【2024年最新版】楽天RPP広告とは?設定方法や成果が出た運用のコツ9つを徹底解説

楽天のRPP広告は、ユーザーに最適化された広告を配信できる、売上向上に最適な広告のひとつです。

検索結果一覧ページの上位に商品が掲載されていない場合、そもそもアクセスが見込めません。しかし、RPP広告を活用することで意図的に検索結果一覧ページ上部に掲載できます。

RPP広告について聞いたことがある方や内容を知っている方は多いと思いますが、具体的な設定手順や売上を増やせる効果的な広告運用のコツを知らず、苦戦している方も多いと思います。

そこで本記事では、RPP広告の具体的な設定方法や、実際に効果が出たRPP広告の運用のコツ、成功事例を紹介します。

RPP広告の特徴や具体的な設定方法まで網羅していますので、RPP広告運用を考えている方は必見です。

ぜひ最後まで読んで、RPP広告を効果的に運用し、売上向上につなげましょう!

ジャグーの楽天市場総合支援サービス
Jagooは、豊富な成功事例と失敗事例を踏まえて最短距離で進めるEC戦略・運用のプロフェッショナルです。
売上拡大・利益拡大はもちろん、継続し続けられる「仕組み化」に至るまで完全コミット。 楽天出身者が経営しているからこそ実現する、ただの作業代行ではない本気で勝ち抜くEC戦略をご提供致します。

代表取締役米原広兼

監修者
米原 広兼

ジャグー株式会社 代表取締役

2015年に楽天入社後ECコンサルティング部に所属
作業やアドバイスではなく実行支援の重要性を感じ2020年にEC支援会社のジャグーを創業。
支援企業の中でSOY受賞経験は9店舗。

目次

そもそもRPP広告とは?費用や機能について

RPP広告とは、楽天プロモーションプラットフォーム(Rakuten Promotion Platform)の略称です。検索連動型のクリック課金制広告を指します。

具体的には、楽天市場内でユーザーが検索した際に、検索結果の上位に「PR」表記付きで表示される広告です。この「PR」表記は、広告であるのを明示するためのものであり、ユーザーに信頼性と透明性を伝えています。

楽天のRPP広告の画面キャプチャ

画像引用元:楽天市場

RPP広告は、ユーザーの検索キーワードに連動して表示されるため、ターゲットユーザーに最適化された広告を配信可能です。

また、クリック課金制広告のため、広告が表示されただけでは料金は発生しません。ユーザーが実際に広告をクリックした際に初めて費用が発生します。予算に応じた細かい調整が可能であり、無駄なコストを抑えられるのもメリットです。

最低月予算は5,000円から設定できます。広告費用は楽天市場の店舗運営費用として、販売高から相殺される形で請求されます。

RPP広告はなぜ重要なのか?

楽天市場での売上を伸ばすためには、商品ページへのアクセスを確保することが不可欠です。楽天市場におけるアクセスの約40%は検索経由の流入であるため、検索結果での上位表示が非常に重要となります。

楽天市場に新たに商品を登録した際、通常は検索結果の下位に表示されます。そのため、ユーザーの目に留まる機会が少なく、アクセスを期待するのは難しい状況です。

RPP広告を活用すれば、商品を意図的に検索結果の上位に配置し、ユーザーの目に留まりやすくできます。新規商品や人気のない商品の露出を増やし、アクセス数を向上させれば、販売実績も上がるでしょう。

さらに、RPP広告を活用して販売実績が上がると、自然検索順位も徐々に上がる傾向があります。楽天市場のアルゴリズムが販売実績を重要視しているためです。

RPP広告4つの特徴

楽天RPP広告4つの特徴

RPP広告には以下の4つの特徴があります。

  1. 検索上位に表示される
  2. クリック課金制度で細かい配信調整が可能
  3. 最低月予算5,000円から運用できる
  4. ユーザーのニーズにマッチした広告を表示できる

