最終更新日:2026.4.7
【2026年】楽天SEOとは?知っておくべきルールや具体的な対策11選を徹底解説!
楽天SEO対策(楽天検索最適化)とは、楽天市場の検索窓で検索されたキーワードに対して、自社の商品を検索結果の上位に表示させるための施策です。
楽天市場で売上を伸ばすなら、SEO対策は最優先で取り組むべき施策といえます。
広告予算をかけずに検索上位を獲得できれば、アクセス数と売上の大幅な向上が期待できます。ただ、楽天SEOの具体的な方法は公式から多く開示されておらず「何から手をつければいいかわからない」という声も多く聞かれます。
本記事では、楽天SEOの基本的な考え方や注意点から、元楽天ECCだからこそ解説できる「上位表示するための具体的な11の対策」を紹介します。
ぜひ最後まで読んで、あなたのお店の楽天SEO対策にお役立てください。
監修者
ジャグー株式会社 代表取締役米原 広兼
新卒で楽天グループ株式会社に入社し、ECコンサルタントとして
SOY(Shop of the Year)受賞店舗をはじめ多数の上位店舗を支援。
約2万人の社員の中から「楽天賞MVP」を受賞するなど、
高い実績と評価を獲得。
その後、大手企業のEC支援を行うコンサルティング会社を経て、
2020年にEC専門支援会社「ジャグー株式会社」を設立。
楽天市場やAmazonなど複数モールにおける売上拡大・運用最適化を総合的に支援している。
また、グループ会社にて自らもAmazonでの販売事業を展開。
自社ブランド製品はAmazonで「Amazonおすすめ」を多数獲得し、
販売開始から1年で月商1,000万円を突破するなど、売り手としても豊富な実績を持つ。
目次
楽天のSEO対策とは?

楽天SEOとは、楽天市場内の商品検索結果で自店舗の商品を上位に表示させるための施策です。
一般的なSEO(Search Engine Optimization)と同様に、特定のキーワードでの検索結果を向上させることを目指しますが、楽天SEOの対象は楽天市場内に限定されます。
楽天市場の検索結果は「広告枠」と「自然検索枠」に分かれており、楽天SEOで目指すのは自然検索枠での上位表示です。上位表示されることで商品がより多くのユーザーに見られ、クリック率や売上の向上につながります。
ただし、楽天SEOの最終目的は検索順位の向上ではなく、売上の増加です。
上位表示されても購入に結びつかなければ意味がありません。アルゴリズムの変化を継続的に追いながら、売上に直結する施策を重ねることが重要です。
楽天SEOについては以下の動画でも詳しく解説していますので、ぜひ併せて確認してみてください。
楽天のSEO対策が重要な3つの理由

楽天のSEO対策が重要である理由は以下の3つです。
1\. 楽天サーチからの流入が約4割を占めるから

楽天市場のユーザーの約4割は、楽天サーチを利用して商品を探しています。
ユーザーは欲しい商品を見つけるために楽天市場内の検索機能を頻繁に利用しているため、楽天サーチでの上位表示が商品の露出を増やし、クリック率を高める最重要施策となります。
楽天市場での売上の公式は「アクセス数 × 転換率(CVR) × 客単価」です。転換率や客単価の改善にはある程度の上限がありますが、アクセス数は上位表示によって大きく伸ばすことができます。
自社商品ページへの流入経路はRMS(楽天利用者管理システム)内の「店舗カルテ」から確認できます。楽天サーチからの流入数を常に把握し、SEO対策の効果を数字で確認しながら進めましょう。
2\. 転換率が高まるから

楽天市場では、上位表示された商品ほど検索経由のアクセス数が増加します。楽天市場は買い物を目的としたサイトのため、検索を利用するユーザーはもともと購買意欲が高いです。
上位表示によって購買意欲の高いユーザーのアクセスが増えると、自然と購入数も増加し、結果的に商品ページ全体の転換率向上にもつながるのです。
特にユーザーがよく検索するキーワードで上位に表示されれば、自社商品が比較検討される機会が増え、購入数・転換率ともに改善が見込めるでしょう。
3\. 広告利用比率を下げ、中長期でCPAを抑えられるから
