最終更新日:2026.9.6
【2026年】Amazonの出品手数料はいくら?種類別一覧・内訳と計算方法を解説!
Amazonで利益を確保するためには、出品時に発生する手数料を正しく把握しておくことが重要です。
本記事では、Amazonの出品にかかる主な手数料について詳しく解説します。具体的な費用シミュレーションや手数料を抑える方法に加え、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Qoo10との違いも紹介する内容です。
Amazonへの出品を検討している方はもちろん、複数のECモールを比較している方もぜひ参考にしてください。
なお、Amazonセラーセントラルの使い方や初期設定については、以下の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
関連記事:Amazonセラーセントラルとは?ログイン方法・登録手順・できることを解説【2026年】
監修者
ジャグー株式会社 代表取締役米原 広兼
新卒で楽天グループ株式会社に入社し、ECコンサルタントとして
SOY(Shop of the Year)受賞店舗をはじめ多数の上位店舗を支援。
約2万人の社員の中から「楽天賞MVP」を受賞するなど、
高い実績と評価を獲得。
その後、大手企業のEC支援を行うコンサルティング会社を経て、
2020年にEC専門支援会社「ジャグー株式会社」を設立。
楽天市場やAmazonなど複数モールにおける売上拡大・運用最適化を総合的に支援している。
また、グループ会社にて自らもAmazonでの販売事業を展開。
自社ブランド製品はAmazonで「Amazonおすすめ」を多数獲得し、
販売開始から1年で月商1,000万円を突破するなど、売り手としても豊富な実績を持つ。
目次
Amazon出品手数料を把握する重要性
Amazonでは商品の販売価格から、さまざまな手数料が差し引かれた金額が最終的な利益となるため、出品をはじめる際に手数料を把握することが重要です。
Amazon出品で発生する手数料を理解していないと、想定よりも利益が少なくなったり、最悪の場合は赤字になったりする可能性があります。
たとえば、1,000円の商品を販売しても、販売手数料や月額登録料などが差し引かれて、手元に残る利益が800円や700円になる場合があります。
そのため、手数料の種類や金額を把握し、販売価格や仕入れ価格に適切に反映させることが、Amazonで利益を出すためには重要と言えるでしょう。
なお、Amazonではじめて商品を出品するという方は、以下の記事を参考にして、Amazonでの出品をスムーズに進めてみてください。
関連記事:【2026年最新】Amazon出品方法完全ガイド!注意点や出品のポイントまで解説
Amazon出品時に発生する3つの手数料
ここからはAmazonで商品を出品する際に必ず発生する以下3つの手数料を解説します。
順に解説します。
1.月額登録料
Amazonで出品する際に発生するひとつ目の手数料は月額登録料です。
Amazonでは出品者の販売規模やニーズに合わせて以下2つの出品プランが用意されています。
- 大口出品
- 小口出品
それぞれの出品プランの月額登録料や特徴は以下のとおりです。
| 出品プラン | 月額登録料 | 特徴 |
| 大口出品 | ・4,900円 | ・月間49点以上の商品を販売する出品者向け ・出品ツールやレポート機能などが利用可能 |
| 小口出品 | ・無料 ・ただし、基本成約料が発生する(商品1点につき100円) | ・月間49点未満の商品を販売する出品者向け |
※上記の金額はすべて税抜です。
次から、それぞれの出品プランについて解説するため、自社の販売規模や戦略に合わせて適切な出品プランを選択しましょう。
大口出品
大口出品は、月額4,900円(税抜)で利用できる出品プランです。
大口出品では、Amazonで売上を向上させるための以下のさまざまな機能を活用できます。
- 複数商品をまとめて出品できる一括出品ツール
- 外部システムと連携できるAPI連携
- Amazon内での広告掲載
- カートボックスの獲得資格
また、小口出品の成約料が1商品あたり100円(税抜)のため、月間で49点以上の商品を販売する予定がある出品者は、大口出品プランを選ぶと良いでしょう。
ただし、複数の国や地域で統合されたアカウントを使用している場合、月額料金が異なる場合があるため注意が必要です。
大口出品は、本格的にAmazonで販売を展開したい出品者向けのプランと言えるでしょう。
小口出品
小口出品は、月額登録料が無料の出品プランです。
ただし、小口出品では商品が1点売れるごとに100円(税抜)の基本成約料が発生します。
小口出品プランは、月間の販売商品数が49点未満の出品者や、中古品や1点物を取り扱う出品者に適していると言えます。
販売数が少ない場合、大口出品よりもコストを抑えられるため、小口出品はAmazonでの販売を試験的に行いたい場合に活用しやすい出品プランです。
2.販売手数料
2つ目に解説する販売手数料は、Amazonで商品が売れた際に出品者がAmazonに支払う手数料です。
販売手数料は商品のカテゴリーごとに割合が異なり、多くのカテゴリーでは商品あたりの売上の5%〜15.4%が販売手数料となります。
以下は、2026年4月1日の改定を反映した商品カテゴリー別の販売手数料の一例です。
| カテゴリー | 販売手数料 |
| メディア(本、DVD、ミュージック、PCソフト、ビデオ) | 一律15.4% 最低販売手数料:なし |
| PC・周辺機器 | 売上合計が750円以下:5% 売上合計が750円超:8.4% 最低販売手数料:30円 |
| 家電アクセサリー | 売上合計が750円以下:5% 売上合計が750円超:10.4% 最低販売手数料:30円 |
| 食品&飲料 | 売上合計が750円以下:5% 売上合計が750円超〜1,500円以下:8.4% 売上合計が1,500円超:10.4% 最低販売手数料:30円 |
| その他のカテゴリー | 売上合計が750円以下:5% 売上合計が750円超:15.4% 最低販売手数料:30円 |
※他の商品カテゴリーの販売手数料はAmazon公式サイトから確認が可能です。
改定では、売上合計が750円を超える商品の販売手数料が0.4%引き上げられました。ただし、3つのカテゴリーは価格帯にかかわらず、すべての商品が0.4%引き上げの対象になりました。