順に解説します。

①検索上位に表示させられる

楽天のRPP広告の画面キャプチャ

画像引用元:楽天市場

RPP広告の最大のメリットは、商品を検索結果の上位に表示できる点です。

PCでは検索結果の上位4位以内、スマートフォンや楽天市場アプリでは上位6位以内に広告が表示されます。

また、楽天市場のトップページや商品ジャンルページなど、ユーザーの購買意欲が高まる場所にも広告が表示されることがあります。うまく活用すればアクセス数が大幅に向上するでしょう。

②クリック課金制度で細かい配信調整が可能

RPP広告はクリック課金制度を採用しているため、細かい配信調整が可能です。

CPC(クリック単価)を細かく設定すれば、広告の表示回数やCTRを調整できます。そのため、商品に応じて意図的に広告露出量を調整し、費用対効果を重視する広告運用も可能です

RPP広告は、他の広告と比べると運用ハードルが低く、無駄なコストが発生しません。

一方、「楽天市場広告」や「特別大型広告」などは、掲載するだけで費用が発生します。そのため、実際にクリックされるかどうかに関わらずコストがかかります。

少額から始めたい企業や、高い費用対効果を求める企業には、RPP広告がおすすめです。

③最低月予算5,000円から運用できる

RPP広告は月予算が5,000円から運用できるため、小規模な店舗でも手軽に始められます。

少額の予算であっても、適切なキーワード選定や戦略的な入札によって商品を上位表示させられます。また、運用の結果を見ながら予算を徐々に増やせるため、リスクを抑えた広告運用が可能です。

さらに、CPCは10円から設定可能なので、限られた予算内で効率的な運用ができます。CPCには下記の2タイプあるため、自社にあった運用タイプを選びましょう。

CPCタイプ概要設定可能CPC単価
商品CPCキャンペーン毎に設定。
キーワード指定がないため、ユーザーの検索キーワードに関連があると判断された場合に自動で表示される。
10円〜10,000円
キーワードCPCキーワード毎に設定。
1商品に10キーワードまで設定が可能で、商品CPCよりも優先して表示される。
40円〜10,000円

④ユーザーのニーズにマッチした広告を表示できる

RPP広告は、ユーザーが検索するキーワードに基づいて広告が表示されるため、ユーザーのニーズにマッチした広告配信が可能です。

ユーザーが探している商品を見つけやすくなり、広告のCTRやCVRの向上が期待できます。

広告入稿時に具体的なキーワードを設定すると効果的です。

たとえば、「夏用ワンピース」「防水スマホケース」など、具体的なキーワードを検索するユーザーは購買意欲が高い傾向にあります。検索のタイミングで広告が表示できればCTRが向上するでしょう。

また、RPP広告は広告運用が初めての場合でも成果を出しやすいのがメリットです。低予算から始められる点に加えて、検索結果に基づいて広告を表示するため、ユーザーのニーズに直接アプローチできます。

少ないコストで高い効果を得られ、広告運用の経験が浅い店舗でも成功しやすいと言えます。

RPP広告で期待できる3つの効果

RPP広告で期待できる3つの効果

RPP広告を運用することで期待できる効果は下記の3つです。

  1. 検索経由のアクセス増加
  2. 検索経由の売上の増加
  3. 対策キーワードでの「自然検索順位」の向上

順に解説します。

①検索経由のアクセスの増加

RPP広告を運用し、検索結果の上位に商品を表示させると、ユーザーの注目を集めやすくなりますそれにともない、商品ページへのアクセスが飛躍的に増加します。

ユーザーの多くは、検索結果の上位に表示される商品に注目します。検索結果の最初のページに表示される商品は、クリック率が非常に高い傾向にあります。

RPP広告を継続的に運用すれば、安定したアクセス増加を維持できます。特に、新商品や販売実績が少ない商品に対しては大きな効果を見込めます。

②検索経由の売上の増加

自社の商品をRPP広告により検索結果の上位に表示をしてアクセス数が増加すれば、売上の増加も期待できます

アクセス数が増加すると、自然と商品ページの閲覧数も増え、購入に至るユーザーが多くなります。

売上が増加すると、広告の費用対効果を示す指標であるROAS(Return on Advertising Spend)にも影響します。RPP広告はクリック課金制のため、無駄なコストを抑えて効率的なターゲットユーザーへのアプローチが可能です。

