載されているすべての他のバーコードが隠されていること

また、商品1点あたりの手数料は以下のとおりです。

商品サイズ区分商品あたりの商品ラベル貼付サービスの手数料
FBA小型軽量商品10円
小型/標準サイズ20円
大型1円
※上記の手数料には10%の消費税が含まれます。

FBA梱包準備サービス

FBA梱包準備サービスは、FCに納品した商品をAmazonが梱包作業を代行するサービスです。

このサービスを利用すれば、梱包作業をすべてAmazonに任せることができるため、業務工数を削減することができます。また、梱包に必要な機材の準備が不要で、梱包の品質も一定に保たれることもメリットと言えます。

ただし、FBA梱包準備サービスを利用できる商品は、特大型商品以外で、商品にスキャンが可能なバーコードがあることが条件になります。

項目商品のサイズコンディション商品タイプASIN(※)
詳細・小型
・標準
・大型
(特大型は利用できません)
・すべて可
(新品、中古品、コレクター品、再生品)
すべて・商品のそれぞれにスキャン可能なバーコード(ISBN、UPC、EAN、またはJAN)が必要
・バーコードは破れや汚れがなく覆われていないこと
※Amazon独自の商品コードのこと

なお、FBA梱包準備サービスの手数料は梱包方法別に以下のとおりです。

梱包方法別の手数料一覧

梱包方法小型/標準サイズ(商品あたり)大型サイズ(商品あたり)
ビニール袋での梱包25円92円
テープによる梱包20円51円
エアキャップ(商品ラベル貼付サービスを含む)51円
エアキャップ: 31円
商品ラベル貼付: 20円
143円
エアキャップ: 92円
商品ラベル貼付: 51円

また参考に、梱包準備サービスと商品ラベル貼付けサービスを組み合わせた場合の手数料は商品カテゴリー別に以下のとおりとなります。

梱包カテゴリー別の手数料一覧

商品あたりの手数料小型/標準サイズ大型サイズ
梱包カテゴリー梱包準備商品ラベル貼付合計梱包準備商品ラベル貼付合計
破損しやすい商品/ガラス
・エアキャップ
・商品ラベル貼付
31円20円51円92円51円143円
液体製品(ガラス容器以外)
・ビニール袋での梱包
・商品ラベル貼付(任意)
25円20円*25~45円92円51円*92~143円
アパレル、繊維、ビロード、織物の商品
・ビニール袋での梱包
・商品ラベル貼付(任意)
25円20円*25~45円92円51円*92~143円
粉末、粒、顆粒を含む商品
・ビニール袋での梱包
・商品ラベル貼付(任意)
25円20円*25~45円92円51円*92~143円
ベビー&マタニティ
・ビニール袋での梱包
・商品ラベル貼付(任意)
25円20円*25~45円92円51円*92~143円
穴開きパッケージの商品
・ビニール袋での梱包
・商品ラベル貼付(任意)
25円20円*25~45円92円51円*92~143円
小型サイズ商品
・ビニール袋での梱包
・商品ラベル貼付(任意)
25円20円25~45円該当なし該当なし該当なし
上記の手数料には10%の消費税が含まれます。

納品不備受領作業手数料

納品不備受領作業手数料とは、FCで商品の納品した後に梱包の修正作業が発生した場合に発生する手数料です。

FBAでは倉庫内作業を効率化し、正確な商品管理を行うため、納品に関するルールが定められています。

ルールに反した状態の商品を納品してしまうと、Amazon側で納品不備受領作業という代替手段を講じるため手数料が発生します。

なお、手数料については以下のとおりです。また、 Amazonでは過去120日間の納品の問題発生率を項目ごとに測定しています。納品不備を続けてしまうと「軽微→悪化→重大」と手数料が増額してしまうため注意しましょう。

問題グループ問題問題発生率コーチングレベルに基づく納品不備受領作業手数料
軽微
ユニットあたりの料金
悪化
ユニットあたりの料金
重大
ユニットあたりの料金
ラベル未貼付 – 商品関連商品ラベルがありません商品レベル51円81円81円
納品不備商品の梱包 – 商品関連テープでの梱包商品レベル51円81円81円
納品不備商品の梱包 – 袋詰めビニール袋での梱包商品レベル92円102円102円
納品不備商品の梱包 – エアキャップエアキャップでの梱包商品レベル92円122円122円

