
商品価格が常に変動しているAmazonでは競合商品や仕入れ商品の値段推移を把握できれば、戦略的に価格設定を行えます。
しかし「値段推移の確認方法がわからない」「自社の価格設定は正しいのだろうか」と悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事ではAmazonの商品価格が変動する理由や、価格変動の把握方法を徹底的に解説します。
多くのAmazon出品者が利用する高機能ツール「Keepa(キーパ)」の使い方から、Keepaを活用した効果的な価格設定の方法まで詳しく紹介します。
本記事を読めば、価格変動の分析方法がわかり、売上と利益を安定的に確保できる価格戦略を立てられますのでぜひ最後までご覧ください。

監修者
米原 広兼
ジャグー株式会社 代表取締役
新卒で楽天グループ株式会社に入社し、ECコンサルタントとして
SOY(Shop of the Year)受賞店舗をはじめ多数の上位店舗を支援。
約2万人の社員の中から「楽天賞MVP」を受賞するなど、
高い実績と評価を獲得。
その後、大手企業のEC支援を行うコンサルティング会社を経て、
2020年にEC専門支援会社「ジャグー株式会社」を設立。
楽天市場やAmazonなど複数モールにおける売上拡大・運用最適化を総合的に支援している。
また、グループ会社にて自らもAmazonでの販売事業を展開。
自社ブランド製品はAmazonで「Amazonおすすめ」を多数獲得し、
販売開始から1年で月商1,000万円を突破するなど、売り手としても豊富な実績を持つ。
目次
Amazonの値段推移とは?基礎とグラフの読み方
Amazonの値段推移とは、特定の商品が過去から現在までに、どのような価格で販売されてきたかの履歴です。
Amazonで値段推移を把握すれば、商品を安く仕入れられるタイミングがわかるだけでなく販売戦略を立てる際にも役立ちます。
値段推移を確認するための基礎として、気になる商品の値段推移グラフを確認し「直近90日間」と「全期間」の2つの期間で最安値、最高値、そして平均値を確認しましょう。
さらにグラフを見て価格が底をつくタイミングが年に何回訪れるかを数えれば、セール周期や需要の波を読み取れます。

画像出典元:Keepa
Amazonの値段推移を確認する3つの理由
出品者がAmazonの価格変動を確認する理由は以下の3つです。
- 競合商品の価格を把握し戦略を立てるため
- 最適な仕入れタイミングを見極めるため
- 自社商品の価格が相場からズレていないか確認するため
いずれも売上と利益に直結する重要な要素のため、次から詳しく解説します。
1. 競合商品の価格を把握し戦略を立てるため
自社と同じカテゴリの競合商品の値段推移を把握できれば価格面で差別化を図るための戦略を立てられます。
反対に競合商品の値段推移を把握していないと以下のようなデメリットが生じる可能性があります。
- 競合より価格設定が高いため商品が売れ残る
- 価格設定を安くしすぎて利益率が悪くなる
- 競合が実施するセールやプロモーションを見逃して商戦に乗り遅れる
さらにシーズンやセールによる年間の価格変動を把握できれば、適切なタイミングで価格を調整することで、販売機会の損失を回避し、利益を確保できるでしょう。
2. 最適な仕入れタイミングを見極めるため
Amazonで商品を仕入れて販売する事業者にとって、仕入れ商品の値段推移の監視は利益に直結します。
価格のグラフを分析し、価格が底値になるタイミングを狙って仕入れができれば利益を増やせます。
特に人気商品や季節商品は時期によって価格が大きく変動するため、過去の価格変動データも参考にしながら仕入れのタイミングを見極めましょう。
3. 自社商品の価格が相場からズレていないか確認するため
Amazonで商品を出品する際の販売価格は適正に設定する必要があります。