対象は、メディア(本、DVD、ミュージック、PCソフト、ビデオ)、Amazonデバイス用アクセサリ、TVゲーム&ゲーム用アクセサリの3つです。
750円以下の料率と最低販売手数料30円に変更はありません。
改定率だけを見ると小さな変更ですが、販売数量の多い商品ほど利益への影響は大きくなります。
たとえば、20,000円のノートPCなら1点あたり80円の差ですが、月500点販売する商品では月4万円のコスト増です。
なお、2026年4月1日の改定内容については、Amazon公式サイトでもご確認ください。
3.商品カテゴリー別成約手数料
3つ目に解説する商品カテゴリー別成約手数料は、以下のメディア商品を販売する際に追加で発生する手数料です。
- 本
- DVD
- ミュージック
- PCソフト
- ビデオ(VHS)
この手数料は、先述の販売手数料とは別途加算されます。
すべてのメディア商品のカテゴリー成約料は、以下の表のとおり140円です。
| 商品カテゴリー | カテゴリー成約料 |
| 本 | 140円 |
| DVD | 140円 |
| ミュージック | 140円 |
| PCソフト | 140円 |
| ビデオ | 140円 |
メディア商品は販売手数料15.4%に加えて1点あたり140円が固定で差し引かれるため、低単価の商品ほど利益率への影響が大きくなります。
例えば500円の中古本を販売した場合、販売手数料77円とカテゴリー成約料140円で合計217円が差し引かれる計算です。
メディア商品を取り扱う出品者は、商品カテゴリー別成約手数料も考慮して価格設定しましょう。
FBAを利用する際に発生する6つの手数料
FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用する際は、以下6つの手数料が発生します。
なお、FBA(フルフィルメント by Amazon)とは、商品の保管から梱包や配送、カスタマーサービスなどをAmazonに委託できる有料サービスです。
FBAを利用すれば出品者は物流業務やユーザー対応業務から解放され、利益を最大化するための販売活動に関わるコア業務に集中できます。
しかし、FBA利用時に発生する手数料を把握していないと費用対効果が悪くなる可能性があるため、次から解説する内容をしっかりと確認しましょう。
また、FBAについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:Amazon FBAとは?儲からないは嘘?概要やメリット・黒字運営のポイントを徹底解説
1.FBA配送代行手数料

FBA配送代行手数料は、FBAのサービス利用料の大部分を占める手数料です。
FBA配送代行手数料の内訳には以下の項目が含まれます。
- 商品のピッキング
- 梱包費用
- 出荷作業
- 配送料
FBAを利用すると、出品者が行うこれらの作業をAmazonへ委託可能です。
またFBA配送代行手数料は、商品の大きさによって区分されています。
具体的には、小型、標準、大型、特大型の4つに分類され、以下のとおりそれぞれ料金が異なります。なお、表内の寸法は、梱包済み商品の長さ・幅・高さの合計です。
| サイズ区分 | 寸法、重量 | 価格が1,000円を超える商品に対する配送代行手数料 | 価格が1,000円以下の商品に対する配送代行手数料 |
| 小型 | 25cm x 18cm x 2.0cm以下、250g以下 | 288円 | 222円 |
| 標準 | 35cm x 30cm x 3.3cm以下、1kg以下 | 318円 | 252円 |
| 20cm以下、2kg以下 | 410円 | 344円 | |
| 30cm以下、2kg以下 | 415円 | 358円 | |
| 40cm以下、2kg以下 | 420円 | 371円 | |
| 50cm以下、2kg以下 | 425円 | 379円 | |
| 60cm以下、2kg以下 | 430円 | 391円 | |
| 80cm以下、5kg以下 | 472円 | 427円 | |
| 100cm以下、9kg以下 | 532円 | 466円 | |
| 大型 | 60cm以下、2kg以下 | 589円 | 523円 |
| 80cm以下、5kg以下 | 624円 | 558円 | |
| 100cm以下、10kg以下 | 675円 | 609円 | |
| 120cm以下、15kg以下 | 781円 | 715円 | |
| 140cm以下、20kg以下 | 1,020円 | 954円 | |
| 160cm以下、25kg以下 | 1,100円 | 1,034円 | |
| 180cm以下、30kg以下 | 1,532円 | 1,466円 | |
| 200cm以下、40kg以下 | 1,756円 | 1,690円 | |
| 特大型 | 200cm以下、50kg以下 | 2,755円 | 2,689円 |
| 220cm以下、50kg以下 | 3,573円 | 3,507円 | |
| 240cm以下、50kg以下 | 4,496円 | 4,430円 | |
| 260cm以下、50kg以下 | 5,625円 | 5,559円 | |
| 400cm以下、50kg以下 | 13,950円 | 13,884円 |
※2026年8月時点の料金です。
※冷凍食品には、上記に加えて商品1点あたり375円(税込)の追加手数料が発生します。
※上記の手数料には10%の消費税が含まれます。
FBAを利用する際は、商品のサイズや重量を正確に把握し、適切な料金区分を確認することが重要です。
2.FBA在庫保管手数料

FBA在庫保管手数料は、Amazonのフルフィルメントセンターで商品を保管する際に発生する料金です。
FBA在庫保管手数料は、商品サイズと保管日数をもとに計算されます。
また月額基準金額は、保管時期や商品サイズによって以下のとおりです。
| 月 | 小型/標準 | 大型/特大型 |
| 1月〜9月 | 5.676円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数] | 3.278円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数] |
| 10月〜12月 | 10.087円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数] | 6.984円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数] |