楽天SEOは一度効果が出れば継続的に作用するため、低コストで転換率・売上のアップが見込めます。
広告は費用をかければ即効性がありますが、停止すると効果が消えます。SEO対策は効果が出るまでに時間がかかりますが、一度上位を取れば広告に依存しない安定した流入を確保できます。
広告とSEOの違いは以下のとおりです。
| 項目 | 広告 | SEO対策 |
| コスト | 高い(広告費がかかる) | 低い(主に時間と労力が必要) |
| 効果の持続 | 短期的(広告期間中のみ) | 長期的(継続的な効果) |
| クリック率 | 広告種類による | 高い(検索順位1〜5位の場合) |
| 転換率 | 中程度 | 高い(検索順位1〜5位の場合) |
| 更新の必要性 | 定期的(広告設定の変更が必要) | 不定期(アルゴリズムの変化に対応) |
また、自然検索の上位表示はユーザーからの信頼獲得にもつながります。SEO対策による流入割合が増えると、中長期的にCPAが抑えられ、マーケティングコスト全体の削減が実現します。
楽天SEOの仕組み|検索順位が決まる4つの評価軸
現在の楽天市場では、検索結果がユーザーごとにパーソナライズされています。
2025年7月15日より本格導入されたパーソナライズド検索により、同じキーワードで検索しても、会員IDに紐づく閲覧履歴・購入履歴・属性情報(性別・年齢など)をもとに、ユーザーによって異なる検索結果が表示されます。
従来は全員が同じ検索結果を見ていましたが、その前提はもはや通用しません。
つまり、SEO対策の目標は「固定の順位を上げること」ではなく「自社の製品を購入する可能性があるターゲットおよび購入可能性の高いキーワードにおいて上位表示されること」へと変化しています。
そのため、自店舗の商品を上位に表示させるためには、楽天の検索ロジックが商品をどのような基準で評価しているかを理解することが重要です。
2024年10月に楽天が公式発表した検索順位が決まる4つの評価軸を基に解説します。
4つの評価軸(商品情報の品質/実績/カスタム指標/規約)

1. 商品情報の品質
店舗側が登録する商品名、キャッチコピー、商品説明文、商品画像、属性情報などは、検索結果において重要視されます。
商品情報を適切に登録・最適化しておくと、ユーザーが商品を見つけやすくなるだけでなく、検索ロジックからも高い評価が期待できます。
商品情報の充実は、店舗側で主体的に取り組める最も重要なSEO施策の一つです。丁寧に取り組みましょう。
2. 商品・ショップの実績
検索順位は、以下の2つの側面からなる「実績」に基づいて評価されます。
| 検索キーワードごとの実績 | 検索キーワードごとに、商品のCTR(クリック率)やCVR(転換率)が評価される |
| ショップ全体での実績 | レビュー情報、問い合わせ対応の質、配送品質など、ユーザーとのあらゆるタッチポイントでのパフォーマンスが評価される |
多くの要素がユーザー満足度を示す指標となり、検索順位に長期的な影響を与えます。なお、不正な手段で肯定的なレビューを得ることはガイドライン違反となるため注意しましょう。
ショップ全体の評価は、RMS内の「店舗チェックシート」で確認可能です。10点満点を目指して日々改善を繰り返していきましょう。
3. カスタム指標
楽天市場のビジネス戦略に応じて、特定の条件を満たした商品が一時的に検索順位で優遇される場合があります。たとえば「最強翌日配送ラベル対象商品」が優遇されるケースです。
カスタム指標は特定のタイミングや条件に合わせて実施されるため、出店者側でコントロールすることはできません。
ただし、該当する場合は特定の商品がユーザーに対して目立つ形で提示され、短期的な露出向上が期待できます。
4. 規約・ガイドライン
楽天市場が導入している「違反点数制度」は検索順位に直接影響を与えます。この制度はユーザー体験の向上と公平な競争環境の維持を目的としたものです。
違反点数が一定の基準を超えると、該当商品の検索順位が下がり、改善が見られない場合には検索結果から除外される場合もあります。
