最終更新日:2026.4.24

TikTok Shopのトクトクセールとは?開催時期・施策・参加条件を解説

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TikTok Shopのトクトクセールとは?開催時期・施策・参加条件を解説

TikTok Shopの販促施策として注目されているのが「トクトクセール」です。単なる値下げではなく、クーポン、直値引き、LIVE、動画施策などを組み合わせて売上を伸ばしやすい点が特徴です。

セラーにとっては、売上拡大や新規顧客獲得のきっかけになるセール企画といえます。

一方で、

「通常のセールと何が違うのかわからない」

「自社が参加できる条件を知りたい」

「売上は伸びても利益が残るのか不安」

と感じているセラーも多いのではないでしょうか。

本記事では、トクトクセールの基本、開催時期、実施される施策、参加条件を整理した上で、セラーにとってのメリット・デメリット、売上を伸ばすコツまでわかりやすく解説します。

最後まで読むことで、トクトクセールに参加すべきか、何を準備すべきか、自社でどう活用すべきかが整理できるでしょう。TikTok Shopで売上アップを狙いたいセラーは、ぜひ参考にしてください。

監修者

代表取締役米原広兼

ジャグー株式会社 代表取締役米原 広兼

新卒で楽天グループ株式会社に入社し、ECコンサルタントとして
SOY(Shop of the Year)受賞店舗をはじめ多数の上位店舗を支援。

約2万人の社員の中から「楽天賞MVP」を受賞するなど、
高い実績と評価を獲得。
その後、大手企業のEC支援を行うコンサルティング会社を経て、
2020年にEC専門支援会社「ジャグー株式会社」を設立。
楽天市場やAmazonなど複数モールにおける売上拡大・運用最適化を総合的に支援している。

また、グループ会社にて自らもAmazonでの販売事業を展開。
自社ブランド製品はAmazonで「Amazonおすすめ」を多数獲得し、
販売開始から1年で月商1,000万円を突破するなど、売り手としても豊富な実績を持つ。

目次

TikTok Shopの「トクトクセール」とは?

トクトクセールとは、TikTok Shop内で開催される公式のセール企画です。

単なる値下げイベントではなく、クーポンや直値引きに加えて、LIVE配信や動画施策なども連動しながら展開されています。

まずは通常のセールとの違いやトクトクセールが注目されている理由を見ていきましょう。

なお、トクトクセールを理解する前に、TikTok Shopの基本的な仕組みを押さえておきたい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:TikTok Shopとは?導入前に知っておくべき仕組みや注意点を徹底解説

トクトクセールと通常のセールとの違い

トクトクセールと通常のセールの違いを、以下の表にまとめました。

比較項目トクトクセール通常のセール
実施主体TikTok Shop内の公式セール企画各ショップが個別に実施
主な目的売上拡大、新規顧客獲得、認知拡大単発の販促、在庫調整
主な施策クーポン、直値引き、LIVE、動画施策など値下げ、クーポン配布が中心
露出の広がりプラットフォーム全体の盛り上がりに乗れる自社施策の範囲にとどまる
集客導線動画やLIVEから購入につながる商品ページや広告経由が中心

通常のセールは、各ショップが個別に値下げやクーポン配布を行う形が中心です。

一方、トクトクセールはTikTok Shop全体の販促企画として展開されるため、価格訴求に加えて、LIVE配信や動画施策も絡めながら売上を伸ばせる特徴があります。

トクトクセールは「自社で値下げを打つだけのセール」ではなく「TikTok Shop全体の盛り上がりに乗りながら売上を取りにいく企画」と考えるとわかりやすいでしょう。

トクトクセールが注目されている理由

トクトクセールが注目されている理由は、購買意欲を高める仕組みと、TikTokならではの拡散力を組み合わせやすい点にあります。

TikTokでは商品を検索して探すより、動画やLIVEを見て「気になる」「欲しい」と感じ他ユーザーがそのまま購入する流れが多いです。

実際に2025年11月のキャンペーンでは、セール期間中の1日あたりの合計GMV(流通総額)がセール前と比べて119%増加し、キャンペーン登録商品のGMVは1.7倍に伸びました。