納品不備は、余計な手数料の発生につながるだけでなく、繰り返してしまうとAmazonから店舗評価の低下や、 FBAの一時利用停止処分を受ける可能性もあるため注意が必要です。

長期在庫追加手数料

長期在庫追加手数料は、保管期間が271日を超える商品に対して、1,000立方センチメートルあたりの計算で適用される手数料です。

FBAではFCでの保管日数を計算しており、毎月15日に在庫一掃チェックの時点で保管期間が271日を超える商品は以下の手数料が発生してしまいます。

チェック実施日保管期間が271~300日の商品保管期間が301~330日の商品保管期間が331~365日の商品保管期間が366日以上の商品保管期間が366日以上のメディア商品に対する、商品1点あたりの最低長期在庫追加手数料
月1回(毎月15日)16.662円(10cm × 10cm × 10cmあたり)17.475円(10cm × 10cm × 10cmあたり)18.085円(10cm × 10cm × 10cmあたり)27.431円(10cm × 10cm × 10cmあたり)商品1点あたり10円

長期在庫追加手数料を発生させないためには、自社商品の販売状況にあわせた在庫確認が重要です。また、手数料を回避する手段をAmazon公式が紹介していますのであわせてご覧ください。

返送・所有権の放棄手数料

FCで管理する商品の返送・所有権の放棄が発生した際にも手数料が発生します。

FBAの利用中にFCに在庫として保管している商品を、商品リニューアルや販売中止などの理由で返送したり所有権を放棄したりする場合の手数料は以下のとおりです。

FBA返送/所有権の放棄手数料(商品あたり)
サイズ重量手数料
小型、標準サイズ0~200g商品1点あたり30円
201~500g商品1点あたり45円
501~1,000g商品1点あたり60円
1001g~商品1点あたり100円 + 1,000g*を超えた分の1,000gにつき40円
大型および特大型0~500g商品1点あたり80円
501~1,000g商品1点あたり110円
1,001~2,000g商品1点あたり140円
2,001~5,000g商品1点あたり200円
5001g~商品1点あたり350円 + 5,000g*を超えた分の1,000gにつき40円

なお、在庫処分が必要になった場合は、保管期間が長くなるほど「長期在庫追加手数料」が請求され余計なコストとなるため、できるだけ早く対応しましょう。

FBA料金シミュレーターを活用して費用を計算してみよう

ここでは、実際にFBA料金シミュレーターを活用した費用を計算してみます。

料金シミュレーターは無料で利用できるため、FBAで出品した際の手数料を簡単に試算できます。

今回は例として販売期間を1ヶ月とし、以下の条件で料金シミュレーションを行ってみました。なお、料金シミュレーションの比較対象は、FBA配送を利用した場合と自己発送した場合の利益金額を比較しています。

  • ジャンル:小型家電(空気清浄機)
  • 販売価格:12,980円
  • 仕入価格:10,000円
  • 商品サイズ:3辺の合計が80cm以上100cn以内
  • 仕入れ数:50個
  • 販売個数:40個
  • 在庫個数:10個(売れ残った数)

シミュレーション結果は以下のとおりです。

項目FBA自己発送(出品者出荷)
ひとつあたりの出荷費用(100サイズ)815円1,530円(※)
在庫保管手数料(一月)1,116円0円(所有倉庫保管)
純利益29,564円(5.69%)2,080円(0.40%)
ヤマト運輸の宅急便を利用して、関東から関東に100サイズを発送する場合の配送料