店舗側としては、違反を極力避け、万一違反が発生した場合には迅速に対応するよう心がけておくことが重要です。
適切な対応を行うことで、検索順位の回復や検索結果への再表示が可能となります。
楽天市場の検索ロジックについては以下の動画でも詳しく解説していますので、ぜひ併せて確認してみてください。
上位表示には売上実績が必須
楽天SEOにおいて、売上実績は上位表示のために重要な要素です。
楽天市場はユーザーの購買体験を重視しているため、よく売れている商品が検索結果で優遇される傾向にあります。
楽天SEO対策を行う際は、まず売上実績を積み上げることが重要です。売上実績とは「売上高」と「売上件数」の両方を指し、2つの指標によって検索順位が決まります。
売上高だけが高くても売上件数が少ない場合、あるいはその逆でも、上位表示にはつながりにくいため、両方をバランスよく伸ばすことを意識しましょう。
たとえば、広告を活用したり、効果的なプロモーションを行ったりして、商品が売れる環境を作り出す必要があります。
楽天市場で配信できる広告の種類や運用方法については、下記の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
関連記事:【2026年】楽天広告の種類・運用方法を元楽天ECCが徹底解説
楽天SEOキーワード攻略のために押さえるべき3つのポイント
楽天SEOにおいてキーワード対策は基本中の基本です。「どこにキーワードを入れるか」「何を設定するか」「どう評価されるか」の3点を体系的に理解しておきましょう。
順に解説します。
1. キーワードが反映される6つの項目
楽天市場では、キーワードの検索対象となる項目が6つあります。
- 商品名
- PC用キャッチコピー
- モバイル用キャッチコピー
- パソコン用商品説明文
- スマートフォン用商品説明文
- パソコン用販売説明文
特に重要なのは商品名です。商品名の先頭に重要なキーワードを配置するとユーザーの目に留まりやすくなり、クリック率の向上が期待できます。
たとえば、ドライヤーを販売している場合「ドライヤー」以外に「速乾」「マイナスイオン」「プロ仕様」などの具体的なキーワードを商品名に含めると、検索結果での露出を高められます。
自然な文章の流れを意識しながら、これらの項目に適切なキーワードを盛り込みましょう。ユーザーの検索ニーズは変化するため、定期的なキーワード見直しも重要です。
2. 全商品ディレクトリIDと商品属性情報の正しい設定
キーワード対策に加えて、検索対象項目となるものが2つあります。
- 全商品ディレクトリID
- 商品属性情報
上記を正しく登録しておかないと、キーワード対策を丁寧に行っていても検索結果に表示されない場合があります。必ず確認しておきましょう。
全商品ディレクトリID
全商品ディレクトリIDとは、楽天市場で販売されている商品をジャンルごとに分類するためのIDです。
楽天市場では、ユーザーが商品を検索しやすくするために、商品を階層構造で整理しています。 全商品ディレクトリIDが正しく登録されていれば「家電>テレビ>液晶テレビ」のように、商品の種類を段階的に絞り込むことが可能です。
全商品ディレクトリIDと表示先のカテゴリは異なるため、注意が必要です。
また、誤ったディレクトリIDを設定してしまうと、禁止行為である「不適切な商品ディレクトリ登録」とみなされ、故意でなくても楽天の「違反点数制度」の対象となる可能性があります。
ディレクトリIDの一覧はRMSの「商品登録・更新」画面からダウンロードできるため、しっかりと確認し適切なIDを登録しておきましょう。
商品属性情報
商品属性情報とは、商品の詳細な特性を示す情報です。
たとえば、商品の色やサイズ、素材などの情報が該当します。以前は「タグID」と呼ばれていましたが、2023年4月1日より実施されている楽天SKUプロジェクトにより「商品属性情報」という名称に変更されました。
任意項目を含め、可能な限り多くの商品属性情報を登録することで、商品の検索結果への露出やSEO評価にも好影響を与えます。
関連記事:【2026年最新】楽天SKUプロジェクトとは?売上アップのための対応策を解説!
