
「Amazonのプロモーション割引」は、「4点以上の購入で10%オフ」のように商品ページ上で条件付きの割引を表示できる機能です。複数商品をまとめて購入してもらうきっかけになるため、1回の購入単価を高める効果があります。
プロモーション割引を効果的に使いこなすには、仕組みや設定手順の正しい理解が欠かせません。プロモーション割引と似た施策に「Amazonクーポン」や「タイムセール」があるため、混乱している方も多いでしょう。
本記事では、プロモーション割引の基本情報から設定手順まで、実際の管理画面を例に出しながら段階的に解説します。プロモーション割引利用時に注意しておきたいポイントや、他のプロモーション施策との違いや併用可否も詳しく紹介します。
プロモーション割引に適している商品も紹介するため、この記事を読めばすぐにプロモーション設定ができるようになるでしょう。ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてみてください。

監修者
米原 広兼
ジャグー株式会社 代表取締役
新卒で楽天グループ株式会社に入社し、ECコンサルタントとして
SOY(Shop of the Year)受賞店舗をはじめ多数の上位店舗を支援。
約2万人の社員の中から「楽天賞MVP」を受賞するなど、
高い実績と評価を獲得。
その後、大手企業のEC支援を行うコンサルティング会社を経て、
2020年にEC専門支援会社「ジャグー株式会社」を設立。
楽天市場やAmazonなど複数モールにおける売上拡大・運用最適化を総合的に支援している。
また、グループ会社にて自らもAmazonでの販売事業を展開。
自社ブランド製品はAmazonで「Amazonおすすめ」を多数獲得し、
販売開始から1年で月商1,000万円を突破するなど、売り手としても豊富な実績を持つ。
目次
Amazonのプロモーション割引とは?2つの機能を解説
Amazonのプロモーション割引とは、商品ページ上に表示できる割引機能で、「割引率」と「1点購入でもう1点プレゼント」の2種類があります。
- 割引率:ユーザーが事業者の設定した条件を満たした場合に割引が適用される。「4点以上購入で10%オフ」など。
- 1点購入でもう1点プレゼント:ユーザーが設定条件を満たすと追加商品がもらえる。「5点以上購入でもう1点プレゼント」など。
共通の運用ルールとして、下記が挙げられます。
- キャンペーンの最大期間は180日以内
- 設定した予算の80%以上を消化すると自動終了
- 割引率とプレゼント型の同時適用は不可
- 対象商品は個別に指定可能(全商品もしくは一部商品)
- Amazonクーポンやタイムセールとの併用可能
また、「プロモーションコード」の発行によって、特定の顧客層のみにキャンペーンを適用できます。SNS運用やメールマーケティングなどと組み合わせれば、集客力アップにも貢献するでしょう。
2つの機能をより詳しく解説します。
1.割引率
ユーザーが設定された条件(購入点数や金額)を満たした場合に、あらかじめ決められた割引が適用される形式です。たとえば、「5,000円以上の購入で8%オフ」や「4点以上で10%オフ」といった設定が可能です。

また、「3点で100円引き」「5点で300円引き」など、割引金額を固定値で設定することもできます。「3点で3%オフ、5点で7%オフ」のように段階的な割引設計も可能です。
2.1点購入でもう1点プレゼント
ユーザーが条件を満たした場合に、商品を追加提供する施策です。たとえば、下記の形式が考えられます。
- 3,000円以上の購入で1点プレゼント
- 4点以上の購入で1点プレゼント
- 4点ごとに1点プレゼント
Amazonセラーセントラル上の施策名には「1点購入でもう1点プレゼント」とありますが、プレゼント条件や付与数は自由に設定できます。
Amazonのプロモーション割引を利用できる2つの条件

プロモーション割引を利用するには、下記2つの条件を満たす必要があります。それぞれ詳しく解説します。
1.大口出品者であること
2.出品者評価が星2.5以上であること
1.大口出品者であること
このプロモーションは大口出品者にのみ提供されており、小口プランでは利用できません。まだ大口出品プランに変更していない場合は、Amazonセラーセントラルからプランを切り替えましょう。
切り替え手順は下記のとおりです。
Amazonセラーセントラルのトップ > 右上の設定マーク > 出品用アカウント情報 > Amazon出品サービス
Amazonの大口出品プランの詳細は、下記の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【2025年最新版】Amazon出店完全ガイド!出店の方法から成果を出す具体策まで解説
2.出品者評価が星2.5以上であること
プロモーション割引を利用するには、出品者評価が星2.5以上であることが求められます。なお、出店直後でまだ評価が付いていない場合は、例外的に利用が可能です。
評価が低くなりやすい原因として、下記のような点が考えられます。
- 在庫切れが頻繁に発生している
- 出荷の遅延や発送ミスが目立つ
- 返品手続きが複雑でわかりづらい
- 商品説明が不十分
- 顧客対応が雑、もしくは遅い
星2.5が下回っている場合には上記を見直し、まずは評価を安定させることが先決です。
Amazonのプロモーション割引を活用する5つのメリット