Amazonでは「Amazonストアにおける適正な価格設定に関するポリシー」で出品者に対し、適正な価格設定を求めており、その目的は健全なマーケットプレイスを維持するためです。
なお、ポリシー内で購入者の信頼を損なうとされている価格設定は以下のとおりです。
比較対照価格(参考価格)が誤解を与えるように設定されている最近の販売価格よりも極端に高い価格設定を行っている同一商品のまとめ売りで、1個あたりの価格が単品販売時より高くなっている法外な配送料を設定している(Amazonでは配送料の妥当性も審査対象)
Amazonは出品者の販売価格を監視しており、上記のような不当な価格設定だと判断された場合、出品の取り下げや、配送オプションの一時停止、あるいは出品権限の一時停止や取下げといったペナルティを受ける可能性があります。
健全な価格を維持するためにも、複数の競合商品の価格を確認しながら自社の価格を決定しましょう。
Amazonの値段推移を調べてわかること
Amazonの値段推移を分析すれば、価格情報以外にも以下4つの役立つ視点が得られます。
- シーズナリティ(需要ピーク)の把握
- 次回のタイムセール時期
- 在庫の有無
- 商品仕入れのベストなタイミング
順に解説します。
1.シーズナリティ(需要ピーク)の把握
値段推移を調べるとAmazon内での需要の流れを把握できます。
たとえば、ある商品が1年間で特定の月に価格が底まで下がり、その直後から値上がりを始めるというサイクルを観測できれば、その商品は季節商品の可能性が高いでしょう。
値段推移のパターンを読み解けば、仕入れのタイミングや、広告を強化すべき時期の予測に役立ちます。
2.次回のタイムセール時期
値段推移を調べれば、Amazonが開催するタイムセール時期を予測して自社のプロモーション施策を合わせて販売戦略を強化できます。
Amazonが開催するタイムセールやプロモーションイベントでは商品価格が一時的に引き下げされるため需要が高まる傾向にあります。
値段推移を観測するなかで定期的に価格が急落しているポイントを見極め、自社商品のプロモーションやセールを実施すれば、相乗効果で売上の増加が期待できるでしょう。
また競合がタイムセールを行っているタイミングを把握できれば、価格競争を回避する対策も立てられます。
3.在庫の有無
価格が急激に変動している時期が把握できれば、市場の在庫状況を推測できます。
商品の価格は市場にある在庫数に影響されることがあります。たとえば在庫が豊富な商品は価格が下がる傾向にあり、商品が品薄だと価格が上がる傾向にあります。
値段の推移をモニタリングすると、競合が在庫切れとなり需要が自社に集中するタイミングが把握できるでしょう。
このタイミングで在庫の確保と適正な価格設定を行えば自社商品の売上アップにつながりやすくなります。
4.商品仕入れのベストなタイミング
価格の変動を観測すれば、商品を仕入れるベストなタイミングが把握できます。
Amazonの商品価格は需要や競合の価格設定、季節やイベントに影響されるからです。
たとえば、お中元やクリスマスなど特定のシーズンで需要が高まる商品を取り扱う場合は、価格が底をつくタイミングに仕入れできればコストを削減して在庫を確保できます。
またAmazonで開催されるイベントが終了すると価格が下がる傾向にあります。
価格変動を継続的に調べれば価格が下がったタイミングで商品の仕入れが行えるでしょう。
Amazonで価格変動が起こる4つの要因
Amazonでは出品者が自由に価格を設定できるため価格変動が起きやすいECモールと言えます。
ここからはAmazonの価格変動が発生する以下4つの要因を紹介します。
- カートボックス獲得競争の激化
- 需給バランスの変化
- プロモーションやセールの開催
- 仕入れ価格や原材料費の高騰
それぞれの要因を把握し、相場を見極めながら価格を調整していきましょう。
1. カートボックス獲得競争の激化
Amazonの価格変動はカートボックスの獲得競争に影響されます。