商品数やバリエーションが多い場合は、CSVデータを利用した情報の一括登録が可能です。
CSVを活用した作業効率改善方法は以下の記事で解説しているので合わせて確認してみてください。手動入力の手間やミスを減らし、効率的に登録しましょう。
関連記事:楽天CSV活用で作業効率改善!SKU移行後の変更点やCSV活用術を紹介
3. キーワードを評価する3つの軸(出現頻度・希少性・人気度)
楽天SEOでは、キーワードを以下の3つの軸で評価しています。それぞれを把握して適切なキーワードの選定・配置が上位表示のポイントとなります。
順に解説します。
キーワードの出現頻度
検索エンジンが商品ページの内容を評価する際に、特定のキーワードがどれだけ多く出現するかがひとつの要素となります。
キーワードの出現頻度が高いほど、その商品が検索キーワードに関連していると判断され、検索結果で上位に表示されやすいのです。
たとえば、「スニーカー 軽量」というキーワードで検索上位を狙う場合、商品名や商品説明文に「軽量」を複数回含めるのがおすすめです。
【「スニーカー 軽量」の具体例】
この軽量スニーカーは、最新のテクノロジーを駆使して作られており、軽量でありながら耐久性も抜群です。軽量素材を使用しているため、長時間の使用でも疲れにくく、軽量設計が足への負担を軽減します。軽量スニーカーをお探しの方に最適な一足です。
上記のように、文章全体に自然な形でキーワードを散りばめることがポイントです。
ただし、キーワードの過剰な使用はスパムとみなされるリスクがあるため、キーワードを適度に配置し、文章として成立するように心がけましょう。
キーワードの希少性
希少性の高いキーワードとは、一般的に他の商品にはあまり使用されていないキーワードです。
たとえば「超軽量」というキーワードが商品名や説明文に含まれている商品が少ない場合、その希少性が高く評価されます。
楽天市場では、こうした希少なキーワードを持つ商品は、そのキーワードで検索された際に、上位に表示されやすい傾向があります。
希少性の高いキーワードを探すには、サジェストキーワード部分でサジェストを含めた3つ目の複合キーワードを探す方法がおすすめです。
サジェストキーワードとは、ユーザーが楽天市場の検索窓にキーワードを入力した際に、検索候補として表示されるキーワードです。
下記であれば、「レディース」「メンズ」「キッズ」などがサジェストキーワードに該当します。

たとえば「スニーカー 軽量 夏用」のように、3つ目のキーワードまで掘り下げることで、競合の少ないキーワードを見つけられるでしょう。
また、同じ意味でも異なる表現やスペルの違いによる「ゆらぎワード」も考慮しましょう。
たとえば「軽量」と「軽い」など、異なる表現でも検索される可能性のあるキーワードを見逃さず、網羅するのが効果的です。
【希少性の高いキーワードを含めた例】
商品名:超軽量 スニーカー
メンズ 夏用 通気性抜群説明文:
この超軽量スニーカーは、特に夏に最適な通気性を備えています。軽量設計により、長時間の歩行でも疲れにくく、快適な履き心地を提供します。
上記のように希少性の高いキーワードを自然に組み込むことで、検索結果での上位表示を狙えます。
キーワードの人気度
キーワードの人気度は、そのキーワードがどれだけユーザーから支持されているかで決まります。
楽天市場では収益を高めるために、人気度の高いキーワードを持つ商品を上位表示させる傾向があるのです。
楽天が評価するポイントは以下の2つです。
| クリック率の高さ | 検索キーワード経由で商品がクリックされる頻度 |
| 転換率の高さ | 検索キーワード経由で商品が購入される頻度 |
楽天市場が評価しているのは、ユーザーが検索する際により多くのクリック数と購入が見込めるキーワードです。
人気度の高いキーワードを利用することで楽天から評価され、上位表示の可能性が高まります。
人気度の高いキーワードを見つけるには、自社のデータ分析や競合調査を行い、どのキーワードがより多くのクリックとコンバージョンを生んでいるかを把握することが重要です。
また、サジェストキーワードも人気の高いキーワードのヒントになるため、しっかりと調査しましょう。
楽天SEOの具体的な対策11選
ここからは、楽天SEOの具体的な対策を「すぐできる5選」「継続的に取り組む6選」の2分類に分けて紹介します。自社の現状に合わせて優先順位をつけながら実践してください。
【すぐできる】SEO対策5選
【継続的に取り組む】SEO対策6選】
【すぐできる】SEO対策5選
1. 希少性の高いサジェストキーワードを商品名に挿入する
サジェストキーワードはユーザーが実際に検索している言葉を反映しているため、商品名やキャッチコピーに積極的に取り入れれば、検索結果での上位表示を狙えます。
特に3つ目の複合キーワードまで確認すると、希少性と具体性の高いキーワードが見つかります。「スニーカー 軽量」→「スニーカー 軽量 夏用」のように、一段階深く掘り下げることがポイントです。
「ラッコキーワード」などのツールを使えばサジェストキーワードを効率的に収集できます。見つけたキーワードは商品名の先頭や目立つ位置に配置しましょう。
2. 関連キーワードの出現頻度を高める
関連キーワードを商品名・キャッチコピー・説明文に自然な形で盛り込むと、商品がユーザーの目に留まりやすくなります。
関連キーワードとは、検索キーワードに関連する・連想されるキーワードのことです。たとえば「スニーカー」なら「靴」「運動」「歩く」などが該当します。
商品名の先頭に重要なキーワードを配置するとクリック率の向上が期待できますが、無理にキーワードを詰め込むとスパムとみなされる可能性があるため、自然な文章の流れを意識して配置しましょう。
3. 季節キーワードと注目キーワードを活用する
シーズナルキーワード(季節キーワード)の対策は、楽天SEOにおいて近年特に重要性が増しています。季節の変わり目に合わせた検索需要を取り込めるかどうかが、売上に直結するためです。
対策すべきシーズナルキーワードとは?