セールによる価格面のあと押しが加わると、視聴から購入までの流れがさらに強まります。特に見た目の変化が伝わる商品や、使い方を動画で見せられる商品はトクトクセールと相性がよく、売上増加につながりやすいです。

トクトクセールの開催時期・スケジュール

トクトクセールの開催時期と今後の開催予定をまとめます。開催の傾向をつかんでおけば、次のセールに向けた動き出しがスムーズになるでしょう。

過去の開催実績

トクトクセールは、季節のイベントや購買意欲が高まる時期に合わせて開催される傾向があります。ブラックフライデー、バレンタイン、新生活シーズン、ゴールデンウィーク前後など、買い物需要が伸びやすいタイミングで実施されてきました。

2026年に入ってから4月までの開催実績は以下のとおりです。

セール名開催期間開催日数
トクトクSALE 新年度セール(バレンタイン特集)1/26(月)〜1/30(金)5日間
スーパーSALE 新春セール2/25(水)〜2/27(金)3日間
トクトクSALE 新生活セール3/20(金)〜3/26(木)7日間
トクトクSALE GW特集4/17(金)〜4/21(火)5日間

直近の実績を見ると、以下のような傾向が読み取れます。

  • バレンタインや新生活準備など、需要が高まる時期に合わせて実施されている
  • 開催日数は3〜7日間と回ごとに異なる
  • セールのテーマに応じて、時期や規模が調整されている

こうして見ると、トクトクセールは不定期に行われる単発企画ではなく、年間の需要に合わせて設計される販促施策と考えられるでしょう。

今後の開催予定

今後もトクトクセールは、季節イベントや商戦期に合わせて開催されていくと想定されます。TikTok Shopではキャンペーンカレンダーが公開されており、直近も毎月セールが予定されています。

現時点で確認できる主な予定は、以下のとおりです。

開催月セール名
5/8(金)~5/10(日)スーパーSALE 母の日特集
6/25(木)~6/30(火)トクトク大感謝祭(TikTok Shopオープン1周年記念)
7月スーパーSALE Summer Sale
8月トクトクSALE お盆休みSALE

ただし、具体的な開催日やテーマの詳細は、各セールの数週間前に正式に発表されます。セラーセンターの通知や、認定パートナーからの案内をこまめに確認することが大切です。

なお、各セールにはウォームアップ期間が設けられ、動画チャレンジや事前クーポン配布、アプリ内露出などの準備施策が開始されます。セール本番だけでなく、この事前期間から動き出すことが成果につながります。

トクトクセールで実施される施策

ここからは、トクトクセールで実施される主な施策を紹介します。

各施策の違いを押さえておくことで、自社がどこに力を入れるべきか見えてくるでしょう。

クーポン・直値引き施策

トクトクセールでもっともわかりやすい施策が、クーポン配布と表示価格からの直値引きです。価格面のメリットがそのまま伝わるため、ユーザーに「今買う理由」を作れる施策といえます。

過去のセールでは、複数の割引施策が同時に展開されていました。

主な例は、以下のとおりです。

  • LIVE配信中に配布される10〜20%OFFクーポン
  • 動画経由で配布される15%OFFクーポン
  • 商品に直接適用される10〜20%OFFの即時値引き

いずれも既存ユーザー限定で利用条件(最低購入金額・割引上限)が設定されており、クーポンの有効期限は30分から1時間と短いものが多い点も特徴です。

どの割引が実施されるかは事前に案内されるため、ユーザーも買い物の準備をスムーズに進められます。出店者にとっては、セール全体の盛り上がりを活かしながら販売を伸ばせる施策です。

LIVE配信キャンペーン

LIVE配信キャンペーンは、配信中にクーポンや特典を案内しその場での購入につなげる施策です。

視聴者は商品説明や実演を見ながら購入を検討できるため、通常の商品ページだけでは伝わりにくい魅力も届けられます。セール期間中に売上を伸ばす上で中心になる施策のひとつです。