Amazonのプロモーション割引を活用すると、下記のメリットが得られます。それぞれ詳しく解説します。
1.カートボックスを獲得できる可能性がある
2.客単価が向上する
3.配送コストを抑えられる
4.在庫回転率が上がる
5.Amazon外部からの集客に活用できる
1.カートボックスを獲得できる可能性がある
プロモーション割引を適用することで競合よりも安く販売できる場合、カートボックスを獲得できる可能性が高まります。
カートボックスとは、商品ページ上の「カートに入れる」ボタンが表示されている領域です(下記図の赤枠部分)。

画像出典元:Amazon
カートボックスを獲得することで購入率が大きく向上し、売上アップに直結します。カートボックスを他の事業者に奪われてしまった場合や、特定のシーズン・セール期間中に獲得を狙いたい場合は、プロモーション割引の設定を検討してみると良いでしょう。
Amazonのカートボックスの詳細は、下記で詳しく解説しています。
関連記事:【2025年最新】Amazonカートボックスとは?取れない原因と獲得率を高める8施策を解説
2.客単価が向上する
ECの売上は「アクセス数 × 転換率 × 客単価」で決まるため、客単価の向上は売上アップに直結します。しかし、Amazonでは同類商品との競合が多く、相場から大きく外れた価格設定が難しいのが実情です。
プロモーション割引は競合との差別化が図れるうえ、まとめ買いを促す設定も可能なため、お得感を演出できます。ユーザーの購買意欲が高まり、転換率の向上にもつながるでしょう。
3.配送コストを抑えられる
自社発送の場合、ユーザーがまとめ買いを積極的に利用すれば、配送料などの配送コストを抑えられます。
ただし、FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用している場合は、商品1点ごとに手数料が発生する仕組みのため、まとめ買いによるコスト削減の恩恵は基本的に得られません。
4.在庫回転率が上がる
まとめ買いや合わせ買いを促進すれば、在庫の回転率が向上します。
特にFBAを利用している場合、在庫の保管期間が271日を超えると長期在庫保管手数料が発生するため、不要な手数料を回避する上でも有効です。FBA手数料の詳細は、下記の記事で詳しく解説しています。
関連記事:Amazon FBAとは?儲からないは嘘?概要やメリット・黒字運営のポイントを徹底解説
5.Amazon外部からの集客に活用できる
プロモーション割引には、「プロモーションコード」の発行機能があります。半角英数字で構成されたプロモーションコードをユーザーがAmazon上で入力すると、特典を受けられます。
プロモーションコードをSNSやメルマガなどで配信すれば、Amazon外部からの集客にも活用可能です。特に、Amazonの大型セール時や季節商品の需要が高まるタイミングに合わせて活用すれば、効果的にアクセスを集められるでしょう。
Amazonプロモーション割引の2つのデメリット

利点の多いプロモーション割引ですが、利用時に注意したいデメリットもあります。下記2つのデメリットを詳しく解説します。
1.設定できない商品カテゴリがある
2.利益率が低下する
1.設定できない商品カテゴリがある
下記の商品はプロモーション割引を設定できません。
- 本
- ミュージック
- ビデオ・DVD(BMVD)
また、ワインは割引のみ設定可能です。
2.利益率が低下する
プロモーション割引を活用すれば客単価の向上は期待できますが、商品1点あたりの利益は低下してしまいます。過度に利益を圧迫しないよう、最低価格ラインを下回らないようなプロモーション設計が重要です。
Amazonが提供する「料金シミュレーター」を活用し、事前に収益性をシミュレーションするのもおすすめです。
「プロモーション内容の設定が難しい」「プロモーション設定してもライバル事業者に勝てない」といったお困りごとをお抱えの方は、Amazon販売に豊富な知見を持つジャグー社へぜひご相談ください。