売上が増加する一方で、広告費用を必要最低限にできるため、結果としてROASが向上します。

RPP広告の運用は、短期的な売上増加だけでなく、長期的な売上向上も期待できます。

広告によって獲得した新規顧客がリピーターとなる可能性が高まり、定期的な売上増加に寄与しますまた、広告運用のデータを収集し、次の運用に活かすことで、さらなる売上向上を目指せるのです。

③対策キーワードでの「自然検索順位」の向上

RPP広告運用の最大のメリットは、自然検索順位の向上です。楽天市場のSEOに関連する要素に広告運用が影響を与えるためです。具体的なSEOのロジックとRPP広告を利用した自然検索順位向上のステップは以下のとおりです。

【楽天SEOのロジック※1】

指標概要
指定キーワードのクリック率(CTR)広告や検索結果に表示された際のクリック率が高いほど、キーワードの関連性が高いと評価される。
指定キーワード経由の転換率ユーザーがキーワードを検索し、商品ページにアクセスして購入に至る割合が高いほど評価される。
指定キーワード経由の売上高および件数特定のキーワードからの売上や購入件数が多いほど、検索順位が上昇する。
対象商品の売上高総売上が高い商品は、検索順位が上がりやすくなる。
期間別の数値1日、1週間、1ヶ月の期間でこれらの指標が高いほど、自然検索順位が上がりやすくなる。

【RPP広告を利用した自然検索順位向上のステップ※1】

ステップ概要
①検索上位を狙う商品と検索キーワードの決定どの商品をどのキーワードで上位表示させたいかを明確にする。
②現時点での検索順位の把握現時点での順位を確認し、目標を設定する。検索順位10位以降の場合は自然に順位が向上しないため、意図的な対策が必要。
③商品名および商品ページの対策商品名やページ内容を最適化し、SEO対策をする。
④RPP広告による指標の向上RPP広告を運用し、指標を高めることで、競合よりも優位に立つ。
⑤売上増加による自然検索順位の向上RPP広告経由で売上が伸び始めると、自然検索順位も上がり始める。
⑥アクセス数と売上増加によるランキングの向上対象商品へのアクセス数が増加し、売上も伸びることでランキング順位が向上し、さらに売上が増えるサイクルに入る。
※1:楽天SEOに関して公式にロジックは公開されておらず、弊社知見を踏まえた独自の見解になります。

上記のステップでRPP広告を活用することで、商品の自然検索順位の向上が図れます。RPP広告は短期的な売上向上だけでなく、自然検索との相乗効果で長期的な売上向上も見込めるのです。

関連記事:【2024年最新版】楽天SEOとは?知っておくべきルールや具体的な対策10選を徹底解説!

RPP広告が表示されるロジック

ノートパソコンと本が机の上にある

RPP広告の表示順位は、以下の要素によって決定します。(※2)

要素概要
CPC単価目安CPCよりも高く設定する事で表示順位を高めます
商品の売上件数高い売上件数は、商品の人気度を示し、目安CPCが下がりやすい傾向にあるため、表示されやすくなります。
商品の売上額高い売上額は、目安CPCが下がりやすい傾向にあるため、表示されやすくなります
CTR高いCTRは、検索キーワードとの関連性が高いとみなされるため、目安CPCが下がりやすい傾向にあり表示されやすくなります。
※2:RPP広告の表示順位に関して公式に決定要素は公開されておらず、弊社知見を踏まえた独自の見解になります。