LIVE配信キャンペーンでは、主に以下のような枠が設けられます。

施策名対象参加条件・方法主な特典
LIVE Challenge高い配信実績を持つセラーがByteDanceからの招待制で申込可能申し込みが必要(1時間あたりのGMVや週間の平均配信時間など、一定の条件)15%OFFのLIVE配信クーポン、マーケティング支援、キャンペーンページでの優先掲載
Key LIVE Session成長余地のあるセラー申し込みが必要(過去30日間の自社LIVE累計GMVが一定水準を超えていること、または事前に広告プランを購入していることなど)LIVE配信クーポン、リーチ支援
Happy Hours比較的参加しやすい枠セール期間中の指定時間帯に実施されるLIVE施策時間限定クーポンの配布によって、その場の購買をあと押し

LIVE配信キャンペーンはすべて同じ条件で参加できるわけではありません。自社の配信実績や広告利用状況に応じて参加できる枠が変わるため、事前に条件を確認しておくことが大切です。

なお、LIVE配信の進め方や売上につなげるコツを詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:【2026年】TikTok Shopライブコマースで売上UP!配信テクニックと失敗しないための7つのポイント

動画キャンペーン・ハッシュタグ施策

動画キャンペーンやハッシュタグ施策は、専用のクーポンや公式アカウントからのリポストなどでセール前から商品への関心を高め、セール期間中の流入を増やすための施策です。

TikTokでは検索して商品を探すというより、流れてきた動画を見て商品に興味を持つ流れが中心です。そのため、自社商品に関連する動画が増えるほど、商品を知ってもらえる機会も広がります。

実際のセールでは、主に以下の2種類が用意されています。

施策名対象参加方法主な特徴
動画チャレンジ動画の成長余地が高いセラー・クリエイター招待制・要エントリー15%OFFの動画専用クーポン、動画マーケティング支援、デジタル表彰状など
ハッシュタグチャレンジすべてのセラー自動参加・エントリー不要公式アカウントからのリポスト、動画ブースト、マーケティング支援など

それぞれ参加条件は異なります。

たとえば、動画チャレンジでは指定のハッシュタグを付けて一定本数以上のショート動画を投稿する必要がありました。一方、ハッシュタグチャレンジは指定ハッシュタグを付けた動画を投稿すれば参加できる形で、比較的取り組みやすい施策です。

過去のキャンペーンでは、以下のようなハッシュタグが使われていました。

  • #トクトクSALE
  • #GWの過ごし方
  • #GW特集

動画キャンペーン・ハッシュタグ施策は、LIVE配信ほど即時購入に直結する役割ではないものの、セールの話題づくりや認知拡大に大きく関わります。セール本番だけでなく、事前の盛り上がりを作りたい場合にも重要な施策です。

商品インセンティブ施策

商品インセンティブ施策とは、セールのテーマに合った商品に対して、優先的に割引や露出の機会を与える仕組みです。

すべての商品を同じように押し出すのではなく、集客に使う商品や主力商品に力を集めることで、セール全体の売上を伸ばせます。

特にトクトクセールでは、商品ごとに役割を分けた上での設計が重要です。たとえば、以下のように整理できます。

  • 多くのユーザーを呼び込むための商品
  • 売上の中心になる主力商品
  • 単価アップを狙う商品

こうした商品を優先的に訴求すると、限られた露出枠や値引き施策を有効に使えます。看板商品をきっかけにショップ全体への関心を高める流れも作りやすくなるでしょう。

実際に2026年3月の新生活セールでは、以下のような商品枠が設けられていました。

枠名枠数対象単価エントリーインセンティブ
単価向上商品30枠15,000円以上招待制2,500円OFFクーポン
集客向け商品30枠500〜2,000円招待制25〜50%OFF(ピークデーは50%OFF)
主力販売商品120枠2,000〜14,999円招待制25%OFFクーポン
ショップタブタイムセール招待制15〜20%OFF即時値引き
全商品対象クーポン制限なし全セラー申し込み可500円OFFクーポン(4,000円以上購入)