Amazonプロモーション割引の設定5ステップ

Amazonプロモーション割引の設定方法を解説します。今回は、実際の設定画面を参照しながら、「3点以上購入で5%オフ」を設定してみます。
下記の5ステップに沿って解説します。
1.Amazonセラーセントラルでプロモーション設定ページにアクセス
2.プロモーションを選択する
3.「ステップ1:条件」を設定する
4.「ステップ2:実施期間」を設定する
5.「ステップ3:追加設定」を設定する
1.Amazonセラーセントラルでプロモーション設定ページにアクセス
Amazonセラーセントラルにログインし、「トップ画面左上のメニューバー>広告>プロモーション」と進みます。

画像出典元:Amazonセラーセントラル
2.プロモーションを選択する
設定するプロモーションを「割引率」もしくは「1点購入でもう1点プレゼント」から選びます。今回は「3点以上購入で5%オフ」を設定するため、「割引率」を選択し、作成ボタンを押します。

画像出典元:Amazonセラーセントラル
3.「ステップ1:条件」を設定する

画像出典元:Amazonセラーセントラル
下記に基づいて、「ステップ1:条件」を設定します。
<適用条件>
「購入最低数量」を選び、「3」と入力します。
「3000円以上購入でX%オフ」のように金額で設定したい場合は「購入最低額」、「3点購入するたびにX%オフ」のようにしたい場合は、「購入数量ごと」を選択します。
<購入商品>
購入商品すべてをプロモーション対象とする場合は「カタログ全体」を選択します。特定の商品のみを対象としたい場合は「ASINリスト」もしくは「SKUリスト」を選択して指定できます。
<商品を除外する>
購入商品で設定した対象商品のうち、除外したいものはこの欄で指定できます。
<プロモーション内容>
「割引率(%)」を選び、「5」と入力します。「3点以上購入で100円オフ」のように固定金額で割り引きたい場合は、「全商品点数について固定価格」を選択します。
<次に適用>
割引を適用する商品を限定したい場合は、「適用商品」を選んで指定します。指定がなければ、「購入商品」とします。
<予算を設定>
プロモーション施策の予算を入力します。予算80%を超えると自動停止してしまうため、多めに入力しておくと良いでしょう。
<段階>
「5点以上購入で10%オフ、10点以上購入で15%オフ」のように段階的に割り引く設定をしたい場合は、ここで入力します。
4.「ステップ2:実施期間」を設定する

画像出典元:Amazonセラーセントラル
「ステップ2:実施期間」では、プロモーション割引の開始日と終了日を設定します。
現状、終了日を設けずに半永久的に施策を実施することはできません。終了日は最長でも開始日から180日までなため、180日以降もプロモーション施策を継続したい場合はカレンダーなどで次回設定日を管理しておくと良いでしょう。
5.「ステップ3:追加設定」を設定する

画像出典元:Amazonセラーセントラル
下記に基づいて、「ステップ3:追加設定」を設定します。
<プロモーションのタイトル>
自社で管理しやすいタイトルを設定します。「3点以上購入で5%オフ」のように施策内容を入れておくのがおすすめです。本欄に入力した内容は、ユーザーには表示されません。
<プロモーショントラッキングID>
プロモーションの状況を確認するためのIDです。注文レポートのデータを分析する際に活用できます。任意のIDを設定するか、初期設定のままでも良いでしょう。
<プロモーションコード>
プロモーションコードの配布に関して、下記3つから選びます。
- なし:商品ページにプロモーション内容を表示し、全ユーザーを対象としたい場合
- 1回限り有効:ユーザー1人1人に個別のプロモーションコードを発行する場合
- グループ:1つのプロモーションコードを配布されたユーザー全員で共通使用する場合
<併用キャンペーン>
クーポンとの併用可否を設定します。併用を許可すると割引コストが増大するため、慎重に選択する必要があります。プロモーション割引とクーポンの併用については、後ほど詳しく解説します。
<商品詳細ページにプロモーションを表示する>
チェックが入っているかを確認します。チェックが抜けていると商品ページに表示されません。
ここまで入力したら、プレビューボタンを押して内容を確認し、問題なければ送信します。送信したプロモーションの内容は「プロモーションを管理」から確認できます。