※上記の手数料には10%の消費税が含まれます。
なお、服&ファッション小物や、シューズ&バッグのFBA在庫保管手数料は以下のとおりです。
| 月 | 小型/標準 | 大型/特大型 |
| 1月〜9月 | 3.10円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数] | 3.10円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数] |
| 10月〜12月 | 5.50円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数] | 5.50円 × ([商品サイズ(cm³)] / (10cm × 10cm × 10cm)) × [保管日数] / [当月の日数] |
※上記の手数料には10%の消費税が含まれます。
商品のサイズや保管期間の適切な管理が、FBA在庫保管手数料を抑えるポイントです。
3.長期在庫追加手数料
長期在庫追加手数料(旧称:長期在庫保管手数料)は、Amazonフルフィルメントセンターでの保管期間が長期化した商品に対して発生する手数料です。
毎月15日の在庫スナップショットをもとに評価され、保管期間が270日を超えた商品が対象となります。
2026年4月15日から、最低長期在庫追加手数料の適用範囲が広がりました。
従来メディア商品だけに適用されていた1点あたりの最低手数料が、保管期間365日以上のメディア以外の商品すべてにも適用されます。
あわせて、メディア商品の最低手数料も10円から20円へ引き上げられました。
10cm × 10cm × 10cmあたりの単価に変更はありません。改定前後の違いは、以下の表のとおり最低手数料の欄だけです。
2026年4月15日より前
| 在庫一掃チェック実施日 | 保管期間が271〜300日の商品 | 保管期間が301〜330日の商品 | 保管期間が331〜365日の商品 | 保管期間が366日以上の商品 | 保管期間が366日以上のメディア商品1点あたりの最低長期在庫追加手数料 |
| 月1回(毎月15日) | 16.662円(10cm × 10cm × 10cmあたり) | 17.475円(10cm × 10cm × 10cmあたり) | 18.085円(10cm × 10cm × 10cmあたり) | 34.239円(10cm × 10cm × 10cmあたり) | 商品1点あたり10円 |
※上記の手数料には10%の消費税が含まれます。
2026年4月15日以降
| 在庫一掃チェック実施日 | 保管期間が271〜300日の商品 | 保管期間が301〜330日の商品 | 保管期間が331〜365日の商品 | 保管期間が366日以上の商品 | 保管期間が366日以上のメディア商品およびメディア商品以外の1点あたりの最低長期在庫追加手数料 |
| 月1回(毎月15日) | 16.662円(10cm × 10cm × 10cmあたり) | 17.475円(10cm × 10cm × 10cmあたり) | 18.085円(10cm × 10cm × 10cmあたり) | 34.239円(10cm × 10cm × 10cmあたり) | 商品1点あたり20円 |
請求される手数料は整数に四捨五入されます。たとえば、28cm × 20cm × 5cmの商品を281日間保管した場合、長期在庫追加手数料は47円です。
また、保管期間が365日以上の商品には、商品1点あたり月額20円の最低長期在庫追加手数料が設定されています。
なお、改定後の手数料が最初に請求されるのは2026年4月22日分です。改定の詳細と現行の料金表は、Amazon公式サイトでご確認ください。
通常の長期在庫追加手数料と最低長期在庫追加手数料を比較し、金額が大きい方が適用されます。
長期在庫追加手数料を抑えるには、在庫の回転率を高め、長期保管を避けることが重要です。
4.商品の返送・所有権の放棄にともなう手数料
Amazonでは、フルフィルメントセンターに保管しているFBA在庫について、返送または所有権の放棄を依頼すると商品1点ごとに手数料が発生します。
返送・所有権の放棄にともなう手数料は、商品のサイズや重量に応じて以下のとおり異なります。
FBA返送/所有権の放棄手数料(商品あたり)
| サイズ | 重量 | 手数料 |
| 小型、標準サイズ | 0〜200g | 商品1点あたり60円 |
| 201〜500g | 商品1点あたり90円 | |
| 501〜1,000g | 商品1点あたり130円 | |
| 1001g〜 | 商品1点あたり200円 + 1,000g※を超えた分の1,000gにつき85円 | |
| 大型および特大型 | 0〜500g | 商品1点あたり170円 |
| 501〜1,000g | 商品1点あたり220円 | |
| 1,001〜2,000g | 商品1点あたり310円 | |
| 2,001〜5,000g | 商品1点あたり520円 | |
| 5001g〜 | 商品1点あたり870円 + 5,000g※を超えた分の1,000gにつき100円 |
※上記の手数料には10%の消費税が含まれます。
※1,000g(小型・標準サイズ)または5,000g(大型・特大型サイズ)を超えた場合、超過分は1g単位で手数料が計算されます。
たとえば、小型・標準サイズの商品が1,500gの場合、返送・所有権の放棄手数料は242.5円です。
不要なFBA在庫を返送・廃棄する場合にもコストがかかるため、在庫量を適切に管理することが重要です。最新の料金は、Amazon公式サイトでご確認ください。
返品された商品を中古品として再販できる状態にすれば、廃棄コストを抑えられるでしょう。
5.納品不備受領作業手数料
納品不備受領作業手数料は、出品者がAmazonフルフィルメントセンターに納品した商品に不備があった場合にAmazonが販売可能な状態にするための手数料です。
納付した商品の不備とはたとえば以下の状態を言います。
- 商品ラベルが貼付されていない
- 梱包が不十分である
納品不備受領作業手数料は、問題の深刻度に応じて、軽微・悪化・重大の3段階に分類され、以下のとおり商品1点あたり51円〜122円の範囲で設定されています。
| 問題グループ | 問題 | 問題発生率 | コーチングレベルに基づく納品不備受領作業手数料 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 軽微 | 悪化 | 重大 | |||
