アクセス数を増やすためには?楽天市場の検索対策

 

「今より商品ページへのアクセス数を増やすためには?」
こう考えた時、真っ先に思い浮かぶのは「広告を使う」という手段かもしれません。
しかし、広告の前にもう一つ重要な手段があります。

それは「検索対策」です。

楽天市場では商品ページへの流入経路の約70%が検索機能から、というデータがあります。
これだけで「楽天ユーザーは検索機能から商品を探すことが多いので、自店舗の商品も検索から見つけ易いようにしなきゃ!」ということが分かりますね。

では、具体的にどのように対策するのか?
基本的にはユーザーが商品を探すために検索に掛けそうなキーワードを、あらかじめ商品ページ内に散りばめておき、検索結果に自店舗の商品が引っ掛かるようにします。

しかし、検索対策の手段はこれだけではありません。
本コラムでは、検索からのアクセス数を増やすための手段を紹介していきます。

 

キーワード対策

<キーワードの選定>
店舗の商品が検索に引っ掛かるためのキーワードを選定します。
まずは楽天検索内で商品名を検索したときのサジェストキーワードを確認し、
「この商品を探している人は、こんな検索のやり方をしている」ということを知りましょう。
サジェストキーワードは検索キーワードとして選定し、商品ページに挿入していきます。

 

<キーワードの挿入>
選定したキーワードを商品ページの検索対象の項目に加えていきます。
検索対象は、
①商品名 ②キャッチコピー ③商品説明文 ④販売説明文 の4項目です。

①から順に検索結果への影響度が大きい(商品名へのキーワード追加がとても重要)と言われているので、商品名から優先してキーワードを挿入していきましょう。
商品ぺージの画像内にキーワードを入れても検索対象とならないため、必ずテキストとして挿入してください。
「楽天サーチ流入改善」を使うと、該当する商品にアクセスする際に検索されたキーワードや、関連キーワードについて確認・分析・改善アクションを取ることができます。

 

 

ディレクトリIDの見直し

商品のディレクトリIDを見直し、適切に設定します。
例えば「メンズジャケット」という商品に「インナー」のディレクトリIDが設定されていると、ジャケットが欲しくて検索したユーザーが、当該の商品のページに辿り着くのは難しくなります。
商品がどのような経路、検索ワードで商品ページにアクセスされているかは「楽天サーチ流入改善」で分析することができます。

 

タグIDの設定

ファッションの場合はサイズやカラー等、食品であれば生産国や食材等など、商品の属性(タグ)を表すIDを設定します。
タグで絞り込み検索を行った際に、対応するタグを登録した商品のページを露出させることができます。
設定していない店舗は意外と多いため、しっかり活用しましょう。

※タグIDに関してはこちらの記事もぜひご覧ください。
楽天の売上を伸ばす見落としがちなタグID設定とは?
楽天市場のタグIDの設定方法とメリットまとめ

 

サービスからの絞り込み対策

送料無料、あす楽、プレミアム・学割、海外配送のサービスを受けられる商品を設定します。
サービスの可否は条件として絞り込むことができるため、商品に設定すると上記サービスを望むユーザーに対して訴求ができます。

 

ギフト商品の絞り込み対策

商品にのしやラッピングをつけて出荷できるサービスを設定します。
ギフトナビゲーションサービスを申請し登録することで、ギフトサーチという検索方法によって商品の露出が可能となり、ギフト商品をより効果的に訴求することができます。

 

製品最安値を取る

商品価格ナビに自社の商品が最安値として表示されるようにします。
商品価格ナビは同じ製品をまとめて表示することで検索をしやすくした楽天市場の型番サイトで、
他社の商品より安く登録することができれば、ユーザーに対して価格面で強く訴求することができます。

 

商品数を増やす

可能な限り多くの商品を取り扱い、検索から店舗への入り口を広げます。
商品数が多いと検索でユーザーに見つけてもらいやすくなり、店舗へのアクセスを増やすことができます。
また、関連商品が併せて売れる可能性が高くなります。

 

入口商品を作る

店舗のページにたどり着きやすい商品を育てます。
楽天内で売れ筋のもの、SKUが充実しているもの、ターゲットが広いもの、季節を問わないもの、リピート性のあるもの、送料負担が小さいもの、粗利が高いもの、在庫充実がしているものは入口商品として、自社のページまでユーザーを誘導してくれます。

 

サムネイル画像を作りこむ

検索時にユーザーの目を惹くサムネイル画像を作成し掲載します。
目を惹く画像の要素としては、[ランキングや受賞歴などの実績]、[カラー展開、サイズ展開]、[母の日などのイベント]、[製品保証などの付加価値]、[ブランド名]などがあります。
また、子供の画像は人の目惹くのに効果的と言われています。
画像は商品の強み、付加価値、ターゲットなどを分析した上で作成しましょう。
(楽天のガイドラインに沿った画像作成が必要です)

 

テキストを充実させる

商品ページ内の商品名、キャッチコピー、商品説明文、販売説明文の項目にキーワードをテキストで挿入します。
重要ワードはテキストの文頭に置くようにしましょう(付加価値、お得情報、限定情報、イベントワードなど)

 

レビュー数を増やす

商品のレビュー数を増やし、検索ページからレビューが集まっている商品であることをユーザーにアピールします。
レビュー件数が多い商品は「レビューの件数順」で並び替え検索を行うユーザーにアピールすることが可能で、自然検索でも上位に露出されやすくなります。
レビューを多く獲得するためにはレビュー対策、書きたくなる仕掛け(おまけ、梱包、サービス、商品付加価値)が必要です。

※レビューに関してはこちらの記事もぜひご覧ください。
口コミを駆使して売上を上げろ!みんな大好きレビューのお話
楽天市場で商品レビューを活用する際の注意点まとめ

 

レビュー点数を上げる

良い点数のレビューを多く獲得し、検索ページから高い評価の商品であることをアピールします。
更に自然検索の順位を上げたりレビューの点数で絞り込みの検索を行ったユーザーに対して強く訴求することが可能です。
ユーザーの期待値を上回る顧客対応(ひと手間かけた梱包、嬉しい同梱物、フォローメール)を行い、良いレビューを多く獲得しましょう。

 

 

いかがでしたか?
ここまで記載した通り、検索対策として取れる手段は多くあります。

「これ、自店舗ではやってないかも…」という対策はありませんでしたか?
今一度、店舗の商品ページ、設定、分析画面を見直し、改善できるアクションはどんどん取って検索からのアクセス数を伸ばしましょう!

 

 

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