「カートボックス」とは、商品詳細ページにある「カートに入れる」ボタンが表示される部分のことです。
多くのユーザーはこのボタンから商品を選択するため、カートボックスの獲得が売上に大きな影響を与えます。
Amazonのアルゴリズムは以下の要因から総合的に判断してカートボックスに表示する出品者を決定しますが、特に価格設定は重要な要素です。
- 価格設定
- 配送スピード
- レビュー評価
複数の出品者が同じ商品を出品している場合、カートボックスを獲得するために出品者同士で値下げ競争が激化して価格が下落する傾向にあるのです。
なおカートボックスの獲得率を高める施策を解説している以下の記事も併せてご覧ください。
関連記事:【2025年最新】Amazonカートボックスとは?取れない原因と獲得率を高める8施策を解説
2. 需給バランスの変化
商品の需要と供給のバランス変化も価格変動が起こる要因のひとつです。
需給バランスの変化が起こる要因は、以下のような例が考えられます。
要因 | 概要 | 価格への影響 |
---|---|---|
ブームの発生 | ・人気インフルエンサーや大型メディアで紹介され、一時的に需要が急増する | ・価格が一時的に高騰し、ブーム終息とともに落ち着く |
型落ち品・季節商品 | ・新モデルの発売やシーズン終了で、古いモデルや季節外れ商品の需要が低下する | ・価格が下がる傾向 |
出品者数の増減 | ・同一商品の出品者が増えると供給過多で価格競争が起き、価格が下がりやすい ・出品者が少ない場合は高価格でも売れやすい | ・出品者増→価格下落 ・出品者減→高値維持 |
需給バランスの変化の主な要因は外的なものが多いため、急激な価格変動に対処するためにも値段の推移は把握しておくのがおすすめです。
3. プロモーションやセールの開催
Amazonが開催するプライムデーやブラックフライデーといった大型セールや、出品者が独自に行うプロモーションの開催期間中は多くの商品が割引価格で販売されます。
割引期間は比較的多くのユーザーがAmazonで商品を検索・購入するため、売上を伸ばす絶好の機会です。
プロモーションやセールの開催期間は、多くの出品者が価格競争に参加するため市場全体の価格が一時的に下がる傾向にあるのです。
4. 仕入れ価格や原材料費の高騰
商品の仕入れ価格や、原材料費が高騰すると販売価格も値上げせざるを得なくなります。
特に世界情勢の変動や為替レートの動きは、輸入品の仕入れ価格に影響を与え、販売価格が高騰する傾向にあります。
しかし、競合が値上げするなか、自社商品の価格を据え置きにするとユーザーの目に留まりやすくなる効果も期待できるため、費用対効果を考慮した価格設定も検討してみましょう。
価格変動調査におすすめツール5選
Amazonの価格変動を効率的に調査するために役立つ以下5つのツールを紹介します。
No. | ツール名 | 特徴 | 価格 | おすすめの出品者 |
---|---|---|---|---|
1 | Keepa | ・Amazonの商品価格履歴やランキング、出品者数推移をグラフで可視化 ・無料でグラフ ・トラッキング機能、有料で売れ筋やFBA在庫データも確認可能 ・主要ブラウザの拡張機能に対応 | ・無料版 ・有料版:月額19ユーロ〜(※1) | ・出品価格の推移や競争状況を把握したい ・仕入れ ・値付け判断を強化したい |
2 | Seller Sprite | ・競合商品やキーワード検索データ、ランキング分析など多機能 ・キーワード逆引きリサーチでSEO ・広告戦略に活用可能 | ・無料版 ・有料版:月額98ドル〜(※2) | ・競合分析を深く行いたい ・市場全体の戦略を考えたい出品者 |
3 | Amacode | ・商品バーコードをスマートフォンでスキャンし販売価格や利益計算を瞬時に表示 ・Web版とアプリ連携で詳細に分析可能 | ・基本機能は無料 ・有料版:月額5,500円 | ・せどり ・物販で素早く利益商品を選定したい |