| ラベル未貼付 – 商品関連 | 商品ラベルがありません | 商品レベル | 51円 | 81円 | 81円 |
| 納品不備商品の梱包 – 商品関連 | テープでの梱包 | 商品レベル | 51円 | 81円 | 81円 |
| 納品不備商品の梱包 – 袋詰め | ビニール袋での梱包 | 商品レベル | 92円 | 102円 | 102円 |
| 納品不備商品の梱包 – エアキャップ | エアキャップでの梱包 | 商品レベル | 92円 | 122円 | 122円 |
※上記の金額はすべて税抜です。
納品不備受領作業手数料を発生させないためには、納品前にAmazonの納品ルールを確認し、不備がないように準備しましょう。
6.FBA梱包サービス手数料
FBA梱包サービス手数料は、Amazonが商品の梱包を代行するサービスを利用する際に発生する料金です。
出品者はFBAへの納品プランを作成する際、商品ごとにAmazonに梱包を依頼するか、自社で梱包するかを選択できます。
FBA梱包サービス手数料は、必要な梱包サービスや商品のサイズによって以下のとおり異なります。
なお、FBA梱包サービスの対象となるのは小型・標準・大型サイズの商品で、特大型サイズは利用できません。
| 梱包要件 | 小型/標準サイズ(商品あたり) | 大型サイズ(商品あたり) |
| ビニール袋での梱包 | 28円 | 99円 |
| テープによる梱包 | 24円 | 60円 |
| エアキャップ (商品ラベル貼付サービスを含む) | 88円 エアキャップ:66円 商品ラベル貼付:22円 | 154円 エアキャップ:103円 商品ラベル貼付:51円 |
※上記の手数料には10%の消費税が含まれます。
また、梱包する商品カテゴリーによっても手数料が異なる場合があります。
以下は、FBA梱包サービス手数料の一例です。
| 梱包カテゴリー | 小型/標準サイズ(商品あたり) | 大型サイズ(商品あたり) | ||||
| 梱包準備 | 商品ラベル貼付 | 合計 | 梱包準備 | 商品ラベル貼付 | 合計 | |
| 破損しやすい商品/ガラス ・エアキャップ ・商品ラベル貼付 | 66円 | 22円 | 88円 | 103円 | 51円 | 154円 |
| 液体製品(ガラス容器以外) ・ビニール袋での梱包 ・商品ラベル貼付(任意) | 28円 | 22円 | 28〜50円 | 99円 | 51円 | 99〜150円 |
※上記の手数料には10%の消費税が含まれます。
自社で梱包する手間を省きたい場合や、適切な梱包方法がわからない場合に、FBA梱包サービスを利用すると便利です。
Amazon出品時以外で発生するその他4つの手数料
Amazon出品以外にも都度発生する可能性のある手数料が以下4つあります。
Amazonで商品を出品する場合は、全体を把握しておくために確認しておきましょう。
次から順に解説します。
1.Amazonクーポン手数料
クーポン手数料は、出品者が発行したクーポンを購入者が利用した際に発生する手数料です。
2026年2月6日以降に作成されたクーポンには、以下の手数料が適用されます。
| 手数料 | 金額 |
| 前払い手数料 | クーポン1件につき150円 |
| 変動手数料 | クーポンによる売上の1.5%(上限25,000円) |
たとえば、500円の商品にクーポンを設定して20点販売した場合、クーポンによる売上は10,000円です。変動手数料は150円となるため、前払い手数料150円と合わせて300円がかかります。
なお、2026年2月6日から変動手数料に25,000円の上限が設けられました。前払い手数料150円と変動手数料1.5%の料率自体に変更はありません。
クーポン手数料は購入者がクーポンを取得して引き換えた場合に適用され、購入後に商品が返品されても返金されません。
クーポンを活用する際は、割引額だけでなく手数料も含めて費用対効果を確認しましょう。
2.返金処理手数料
返金処理手数料は、購入者に商品代金を返金する際に発生する手数料です。
返金を行うと、Amazonから販売手数料が出品者に返金されますが、以下のうち金額が小さい方が返金処理手数料として差し引かれます。
- 500円
- 元の販売手数料の10%
たとえば、販売手数料が400円の商品を返金した場合、400円の10%にあたる40円が返金処理手数料となります。
返品や返金が発生した際は、商品代金だけでなく返金処理手数料もコストとして考慮しておきましょう。
3.配送料チャージバック
配送料チャージバックとは、出品者が支払った配送料がAmazonのペイメント上で相殺される仕組みで追加費用の負担はありません。
出品者が商品を発送する際、いったん配送料はAmazonのペイメント上に計上されます。
その後、配送料チャージバックとして同額がAmazonの他の手数料(販売手数料など)から差し引かれます。
配送料チャージバックは見かけ上、追加料金が発生したように見えますが、出品者が支払った配送料と同額が差し引かれるため、追加の費用負担は発生しないことを覚えておきましょう。
4.代引き手数料チャージバック
代引き手数料チャージバックとは配送料チャージバックと同様に、Amazonのペイメント上で相殺されるため、追加費用の発生しない手数料です。
購入者が代金引換を選択した場合に出品者が支払った代引き手数料は、いったんAmazonのペイメント上に計上されます。
その後、代引き手数料チャージバックとして、同額が他の手数料から差し引かれます。
代引き手数料チャージバックも、Amazonの会計処理上の仕組みであり、出品者にとって実質的な負担増にはなりません。
Amazonの出品手数料の具体例を紹介
ここまでの解説でAmazonで商品を出品する際に、さまざまな手数料が発生することが把握できたのではないでしょうか。
Amazon出品で発生する手数料のベースは「販売手数料」と「カテゴリー別成約手数料」の合計です。さらにFBAを利用する場合にはFBA関連の手数料が加算されます。
手数料の計算は複雑になりやすく、Amazon公式が提供する「料金シミュレーター」も利用可能です。
ここでは、Amazon出品にかかる手数料について以下3つの切り口で解説します。
これからAmazonで出品をはじめる際の参考にしてください。
利益を確保するための最低販売価格の考え方
Amazonで利益を確保するためには、各種コストを把握したうえで、最低限確保したい利益率から販売価格の下限を逆算することが重要です。
最低販売価格を検討する際は、主に以下の費用を順番に確認します。