この条件では、FBAと自己発送で比較すると、利益額に20,000円以上の差が開きました。

要因は自己発送の出荷費用が高額であったことです。

FBAを利用して売れ残りが発生すると在庫保管手数料が請求されますが、商品を多く販売できれば出荷費用が抑えられるため、自己発送よりも利益が高くなりやすくなります。

参考:Amazon FBA料金シミュレーター

FBAの利用手順7ステップ

FBAを導入する際に「難しそう」「手続きが複雑そう」というイメージを持たれるかもしれません。

そこでここからはFBAの利用開始までの流れを7つのステップに分けて、分かりやすく解説していきます。

あらかじめ手順を把握しておけば簡単に利用できますのでぜひご覧ください。

  1. セラーセントラルでFBAをセットアップする
  2. 商品登録をする
  3. 納品プランを作成する
  4. 商品ラベルを貼付しバーコードを確認する
  5. 納品倉庫を確定する
  6. Amazonの基準に従って梱包する
  7. 配送準備を行い完了させる

順に解説します。

1.セラーセントラルでFBAをセットアップする

Amazon FBAを利用するためには、出品者用アカウントを作成し、管理画面である 「セラーセントラル」にログインしFBAをセットアップします。

手続きを進める際に次の7つの情報を揃えておきましょう。

  • インターネット環境
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • クレジットカード
  • 銀行口座
  • 有効期限内の顔写真入りの身分証明書
  • 直近180日以内に発行された各種取引明細書1部

他にも、購入者用のアカウントを作成していない方は、まず購入者用アカウントを作成し、ログインした状態で出品者用のアカウントを作成してください。

なお、出品者用のアカウントは本人確認が主な登録作業となるため、画面に沿って上記の必要書類を使いながら本人確認まで進めていきましょう。

出品者用アカウントを作成したあとは、セラーセントラルへのログインです。

WEB検索で「セラーセントラル ログイン」などで検索しログイン画面へ移行します。

すでに作成した出品者アカウントのメールアドレスとパスワードを入力します。

すると2段階認証画面に遷移し、登録した電話番号宛に送信されるワンタイムパスワードを入力します。

すると、セラーセントラル画面に遷移すれば、セットアップは完了です。

その後、収益の受取口座情報の登録などが必要な場合がありますが、設定項目はアカウントごとに異なるため、セラーセントラルの画面に従って操作を進めていきましょう。

2.商品登録をする

次は商品の登録です。

FBA商品を販売するには、販売したい商品の出品手続きと価格設定を行います。また、Amazonで取り扱いのないオリジナル商品を販売する場合は、商品カタログへの登録が必要です。