上位の枠ほどインセンティブは手厚い一方で、参加には実績が求められるケースが多くなります。まず取り組むなら、全セラーが申し込める枠から始めるのが現実的です。

自社の売れ筋や看板商品をどの枠に当てはめるかを考えることが、商品インセンティブ施策を活かす第一歩になります。

トクトクセールの参加条件と申し込み方法

トクトクセールにエントリーする商品の販売価格は必ずエントリー前30日間以内の定価より値下げして販売しなければいけません。

定価を上げているものは販売価格に注意をしましょう。また、一部商品によってはエントリー前の30日間で売上が1点以上ないとエントリーできない場合もあります。

それぞれのセラーセンターから参加条件を確認した上でエントリーすることをおすすめします。

各施策の参加条件と申込方法について解説します。

順に見ていきましょう。

全セラーが参加できる施策

セール期間中には、申し込み不要で自動的に参加できる施策もあります

たとえば「Happy Hours」では、ピークデーの指定時間にLIVE配信を行うだけで、15%OFFのLIVEクーポンが自動的に視聴者へ配布されます。

また全商品対象クーポンも条件を満たせば全セラーが申し込めます。主な条件は以下のとおりです。

  • 送料無料の設定を済ませている
  • 過去最低価格の条件を満たしている

500円OFFや10%OFFなどの全商品対象クーポンは、比較的取り組みやすい施策です。TikTok Shopでのセール参加が初めてのセラーは、まずこの枠から始めると流れをつかめるでしょう。

申し込み制の施策

申し込み制の施策は、一定の実績条件を満たしたセラーが事前にエントリーして参加する形式です。代表例として「Key LIVE Session」があります。

Key LIVE Sessionに参加するための主な条件は、以下のとおりです。

  • 過去30日間の自社LIVE累計GMVが約475万円以上
  • またはLIVE広告プランを購入済みである
  • キャンペーン期間中に最低4回以上配信する
  • 1回あたり2時間以上配信する