さまざまな要素がありますが、中でも優先順位の高い要素は「CPC単価」です。商品の販売実績が少ない場合でも、単価を目安CPCに合わせれば上位に表示させられます

しかし、CPC単価が高すぎると費用対効果が合わないため、CPC単価を下げるために次の要素を重視しましょう。

  • 対象商品における「キーワードの売上実績」
  • 対象商品における「キーワードの転換率」
  • 対象商品における「キーワードのクリック率」

キーワードの売上実績や転換率が上がると、自然検索順位が向上します。検索上位に表示されれば、クリック率も向上するため、広告の予算を減らしていっても売上が増えるようになります。

優先順位の高い要素を中心に対策し、自然と売上が伸びるサイクルを目指しましょう

RPP広告の設定方法5ステップ

RPP広告の設定方法は下記の5ステップです。

細かい設定が必要な部分もあるので、丁寧に設定しましょう。

  1. RMSにログインしプロモーションメニューを開く
  2. 「検索連動型広告(RPP)」をクリック
  3. キャンペーンをクリックし「新規登録」を開く
  4. 入力項目を記載し登録する
  5. 除外商品登録の設定をする

1. RMSにログインしプロモーションメニューを開く

まず、楽天市場の店舗管理システム(RMS)にログインします。ログイン後、サイドメニューから「広告・アフィリエイト・楽天大学」をクリックし「広告(プロモーションメニュー)」を選択します。

RMSの広告・アフィリエイト・楽天大学の画面

画像引用元:【楽天市場】RMS

2. 「検索連動型広告(RPP)」をクリック

プロモーションメニューを開いたら「検索連動型広告(RPP)」を選択します。ここまでは直感的な操作で進められるので、迷わずに進められるでしょう。

RMSの広告(プロモーションメニュー)の画面

画像引用元:【楽天市場】RMS

3. キャンペーンをクリックし「新規登録」を開く

設定画面に移ったら「キャンペーン」をクリックします。左端にあるホームのすぐ右側に「キャンペーン」の表記があります。新しいRPP広告キャンペーンを作成するために、「新規登録」をクリックしましょう。

RMSのRPPキャンペーンのボタン
RMSのRPP広告新規登録ボタン

画像引用元:【楽天市場】RMS

4. 入力項目を記載し登録する

「新規登録」を開いたら、必要な入力項目を記載します。入力項目には、キャンペーン名やステータス、継続月予算、CPCなどがあるので、忘れずに設定しましょう。

情報の入力が完了したら「登録」をクリックしてキャンペーンを保存します。

RMSのRPP広告新規キャンペーン登録画面

画像引用元:【楽天市場】RMS

5. 除外商品登録の設定をする

最後に、除外商品登録をします。除外商品登録では、RPP広告に表示させたくない商品を設定します。設定すれば、無駄なクリックやコストを抑えられ、より効果的な広告配信ができるでしょう。

RMSのRPP広告の除外商品登録設定

画像引用元:【楽天市場】RMS

RPP広告運用11のコツ

RPP広告運用11のコツ

RPP広告運用で成果を出すためのコツを11個紹介します。1つずつ丁寧に取り入れて、RPP広告運用に活かしてみてください。

  1. 露出したい商品以外を除外設定する
  2. 自然流入キーワードを把握する
  3. 最低CPCは10円ではなく11円以上に設定する
  4. 商品キーワードを設定する
  5. CPC設定後1時間前後で検索結果をチェックする
  6. ROASが良い商品はCPC単価を強める
  7. 効果レポートでCTRとROASを日々チェックする
  8. アクセスが集まるタイミングで露出を強化する
  9. 月末の予算促進に注意する
  10. 会員ランク機能を活用する
  11. 限界CPCを把握する

