最終更新日:2026.1.28

【完全版】Amazonグローバルセリングとは?料金・やり方・解除方法など

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【完全版】Amazonグローバルセリングとは?料金・やり方・解除方法など

Amazonで売上をさらに伸ばす鍵は、海外市場への展開にあります。そのための公式プログラムが「Amazonグローバルセリング」です。

Amazonグローバルセリングは、日本の事業者が世界中のAmazonマーケットプレイスで商品を販売し、国内だけでは出会えなかった顧客にアプローチするための重要な仕組みです。

しかし、

「海外販売に興味はあるけど、何から始めればいいかわからない」

「登録方法や費用が複雑そうで、なかなか一歩を踏み出せない」

「言語や法律の壁を考えると、不安が大きい」

といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、そんなお悩みを解決するため、Amazonグローバルセリングの基本から、メリット・デメリット、初心者でも迷わない4つのステップでの始め方を紹介。

記事後半では、料金体系や「勝手に登録された」といったトラブルの解決策、成功のための3つのコツまで、Amazonグローバルセリングに関する情報を網羅的に解説しています。

最後まで読めば、海外販売への漠然とした不安が解消され、失敗のリスクを抑えながら世界市場へ挑戦するための具体的な方法がわかります。あなたのビジネスを世界に羽ばたかせるための一歩を、ここから踏み出しましょう。

監修者

代表取締役米原広兼

ジャグー株式会社 代表取締役米原 広兼

新卒で楽天グループ株式会社に入社し、ECコンサルタントとして
SOY(Shop of the Year)受賞店舗をはじめ多数の上位店舗を支援。

約2万人の社員の中から「楽天賞MVP」を受賞するなど、
高い実績と評価を獲得。
その後、大手企業のEC支援を行うコンサルティング会社を経て、
2020年にEC専門支援会社「ジャグー株式会社」を設立。
楽天市場やAmazonなど複数モールにおける売上拡大・運用最適化を総合的に支援している。

また、グループ会社にて自らもAmazonでの販売事業を展開。
自社ブランド製品はAmazonで「Amazonおすすめ」を多数獲得し、
販売開始から1年で月商1,000万円を突破するなど、売り手としても豊富な実績を持つ。

目次

Amazonグローバルセリングとは?

Amazonグローバルセリングとは、普段利用している日本のAmazon出品アカウントを使い、海外のAmazonマーケットプレイスで商品を販売できる公式プログラムです。

大きな利点は、海外に現地法人を設立するような手間をかけずに、世界に3億人以上いると言われるAmazonの顧客に向けて商品を届けられる点にあります。

Amazonマーケットプレイスについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:Amazonマーケットプレイスとは?出品する5つのメリットと成功のコツ

出品可能な国・地域一覧

Amazonグローバルセリングを利用して出品できるのは、世界4つの地域にまたがる21の国と地域です(2025年12月時点)。

地域国名
北米・南米・アメリカ
・カナダ
・メキシコ
・ブラジル
ヨーロッパ・イギリス
・ドイツ
・フランス
・イタリア
・スペイン
・オランダ
・スウェーデン
・ポーランド
・ベルギー
アジア太平洋・日本
・インド
・オーストラリア
・シンガポール
中東・アラブ首長国連邦
・サウジアラビア
・エジプト
・トルコ

出典:Amazonセラーセントラル「グローバルセリングの対象地域」

注意点として、Amazon中国は、グローバルセリングの販売対象には含まれていないので覚えておきましょう。

上記のマーケットプレイスにアクセスすることで、これまでリーチできなかった幅広い顧客層に商品を販売することが可能になります。特に北米やヨーロッパは市場規模が大きく、大きな売上拡大が期待できます

グローバルセリングとAmazon Global(海外配送)との違い

グローバルセリングとAmazon Global(海外配送)との違い

Amazonグローバルセリングとよく似た言葉に「Amazon Global」がありますが、この二つはまったく異なるサービスです。違いは「誰が主役か」で考えるとわかりやすいです。

