Shopifyの導入時のメリットと注意点について

Shopify(ショッピファイ)とは、「Shopify Inc」というカナダに拠点を置く多国籍eコマース企業です。
また、「Shopify Inc」が運営する、オンラインストアやPOSシステム向けのeコマースプラットフォームの名称としても用いられています。

2020年時点で世界175ヶ国以上で、100万以上の店舗に利用されており、2021年時点で、カナダロイヤル銀行やトロント・ドミニオン銀行などカナダの最大手企業の時価総額を超えてカナダ最大の企業となっています。

Shopifyのサービス概要

Shopifyとは、ECサイトを簡単に構築できるECプラットフォームサービスです。
Shopifyを導入することで、オリジナルデザインや独自機能を搭載したECサイトを構築でき、本格的なネットショップを開設することができます。

他のECプラットフォームサービスと比較して、コスト面でも優れており、幅広い機能に対応しているため高い人気を誇っています。
2017年に日本向けにローカライズされ、「ゴーゴーカレー」や「オリオンビール」、「ネスレ」などの有名企業のECサイトにも導入されているサービスです。
また、世界的にも人気の高いキティで有名な「サンリオ」など多数の企業が、国内向けではなく海外向けのECサイトで導入する事例も多く見られます。

ゴーゴーカレー: https://jp.gogocurry.com/
オリオンビール: https://shop.orionbeer.co.jp/
ネスレ:     https://shop.nestle.jp/
サンリオ:    https://www.sanrio.com/

※ローカライズ:製品やサービスを、別の国や地域でも受け入れられるように最適化することです。

Shopifyの利用料金

Shopifyの利用料金は月額制で主要となるのは、ベーシックプラン、スタンダードプラン、プレミアムプランの3つのプランです。
どのプランも初期費用は不要で、月ごとの契約になり、プラン変更はアップグレードもダウングレードもいつでも可能です。

また、Shopify ペイメントを利用すれば、Shopify ペイメントを介した決済とPayPal Express Checkoutを使用した決済に対する取引手数料はかかりません。
低コストで導入可能で、縛りも少ないので大変魅力的ですよね。

Shopifyの導入のメリット

1.自由度の高いカスタマイズが可能

Shopifyでは拡張機能となるShopify App(ショッピファイ アプリ)が5000種類を超えております。
基本機能では利用できない機能も、アプリをインストールすれば自由に追加することが可能です。
様々なアプリを組み合わせることでより自由度の高いカスタマイズを可能にします。

例)定期購入(サブスクリプション)を導入する場合
→「定期購買」「Bold Subscriptions」「ReCharge」などのアプリをインストール

2.安心の配送対応

Shopifyは日本国内で、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便と提携しており、さらに世界ではFedEx、UPS、DHLの世界3大配送会社とも提携しています。
大手配送業者との提携で、国内外を問わず、しっかり配送の対応ができるのも嬉しいポイントです。

3.越境ECで世界中が商圏になる

Shopifyは、世界中の決済方法や言語に対応しているので、簡単に海外向けのECサイトを開設することが可能です。
世界175ヶ国以上で利用されているため、各国の税率への対応も行っております。

注意点

1. モールと比較して集客のハードルが高い

モール型とは違い、認知されるまでは地道な集客が必要になります。
検索結果の上位に表示させるためのSEOの知識が必要だったり、SNSで商品情報や関連するコンテンツを頻繁に発信したり、SEO対策の一環として継続的にブログ記事を更新し続けなければないけません。
顧客がアクセスしてくれるようになるまでには、大変な労力と時間を要します。

Shopifyの最新情報を取得したい方は

他にもShopifyの最新情報を取得したい方は、株式会社ハックルベリーのEC Magazineをご覧ください。Shopify Plusパートナーの認定を受けている同社は、ShopifyでCVを向上させるCommChatや、定期購買アプリなど、Shopifyに関連する様々なサービスを展開しています。

2. 英語力が必要になる

日本にローカライズされてからは、日本語での説明がメインになりましたが、管理画面やサイトデザインの一部においては英語のみの説明になる場合があります。また、アプリに関しても海外の開発者が作成している場合が多いので、導入や説明などが必要になる場面があります。

3. HTML/CSSなどの知識が必要

Shopifyでは、よりクオリティの高いECサイトに仕上げたい場合や、様々な機能を実装したい場合は、HTMLやCSSの知識が必須となります。

4. サポート対応に時間がかかる

Shopifyに電話で問い合わせをすると、対応は英語となり、国際電話による通話料も発信者様負担となります。
Shopifyのサポートで日本語に対応しているのは、ヘルプセンター(過去にあった質問への回答を掲載しているサポートサイト)、メールのみの日本語サポートチーム(回答まで5〜10営業日を要することもある)、公式Twitterになりますが、いずれも回答までに時間を要する場合が多いです。

まとめ

誰でも簡単にECサイトを開設できるShopifyですが、実際に運用をしていく際には様々な知識や労力が必要になってきます。
ECでの展開を検討されている場合は、国内のECモールも含め様々な方法を比較し、検討していただけれと思います。
展開先や運営方法を迷っている場合は、弊社にお気軽にお声がけください。

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