シーズナルキーワードとは、以下のような特定の季節や時期に検索ボリュームが高まるキーワードです。
- 春:「花見グッズ」「新生活」「入学祝い」「春用」
- 夏:「夏用」「涼しい」「冷感」「UV対策」「海水浴」
- 秋:「紅葉」「ハロウィン」「秋冬」
- 冬:「防寒」「暖かい」「クリスマス」「ギフト」「お歳暮」
上記に加えて、社会的なトレンドやニュースに連動する注目キーワード(流行語・人気ドラマに関連するワードなど)も積極的に活用しましょう。
どのようなキーワードを対策すべきか?
シーズナルキーワードの選定では、以下の2軸で考えると効果的です。
| キーワード選定の軸 | 内容 |
| 競合が少ない×需要が見込める複合キーワード | 「スニーカー 夏用 軽量」のように3語以上の組み合わせでロングテールを狙う。 |
| 自社商品に自然に絡められるキーワード | 無理に関係のないキーワードを入れるとスパム判定のリスクがあるため、商品特性と一致するものに絞る。 |
また、表記ゆれにも注意が必要です。「冷感」と「クール」「涼しい」のように、同じ意味でも複数の言い回しで検索されるため、バリエーションを網羅しておくと取りこぼしを防げます。
早割|検索ボリュームが上がる前に対策をすべき理由
シーズナルキーワードの対策では「シーズン到来前に仕込む」という発想が重要です。
楽天SEOは、キーワードを設定してから検索順位に反映されるまでに一定の時間がかかります。シーズン最盛期に対策を始めても、順位が上がる前に需要のピークが過ぎてしまいます。
具体的には、シーズン開始の4〜6週間前を目安に、季節キーワードを商品名・説明文に組み込んでおくことがおすすめです。
たとえば夏物商品なら、5月のゴールデンウィーク前には「夏用」「冷感」などのキーワードの仕込みを完了しておきましょう。
シーズン前から検索ボリュームが上がり始めるタイミング(いわゆる「早割需要」)にも対応できるため、ライバルに先んじて上位表示を狙えます。楽天市場のサジェスト機能や検索ボリュームツールで需要の立ち上がりを定期的にモニタリングする習慣をつけましょう。
4. 対策漏れのキーワードを見つける

SEO対策では、対策漏れのキーワードを見つけ出し、検索対象項目に追加することも重要です。
RMS(楽天利用者管理システム)の「楽天サーチ」から、どのキーワードが商品ページへのアクセスを引き起こしているかを確認できます。
現在の商品ページに含まれていないキーワード=「対策漏れキーワード」がないかをチェックし、見つかった場合は商品名やキャッチコピーなど優先度の高い項目に追加を検討しましょう。
検索されるキーワードは常に変化しているため、定期的なチェックの習慣化が重要です。
5. 「最強翌日配送」ラベルを獲得する
「最強翌日配送」ラベルを獲得すれば、楽天SEOの評価軸「カスタム指標」において有利に働き、検索順位が上がりやすくなります。
配送サービスの品質が一定基準以上の商品に付与されるラベルで、獲得には条件をクリアする必要がありますが、ラベルがついた商品は検索結果で上位表示される可能性が高まり、アクセス数・売上のアップも期待できます。
出店者にとってもユーザーにとってもメリットがある施策のため、積極的にラベル獲得を目指しましょう。
最強翌日配送については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ併せて確認してみてください。
関連記事:楽天最強翌日配送(旧楽天最強配送)とは?ラベルの獲得条件や導入のメリットとハードルを解説
【継続的に取り組む】SEO対策6選
1. 商品ページを充実させる
商品ページの充実は、楽天サーチの評価を高めるだけでなく、クリック率の改善やユーザーの購買意欲向上にもつながります。
以下のポイントを押さえて、商品ページを充実させましょう。
- 商品説明文の充実(特徴・利点を明確に)
- 高画質な画像の使用(複数の角度・シーン)
- 具体的な使用方法やシーンの記載
- FAQ形式でよくある質問を事前に解消
- ユーザーレビューの活用
特に、ユーザーからよくある質問への回答をあらかじめページ内に盛り込んでおくと、購買意欲を冷ませずにコンバージョンへとつなげられます。
また、説明文内に回遊バナーを設置して店舗内の回遊性を高め、売上アップにつなげることも大切です。
SEO評価の観点からも、定期的にページの内容を見直してユーザーファーストな改善を続けていくと、検索順位と売上の両方の向上が期待できます。