「グローバルセリング」は、商品を売りたい「出品者」が、海外の購入者に向けて販売するための仕組みです。

一方、「Amazon Global」は、商品を買いたい「購入者」が、海外のAmazonサイトから商品を取り寄せる際に利用する国際配送サービスを指します。

本記事では、事業者向けの「グローバルセリング」について詳しく解説していきます。

Amazonグローバルセリングの4つのメリット

Amazonグローバルセリングの4つのメリット

Amazonグローバルセリングには、主に以下の4つのメリットがあります。

それぞれ見ていきましょう。

世界中のAmazonユーザーに商品を届けられる

Amazonグローバルセリングの最大のメリットは、世界に3億人以上いると言われる膨大な数のAmazonユーザーに、自社の商品を直接届けられる点です。

日本国内の市場だけを対象にしていては出会えなかったお客様にアプローチできるため、販売チャネルが飛躍的に広がり、売上を大きく伸ばす機会が生まれます

また、世界的に信頼されているAmazonというプラットフォーム上で販売することで、海外のお客様にも安心感を持ってもらいやすく、購入の心理的なハードルを下げてくれます。

一つのアカウントでまとめて管理できる

複数の国で商品を販売する場合、通常は国ごとにアカウントを管理する必要があり、手間がかかります。しかし、Amazonグローバルセリングの「統合アカウント」という機能を使えば、その手間を大幅に減らすことが可能です。

統合アカウントにより、アメリカ・ヨーロッパ・アジアなど、複数国での出品状況や在庫、売上といった大切な情報を、一つのセラーセントラル画面でまとめて管理できます。

国ごとにログインし直す必要がなくなるため、複数マーケットプレイスの運営がとても効率的になります。

月間登録料が割引になる

海外でAmazonに出品するには、国ごとに月額制の「大口出品プラン」に登録する必要がありますが、グローバルセリングには料金的なメリットもあります。

複数国で出品しても、月間登録料は「各国でかかる料金の合計」と「39.99アメリカドル」のうち、いずれか低い方の金額が請求される仕組みです。

たとえば、アメリカ(月額39.99ドル)とイギリス(月額25ポンド≒約32ドル)の両方で出品した場合、合計の約72ドルではなく、上限である39.99ドルだけが請求されます。

実質的に、何ヶ国で出品しても月額費用が大きく変わらないため、コストを抑えて海外展開を始められます

海外FBAが利用できる

FBA(フルフィルメント by Amazon)は、商品の保管から注文処理、梱包、発送、さらには顧客対応までをAmazonが代行してくれるサービスです。

グローバルセリングでは、海外のFBA倉庫を利用でき、現地物流まで一括で任せられる点が大きな特徴です。

▼海外FBAで任せられる主な業務

商品の倉庫保管注文処理と在庫管理梱包作業現地への発送対応購入者からの問い合わせ対応

事前に商品を海外倉庫へ送っておけば、商品が売れたあとはAmazon側が迅速に配送を行ってくれます。そのため、国際発送の負担が軽減されるだけでなく、プライム対象商品としての信頼性向上にもつながり、売上アップも期待できます。

FBAについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:Amazon FBAとは?儲からないは嘘?概要やメリット・黒字運営のポイントを徹底解説

Amazonグローバルセリングのデメリット・注意点

Amazonグローバルセリングのデメリット・注意点

Amazonグローバルセリングは非常に魅力的なメリットがある一方、以下のようなデメリットや注意点も存在します。

それぞれ見ていきましょう。

言語・法律・規制への対応が必要

海外で商品を販売するには、現地の言葉で商品説明ページを作成したり、お客様からの問い合わせに答えたりする必要があります。また、それ以上に注意が必要なのが、国ごとに異なる法律や規制、税金のルールです。

特に以下のような項目は、事前に確認しておきたいポイントです。

・VAT(付加価値税)の課税ルールや申告方法
・電化製品に関わる規格・電源プラグ形状の違い
・国によって輸入禁止・規制対象となる商品の有無
・表示義務・ラベル規定など販売に必要な法令対応

たとえば、EU向けの一部製品は、対象カテゴリによってCEマーキング(安全・健康・環境保護要件を満たすことの表示)が必須です。またサウジアラビアでは豚肉・豚由来成分(ゼラチン等)を含む食品原料の輸入が禁止とされています。