4 | HOW MUCH | ・Amazon/楽天/Yahoo!/家電量販店/フリマなど複数EC横断で価格比較 ・バーコード検索も可能 | 無料 | ・さまざまなECで最安値を手軽に探したい |
5 | AmaAlert | ・Amazon商品の価格変動を監視し、設定価格でスマートフォンに通知 ・グラフ分析機能はないが操作はシンプル | 無料 | ・手間なく価格変動をウォッチしたアラート機能が欲しい |
※1:1ユーロ=171円(2025年8月現在)
※2:1ドル=147円(2025年8月現在)
次からひとつずつ詳しく紹介します。
1.Keepa

画像出典元:Keepa
Keepa(キーパ)は、Amazonで販売されている商品の価格履歴、売れ筋ランキングの変動、出品者数の増減などを見やすいグラフで視覚的に表示してくれるツールです。
無料版でも値段推移のグラフやユーザーの行動を追跡するトラッキング機能が使えるほか、有料版だと売れ筋ランキング、FBA在庫数も確認できます。
Keepaは以下の主要なブラウザで使える拡張機能があるため使いやすく、価格の分析を強化したい出品者におすすめのツールです。
- Firefox
- Google Chrome
- Opera
- Microsoft Edge
- Safari
2. Seller Sprite

画像出典元:Seller Sprite
Seller Sprite(セラースプライト)は、価格の追跡はもちろん、競合商品の販売データやランキングデータの取得など、多岐にわたる機能を備えたAmazon出品者向けの総合ツールです。
特に注目すべきは、競合商品がどのようなキーワードで検索されているかを調べられる「キーワード逆引きリサーチ」機能です。
この機能は自社のSEO戦略や広告戦略を立てる上で役立ちます。競合出品者の戦略を深く分析し、市場全体の動向を把握しながら自社の販売戦略を練り込みたい方におすすめのツールです。
3. Amacode

画像出典元:Amacode
Amacode(アマコード)は、せどりや物販における商品リサーチ、特に仕入れ判断に役立つ機能が充実したツールです。
スマートフォンで商品バーコードをスキャンするだけで、Amazonでの現在の販売価格や過去の価格変動、利益計算などをすぐに確認できます。
PCでより詳細な分析が可能なWeb版も提供されており、アプリと連携させることでさらに効率的なリサーチが可能です。利益が高い商品を効率良く見つけたい方におすすめです。
4. HOW MUCH

画像出典元:App Store|セラー向け価格チェックツール | HOW MUCH
HOW MUCH(ハウマッチ)は、商品の価格調査に特化したアプリで、複数のECサイトを横断してリサーチできるのが特徴です。
Amazonだけでなく、楽天市場、Yahoo!ショッピング、さらには家電量販店のECサイトやフリマサイトの価格も同時に比較できます。
商品名での検索はもちろん、バーコードスキャンにも対応しており、手軽に最安値を調査できる点がうれしいポイントです。
5. AmaAlert

画像出典元:App Store|AmaAlert – 価格変更通知
AmaAlert(アマアラート)は、指定したAmazon商品の価格変動を監視し、設定した条件になった際にスマートフォンで通知を受け取れるアプリです。
Amazon内の値段推移をグラフで表示するなどの分析機能はありませんが、価格変動を通知するだけのシンプルな機能で初心者でも直感的に操作できます。
複数の商品に対して、異なる価格でアラートを設定できるため「気になる商品の価格が下がったタイミングを逃したくない」と考えている方や、毎日の価格チェックにリソースを割かれていると感じている方におすすめです。
Amazonの値段推移チェックには「Keepa」がおすすめ!