- 仕入れ費や製造費などの原価を算出する
- 送料や梱包資材費を加える
- Amazonの販売手数料を加える
- 対象商品はカテゴリー成約料を加える
- FBAを利用する場合は、配送代行手数料や在庫保管手数料を加える
- 広告を利用する場合は、想定する広告費を加える
- すべての費用を差し引き、目標とする利益率を確保できるか確認する
ジャグーでは、広告費はACOSをもとに売上の10〜20%程度、最低限確保する利益率は10〜15%程度をひとつの目安として、販売価格を検討しています。
また、利益を計算する際は通常の販売にかかる費用だけでなく、以下に伴う手数料にも注意が必要です。
- セールによる値下げ
- 長期在庫追加手数料
- 返金処理手数料、返送・所有権の放棄
特に在庫回転率が低い商品や返品率が高いカテゴリーでは、これらの費用を考慮せずに販売することで、実際の利益率が想定を下回る可能性があります。
販売価格を決める際は、商品が売れたときに発生する費用をできるだけ洗い出し、利益が確保できる価格を設定しましょう。
小口出品者が本を販売する場合
小口出品で、商品価格1,000円の本を販売する場合の手数料をシミュレーションしてみましょう。
小口出品者にはAmazon所定の配送料が適用されるため、ここでは本の国内配送料262円で計算します。
| 項目 | 金額 | 備考 |
| 商品価格 | 1,000円 | – |
| 配送料 | 262円 | 本の国内配送料 |
| 販売手数料 | 15.4% | 本カテゴリー |
| カテゴリー成約料 | 140円 | メディア商品の場合適用 |
| 基本成約料 | 100円 | 小口出品の場合適用 |
販売手数料は、商品価格と購入者が支払う配送料を含む売上の合計に対して計算されます。
(1,000円 + 262円) × 15.4% = 約194円
さらに、本にはカテゴリー成約料140円、小口出品には商品1点あたり100円の手数料がかかります。
194円+140円+100円=約434円
したがって、この条件では、商品1点の販売にかかる手数料は約434円です。ここから仕入価格を500円と仮定すると、商品価格と配送料の合計1,262円から手数料434円と仕入500円を引いて、手元には約328円が残ります。
仕入価格が828円を超えると赤字になるため、メディア商品では仕入の時点で手数料を織り込んでおきましょう。
なお小口出品では、受け取った配送料262円の範囲内で出品者が実際に発送するため、発送費用が262円を超えた分は手元に残る金額からさらに差し引かれます。
※上記は販売手数料、カテゴリー成約料、商品あたりの手数料をもとにした試算です。実際の請求額は適用される税金などによって異なる場合があります。
大口出品者が電化製品を販売し、FBAを利用する場合
次に、大口出品者が商品価格5,000円の小型家電をFBAで販売する場合の手数料をシミュレーションします。
ここでの前提は、商品が標準サイズの40cm以下・2kg以下、FBA在庫保管手数料が50円です。
| 項目 | 金額・料率 | 備考 |
| 商品価格 | 5,000円 | – |
| 販売手数料 | 8.4% | 小型家電・売上合計750円超 |
| FBA配送代行手数料 | 420円 | 標準サイズ・40cm以下・2kg以下 |
| FBA在庫保管手数料 | 50円 | 仮定値 |
まず、販売手数料を計算します。
販売手数料は、商品価格 × 販売手数料率で計算します。
5,000円 × 8.4% = 420円
次に、FBA配送代行手数料とFBA在庫保管手数料を合計します。
420円 + 50円 = 470円
最後に、販売手数料とFBA関連手数料(FBA配送代行手数料とFBA在庫保管手数料の合計)を足して、合計手数料を算出します。
420円(販売手数料) + 470円(FBA関連手数料) = 890円
したがって、この場合の合計手数料は890円となります。仕入価格を3,000円と仮定すると、商品価格5,000円から手数料890円と仕入3,000円を引いて、手元に残るのは1,110円(利益率22.2%)です。
ジャグーが目安としているのは、最低限確保する利益率が10〜15%程度、広告費はACOSをもとに売上の10〜20%程度です。この例で売上の15%にあたる750円を広告に充てると、利益率は7.2%まで下がります。
出品手数料以外のAmazon運用コスト
Amazon出品で売上を伸ばすためには、出品手数料以外にもさまざまな施策と実施するために必要なコストが発生します。
出品手数料以外のコストを考慮せずに運用してしまうと、全体の収支が赤字になってしまうかもしれません。
そこで次から出品手数料以外に発生する代表的な以下2つのコストを解説していきます。
Amazonで効率よく売上を上げるためには、これらのコストも把握し全体の収支をしっかり管理しましょう。
広告費用
Amazonで商品の認知度を高め、売上を向上させるためには広告運用が効果的です。
Amazonには複数の広告メニューがあり、それぞれ費用や特徴が異なります。
Amazonの主な広告メニューとその特徴は、以下の表のとおりです。
| 種類 | 課金方式 | 掲載面 | おすすめの活用法 |
| スポンサープロダクト広告 | クリック課金 | ・検索結果ページの広告枠 ・商品ページ内下部の広告枠 | ・Amazon広告の運用がはじめて ・商品を手軽にPRしたい ・低予算で出稿したい |
| スポンサーブランド広告 | クリック課金/インプレッション課金 | Amazon検索結果画面 | ・自社ブランドの認知を広く獲得したい ・動画広告などのクリエイティブスキルがある |
| スポンサーディスプレイ広告 | クリック課金/インプレッション課金 | Amazon内外 | ・Amazon内外に向けて広告を出稿して潜在層に自社商品をPRしたい ・リターゲティング機能を活用して顕在層に広告を複数回配信したい |
| Amazon DSP | 形式と掲載枠によって異なる | Amazon内外 | ・Amazonのビックデータを活用したターゲティングをしたい ・Amazonで未出品の企業がAmazonユーザーに広告を出稿したい |
広告予算を適切に管理し、効果的な広告戦略を立てるためには、各広告メニューの内容を理解することが重要です。
なお、Amazonで活用できる広告について以下の記事で詳しく解説しているのであわせてご覧ください。
関連記事:Amazon広告運用の決定版!初心者でもわかる4つの配信手法や概要・運用ポイントを徹底解説!