要件は国・カテゴリで変わるため、未確認のまま出品すると販売停止や返送につながることもあります。初めての海外販売は、出品国のルールを先に洗い出してから進めましょう

配送や返品などのコストが増加する

海外への販売では、日本国内での販売時には発生しないさまざまな費用がかかります。

代表的なものとして、商品を海外へ送るための国際送料や輸入時にかかる関税、売上金を日本円に両替する際の為替手数料などが挙げられます。また、海外のお客様からの返品を受け付ける際の返送料も考慮しなくてはなりません。

これらのコストを事前に正確に把握し、販売価格に反映させないと、思ったように利益が出ない、あるいは赤字になってしまう可能性もあるため注意が必要です。

具体的なグローバルセリングの料金体系は「Amazonグローバルセリングの料金体系」で解説します。

なお、Amazonの返品理由や対応方法が知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:【出品者必見】Amazonの返品理由と対応方法を徹底解説!返品ポリシーも紹介

アカウント停止のリスクが増える

Amazonグローバルセリングでは、複数の国のアカウントが内部で連携しています。そのため、一つの国で規約違反やお客様からの著しく低い評価などが原因でアカウントのパフォーマンスが下がると、他のすべての国のアカウントまで停止するリスクがあります

これは、「アカウントヘルス」というAmazon独自の評価指標が、関連付けられた全マーケットプレイスで共有される仕組みになっているためです。

たとえば、アメリカでの販売に問題が生じた場合、まったく問題なく運営していたはずのヨーロッパのアカウントまで停止される、といった事態も起こり得ます。

Amazonグローバルセリングの料金体系

Amazonグローバルセリングの料金体系

Amazonグローバルセリングの料金体系は、主に毎月かかる固定費と、売上や物量に応じて発生する変動費に分けられます

固定費月間登録料
変動費・販売手数料
・FBA配送代行手数料
・在庫保管手数料
・国際送料
・為替手数料
・関税
・VAT など

以下では、月間登録料と販売手数料などその他の費用について詳しく見ていきます。

月間登録料

Amazonグローバルセリングを利用するには、月額制の「大口出品プラン」への登録が必須です。料金の大きな特徴は、複数国で出品しても月額登録料が大幅に割引される点にあります。

料金は、以下のいずれか低いほうが適用される仕組みです。

1. 出品している各国の月間登録料の合計
2. 月額39.99米ドル相当額

たとえば、月間登録料が無料のインドと、約30ドルかかるメキシコで出品した場合、合計額は約30ドルです。これは上限の39.99ドルより安いため、支払いは約30ドルになります。

逆に、アメリカ(約40ドル)、ヨーロッパ(約46ドル)、日本(約44ドル)の3つで出品すると合計は130ドルを超えますが、この場合は上限である39.99ドルが適用されます。

上限額は、出品している国ごとに振り分けられ、それぞれの現地通貨で請求される仕組みです。

以下に、主な国・地域ごとの月間登録料をまとめました。

国・地域月間登録料(大口出品)※1
日本4,900円
アメリカ39.99アメリカドル
カナダ29.99カナダドル
メキシコ600メキシコペソ
ブラジル19レアル
ヨーロッパ・ユーロ圏:25ユーロ
・イギリス:39ポンド
・スウェーデン:410スウェーデン
・クローナ
・ポーランド:165.91ズウォティ
オーストラリア49.95オーストラリアドル
トルコ手数料なし
インド手数料なし
エジプト手数料なし
アラブ首長国連邦手数料なし
サウジアラビア手数料なし
シンガポール手数料なし
合計最大217.78アメリカドル ※2

※1:現在適用されているその他の販売手数料のプロモーションは反映されない場合があります。
※2:2021年5月17日の実勢為替レートに基づく概算です。
出典:Amazonセラーセントラル「統合されたアカウントの大口出品の月間登録料」

表の合計額(最大217.78アメリカドル)は、割引が適用されなかった場合に本来かかる費用の概算です。実際に請求されるのは、この金額ではなく、あくまで上限である月額39.99アメリカドル相当額となります。