参加が認められると、15%OFFのLIVE配信クーポンやマーケティング支援を受けられます

また、動画チャレンジも申し込み制の施策です。動画チャレンジは、指定ハッシュタグを付けたショート動画を一定本数以上投稿する必要があります。

申し込み制の施策は全セラー対象より参加ハードルが上がる一方、受けられる支援も厚くなる傾向があります。

招待制の施策

招待制の施策は、TikTok側が選定したトップセラーのみが参加できる形式です。

LIVE Challengeや、上位の商品枠である「単価向上商品」「集客向け商品」「主力販売商品」などが該当します。

参加条件として、主に以下の内容が求められます。

  • GMV目標と広告費の事前合意
  • キャンペーン期間中に5日間以上のLIVE配信
  • 週40時間以上の配信あるいは毎回4時間以上の配信

参加条件は厳しい一方で、インセンティブはかなり手厚くなります。たとえば、以下のような特典が用意されています。

  • 20%OFFクーポン
  • 高水準のマーケティング支援
  • キャンペーンページでの優先掲載

一定の販売実績や配信実績があるセラーにとっては、売上を大きく伸ばすチャンスになる施策です。

プレミアムプランで参加枠を広げる方法

通常の条件を満たしていなくても、プレミアム広告プランを購入すると、上位施策への参加チャンスを得られる仕組みがあります。

たとえば、LIVE Challengeの参加資格を満たしていないセラーでも、LIVEプレミアムプランを購入することで参加が可能です。

同じように動画プレミアムプランを活用すれば、動画チャレンジの参加枠を得られます。

ただし、プレミアムプランを使う場合は、事前に以下の対応が必要です。

  • 広告アカウントのスクリーンショット提出
  • 目標コミットの設定

設定した目標から大きく離れた場合は、特典が無効になるリスクもあります。広告予算に余裕があり、トクトクセールを本格的に活用したいセラーに向いているでしょう。

トクトクセールに参加する3つのメリット

トクトクセールに参加する3つのメリット

トクトクセールに参加するメリットとして、以下の3つが挙げられます。

  1. クーポン施策と露出強化で売上の山を作れる
  2. 新規顧客の獲得と認知拡大につなげられる
  3. 動画・LIVE施策と組み合わせると成果を伸ばしやすい

順に解説します。

1.クーポン施策と露出強化で売上の山を作れる

トクトクセールでは割引施策と露出強化が同時に動くため、短い期間に売上が集中します。

通常時は商品ページまで来てもらうだけでも時間がかかりますが、セール中はクーポンや直値引きがある上、アプリ内の露出も増えるため、購入につながる流れを作れます。

特に、買うきっかけを探しているユーザーに商品を露出できる点は大きな強みです。

価格面のあと押しがあることで「少し気になっていた商品」をそのまま購入してもらえる可能性が高まります。

実際に参加店舗のなかには、通常時の数倍規模の売上を記録したケースもあります。タイムセールやLIVE配信と組み合わせれば、短期間で売上を集中的に作れるでしょう。

2.新規顧客の獲得と認知拡大につなげられる

トクトクセールは、これまで自社ショップを知らなかったユーザーに商品を見つけてもらうきっかけにもなります。

TikTokではもともと商品を探していた人だけでなく、動画を見ていて偶然商品に興味を持つ人も多いためです。

そこにセール価格やクーポンが加わると、初回購入のハードルが下がります。普段は動画を見るだけだったユーザーが「今なら試しやすい」と感じて購入に進む流れも生まれます。

新生活やバレンタインのようにテーマがあるセールでは、そのイベントに関心を持つ新しい層に届きやすいです。セールを入り口にショップを知ってもらい、その後のリピートやファン化につなげられます。

3.動画・LIVE施策と組み合わせると成果を伸ばしやすい

トクトクセールは、動画やLIVE配信と組み合わせることで、成果がさらに伸びやすくなります

TikTok Shopでは、価格だけで購入が決まるわけではなく、動画で魅力が伝わるか、LIVEで不安を解消できるかが影響するためです。

たとえば、以下のような流れを作ると、購入につながる可能性が高まるでしょう。

  1. 動画で商品の使い方や見た目の変化を伝える
  2. LIVE配信で詳しく説明する
  3. 今だけのクーポンで購入をあと押しする

単に安いから買うのではなく、納得した上で買ってもらえる点が強みです。クーポン配布だけで終わらせず、実演や説明を組み合わせることで、セールの効果を引き出せます。

トクトクセールに参加する際の3つの注意点

トクトクセールに参加する際の3つの注意点

トクトクセールは売上を伸ばすきっかけになりますが、参加すれば必ずプラスになるとは限りません。利益や運用負荷まで含めて考えないと、セール後に負担だけが残ることもあります。

トクトクセールの参加前に押さえておきたい3つの注意点を解説します。

  1. 値引きと送料無料で利益が圧迫されやすい
  2. 申し込み管理や準備が増えて運用負荷が高まりやすい
  3. 通常価格で売りにくくなり、セール依存になりやすい

順に見ていきましょう。

1.値引きと送料無料で利益が圧迫されやすい

トクトクセールで注意したいのは、商品が多く売れても、1点あたりの利益が大きく減るおそれがあることです。売上が伸びても、手元に残る利益が少なければ、成果が出たとはいい切れません。

参加条件として送料無料の設定が求められることが多く、送料は出店者側の負担になります。クーポンや独自の値引きが重なると、原価に対する利益が想定以上に薄くなる場合もある点に注意しましょう。

こうした事態を防ぐには、参加前の利益計算が欠かせません。送料や割引分を差し引いても赤字にならないかを確認した上で、どの商品をいくらで出すのかを決めておくことが重要です。