順に解説します。

1. 露出したい商品以外を除外設定する

RPP広告では、基本的に全商品が広告対象となるため、露出したくない商品は除外設定をしておきましょう。

除外商品を選定するときは、扱っている商品数をもとに考えるのがおすすめです。

たとえば、商品数が50以内の場合、どの商品の反応が良いかをテストするために、はじめは除外設定をせずに運用します。数日間反応をみて、どの商品が売れているのかをチェックします。あまり売れていない商品は除外設定登録をしましょう。

また、商品数が50より多い場合は、在庫があり販売を強化したい商品以外を除外設定します。露出したい商品を絞ることで、広告予算を効率的に使い、重点的に販売したい商品に集中できます。

さらに、ROASが悪い商品も除外設定をしておくのがおすすめです。費用対効果の低い商品を除外することで、全体の広告効率を向上させられます。

2. 自然流入キーワードを把握する

RPP広告の運用には、自然流入キーワードを把握し、適切なキーワード戦略を立てるのも重です。

自然流入が多いキーワードは、ユーザーの関心が高く、購入に結びつきやすいキーワードです。これらのキーワードを積極的に商品キーワードに追加すれば、RPP広告の効果を高められるでしょう。

自然流入キーワードは、RMS内の「楽天サーチ」から分析ができます

積極的に自然流入の多いキーワードを見つけ、RPP広告の商品キーワードに追加するのをおすすめします。

楽天サーチの画面

3. 最低CPCは10円ではなく11円以上に設定する

RPP広告では多くの競合企業がCPCを最低額の10円に設定しています。そのため、自社のCPCを11円以上に設定することで、表示率が高まる可能性があります

ある商品に対してRPP広告を運用する場合、CPCを10円に設定すると、他の多くの広告と競合し、表示機会が限られます。そこで、CPCを11円に設定すると、そのわずかな差で競合を上回り、検索結果の上位に表示されやすくなるのです。

10円と11円はわずかな差ですが、大きな成果を生む可能性があるため、ぜひ試してみてください。

4. 商品キーワードを設定する

RPP広告では、商品ごとに10個のキーワードを設定できます。ユーザーのニーズによりマッチしたキーワードを設定し、CTRを向上させましょう。

キーワードを選定するときは一般的なキーワードだけでなく、ロングテールキーワードを狙うようにしましょう。特定のニーズにマッチしたキーワードを取り入れることで、購買意欲の高いユーザーにリーチできます。

また、上位表示させたいキーワードを中心に、サジェストワードや言い換えワードを登録するのも効果的です。サジェストキーワードや言い換えワードでニーズを絞ることで、CPCを抑える効果もあります。

まずは検索ボリュームの少ないキーワードを狙って、少しずつ実績をあげていきましょう。

5. CPC設定後1時間前後で検索結果をチェックする

RPP広告は、CPC設定後1時間ほどで検索結果に反映されます。検索結果をチェックし、目的のキーワードに対して広告が表示されているかを確認しましょう。

ただし、新しいキャンペーンを作成した場合、設定後から配信されるまでに最大24時間かかる場合もあります。

検索結果を確認すると「設定したCPCが適切か」や「広告が目標の位置に表示されているか」などを判断できます。もし広告が期待どおりに表示されていない場合は、CPCの再設定やキーワードの見直しが必要です。定期的に検索結果をチェックし、必要であれば改善する習慣をつけましょう。

6. ROASが良い商品はCPCを強める

ROASが良い商品は、さらに広告効果を高めるために、CPC(クリック単価)を強めることを検討しましょう。広告費用に対して得られる売上が多いため、追加の広告費用を投入することで、さらなる売上増加が期待できます。

しかし、ROASの基準は取り扱う商品や業種により異なる点に注意です。たとえば、高額商品はROASの基準が低くても利益を上げられる場合があります。そのため、自社の商品や業種によってROASの基準を設定するのが重要です。