料金はAmazonの方針や為替レートによって変動する可能性があるため、実際に登録する際は、公式サイトで最新情報を確認するようにしてください。

販売手数料などその他の費用

費用項目目安・概要
販売手数料・商品カテゴリごとに売上の5%〜15%前後で設定
・最低紹介料が適用されるカテゴリもある
FBA配送代行手数料・商品サイズ・重量によって変動
・小型〜大型まで区分ごとに料金が明示されている(※年度改定あり)
在庫保管手数料・商品の体積(立方メートル)や保管月によって変動
・繁忙期は単価が上昇する傾向
国際送料・自己発送(FBM)の場合に発生
・ 日本郵便の国際小包(アメリカ宛・航空便)で、1kgあたり約4,200円
・配送会社・重量・配送先によって大きく変動
※FBA利用時は配送費がFBA手数料に内包されるのが一般的。
返送料・海外のお客様からの返品を受け付ける際に
・目安:海外から日本への返送料は2,000円〜8,000円前後/件(小型荷物を郵便系で返送する場合)
・サイズ・重量・返送元の国・配送方法により大きく変動
為替手数料・売上を日本円に換算する際に発生
・目安:売上金額の1%〜3%前後(受取方法・為替レートにより変動)
関税・VAT・国・商品(HSコード)・輸入条件によって税率が異なる
・目安:関税は0%〜20%前後、VATは5%〜25%前後
・EU向けはVAT登録・申告対応が必要なケースが多い

出典:Amazonセラーセントラル「販売手数料」
出典:日本郵便株式会社「航空小包における特別追加料金」

Amazonで商品が売れた際には、月間登録料とは別に、商品カテゴリごとに定められた「販売手数料」がかかります。販売手数料は、売上の5%〜15%前後が一般的です。

さらにFBAを利用する場合は、商品のサイズ・重量や時期に応じて、FBA配送代行手数料や在庫保管手数料が発生。

また、自己発送の場合には国際送料や輸入時の関税がかかるほか、海外からの返品が発生した場合には返送料が必要になるケースもあります

売上を日本円で受け取る際には為替手数料が発生することもあるため、これらの費用を含めて、事前に利益計算を行うことが重要です。

Amazonグローバルセリングの始め方【4ステップ】

Amazonグローバルセリングの始め方【4ステップ】

Amazonグローバルセリングは、以下の4つのステップで始められます。

  1. 必要なものを準備する
  2. 出品する国・地域を選ぶ
  3. 商品を登録する
  4. 出荷・配送を行う

それぞれ見ていきましょう。

1.必要なものを準備する

Amazonグローバルセリングを始めるにあたり、まず大前提として、日本のAmazonで「大口出品プラン」のアカウントを持っている必要があります。

小口出品プランでは利用できないため、もし現在小口プランで登録している場合は、先に大口プランへの変更手続きを済ませましょう。

その上で、登録手続きのために以下のものを準備します。

・Amazonで使用されていないメールアドレス
→Amazon Brand Registryを利用している場合は同一メールの使用が必要
・有効なクレジットカード
→JCB・ダイナーズは非対応
・電話番号
・売上受取用の銀行口座情報
・運営責任者の顔写真付き本人確認書類
→例:パスポート、運転免許証(※マイナンバーカードは不可)
・法人の存在を証明する書類(法人の場合)
→例:登記簿謄本、法人番号公表サイトの情報など
・住所確認書類
→例:銀行明細、クレジットカード明細、登記簿謄本など
・法人と運営責任者の関係性を示す書類
→例:登記簿謄本、雇用契約書など(法人のみ求められる場合あり)
・銀行口座の保有を証明できる資料
→例:通帳1ページ目のコピー、銀行取引明細書など

出典:Amazonグローバルセリング

2.出品する国・地域を選ぶ

必要なものが準備ができたら、Amazonセラーセントラルにログインし、実際に出品したい国を選びます。

管理画面の上部にあるメニューから「在庫」を選び、次に表示される「グローバルセリング」の項目をクリックしましょう。

出品可能な国や地域の一覧が表示されるので、自分が販売したい国を選び、「今すぐ登録」または「アカウントを関連付ける」のボタンを押し、画面の指示に従い手続きを進めます。

3.商品を登録する

販売する国を決めたら、次にその国のマーケットプレイスに商品を登録します。この際、「グローバル出品連携ツール(BIL)」という機能を使うと、作業を効率的に進められます。

グローバル出品連携ツールは、日本ですでに出品している商品情報をもとにして、海外のマーケットプレイスに一括で商品情報をコピーしてくれる便利な機能です。

ただし、商品説明などの翻訳は機械翻訳が基本となります。より自然で、現地の人の心に響くようなページを作るためには、専門家による翻訳やネイティブチェックを行うのがおすすめです。

なお、Amazonの商品登録の手順を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:【2025年】Amazonの商品登録9ステップを画像付きでわかりやすく解説!