2.申し込み管理や準備が増えて運用負荷が高まりやすい

トクトクセールでは準備や管理の手間が増え、担当者の業務量が重くなります。普段の運用に加えて、セール用の設定や制作、確認作業まで発生するためです。

特に負担になるのは、以下のような作業です。

  • 施策ごとの参加条件や申し込み期限の確認
  • セール用の動画制作やLIVE配信準備
  • 商品、LIVE、動画ごとの進行管理と社内調整

自動的に参加できる施策もありますが、事前申し込みが必要なものも少なくありません。LIVE、動画、商品施策が別々に動くため、社内での確認やスケジュール調整にも手間がかかります。

そのため事前に役割分担と申し込み期限を整理し、対応する施策に優先順位を付けておくことが重要です。

3.通常価格で売りにくくなり、セール依存になりやすい

頻繁にセールへ参加していると、ユーザーが「安くなるまで待とう」と考えるようになり、通常価格で売れにくくなることがあります。

値引きが当たり前になると、価格以外の魅力が伝わりづらくなり、ショップ全体の価値まで下がるおそれがあります。

いつも割引している印象が強くなると、通常時の売上が落ち込み、結果として全体の利益率が悪化する原因になりかねません。

短期の売上だけを見て判断すると、長い目で見たときに成長しにくい状態に入りやすくなります。

そのため、流通総額を増やすことだけを目標にするのではなく、通常時の売上やリピートも含めて考える必要があります。安売りだけに頼らず、商品そのものの魅力や発信の工夫で選ばれる状態を作ることが大切です。

トクトクセールで売上を伸ばす3つのコツ

トクトクセールで売上を伸ばす3つのコツ

トクトクセールで売上を伸ばすために押さえたいコツを3つ紹介します。

  1. 売れやすい商品を絞ってセール設計を行う
  2. クーポン・動画・LIVEを組み合わせて購買をあと押しする
  3. 反応データを分析して次回の改善につなげる

どこに力を入れるべきかを確認しながら見ていきましょう。

1.売れやすい商品を絞ってセール設計を行う

トクトクセールではすべての商品を同じように割引するのではなく、セールと相性の良い売れ筋商品に絞って訴求することが重要です。

力を入れる商品を一つか二つに絞ると、割引や露出を集中させられます。

特に季節に合っている商品や、使う場面がイメージしやすい商品は関心が集まりやすいです。関心の高い商品を中心に見せれば、効率良くショップへの流入を増やせます。

たとえば新生活セールなら、家具や家電、日用品などテーマに合った商品を前面に出す方法が有効です。看板商品で人を集め、そこから他の商品もあわせて見てもらう流れを作ることがポイントになります。

2.クーポン・動画・LIVEを組み合わせて購買をあと押しする

トクトクセールで成果を伸ばすには、開催前の動画投稿と、当日のLIVE配信やクーポン配布をつなげて考えることが大切です。

ひとつの施策だけに頼るのではなく、複数を組み合わせたほうが購入までの流れを作りやすくなります。

トクトクセールでは、たとえば以下のような流れを作れます。

  1. 開催前に動画投稿で商品を知ってもらう
  2. ウォームアップ期間に事前クーポンで関心を高める
  3. セール本番のLIVE配信で商品の魅力を伝える
  4. 時間限定クーポンで購入をあと押しする

実際のセールでも、開催前から動画チャレンジやハッシュタグチャレンジ、事前クーポン配布などが始まります。早い段階から動画を出しておくと、ユーザーの期待感を高められるでしょう。

セール本番では、LIVE配信で商品の魅力を伝えながら、時間限定クーポンを出すことで「今買う理由」を作れます。

興味を持ってもらう段階から購入までの流れをつないでおくことが、トクトクセールで売上を伸ばす上で欠かせません。

3.反応データを分析して次回の改善につなげる

セールが終わったあとは、売上金額だけで終わらせず、どの施策や商品が結果につながったのかを確認することが大切です。数字の中身まで見ていくと、自社に合うやり方が見えてきます。