画像出典元:Amazonセラーセントラル
売上を伸ばすプロモーション割引戦略

プロモーション割引を活用してAmazonの売上を伸ばす、下記2つの戦略を紹介します。
1.シーズナルカレンダーで需要ピークを先読み
2.クロスセル設計
1.シーズナルカレンダーで需要ピークを先読み
プロモーション割引は、下記のAmazon公式イベントの6~8週間前に仕掛けるのがおすすめです。
- プライムデー
- ブラックフライデー
- 年末年始セール など
イベント前に仕掛けることで、ウォッチリストへの追加とランキング上昇を先取りでき、購入候補として優位に立てます。プロモーション割引は、短期的な値引きだけでなく、イベント本番に向けた「種まき施策」として活用するのが効果的です。
Amazonのイベントカレンダーは下記からダウンロード可能なので、ぜひ活用してみてください。
【Amazon 2025年販促カレンダー】主要イベント&検索需要予測キーワードを徹底網羅 – ジャグー株式会社
3.クロスセル設計
プロモーション割引を使ってクロスセル設計を実施するのも効果的です。
具体的には、主力商品と合わせ買いされやすい関連商品にも5%程度の同時割引を設定します。たとえば、「空気清浄機」を主力商品として割引した場合、関連アイテムである「交換用フィルター」にも割引を仕掛けます。
Amazonの「よく一緒に購入されている商品」欄に複数の割引対象商品が並び、セット購入を後押しできるでしょう。
Amazonプロモーション割引に適している商品3つ

Amazonのプロモーション割引には、利用に適している商品があります。相性の良い商品を選定すれば、より効果的にプロモーション割引を活用できるでしょう。
下記3つのおすすめ商品を紹介します。
1.日用品や消耗品
2.販売実績がない商品
3.まとめ買いによって3,500円以上になる商品
1.日用品や消耗品
シャンプーや各種洗剤、歯ブラシのような日常的に使用する消耗品は、まとめ買いにメリットを感じやすい商材の代表例です。
日用消耗品は単価が低めで複数個まとめて購入しても極端に高額になりにくいため、ユーザーにとっても手が届きやすく、プロモーション割引の効果が出やすい傾向があります。
2.販売実績がない商品
プロモーション割引は、販売実績がなくても設定・適用できる点が特徴です。Amazonにはプロモーション割引と似た機能として「クーポン」もありますが、2024年3月以降、販売実績がないと利用できなくなっています。
プロモーション割引は新商品など、これから市場にアプローチしていきたい商品の初動を後押しする施策として有効です。
3.まとめ買いによって3,500円以上になる商品
Amazonの通常会員は、購入金額が3,500円以下の場合、通常配送で460〜500円の送料が発生します。プロモーション割引のまとめ買いによって送料無料ラインを超えられれば、送料の負担を避けられる点でもユーザーの購入意欲を後押しできます。
特に単価が低い商品を扱っている場合に効果的でしょう。
Amazonプロモーション割引と他施策との違い
Amazonプロモーション割引とよく似た施策に、「クーポン」と「タイムセール」があります。これらの施策との違いを解説します。概要は下記の表をご覧ください。
プロモーション割引 | クーポン | タイムセール | |
表示箇所 | 商品ページ | ・おすすめクーポン特集のページ ・ショッピングカート内(クーポン選択が可能) ・検索結果(緑色のバッヂ付与あり) ・商品ページ など | ・タイムセール特集ページ ・セール特集ページ ・検索結果(赤色のバッヂ付与あり) ・商品ページ など |
手数料 | なし | ・前払い手数料 ・変動手数料 | <通常時> ・前払い手数料:1日あたり150円 ・変動手数料: 売り上げの1.0%(上限15,000円) <セール時> イベントによって異なる(定額制) |
実施資格・条件 | 大口出品者出品者評価が星2.5以上 | ・大口出品者 ・出品者評価が星3.5以上 ・クーポン付与する商品の販売実績が必要 ・割引率は過去価格または直近の最低価格よりも5%下回っていなければならない ・付与する商品にレビュー基準あり | ・大口出品者・出品者評価が星3.5以上・適用可能商品のみ ・Amazonセラーセントラルから設定可能(数量限定タイムセール、7日間のタイムセール) ・Amazonからの招待が必要(特選タイムセール) |
クーポンとの違い
Amazonのクーポンには金額指定(X円オフ)と割引率(X%オフ)の2種類があり、定期お特便にも適用できます。
プロモーション割引よりも表示エリアが広く、検索結果では緑色のバッヂで目立って表示されます。