自社の基準の中でROASが高く、表示順位がさらに上がる可能性がある商品は、CPCを徐々に高めていきましょう。

7. 効果レポートでCTRとROASを日々チェックする

RPP広告で成果をあげるには、CTRとROASを日々チェックし、データを分析することが重要です。データをもとに次の施策を検討し、より効果的な運用をしましょう。

効果レポートから確認するべき主な指標は以下のとおりです。

CTR(クリック率)広告が表示された回数に対してクリックされた回数の割合。CTRが高いほど、広告の訴求力が高いことを示します。
ROAS(広告費用対効果)広告費用に対してどれだけの売上が得られたかを示す指標。高いROASは、広告が効果的に運用されていることを示します。
クリック数広告を通じた商品ページクリック数。クリック数の増減をチェックし、広告の露出効果を確認します。
売上額広告経由で発生した売上の総額。売上額を確認し、広告の費用対効果を評価します。

定期的にデータを分析し、運用している広告の成果をチェックしましょう。そして、データをもとに次の施策を考えるのが重要です。

8. アクセスが集まるタイミングで露出を強化する

アクセスが集まるタイミングで広告の露出を強化することで、CTRやCVRが大幅に向上します。楽天市場では「朝の7時」「昼の12時」「夜の19時以降」にアクセスが集中する傾向にあります。

上記の時間帯に広告が上位表示されるようにCPC単価を調整することで、より多くのユーザーへのリーチが可能です。

しかし、忙しい時間帯や物理的に対応できない場合もあるでしょう。その場合は、運用代行サービスを利用することも1つの手です。

弊社のRPP運用代行サービスでは、CPC単価の設定が1日中可能なため、アクセスのピーク時間帯での最適な広告運用を実現できます。興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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9. 月末の予算促進に注意する

月末は、競合店舗が広告予算を使い切るため、予期しない予算の消費が進む場合があります。ROASが悪化する可能性があるため、慎重に管理しましょう。

具体的には、月末に向けて広告予算を細かく管理し、必要に応じて日別の予算配分を調整するのがおすすめです。

また、月末に向けてCPC単価を調整し、過度なクリックの発生を防ぎます。特にROASが悪化しているキーワードに対しては、CPCを引き下げることを検討します。

定期的な効果レポートのチェックは重要ですが、月末は特に細かく確認するのをおすすめします

10. 会員ランク機能を活用する

2024年1月24日に導入された「ランク別入札最適化機能」を活用すれば、RPP広告の効果を最大化し、ROASを向上させられます

この機能では、楽天市場の会員ランクに応じて自動的に入札単価を最適化することが可能です。購入者の7〜8割がダイヤモンド会員やプラチナ会員であるため、これらの高ランク会員に対して広告を優先的に表示できます。

具体的には、会員ランクユーザーに対し入札単価を最大+25%~最低-80%で自動最適させます。

RMSの会員ランク機能の説明画像

画像引用元:【楽天市場】RMS

イベント期間中は会員の購入率が高まる傾向にあり、広告の表示順位をキープするために会員ランク機能をオンにしましょう。逆に、イベント期間外はCPC単価の上昇を防ぐためにオフにするのをおすすめします。

11. 限界CPCを把握する

限界CPC(上限クリック単価)とは、1回のクリックに対して発生する費用の上限のことです。限界CPCを把握することで、商品ごとにどこまでCPC単価を設定して良いのかを判断する目安になります

限界CPCの算出方法は以下のとおりです。

限界CPC=限界CPA×想定CVR

限界CPA(上限顧客獲得単価)は、広告運用時に赤字にならない範囲のCPAの上限です。想定CVRは予想されるコンバージョン率で、この2つをかけ合わせることで限界CPCを算出できます。