7. 商品レビューを増やす
商品レビューの件数や評価の高さはSEOに良い影響を与え、高評価のレビューが多い商品は検索結果で上位に表示されやすい傾向にあります。
高評価のレビューが多い商品は、ユーザーの信頼を得やすく、結果として転換率の向上にもつながるのです。
実際、7割以上のユーザーが、レビューを購入の参考材料としている調査結果もあります。
出典:77%がオンラインレビュー「参考にする」 投稿時期より投稿数を重視する傾向/キャプテラ調査|ECzine(イーシージン)
商品レビューを増やす方法はさまざまですが、たとえば商品に小さなおまけを付けて、レビューをお願いするメッセージを同封する同梱施策があります。
また、購入後にフォローアップメールを送り、レビューを書いてもらうように促すのも効果的です。
メールには、レビューを書くことで得られる特典(クーポンやポイントなど)を明記し、ユーザーがレビューを書きたくなるようにします。
レビューの件数を増やすだけでなく、低評価レビューへの対応も重要です。 レビューには迅速に返信し、問題を解決する姿勢を見せることで、ユーザーへの信頼維持に努めましょう。
上記のような改善策を講じることで、次回の購入につながる場合もあります。
8. イベント時に売上ピークを作る
楽天市場のイベント(お買い物マラソン・スーパーセールなど)で売上を上げると、楽天SEOにも良い影響を与えます。
イベント時はユーザーの購買意欲が高まっているため、うまく活用して売上ピークを作りましょう。具体的には、イベント特有のキーワードを商品名や説明文に含めたり、イベントに合わせたLP(ランディングページ)を作成したりすることが効果的です。
楽天市場では頻繁にイベントが行われるため、年間の販促カレンダーを把握し、計画的に対策を進めましょう。
楽天市場でのLP活用については以下の記事で解説していますので、ぜひ併せて確認してみてください。
関連記事:楽天市場のLP作成の重要性と転換率向上のためのポイント12選を解説
9. 上位表示されている競合商品を分析する
上位表示されている競合商品の分析をすると、自社に足りない部分が見えてきます。
特に商品名やキャッチコピー、説明文に含まれているキーワードを分析し、それを参考に自社が対策できていない点を明確にできるでしょう。
具体的に分析を行う場合は、該当商品に関連するキーワードを検索し、競合商品の商品名やキャッチコピー内のキーワードを抽出します。
抽出したキーワードをカテゴリ別に整理し、出現頻度や種類を比較することで、競合商品がどのようなキーワード戦略を実施しているか把握できるでしょう。
10. セマンティックサーチを有効活用する
セマンティックサーチとは、AIを活用したディープラーニング技術により、検索キーワードの単純な一致ではなく、ユーザーの検索意図を理解して商品を提案する仕組みです。2024年1月に導入されました。
従来の楽天検索では「商品名に”スニーカー”が含まれているか」という表面的なキーワードの一致が中心でしたが、セマンティックサーチでは「なぜこのキーワードで検索しているのか」という背景・目的まで読み取り、よりユーザーの意図に合った商品を提示します。
また、商品画像も検索評価に影響する可能性があると考えられています。テキスト情報だけでなく「どんな場面で使うか」「どんな人が使うか」を示すシーン画像を掲載しておくと、評価の向上が期待できるでしょう。
セマンティックサーチへの対策は以下のとおりです。
| 意図に応じた説明文 | 「なぜこの商品がこのニーズに応えるか」を具体的に記述する。「軽量スニーカー」であれば「長時間歩いても疲れにくい」「通勤・通学に最適」など、用途・場面の記述を充実させる |
| シーン画像の充実 | 使用シーンがイメージできる画像を複数掲載する。ライフスタイル画像があるほど、セマンティックサーチからの評価が高まりやすい |
| 関連語・周辺ワードの活用 | 検索意図に関連する語彙を商品説明文に自然に盛り込むことで、意図一致の評価が上がりやすくなる |
| 定期的なページ更新 | アルゴリズムは常に進化しているため、最新のユーザーニーズに合わせてページを継続的に更新する |
なお、2025年7月にはパーソナライズド検索も本格導入されており、セマンティックサーチと連動してユーザーごとに検索結果が最適化される仕組みが構築されています。詳細は次項で解説します。