プロモーション費用
プロモーション費用は、Amazon内でタイムセールやクーポンなどの販売促進施策を実施する際にかかるコストです。
たとえば、数量限定タイムセールやおすすめタイムセールを実施する場合は、タイムセール手数料が発生します。
商戦期以外の手数料は、以下の2つです。
| 手数料 | 金額 |
| 前払い手数料 | 1日あたり150円 |
| 変動手数料 | タイムセール売上の1.0%(上限15,000円) |
なお、前払い手数料はタイムセールで売上が発生しなかった場合でも請求されます。
また、タイムセールの結果が期待どおりでなかった場合や、購入者が商品を返品した場合でも、手数料は返金されません。
プライムデーやプライム感謝祭、ブラックフライデーなどの商戦期は、通常時と料金体系が異なる場合があります。
2026年のこれら3つのイベントでは、前払い手数料がプロモーション1件あたり600円、変動手数料が売上の1.0%(上限20,000円)です。
なお、商戦期のタイムセールは早期に申請すると前払い手数料が1件あたり500円割引されます。ブラックフライデーのタイムセールなら、2026年9月30日までに申請とスケジュール設定を済ませておくと対象になるため、実施予定がある場合は早めに動きましょう。
またクーポンを併用する場合は、タイムセールとは別にクーポン手数料が発生します。プロモーションを実施する際は、売上だけでなく各施策にかかる手数料も含めて費用対効果を確認しましょう。
Amazonの出品手数料を抑える3つの方法
ここまでで、「Amazonに出品するための手数料はわかったけれど、その費用をできるだけ減らして運用したい」と思われた方が多いのではないでしょうか。
そこでここからは、Amazonで商品を出品する際に発生する手数料を抑える以下3つの方法を解説していきます。
順に解説します。
1.単価が低い商材やサイズの大きい商品は避ける
Amazonの手数料負担を抑えるには、販売価格に対して十分な利益を確保できる商品や、できるだけコンパクトな商品を選ぶことが重要です。
特にFBAでは、商品のサイズや重量などに応じて配送代行手数料が異なります。
また、在庫保管手数料は商品のサイズや保管期間などによって変動するため、大きな商品ほどコストがかさみやすくなります。
すでに販売する商品が決まっている場合は、梱包方法を見直すのもひとつの方法です。
たとえば、以下のような工夫によって梱包サイズを小さくできれば、FBAのサイズ区分が下がり、配送代行手数料を抑えられる可能性があります。
- 厚みのある緩衝材を薄手のものに変更し、外寸を小さくする
- 折りたたみ式や分解式のパッケージを採用し、梱包時の最大辺を短くする
- サイズ区分の境界をわずかに超えている場合は、個包装への変更でサイズを下げられないか検討する
ただし、手数料を抑えるために梱包を簡略化し、輸送中の破損につながっては本末転倒です。
Amazonの梱包要件を満たしたうえで、商品の保護に必要な梱包を維持しながらサイズを見直すことが大切です。
2.カテゴリー成約料のかからない商材を選ぶ
Amazonの出品手数料を抑えるには、商品カテゴリー別成約手数料のかからない商品を選ぶことも方法のひとつです。
上記「3.商品カテゴリー別成約手数料」で解説したとおり、以下のメディア商材は販売手数料に加えて、商品カテゴリー別成約手数料が発生します。
- 本
- DVD
- ミュージック
- PCソフト
- ビデオ
これらのカテゴリーの商品を販売すると、他のカテゴリーの商品よりも手数料の負担が大きくなります。
手数料を最小限に抑えたい場合は、これらメディア商品のカテゴリーを避けるか、販売価格にカテゴリー成約料を上乗せして利益の調整するといった対策を行いましょう。
3.FBAは売上が軌道に乗ってから活用する
FBA(フルフィルメント by Amazon)の利用は、ある程度売上が確保できてから活用するのが出品手数料を抑えるポイントです。
FBAは物流業務やカスタマーサービスをAmazonに委託して出品者の手間を大幅に削減できる便利なサービスです。しかし、販売手数料とは別にFBA配送代行手数料やFBA在庫保管手数料など、さまざまな手数料が発生することを忘れてはいけません。
そのため、出品初期や売上が少ないうちは、自社で商品の保管や配送を行うことで全体的な出品手数料を抑えるのがおすすめです。
ただし、FBAを利用すると商品にPrimeマークを付けたり、Amazonでの検索順位が優遇されたりするなど、売上向上につながるメリットがあるため、将来的にAmazonでの売上を拡大したい場合にはFBAの利用を検討するのが良いでしょう。
Amazonの手数料の楽天市場・Yahoo!・Qoo10との比較
Amazonの出品手数料は、他の主要なECモールと比較してどうなのか、気になる方もいるでしょう。