上記で紹介したツールのなかで最もおすすめしたいのが「Keepa(キーパ)」です。
なぜならグラフ表示で値段の変動が一目でわかりやすく、無料で利用できる機能も多いからです。
Keepaには無料版と有料版があり、以下の機能の違いがあります。
機能 | 無料版 | 有料版(※) |
---|---|---|
値段推移グラフ | ○ | ○ |
トラッキング機能 | △(一部制限あり) | ○ |
Data機能 | × | ○ |
バリエーション機能 | △(一部制限あり) | ○ |
売れ筋ランキング | × | ○ |
ライバル出品者数 | × | ○ |
ライバルの在庫数 | × | ○ |
レビュー数 | × | ○ |
※有料版の料金は月額19ユーロもしくは年額189ユーロ(2025年8月時点)
ここではKeepaでできることやグラフから読み取れる内容を、無料版と有料版に分けて解説します。
【無料版】Keepaでできること
Keepaの無料版では以下のように価格変動の確認や通知が受け取れるトラッキング機能が使えます。
機能名 | 機能の概要 | メリット |
---|---|---|
価格履歴グラフの表示 | ・対象商品の過去の価格変動を「1週間」「1ヶ月」「3ヶ月」「1年間」などの期間単位でグラフ表示 ・最安値・最高値・平均価格も把握可能 | ・長期的な価格変動や相場、値動きの傾向を視覚的に把握できる ・購入や販売のタイミング判断がしやすくなる |
トラッキング機能 | ・設定した価格まで値下がりした際にメールなどで通知を受け取れる ・無料版は商品本体価格のみ対象(送料除く) | ・仕入れたい商品が希望価格になったタイミングで逃さず購入できる ・無料でも簡易的な価格追跡ができる |
ただし、Amazon出品で売上を効率的に上げるためには次に紹介する有料版の活用がおすすめです。
【有料版】Keepaでできること
有料版では無料版の「値段推移のグラフ表示」と「トラッキング機能」に加えて、以下のような高度で詳細なデータ分析が可能です。
Amazonでの売上を伸ばしたい出品者は有料版の活用を検討しましょう。
機能名 | 機能の概要 | 利用で得られるメリット |
---|---|---|
高度なアラート設定機能 | ・値下がりした場合だけでなく、設定した価格以上に値上がりした場合にもアラートを設定可能 | ・仕入れたい商品や出品中商品の価格変動を即座に把握できる ・競合商品の価格上昇も早期発見できる |
売れ筋ランキングの表示 | ・Amazon各カテゴリでの商品ランキング推移を確認可能 ・急上昇はトレンド発生のサインに活用できる | ・人気や需要の安定 ・変動を数値で確認できる ・トレンドや安定的な売れ筋商品を見極めやすい |
FBA出品者の在庫数表示 | ・競合FBA出品者の在庫数がわかる | ・競合の在庫切れタイミングを予測できる ・自社の販売チャンスを最大化できる |
新品アイテム数の表示 | ・該当商品の新品出品出品者数推移を確認可能 ・競合出品者数を把握できる | ・市場における競合度合いや供給過多リスクを把握できる ・過度な価格競争の兆候もキャッチできる |
商品レビュー数の表示 | ・レビュー数の推移がわかる ・急増時は需要高騰のサイン | ・販売実績や人気度、需要の急増期を可視化できる ・プロモーションや在庫調整など戦略が立てやすい |
なおKeepaではデータの取得に回数制限が設けられています。無料版は回数制限の回復速度が遅いため、多くの商品をリサーチしたい場合は、有料版の利用がおすすめです。
Keepaを最大限に活用し、Amazonでの売上をさらに伸ばしたいとお考えの方は、ぜひジャグーへご相談ください。これまで数多くのECモールの店舗様を支援した実績をもとにまとめた、ジャグー独自のノウハウ資料を無料で提供しています。
まずは資料をチェックしていただき、Amazonの運営に関するご相談があればお気軽にお問い合わせください。
Keepaを導入する3つの方法!指標の見方も解説
Keepaを導入する方法を以下3つ解説し、グラフ画面で確認できる各指標の見方も併せて解説します。
- 拡張機能を使ってブラウザ上で確認
- Keepa公式サイトで検索
- スマートフォンアプリをダウンロード
順に解説します。
1. 拡張機能を使ってブラウザ上で確認