11. パーソナライズド検索に対応する
2025年7月15日より本格導入されたパーソナライズド検索は、ユーザーの検索・閲覧行動、属性(性別・年齢など)、好み(ブランド・価格帯など)に基づいて、検索結果が自動で最適化される機能です。
導入後、閲覧履歴・購入履歴がある商品が上位に上がりやすくなった、性別などの属性によって検索結果が異なるケースがある、閲覧だけでも順位に影響している可能性がある、などの傾向が確認されています。
こうした仕組みを踏まえると、パーソナライズド検索対策のポイントは「ターゲットユーザーに自社商品を一度見てもらう機会を意図的に作ること」に集約されるでしょう。
パーソナライズド検索に対応するには以下のような対策が重要です。
| キーワード別流入の定期モニタリング | 主力商品の検索流入が導入前後で変化していないかを、RMS「楽天サーチ」の検索流入セクションで確認する。1日1回の取得を習慣化し、キーワード別の流入推移を追跡できると理想的 |
| イベント前の事前露出 | イベントの2〜3週間前からRPP広告やクーポンで商品ページへのアクセスを誘導し、ユーザーの閲覧履歴に自社商品を残しておく。イベント本番での上位表示確率を高める狙い |
| 商品ページの回遊性向上 | 商品説明文内にバナーや関連商品リンクを設置し、ユーザーが自然に店舗内を回遊できる導線を作る |
セマンティックサーチが「検索意図に合った商品か」を評価するのに対し、パーソナライズド検索は「そのユーザーの行動履歴に合った商品か」を評価します。 2つは連動しているため、意図に応じた商品ページを作り、ターゲットユーザーに見てもらう入口を広げておくと両方の評価を同時に高められるでしょう。
パーソナライズド検索は今後も最適化が進んでいく可能性が高いため、継続的なデータ分析と対策の見直しが大切です。
楽天SEO対策における3つの注意点
楽天SEO対策をする際は、以下の3つのポイントに注意しましょう。
順に解説します。
1. キーワードの乱用を避ける
楽天SEO対策では、キーワードを過剰に使用しないことが重要です。
関連のないキーワードが多すぎると、ユーザーが求める情報にたどり着きにくくなり、ユーザーに分かりづらい印象を与えかねません。すると、ページからの離脱率が高まり、SEO評価にも悪影響を及ぼします。
楽天市場のアルゴリズムは、不自然なキーワードの多用を検出し、スパムとして判定する場合があります。
スパム判定を受けると検索順位が大幅に下がるだけでなく、最悪の場合、掲載停止などのペナルティを受けることもあるため注意しましょう。
2. 定期的にキーワードを更新する
対策するキーワードを定期的に更新することも重要です。
ユーザーの検索ニーズや楽天のアルゴリズムは常に変化しているため、ニーズに合わせて定期的にキーワードを更新する必要があります。
たとえば、季節商品や新製品が発売された場合、その商品に関連するキーワードの検索頻度が高まります。
Googleトレンドや楽天市場のサジェスト機能を活用して、トレンドや季節に合わせたキーワードをリサーチし、ニーズに対応できるキーワードを見つけ出しましょう。
また、楽天市場の検索アルゴリズムは定期的にアップデートされます。
アルゴリズムが変わることで、検索順位に影響を与える要素が変わるため、常に最新のアルゴリズムを理解し、キーワードを更新することが重要です。
3. 楽天のガイドラインを遵守する
楽天のガイドラインに違反すると、SEOで上位表示されるどころかペナルティを受ける可能性があります。
代表的なガイドライン違反の例は以下の通りです。
| 違反行為 | 内容 |
| サクラ行為 | 店舗関係者による自店舗レビュー投稿 |
| 虚偽の情報掲載 | 商品説明や画像に虚偽の情報を掲載 |
| 不適切なワードの使用 | 商品に直接関係のないワードの記載 |
楽天の出店案内ページ「店舗運営ガイドライン」にて詳細なガイドラインが明示されています。定期的に確認し、健全な店舗運営を心がけましょう。
楽天SEO対策におすすめのツール
楽天SEO対策におすすめの無料ツールは以下の2つです。
順に紹介します。
検索伝令くんLight
「検索伝令くんLight」は楽天市場での検索順位を自動でチェック、結果をメールで通知してくれる無料のツールです。
指定したキーワードでの楽天検索順位が毎日メールで届くため、検索順位の時間にかかっていた時間を短縮できます。浮いた時間をより重要な業務に当て、業務効率を向上させましょう。