また、CPAはCPC/転換率で決定します。​転換率が悪い場合、限界CPAが高くなり、限界CPCも高くなるため、商品ページの改善を計り、転換率の改善をしましょう。

イベント時にRPP広告を最大限に活用する方法4つ

イベント時にRPP広告を最大限に活用する方法4つ

RPP広告は、楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどのイベント時に活用することで最大限に効果を発揮します以下の4つの方法を参考に、RPP広告の効果を向上させましょう。

  1. イベント告知期間から露出を強化する
  2. CPCを都度調節する
  3. 商品が露出しているか確認する
  4. イベント期間中の5の倍数日程は露出をさらに強化する

順に解説します。

①イベント告知期間から露出を強化する

楽天スーパーセールの場合は開始4日前から、お買い物マラソンの場合は開始1〜2日前から事前告知が行われます。

多くのユーザーはイベント告知期間から購入したい商品を探し始めるため、告知期間中の露出強化が効果的です。

特に楽天スーパーセールでは、商品を購入するユーザーの約8割が告知期間中に商品を探す傾向にあります。告知期間中に必ず露出を強化しましょう。

②CPCを都度調整する

イベント中は競合も露出を強化するため、自社の広告が表示されるようCPC単価を細かく調整する必要があります。また、CPC単価を上げるタイミングも考慮しましょう。

ユーザーのアクセスが集中する時間帯に自社広告が表示されるように「昼の11時」や「夜の18時」に設定するのがおすすめです。

CPC単価の設定タイミングについては5.CPC設定後1時間前後で検索結果をチェックする」や「8. アクセスが集まるタイミングで露出を強化するを再度確認してみてください。

③商品が露出しているか確認する

CPC単価の設定後、自社の商品が実際に露出しているかを定期的に確認しましょう。特に、アクセス数を稼ぎたい時間帯に広告が表示されているかどうかをチェックすれば、CTRやROASの向上にもつながります

商品が露出しているかを確認する際に、競合も調査するのがおすすめです。競合がイベント時にどのような広告を出しているか、どのようなキーワードを追加しているかをリサーチし、自社広告に活かしましょう。

④イベント期間中の5の倍数日程は露出をさらに強化する

楽天市場では、5の倍数日(5日、10日、15日、20日、25日、30日)に楽天カード決済するとポイントがアップします。

特典を利用するユーザーは非常に多く、購入者の約7割以上が楽天カード決済を利用しています。そのため、5の倍数日程は転換率が上がりやすく、広告効果が高まる傾向にあります。

イベント期間中に5の倍数日程がある場合は、露出の強化を計画に入れ、CPC単価の調整をしましょう。

RPP広告運用の成功事例

弊社がRPP広告運用をサポートし、成果のあがった事例を2つ紹介します。

  • 成功事例①|主要キーワードの検索順位1位獲得で月商4000万円を達成
  • 成功事例②|支援後半年でボリュームキーワード1位獲得・広告費削減も達成

成功事例①|主要キーワードの検索順位1位獲得で月商4000万円を達成

食品販売のカテゴリーの出店者様で、楽天出店後2年ほど、月商100万円程度で推移していました。

検索上位を狙うキーワードの選定や商品ページの対策、RPP広告の設定などの網羅的な支援により、支援後1年間で月商が最大4000万円まで拡大しました。

主要キーワードでの検索順位も1位を獲得し、広告効果だけでなく自然検索順位の向上も果たしました。

項目施策内容支援前の状況支援後の効果
検索上位を狙う商品とキーワードの決定・10キーワードをフルで設定
・10商品で着手
キーワード設定数が少なく、メンテナンスもなし・特定のキーワードにおける販売件数が増え、自然検索も安定して1位獲得
・検索経由のアクセス数が大幅増加
現時点での検索順位の把握・検索結果3ページ目の100位以降
・特定キーワード経由の流入が月10以下
検索順位の把握なし検索順位をデータで把握
商品名および商品ページの対策・商品名やキャッチコピーの最適化
・商品サムネイル画像の改修
・最適化なし
・転換率低
・転換率向上
・CTR向上
RPP広告の設定と露出強化・キーワード設定
・ミドルキーワードでの上位表示
CPCが600円と高い・CPC調整
・ミドルキーワードで露出強化
店舗内の施策強化転換率を高める施策の実施店舗内施策が弱い転換率向上
RPP広告経由の売上増加売上が増え始めた商品は自然検索順位も向上売上が伸び悩み自然検索順位の向上
商品へのアクセスと売上増加対象商品のアクセス人数増加し、ランキングにも掲載アクセスが少ないランキング経由のアクセスが、検索流入同等数を獲得できたことで売上が大幅に増加