ここでは、以下3つの大手ECモールの手数料を紹介します。
各ECモールで異なる料金体系や特徴を順に解説していきます。
楽天市場の出店手数料
楽天市場の出店手数料は、Amazonとは異なる料金体系であり以下の3つの出店プランが用意されています。
- がんばれ!プラン
- スタンダードプラン
- メガショッププラン
なお、それぞれの初期費用や月額費用、システム利用料は以下のとおりです。
| 費用 | がんばれ!プラン | スタンダードプラン | メガショッププラン |
| 初期登録費用 | 60,000円 | 60,000円 | 60,000円 |
| 月額費用 | 25,000円×12ヶ月分=300,000円 ※年間一括払い | 65,000円×6ヶ月分=390,000円 ※6ヶ月ごと2回払 | 130,000円×6ヶ月分=780,000円 ※6ヶ月ごとに2回払い |
| 初回支払金額の合計 | 360,000円 | 450,000円 | 840,000円 |
| システム利用料(パソコン) | 3.5〜6.5% | 2.0〜4.0% | 2.0〜4.0% |
| システム利用料(モバイル) | 4.0〜7.0% | 2.5〜4.5% | 2.5〜4.5% |
※上記の金額はすべて税抜です。
また、楽天市場では、システム利用料以外にも以下の費用が発生します。
| 項目 | 利用料 |
| 楽天ポイント | 楽天会員の購入代金 × 付与率(通常1.0%) |
| 楽天スーパーアフィリエイト | アフィリエイト経由売上の2.6〜5.2% |
| モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料 | 月間売上高の0.1% |
| R-Messe | 月額固定費 ・がんばれ!プラン:3,000円 ・スタンダードプラン:5,000円 ・メガショッププラン:5,000円 |
| 楽天ペイ利用料 | 月額決済高の2.5〜3.5% |
※上記の金額はすべて税抜です。
※R-Messeは現在、無料期間中となっています(終了時期未定)。
楽天市場とAmazonの手数料を比較する際は、システム利用料の料率だけで判断しないことが重要です。
楽天市場では、楽天ポイント原資や楽天スーパーアフィリエイト、楽天ペイ利用料などが別途発生します。
また、楽天市場はポイント施策やセールを活用しやすく、商品ページの設計自由度も高いモールです。
40代以上の女性をターゲットとするアパレルや食品など、商品の特徴や魅力を詳しく伝えたいオリジナル商材との相性の良さもポイントです。
関連記事:楽天市場の出店は儲からない?出店方法やメリット・デメリットから黒字化する5つの戦略まで解説
Yahoo!ショッピングの出店手数料
Yahoo!ショッピングは、以下の費用が無料であることがAmazonと大きく異なる特徴です。
- 初期費用
- 月額システム利用料
- 売上ロイヤリティ
そのため、Yahoo!ショッピングではAmazonや楽天市場とは異なり、出店に関わる基本的な費用がかからないため出店しやすいECモールと言えます。
一方、商品が売れた際に発生するのは、ポイント原資やアフィリエイト関連費用、決済手数料などです。
| 項目 | 概要 | 負担割合 |
| ストアポイント原資負担 | 購入者に付与されるポイントの原資 | 1〜15% ※1%負担必須 |
| キャンペーン原資負担 | 「5のつく日」のような各種キャンペーン時に使われる(2026年9月以降は発生しません) | 1.5% |
| アフィリエイトパートナー報酬 | アフィリエイト経由で商品が売れた際に、リンク設置者に支払う報酬 | 2〜50% ※2〜4%負担必須 |
| アフィリエイト手数料 | アフィリエイトの運営会社であるバリューコマース社に支払う手数料 | アフィリエイトパートナー報酬の30% |
| ストア決済サービス手数料 | 各種決済サービスの利用にかかる手数料 | 決済方法によって異なる |
※アフィリエイトパートナー報酬の必須料率は、商品カテゴリごとに異なります。
そのため、「初期費用や月額費用が無料」という点だけでAmazonと比較するのではなく、ポイント原資やアフィリエイト関連費用なども含めて負担を確認することが重要です。
また、2026年9月より出店プランが一部変更されます。
初期費用は無料のまま維持されますが、月額システム利用料として10,000円(税抜)、売上ロイヤリティとして2.5%が新たに発生します。一方で、従来必須だったキャンペーン原資負担1.5%は不要です。
これまで無料だった売上ロイヤリティが有料化されるため、出店を検討している方は改定後の条件で試算しましょう。
関連記事:審査は厳しい?Yahoo!ショッピングの出店方法や審査対策を解説!