特に以下のような項目を整理すると、次のセールで改善すべき点が明確になります。

  • どの動画がよく見られたのか
  • どの時間帯のLIVEで売れたのか
  • どの商品に反応が集まったのか

過去の課題を踏まえて、商品の選び方や配信の進め方を調整していくことが重要です。

一度きりの売上で終わらせず、継続して成果を積み上げるためにも振り返りまで含めてセール運用と考える必要があります。

なお、TikTok Shop全体の進め方や売上を伸ばす基本も確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:【2026年最新】TikTok Shop出店ガイド!進め方5ステップや売上を伸ばすポイントも解説

トクトクセールの活用に不安がある場合は、運用支援の活用も有効

トクトクセールを活用したくても、社内の人数が足りなかったり、動画やLIVE配信のノウハウが不足していたりすると、不安を感じやすいでしょう。そうした場合は、運用代行会社や専門家の支援を活用するのも一つの選択肢です。

TikTok Shopの運営では、以下のような対応すべき業務が幅広くあります。

  • アカウント開設
  • 商品登録
  • 動画制作
  • LIVE配信
  • データ分析

多くの業務を社内の担当者一人で抱えると、負担が重くなるだけでなく、準備不足や対応漏れが起きるおそれもあります。

たとえばジャグーのようなTikTok Shop支援に特化したサービスを活用すれば、必要な業務をまとめて任せられます。

社内負担を抑えながら、セール施策を着実に進めたい場合におすすめの選択肢です。

運営代行会社の選び方や依頼できる業務を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:TikTok Shop運営代行おすすめ3選!依頼できる業務や選定ポイントも解説

トクトクセールをうまく活用して、売上アップにつなげよう

トクトクセールは、単なる値下げ企画ではなく、クーポン、LIVE配信、動画施策、商品インセンティブなどを組み合わせながら売上を伸ばしていく販促施策です。

うまく活用できれば、短期間で売上を高められるだけでなく、新規顧客の獲得や認知拡大にもつなげられます。

一方で、TikTok Shopの運営は、商品選定、動画制作、LIVE配信、広告運用、効果分析まで対応範囲が広く、社内だけで回し切るのが難しい場合もあります。

自社だけで進めるのが不安な場合は、ジャグーのようなTikTok Shop支援サービスを活用するのも一つの選択肢です。トクトクセールをきっかけにTikTok Shopの売上を伸ばしたい方は、ぜひ一度検討してみてください。

Jagooは、豊富な成功事例と失敗事例を踏まえて最短距離で進めるEC戦略・運用のプロフェッショナルです。
売上拡大・利益拡大はもちろん、継続し続けられる「仕組み化」に至るまで完全コミット。 楽天をはじめとする大手ECモール出身者が経営しているからこそ実現する、ただの作業代行ではない本気で勝ち抜くEC戦略をご提供致します。

トクトクセールに関するよくある質問

Q.次回の開催はいつ?

次回の開催時期は、公式発表があるまで確定していません。セラーセンターの案内や認定パートナーからの最新情報をこまめに確認するのが確実です。

トクトクセールは春や冬など季節ごとの流れはあるものの、毎回テーマや日程は変わります。インターネット上の予想だけで進めず、正式なお知らせをもとに準備しましょう。

Q.誰でも参加できる?

すべての施策に誰でも参加できるわけではありません。内容によって参加条件が異なります。

主な参加パターンは、以下の3つです。

  1. 自動で参加できる施策
  2. 事前の申し込みが必要な施策
  3. TikTok側からの招待が必要な施策

たとえば、全セラーが参加しやすい施策がある一方で、売上実績や配信実績が必要なLIVE企画もあります。自社がどの施策に参加できるのか、事前に確認しておくことが大切です。

Q.成果を出しやすい商品にはどんな特徴がある?

トクトクセールで成果が出やすいのは、見た目の変化がわかりやすく、セールのテーマにも合っている商品です。動画で使い方や特徴が伝わる商品ほど、TikTok Shopと相性が良くなります。

たとえば、コスメや便利グッズのように、使う前後の違いが伝わる商品は反応を集められる傾向があります。さらに、新生活なら家具や家電、バレンタインならギフト商品のように、時期に合った商品を選ぶことも重要です。

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