Amazonですでに取り扱いのある商品登録の手順は以下のとおりです。

1.「在庫」の商品登録をクリックする

2.検索窓で商品を検索し「この商品を出品」をクリック

3.詳細表示で価格やフルフィルメントチャネルなどを登録する

オリジナル商品の登録は、検索窓の下にある「Amazonで販売されていない商品を追加します」から設定しましょう。

3.納品プランを作成する

商品登録が完了したら、次は納品プランの作成です。

納品プランとは「どの商品を」「どのくらいの数量」を納品するかをAmazonに伝えるための計画書のようなものです。

納品プラン作成の手順は以下のとおりです。

1.セラーセントラルにある「在庫」から「在庫管理」をクリックする

2.商品一覧から納品する商品にチェックを入れる

3.「選択中の商品を一括変更」をクリック後「在庫商品を納品/補充する」を選択する

4.「納品手続きに進む」をクリックする

5.危険物情報を入力したら「送信」をクリックする

6.「FBAとして出品しAmazonへ納品」をクリックする

7.梱包タイプの選択後に納品個数を入力する

これで納品プランの作成作業は完了です。

4.商品ラベルを貼付しバーコードを確認する

納品する商品や個数が決まったら、商品ラベルを貼付けしてバーコードの確認を行います。

ラベルの貼付は出品者が行う方法の他に、手数料はかかりますが上記で解説した「FBA商品ラベル貼付けサービス」でAmazonへの依頼も可能です。

商品の発送に必要な費用を比較してみて、どちらが適切か判断しましょう。

自社で行う場合は、既存の商品バーコードを隠すように商品ラベルを貼付します。

また、小さい商品や凹凸がありラベルが剥がれそうな商品は、透明な袋やケースに収納し、その上からラベルを貼って納品することも可能です。

それでもラベルが剥がれそうな時はラベルをセロハンテープなどの透明なテープで補強しても問題ありませんので、商品ラベルが剥がれない状態で納品しましょう。

5.納品倉庫を確定する

商品ラベルの貼付まで完了したら、次は納品倉庫の確定を行います。

Amazonでは、商品の保管・配送拠点として、日本各地に複数のFC(フルフィルメントセンター)を設置しています。

納品操作をした後、どこのFCに商品が納品されるかは出品者の住所や商品の種類、在庫状況などを判断し、Amazon側で自動的に決定します。

納品手続きをやり直したい場合は、24時間以内であれば取り消しできます。

また、距離によって納品時の送料に変動があるため、近くのFC宛の納品をしたい場合は何度か納品操作をやり直すと配送先が変わる可能性はあります。

しかし、納品先が出品者の希望どおりになることは少なく、配送日が遅くなってしまうリスクがあるため、特に賞味期限がある食品などを送る場合には早めにFCへ発送してしまった方が良いでしょう。

6.Amazonの基準に従って梱包する

納品先のFCが決まったら商品を梱包しましょう。

FCへ送るための段ボールは新品である必要はありません。中身が汚れていなければ使いまわしたダンボールでも問題はありません。

しかし、目立つ汚れや梱包した商品に影響を与えてしまうほど凹みやすいダンボールだと、Amazonの基準を満たせずに納品できない可能性があるため、比較的キレイで頑丈なダンボールを利用しましょう

また、発送する商品を梱包した際に隙間を埋める必要がありますが、緩衝材も使い古しで構いません。ビニール製の緩衝材や無地の紙で隙間を埋めて商品が配送中にずれないようにしましょう。

7.配送準備を行い完了させる

最後に配送ラベルを貼り配送準備を完了させましょう。

納品先が決まったら輸送用の「配送ラベル印刷」を選択し、梱包したダンボールに間違いないように貼付けます。

その際、古い配送ラベルやバーコードが残っていると、配送ミスが発生する可能性があるため、必ず古いラベルを剥がしてから、新しい配送ラベルを貼付し、バーコードはマーカーなどで塗りつぶしましょう。

その後、指定した運送会社へ集荷を依頼する、あるいは直接運送会社へ持ち込めば配送準備は完了です。

FBAは儲からない?黒字化するための運用ポイント

画像出典元:フルフィルメント by Amazon(FBA)サービス概要資料

Amazon運営をする上で、FBAは欠かせないサービスであることがご理解いただけたでしょうか。

実際に2020年9月にAmazonが行った調査によると、FBAを導入した出品者のうち74.9%が売上増加を実感しているというデータがあります。

しかし、FBAは儲からないという声が一定数あります。

次からは、FBAを導入しても儲からないと言われる理由や、 FBAを活用して黒字運営をするためのポイントを解説していきます。

FBAで儲からないと言われる理由は?

FBAで儲からないと言われる主な理由は次の3つだと考えられます。

  • 大口出品の手数料が高い
  • 手数料が利益を圧迫する
  • FBA倉庫への送料がかかる

FBAを利用するには、配送代行手数料や在庫保管手数料など、さまざまな手数料が発生します。

特に大口出品の場合は、月額4,900円+税の出品手数料が発生するため、最低でも5,000円以上の利益が確保できなければ黒字化はできません。

また、配送手数料や在庫保管手数料も利益が少なくなる要因のひとつです。そのため、利益率の低い商品ばかり販売すると配送手数料の負担感が増してしまうでしょう。さらに、売れ残り商品が長期間FCへ保管されてしまうと在庫保管手数料が高額になる可能性があります。