PCブラウザの拡張機能では、以下の主要なブラウザに対応しています。
- Firefox
- Google Chrome
- Opera
- Microsoft Edge
- Safari
ここでは「Google Chrome」を使う場合の導入手順を解説します。
手順 | 内容 |
1 | Keepa公式サイトから対応ブラウザ「Chrome」を選択し、chromeウェブストアのKeepa拡張機能ページに移動する![]() 画像出典元:Keepa |
2 | chromeウェブストアで「Chromeに追加」ボタンをクリックし、ポップアップで「拡張機能を追加」を選択する![]() 画像出典元:chromeウェブストア |
3 | Amazonの商品ページを開くと、自動的にページ中ほどにKeepaの値段推移グラフが表示される![]() 画像出典元:Amazon |
表示されるグラフにカーソルを合わせると、日付ごとの詳細な価格情報を確認できます。
またグラフの上部と右側にあるメニューの説明は以下のとおりで、表示のオン・オフを切り替えできる項目もあります。
項目 | 概要 |
Buy Box | ・カートボックスを獲得していた価格の推移 ・最も売れていた価格帯 |
新品 | ・新品商品の最安値価格の推移(送料含む) |
Amazon | ・Amazonが販売・発送する商品の値段推移 ・グラフがない場合は期間中に在庫切れであったことを示す |
新しい、第三者FBA | ・Amazon以外の第三者出品者によるFBA(倉庫発送)出品の新品商品の最安値値段推移 |
新品 第三者 FBM | ・第三者出品者が自社発送(FBM)で出品する新品商品の最安値値段推移 |
中古品関連 | ・「中古品」「Buy Box 中古」「中古-非常に良い」など、各コンディションごとの中古品値段推移も確認できる |
商品のトラッキング設定 | ・グラフ上部の「商品のトラッキング」タブで、任意価格や期間、通知先アドレスを指定した価格アラート設定ができる |
バリエーションの確認 | ・色、サイズなどバリエーション別に「バリエーション」タブで販売実績 ・値段推移を比較分析できる |
2. Keepa公式サイトで検索
拡張機能を導入しなくても、以下の手順で操作すればKeepa公式サイト上で商品を検索することも可能です。
手順 | 内容 |
1 | Keepa公式サイトの上部メニューから「検索」をクリックし、商品URL・ASINコード・商品名のいずれかを検索窓に入力する![]() 画像出典元:Keepa |
2 | 検索実行後、詳細な値段推移グラフが表示され、表示データの切り替えや価格トラッキング設定などの分析機能も利用できる![]() 画像出典元:Keepa |
3. スマートフォンアプリをダウンロード
Keepaは、iPhoneおよびAndroid向けに公式スマートフォンアプリも提供しています。
スマートフォンアプリでの取得・操作方法は以下のとおりです。
手順 | 内容 |
1 | App StoreまたはGoogle Playで「Keepa」と検索し、アプリをダウンロードする。![]() 画像出典元:App Store|Keepaアプリ |
2 | ・アプリを起動し、言語や対象Amazonマーケットプレイス(例: amazon.co.jp)などの初期設定を行い、利用を開始する ・バーコードスキャン検索も可能 ![]() 画像出典元:Keepaアプリ |
※上記の画像はiPhoneの「App Store」
Keepaを活用した価格設定の方法5選
ここからはKeepaを使った価格設定の具体的な活用例を以下5つ紹介します。
- 需要の高まる時期を予測し戦略的に値上げ
- 適切な価格帯を把握し利益の出る価格を設定
- アラート機能で突発的な値下げ競争に対処
- トレンドをいち早く把握し需要ピーク時に売り切り
- 競合の販売戦略を見極め
順に紹介します。
1. 需要の高まる時期を予測し戦略的に値上げ
Keepaの価格履歴グラフを1年以上分析すると、特定の季節やイベント時期に価格が上昇する商品が見つかります。
シーズン特有の価格変動を把握できれば、在庫を十分に確保した状態で戦略的に値上げを実施できるため販売数を伸ばしながら利益率を高められるでしょう。
一方で需要が落ち込む時期には、値下げして売り切るか、次の需要期まで在庫を持ち越すといった戦略的な判断も可能です。