4.出荷・配送を行う

無事に商品が売れたら、購入者の元へ商品を届けます。配送方法は、自分で海外へ発送する「自己発送」と、Amazonの海外倉庫を利用する「FBA」の2種類です。

自己発送の場合は、注文が入るたびに、国際郵便や民間のクーリエサービス(DHL、FedExなど)を利用して自分で商品を梱包・発送します。

FBAを利用する場合は、ある程度の量の商品をまとめて、事前に販売したい国のAmazon倉庫へ輸出し、納品しておく形です。

Amazonグローバルセリングの解除方法|解除できない場合の対処法も

ここからは、Amazonグローバルセリングの解除方法や解除できない場合の対処法、勝手に登録された場合の原因・確認方法を紹介します。

グローバルセリングの解除方法

Amazonグローバルセリングの解除方法

もし特定の国での販売をやめたくなった場合、その国のアカウントだけを個別に閉鎖(解約)できます。手続きはセラーセントラルから行います。

手順
1セラーセントラルの管理画面右上にある「設定」をクリックし、「出品者情報」を選択します。
2画面の左側にある「アカウント管理」の項目から「アカウントを閉じる」をクリックします。
3解約リクエストのページが表示されたら、指示にしたがって解約したいマーケットプレイスを個別に選択します。
4画面の案内に沿って最終確認を行い、リクエストを送信すれば手続きは完了です。

解除できない場合はどうすればいい?

アカウントの閉鎖手続きをしようとしても、「解除できない」と表示されることがあります。解除できない主な原因は、その国での取引がまだ完了していないことです。

Amazonの規約では、アカウントを閉鎖するために、以下の条件をすべて満たす必要があります。

  • 出品中の商品がないこと
  • 未発送の注文がすべて完了していること
  • アカウントの残高(売上金や未払い手数料)がゼロになっていること
  • FBA倉庫に在庫が残っていないこと(在庫がある場合は返送・破棄の手続きが必要)

もし解除できない場合は、まず上記の項目に当てはまるものがないかを確認しましょう。

すべてを整理しても解決しない場合は、Amazonのテクニカルサポートに問い合わせてみてください。

勝手に登録された場合の原因・確認方法

「海外で販売するつもりはなかったのに、いつの間にかグローバルセリングに登録されていた」というケースがあります。理由は、日本のAmazonで出品アカウントを新規作成する際に、意図せず海外のアカウントも同時に作成されてしまうことがあるためです。

これはAmazon側の初期設定が原因で、特に北米(アメリカ、カナダ、メキシコ)のアカウントが自動的に作られることが多いようです。

確認するには、セラーセントラルの画面右上にあるマーケットプレイスの切り替えメニューを見てみましょう。

もし、ここに登録した覚えのない国名(CanadaやMexicoなど)が表示されていたら、グローバルセリングに登録されている状態です。不要であれば、前述の解除方法にしたがって、使わない国のアカウントは閉鎖しておくと安心です。

Amazonグローバルセリングで成功するための3つのコツ

Amazonグローバルセリングで成功するための3つのコツ

Amazon海外販売を成功させるためには、以下の3つのコツを意識することが重要です。

それぞれ見ていきましょう。

1.出品国と商品の相性をリサーチする

海外販売を成功させる上で重要なのが、事前のリサーチです。日本で人気の商品が、海外でも同じように売れるとは限りません。

その国の市場規模や文化、消費者が何を求めているのか、そしてライバルとなる商品はどのようなものがあるのかを、事前にしっかりと調査することが成功の鍵となります。

▼例
アメリカ: 機能性の高いアウトドア用品が人気
台湾: 日本の高品質な文房具やキャラクターグッズに需要

このような現地の需要をしっかりと把握し、販売する商品と国を選びましょう。

2.各国の文化に合わせた商品ページを作る

Amazonグローバルセリングで成功するには、商品の魅力が伝わるページを作るのも大切です。その際、単に日本語を現地の言葉に翻訳するだけでは不十分です。

商品説明や検索キーワードを、現地の人が普段使う自然な言葉で表現し、商品の写真もその国の文化や生活習慣に合ったものを使用する「現地最適化」が求められます

質の低い翻訳や、文化的に違和感のあるページは、お客様からの信頼を失い、せっかくの販売機会を逃す原因になってしまいます。

Amazonの商品ページの作成手順を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:Amazonの商品ページ(カタログ)の作成手順!CVRを高める7つの作成ポイントも紹介