ラッコキーワード
「ラッコキーワード」では、無料で楽天サジェストキーワード取得ツールを利用できます。
サジェストキーワードには購買意欲の高いユーザーのニーズが反映されているため、適切なキーワードを登録できればCVRの向上が期待できるでしょう。 自社商品に適したキーワードを選定したい場合におすすめのツールです。
楽天SEO対策を行って売上を向上させよう
楽天市場での成功を目指す場合、楽天SEO対策は非常に重要な施策です。
本記事で解説した11の対策を改めて整理します。
【すぐできる対策5選】
- 希少性の高いサジェストキーワードを商品名に挿入する
- 関連キーワードの出現頻度を高める
- 季節キーワードと注目キーワードを活用する(シーズン4〜6週間前から仕込む)
- 対策漏れのキーワードを見つける
- 「最強翌日配送」ラベルを獲得する
【継続的に取り組む対策6選】
- 商品ページを充実させる
- 商品レビューを増やす
- イベント時に売上ピークを作る
- 上位表示されている競合商品を分析する
- セマンティックサーチを有効活用する(意図に応じた商品ページ+シーン画像の充実)
- パーソナライズド検索に対応する(イベント前の事前露出+日次モニタリング)
SEO対策は検索順位の向上だけでなく、ユーザーからの信頼獲得・売上向上に直結します。
特にセマンティックサーチとパーソナライズド検索への対応は、2025年以降の楽天市場において必須の取り組みとなっています。
自社だけでなく、競合リサーチやガイドライン遵守、アルゴリズムへの継続的な対応でリソース不足を感じている場合は、ぜひジャグーにご相談ください。

楽天の売上最大化ならジャグーにお任せください。 楽天市場では、単なる商品登録や広告運用だけでなく、楽天独自のアルゴリズムに基づいたSEO対策や、イベント(お買い物マラソンやスーパーSALE)を連動させた戦略的なプロモーションが不可欠です。
ジャグーでは、店舗の現状分析から競合調査、ページ制作、広告運用、さらにはリピーター施策に繋がるメルマガ・R-SNSの活用まで、一気通貫でサポートいたします。
特に、LTV分析ツールや楽天検索順位自動チェックツール、競合の商品販売数分析ツールなどの独自開発システムを活用した緻密なデータ分析に基づく「売れる仕組み作り」を得意としており、数多くの店舗を月商拡大へと導いてきた実績があります。
RPP広告の最適化など、楽天市場の運用に関するご相談があればお気軽にお問い合わせください。
楽天SEOに関するよくある質問
Q. 楽天SEOのアルゴリズムは公開されていますか?
アルゴリズムは明確に公開されていませんが、楽天の公式サイトに説明があります。2024年10月には「商品情報の品質・実績・カスタム指標・規約」の4つの評価軸が公式発表されています。公式の見解を理解したうえで、本記事の対策を実践しましょう。
(参考:楽天市場の商品検索における検索順位の決まり方について)
Q. 楽天SEOで一番重要な要素は?
商品の売上実績の高さが最も重要とされています。そのため、SEO対策と同時に広告の利用や効果的なプロモーションを実施し、商品が売れる環境を作ることが重要です。
2025年以降は、パーソナライズド検索により「閲覧実績」も順位に影響するようになっています。売上実績に加えて、閲覧実績を積み上げる施策も重要性が増しています。
Q. 楽天SEOに裏技はありますか?
「ショップ名」や「ショップ内検索」への対策は見過ごされがちですが、重要なポイントといえます。
楽天市場ではショップ名も検索アルゴリズムの対象となります。特定分野に特化した店舗であれば、ショップ名にキーワードを含めることでSEOに良い影響を与える可能性があります(ショップ名の変更は半年に一度のため慎重に)。
また、店舗ページや商品ページにバナーを設置し、対策キーワードを含んだショップ内検索ページをリンクさせることもSEO対策につながります。購買意欲の高いユーザーが検索しそうなキーワードで、競合のいないショップ内検索を対策することがおすすめです。
Q. 違反点数制度とはなんですか?
出店者のルール違反に対して、違反の内容に応じた一定の点数をつけ、合計点数に基づいてさまざまなペナルティが与えられる制度です。違反点数が蓄積すると検索順位の低下や、最悪の場合は検索結果からの除外につながります。
楽天の「店舗運営ガイドライン」を定期的に確認し、違反を未然に防ぐことが重要です。