このように、手数料を考慮しない運営をしてしまうとFBAを有効活用できずに、思ったほど利益が上げられなくなってしまうでしょう。

FBAで黒字化するために必要な4つのポイント

では、FBAで黒字化を達成するためには何が必要なのでしょうか。

FBAで利益を上げるためのポイントを次の4つに分けて解説します。

  • FBA料金シミュレーターを活用する
  • 取扱商品のリサーチをする
  • FBAへの送料を抑える
  • 利益の出る商品を選ぶ

これらの運営ポイントを意識することで、FBAで発生するコストを最小限に抑えつつ、売上を最大化し黒字化を達成できるでしょう。

FBA料金シミュレーターを活用する

販売する商品の利益見込みを確認するためには、上記「FBA料金シミュレーターを活用して費用を計算してみよう」で解説したFBA料金シミュレーターを活用しましょう。

FBA料金シミュレーターは、Amazonが無料で提供しているツールで、FBA手数料の見積もり額を簡単に計算できるツールです。

商品金額やサイズ、品数によってはFBAを利用するよりも、自己発送した方が送料を含めた手数料の総額が安くなる場合もあります。

FBAは業務効率化ができる便利なサービスですが、さまざまな手数料を考慮し、特に慣れてない商品や、はじめて取り扱う商品はFBA料金シミュレーターで利益計算をしてからFBAを活用するか検討しましょう

取扱商品のリサーチをする

FBAで黒字化を達成するためには、販売する商品の入念なリサーチが重要です。

具体的には、価格推移や競合相手数、商品の需要の有無を調べます。

商品リサーチはAmazonで調べるのが良いでしょう。気になる商品のページを確認すると一定期間内の販売数量や、商品説明欄の下部で価格推移を確認できます。

また、競合を調べる場合もAmazonの商品ページ出品者欄を確認し、販売力の強いAmazonや大手メーカーを避け、個人の出品者が多い商品を狙うのが良いでしょう

商品リサーチは、時間と手間のかかる作業ですがFBAを活用した黒字化を狙うためには売れ筋商品を見つけることが何よりも重要です。

FBAへの送料を抑える

FBAで販売商品をFCへ納品するときはできるだけ送料を抑えましょう。

そこでおすすめなのが、Amazonとヤマト運輸が連携して提供する納品配送サービス「FBAパートナーキャリア」です。

2021年4月22日から配送オプションとしてヤマト運輸が選択できるようになり、基本運賃よりも最大67%も割引されます。

特に、3辺の合計が140サイズの大きな荷物が1,000円以下で配達できるため、配送する商品をまとめてFCへ送りたい場合におすすめです。

なお、重量が25kgを超える場合や、リチウムバッテリーを含む危険物、冷凍・冷蔵商品の配達は対象外のため取り扱う商品は事前に確認しましょう。

利益の出る商品を選ぶ

FBAを活用した黒字化を目指すためには「利益の出る商品」を選べるかどうかにかかっています。

黒字化にならない原因は、販売商品の利益率に問題を抱えている可能性があります。

利益の出る商品選びで重要なポイントは以下の6つです。

  • 利益計算をする
  • 単価が高い商品を扱う
  • 回転率の良い商品
  • 販売手数料を抑えられる商品
  • 商品はまとめて仕入れる
  • 広告運用やSEOを意識する

利益率の高い商品を見つけるためには、上記で解説した商品のリサーチや手数料の分析が重要です。

市場のトレンドや競合状況、ユーザーニーズなども分析し収益が見込める商品を見つけましょう。

まとめ|FBAを活用して効率的に売上を伸ばそう

Amazon運営で業務効率化を図り売上拡大を行うためにはFBAの活用がおすすめです。

「Amazon FBAを利用しているのに儲からない」という場合は、利益の出る商品をリサーチし、FBA料金シミュレーションで手数料を計算して戦略的に運営することで黒字化を目指していけるでしょう

しかし「FBAを活用して利益が出せるか不安」「自己発送とどちらがお得なのかわからずFBA活用に踏み出せない」という方は、ぜひお気軽にジャグーにご相談ください。

ジャグー株式会社では、ECモールの豊富な経験と実績をもつコンサルタントが専門的なサポートを行っています。

FBAだけではなく、Amazon運営全体の売上改善や社内運用の仕組み化など、戦略から販売までを一気通貫したEC支援をご提供します。

EC運営全般に関するご相談は、ぜひジャグー株式会社へお気軽にお問い合わせください。

Jagooは、豊富な成功事例と失敗事例を踏まえて最短距離で進めるEC戦略・運用のプロフェッショナルです。
売上拡大・利益拡大はもちろん、継続し続けられる「仕組み化」に至るまで完全コミット。 楽天をはじめとする大手ECモール出身者が経営しているからこそ実現する、ただの作業代行ではない本気で勝ち抜くEC戦略をご提供致します。

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