2. 適切な価格帯を把握し利益の出る価格を設定
値段推移のグラフを長期間分析すれば、特定の商品が安定して売れる「売れ筋の価格帯」を把握できます。
売れ筋の価格帯を把握できたら、自社の仕入れコストやFBA手数料、その他経費を考慮して、目標利益を確保できる「最低販売価格」を設定します。
その際、Amazonが提供する「FBA料金シミュレーター」を活用すると簡単にコストと利益の算出が可能です。
競合の価格をチェックしながら、算出した最低販売価格を下回らない範囲でカートボックス獲得を目指せる価格に設定しましょう。
なおFBA料金シミュレーターの活用方法は以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ併せてご覧ください。
関連記事:FBA料金シミュレーターを徹底活用!正確な手数料計算で利益を最大化
3. アラート機能で突発的な値下げ競争に対処
Amazon内で常に変化する市場価格や新規出品者の参入などによる突発的な価格変動にはアラート機能で対処しましょう。
自社商品や競合商品にKeepaのアラート機能を設定しておけば、価格が一定の水準を下回った際に通知が届きます。
アラートの通知設定をしておけば価格競争が発生してからすぐに値下げを実施する、あるいは静観するなどの意思決定が可能です。
一方で通知機能を活用しないと価格変動の対処が遅れ、売れ残りが発生して在庫リスクを抱える可能性があるためアラート機能の活用は重要と言えるでしょう。
4. トレンドをいち早く把握し需要ピーク時に売り切り
Keepaの値段推移のグラフを分析すれば、トレンドをいち早く察知して需要ピークに対応できます。
グラフを確認して価格が段階的に上昇している、あるいは売れ筋ランキングが急上昇している商品は需要が高まっているサインです。
自社が扱う商品でトレンドの兆候を把握できれば、競合出品者より早く需要のピークに合わせて在庫を確保できます。
またAmazon広告への投資を強化して露出を拡大すれば、クリック率(CTR)や転換率(CVR)の向上も期待できるでしょう。
Amazonで活用できる広告運用について詳しく解説している以下の記事も併せてご覧ください。
関連記事:【2025年最新】Amazon広告の運用方法とは?特徴・課題解決・成功の秘訣を徹底解説
5. 競合の販売戦略を見極め
Keepaの有料版には、競合の出品者数や在庫数のデータを閲覧する機能があるため、競合の販売戦略を見極めることも可能です。
たとえば、自社と同じ商品を扱っている競合を調べてタイムセールの実施時期を分析したり、競合の在庫数を調べて売れ筋商品を見極めたりできるでしょう。
またAmazonの出品競争で負けないためには、価格だけでなく商品ページの作り込みや広告戦略など多角的な対策が重要です。
Amazonの競合調査の方法や対策は以下の記事で詳しく紹介しているためぜひ併せてご覧ください。
関連記事:Amazonの競合調査5ステップとポイントを解説!無料で使える分析ツールも紹介
なお競合調査や自社にあった販売戦略の策定にお悩みの方は、Amazon運用支援の実績豊富なジャグー社にご相談ください。効果的な販売戦略の設計から実行まで、売上アップに直結する施策をサポートいたします。

値段推移をチェックして価格戦略を強化しよう!
Amazonの値段推移を分析して価格変動に対応できれば、競合よりも優位な価格戦略を立てて販売力を強化できます。
競合商品の価格や市場の相場を把握し、仕入れや価格設定のタイミングを見極められれば自社の収益を安定させつつ、Amazon販売の成果を拡大できます。
本記事で紹介したKeepaなどのツールを活用して価格戦略の強化を行い、売上向上を目指しましょう。
しかし、「分析ツールの使い方がわからない」「リソース不足で価格戦略まで手が回らない」などとお困りの方は、ぜひお気軽にジャグーにご相談ください。
ジャグー株式会社では、ECモールの豊富な経験と実績をもつコンサルタントが専門的なサポートを行っています。
価格戦略だけではなく、Amazon運営全体の売上改善や社内運用の仕組み化など、戦略から販売までを一気通貫したEC支援をご提供します。
EC運営全般に関するご相談は、ぜひジャグー株式会社へお気軽にお問い合わせください。