商品ページでは、ユーザーがクーポン利用にチェックを入れると適用される仕様です。

画像出典元:Amazon
手数料に関しては、プロモーション割引は無料で使えますが、クーポン利用には手数料がかかります。2025年6月2日より、新手数料が適用されており、下記2点を支払う必要があります。
- 前払い手数料:作成したクーポンごとに150円の定額手数料
- 変動手数料: 引き換え済みのクーポンによる売り上げの1.5%
また、クーポン施策を実施するために必要な資格や条件は下記のとおりです。
- 出品者評価が3.5以上
- クーポン付与する商品の販売実績が必要
- 割引率は過去価格または直近の最低価格よりも5%下回っていなければならない
- 付与する商品にレビュー基準あり
- レビュー数1〜4件:評価平均が星2.5以上
- レビュー数5件以上:評価平均が星3以上
- レビュー数0:適用可能
タイムセールとの違い
次に、プロモーション割引とタイムセールを比較してみましょう。
タイムセールは一定期間の割引を実施し、売上拡大を狙う施策です。
表示箇所に関しては、検索結果や商品ページに加えて、タイムセール特集ページに掲載されます。プライムデー中のタイムセールの場合はプライムデーページにも掲載されるため、大きな露出拡大効果があります。
タイムセール対象商品には赤色のバッヂが付与され、検索結果でも目立って表示されます。

画像出典元:Amazon
タイムセールの手数料に関しては、2025年6月2日から新手数料が適用されており、通常時とセール時(プライムデーやブラックフライデーなど)で異なります。
<通常時>
- 前払い手数料:1日あたり150円
- 変動手数料: 売り上げの1.0%(上限15,000円)
<セール時>
定額制で、イベントによって異なります。2025年のプライムデーの場合、「7日間のタイムセール(お買い得情報)」は16,000円、「数量限定タイムセール」は8,000円です。
3.実施資格・条件
タイムセールの実施資格については、出品者評価は3.5以上必要であり、タイムセール適用可能商品の主な要件は下記のとおりです。
- プライム対象商品
- 直近1ヶ月の出品者評価が4.0以上かつ5件以上のレビューを獲得している
- 新品
- タイムセールで提供する商品のバリエーションが、バリエーション全体の65%以上(一部カテゴリ) など
各施策の併用について
各施策の併用可否や、併用時の注意点を解説します。
結論、プロモーション割引とクーポン、タイムセールの併用は可能です。
プロモーション割引設定時に、「ステップ3:追加設定」で「はい、併用を許可する」にチェックを入れると、併用できるようになります。
ただし、各施策の併用時には、コスト増大に注意に十分留意のうえ実施しましょう。
併用不可の設定をした場合は、よりユーザーにお得になるほうが適用されます。たとえば、同じ商品に対して、クーポンを10%、プロモーション割引を5%の場合は下記のようになります。
- 併用許可:合計15%の割引
- 併用不可:より特典の大きいクーポン10%が適用
Amazonプロモーション割引に関してよくある質問
最後に、Amazonプロモーション割引に関してよくある2つの質問に回答します。
Q1.予定より早くプロモーション割引を終了できますか?
プロモーション割引はAmazonセラーセントラルからいつでも終了できます。ただし、商品ページ上に表示されなくなるまでに最大4時間程度かかるため、その間に注文が入った場合にはプロモーション割引が適用されます。
また、一度終了させたプロモーションを再び有効にすることはできないため、新しく作成する必要があります。
Q2.途中でプロモーション内容を変更できますか?
以下内容は変更できません。
- プロモーションタイプ
- 適用条件
- 購入者特典
- 開始日(プロモーション開始後の場合)
- 商品セレクションリストの名前
- プロモーションコードの設定
- 変更履歴
上記以外で変更したい場合は、「プロモーションを管理」から変更可能です。
まとめ|Amazonプロモーション割引を活用してまとめ買い・合わせ買いを促進!
Amazonのプロモーション割引を活用すれば、まとめ買い・合わせ買いを促進でき、客単価向上が見込めます。価格変更で競合と差をつけにくいAmazonでは、プロモーション割引を上手に活用すれば、競合優位性アップにつながるでしょう。
ただし、利益率圧迫のリスクもあるため、最低価格ラインを下回らない最適な施策内容の立案が求められます。プロモーション割引を含め、Amazonで最適な売上拡大戦略を描きたい方は、ぜひジャグー社へご相談ください。