3.海外FBAを有効活用する

海外での販売、特に物量が増えてきた場合には、海外FBAの活用が有効です。FBAを利用することで、主に以下の3つのメリットを得られます。

  • 物流と顧客対応を任せられる
    →面倒な梱包、国際配送、現地語での問い合わせ対応をAmazonが代行してくれる
  • 顧客満足度が上がる
    →現地の倉庫から迅速に商品が届くため、購入者の満足度が高まる
  • 売上が伸びやすくなる
    →商品に「Primeマーク」が表示され、Amazon内での信頼性が上がり、販売につながりやすくなる

FBAで手間のかかる作業をAmazonに任せることで、出品者は商品開発やマーケティングといった、より重要な業務に集中できるようになります。

ここまでの内容をすべて自社で実行しようとすると、商品リサーチやページ改善、広告運用、FBAまわりのオペレーションまで含めて、担当者の負担が大きくなりがちです。

そんなときは、越境ECやAmazon運用に特化した専門会社に一部を任せるのも有効です。

たとえばJagooは、Amazon運用の戦略設計からページ改善・広告運用まで一気通貫で支援しています。「グローバルセリングに挑戦したいが、自社だけで回しきれるか不安」という場合は、こうした専門パートナーの活用も検討してみてはいかがでしょうか。

       
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Amazonグローバルセリングに関するよくある質問

最後に、Amazonグローバルセリングに関するよくある質問にお答えします。

  • Q.小口出品プランのままで海外マーケットプレイスへ出品できる?
  • Q.1ヶ月間だけ試しに契約できる?
  • Q.Amazon輸出が儲からない理由は?

順に見ていきます。

Q.小口出品プランのままで海外マーケットプレイスへ出品できる?

いいえ、小口出品プランのままでは、Amazonグローバルセリングを利用できません

グローバルセリングを利用するための必須条件として、月額制の「大口出品(プロフェッショナルプラン)」を契約している必要があります。

海外での販売を始める前には、セラーセントラルで、小口プランから大口プランへアップグレードの手続きを行ってください。

Q.1ヶ月間だけ試しに契約できる?

はい、可能です。Amazonグローバルセリングには、最低契約期間のような縛りはありません

いつでも好きなときに、前述した手順で特定のアカウントを解除できるため、「まずは1ヶ月だけ試してみる」という使い方も問題ありません。

ただし、月額登録料は日割り計算されないため、月の途中で解約手続きをした場合でも、1ヶ月分の料金が発生する点に注意してください。

Q.Amazon輸出が儲からない理由は?

「Amazon輸出は儲からない」と言われる主な理由は、国内での販売にはないコストや手間を、事前に正しく理解できていないケースが多いからです。

具体的な理由は、以下のとおりです。

  • コスト面の問題
    →高額な国際送料や関税、為替手数料などのコストが、予想以上に利益を圧迫してしまう。
  • 知識・スキル面の問題
    →言語の壁による顧客対応の不備や、販売先の法律・規制を知らなかったことによる大きなトラブルに発展してしまう。

これらの注意点を事前にしっかりと理解し、十分なリサーチと計画をもって臨めば、Amazon輸出で利益を出すことは十分に可能です。

Amazonグローバルセリングで海外販売のチャンスを広げよう

Amazonグローバルセリングは、アカウントの一元管理や月間登録料の割引、海外FBAの活用などの大きなメリットがあります

一方で、言語・法律・税制への対応、国際配送や返品コスト、アカウント停止リスクなどの注意点を軽視すると、思ったほど利益が残らない可能性もあります。

こうした負担やリスクに不安がある場合は、Amazon運用に強いJagooのような専門パートナーに相談するのも一つの選択肢です。

Jagooは、Amazon運用の戦略設計から運用・分析改善まで支援し、オリジナル商品の売上向上や競合・市場分析に基づく在庫戦略まで伴走できる会社です。自社だけでの対応に限界を感じる場合は、このような専門パートナーの活用も検討してみてください。

       
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