Qoo10の出店手数料
Qoo10は、Yahoo!ショッピングと同様に初期費用と月額利用料が無料のECモールのため、Amazonや楽天市場と比較して、低コストで出店できるのが特徴です。
ただし、Qoo10で商品を販売する際には、商品カテゴリーによって以下のとおり販売手数料率が設定されています。
| 商品カテゴリー | 販売手数料率 |
| レディースファッション | 10% |
| ビューティー・コスメ | 10% |
| メンズ・スポーツ | 6〜10% |
| 家電・PC・ゲーム | 8〜10% |
| スマートフォン・イヤホン | 8〜10% |
| 日用品・生活 | 9〜10% |
| 食品・サプリ・飲料 | 6〜10% |
| ベビー・キッズ | 9〜10% |
| エンタメ・eチケット | 6〜10% |
なお、この販売手数料にはカード決済手数料が含まれています。ただし、販売手数料に対する消費税は販売者の負担となる点に注意しましょう。
また、販売手数料のほかにも以下のような追加手数料が発生します。
| 追加手数料の発生条件 | 追加手数料 |
| 振込手数料(売上金を受け取るときに発生) | 1回あたり150円 |
| メガ割時の対象商品 | +1%(購入金額に対し) |
| Qoo10負担割引が適用された注文 | +0.5% |
| 予約販売、後日配送の場合 | +2% |
| Qoo10での銀行口座登録が日本国外の場合 | +2% |
| 商品出荷地が日本国外の場合 | +2% |
| Qoo10サイト以外の外部広告経由の売上 | +1% |
| 最安値コーナー経由の売上 | +1% |
Qoo10では基本的な出店費用がかからない一方、メガ割などの販促施策を利用する際にも追加手数料が発生します。
販売手数料だけでなく販促コストまで含め、利益を試算することが重要です。
Qoo10は20代女性のユーザーが多く、メガ割などの値引き施策への参加が売上を大きく左右するモールです。
値引き分を織り込んでも利益が残る価格設計ができるコスメやアパレル、美容系の商材であれば、売れやすい傾向があります。
なお、Qoo10への出店方法は以下の記事で詳しく解説しています。Qoo10へ出店して販路を広げたい方はぜひ参考にしてください。
関連記事:【2026年最新】Qoo10出店完全ガイド!出店方法から成果を出す具体策まで解説
手数料が高いのにAmazonの出品者が多い理由
他のECモールと比較してみて、Amazonの出品手数料は高いと感じたかもしれません。
しかし、Amazonは手数料が高いにも関わらず多くの企業がAmazonに出品するのはなぜでしょうか。
Amazonに多くの出品者が集まる主な理由として以下の4つが挙げられます。
次からそれぞれ解説する上記のメリットを理解することで、手数料の高さだけでなく総合的な視点からAmazon出品の価値を判断できるでしょう。
なお、これまで解説した内容も踏まえながら、Amazon出品を成功させるためにも、以下の記事もあわせてご覧いただき、より理解を深めてください。
関連記事:【2025年最新版】Amazon出店完全ガイド!出店の方法から成果を出す具体策まで解説
1.FBAを活用すれば大口出品でも効率的に運用できるから
Amazonで出品者が多いひとつ目の理由は、手間が多くなる大口出品でも、FBA(フルフィルメント by Amazon)を活用すれば業務効率を大幅に向上できるからです。
FBAを利用すると商品の保管のほか、梱包や配送などほとんどの物流業務からカスタマーサービスまでをAmazonが代行してくれます。
そのため、出品者は商品の仕入れや販売戦略、マーケティング活動などの利益向上のためのコア業務に専念できます。
また、イベントやキャンペーンなどで販売量が増加した場合でも、自社で商品の保管スペースを追加で確保したり配送業務に追われたりする心配がありません。
さらに、FBAを利用している商品はAmazonプライム対象商品となり、商品の信頼性や配送スピードの速さを示す「Primeマーク」が付与されるため、ユーザーの購買意欲を高める効果が期待できます。
FBAを活用して、大口出品のメリットを最大限に引き出し、効率的にAmazonを運用できることが高額な手数料でもAmazonが利用される大きな要因と言えるでしょう。
2.ユーザーとのやり取りを最小限に抑えられるから
Amazonの出品者が多いのは、FBA利用者以外もカスタマーサポートをAmazonが代行するため、出品者は購入者との直接的なやり取りを最小限に抑えられる点も要因のひとつと言えます。
出品者はユーザーとの直接的なやり取りが減ることで、商品の仕入れやマーケティング、販売戦略の立案など、売上の向上や利益拡大を目指せるのがメリットです。
3.販売開始までのハードルが低いから
Amazonで出品者が多い3つ目の理由は、国内最大級のECモールでありながら初期費用を抑えて販売を開始できる点が出品者にとって大きな魅力であるからでしょう。
Amazonでは大口出品に登録する場合でも、月額登録料は楽天市場の「がんばれプラン」と比較して約5分の1と低額であり、小口出品の場合は月額登録料がかかりません。
また、Amazonの販売手数料は、商品が売れた際に発生するため、売上が発生するまで多額の費用負担を心配する必要がありません。
販売開始までの金銭的なハードルが低い点が低リスクでAmazonでの販売に挑戦できる要因となり、多くの出品者にAmazonが選ばれる理由であると言えるでしょう。
4.指名検索されやすい商材と相性がいいから
Amazonは、認知度の高いブランドや指名検索されやすい商材と相性がいいECモールです。
Amazonでは検索を起点として商品を探すユーザーが多いため、ブランド名や商品名、型番などで検索されやすい商材は購入につながりやすい傾向があります。
たとえば、すでに認知度のあるブランド商材や、型番で商品を特定しやすい家電・PC周辺機器などです。
一方、認知度が低く、商品の特徴や魅力を詳しく伝える必要があるオリジナル商材では、楽天市場のように商品ページの設計自由度が高いモールが適している場合もあります。
自社商材がどちらのタイプかを見極めることで、手数料の高さだけでなく販売のしやすさを含めた判断ができるでしょう。
Amazonの出品手数料を把握して利益を生み出そう
Amazon出品で安定した利益を確保するためには、手数料を正確に理解し販売戦略に組み込むことが重要です。
特にFBA(フルフィルメント by Amazon)は便利な反面、複数の手数料が発生するため、導入タイミングの見極めが重要です。
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