成功事例②|支援後半年でボリュームキーワード1位獲得・広告費削減も達成

化粧品カテゴリーの出店者様で、支援前から月商2000万円ほどありましたが、自然検索が弱く売上が安定していない状況でした。

弊社が支援に入ってからはミドルキーワードからRPP広告の露出を強化し、支援半年後にはボリュームキーワードでの順位1位を獲得しました。

RPP広告を起点にして自然検索順位も向上し、売れるサイクルに入ったことで、月商3000万円の売上に安定し、広告費用の削減にも成功しました。

項目施策内容支援前の状況支援後の効果
キーワードの把握主力商品に流入のあるキーワードとその転換率を把握自然検索が弱いキーワードの選定と転換率の把握
アクセス増加と売上の算出主力キーワードの順位向上により見込めるアクセス増加が、売上にどの程度寄与するか算出売上が安定していない売上向上の見込みを把握
ミドルキーワードの決定対策すべきキーワードに付随するミドルキーワードを決定キーワード対策が不十分ミドルキーワードでの露出強化
ページの改修現在の検索上位の競合ページを参考に、顧客のニーズを踏まえたサムネイル画像とページ改修をするページの改善が必要転換率向上
ミドルキーワードでの露出強化・ミドルキーワードからRPP広告の露出を強化
・イベント期間中の露出強化
広告の露出が不十分イベント期間での売上向上
ボリュームキーワードでのCPC調整ボリュームキーワードでのCPCが高い状況で露出日と時間を決め、一時的に表示順位を上げる高CPCに対応できていない自然検索順位の向上
広告費用の管理商品自体の売上ベースが上がり、多少の投資が可能になった広告費用が高い広告費用削減と利益率改善

まとめ|RPP広告を運用して効率的に売上向上を目指そう

楽天市場で成功を目指す場合、RPP広告の運用は非常に重要です。短期的な売上増加はもちろん、長期的な自然検索順位の向上も目指せます。

特に本記事で解説した「RPP広告で期待できる3つの効果」は、楽天市場の出店者様であればぜひ把握しておきたい内容なので、読み返してみてください。

しかし、RPP広告の重要性や効果は分かっても、なかなか手が回らず運用できないという担当者様もいるのではないでしょうか。

ジャグー株式会社では、出店者様に対し、楽天市場出身者による専門的なサポートをしています。

売上の改善や社内運用の仕組み化など、戦略から販売まで一気通貫したEC支援をご提供します。

RPP広告など楽天の運用に関するご相談があればお気軽にお問い合わせください。

ジャグーの楽天市場総合支援サービス
Jagooは、豊富な成功事例と失敗事例を踏まえて最短距離で進めるEC戦略・運用のプロフェッショナルです。
売上拡大・利益拡大はもちろん、継続し続けられる「仕組み化」に至るまで完全コミット。 楽天出身者が経営しているからこそ実現する、ただの作業代行ではない本気で勝ち抜くEC戦略をご提供致します。

代表取締役米原広兼

監修者
米原 広兼

ジャグー株式会社 代表取締役

2015年に楽天入社後ECコンサルティング部に所属
作業やアドバイスではなく実行支援の重要性を感じ2020年にEC支援会社のジャグーを創業。
支援企業の中でSOY受賞経験は9店舗。

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