【2025年最新】スポンサーディスプレイ広告とは?基本設定から最適化まで完全解説ガイド

Amazonのスポンサーディスプレイ広告は、Amazon内外のユーザーへのリーチやリターゲティングによる再購入促進などに活用できる広告です。

潜在顧客へのアプローチや、他のAmazon広告とは異なるターゲティングが可能なため、売上拡大を目指すためには重要な施策と言えます。

しかし、

「スポンサープロダクト広告や他の広告との違いがよく分からない」

「設定方法や運用後の効果測定が難しそう」

といったお悩みをお持ちのEC担当者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Amazonのスポンサーディスプレイ広告の基礎知識や、メリットや注意点について網羅的に解説していきます。他にも広告の設定手順やROASを最大化するための運用ポイントなども解説しています。

スポンサーディスプレイ広告を効果的に活用し、Amazonでの売上をさらに伸ばしたいとお考えの方は、ぜひ本記事を最後までご覧いただき戦略構築にお役立てください。

代表取締役米原広兼

監修者
米原 広兼

ジャグー株式会社 代表取締役

2015年に楽天入社後ECコンサルティング部に所属
作業やアドバイスではなく実行支援の重要性を感じ2020年にEC支援会社のジャグーを創業。
支援企業の中でSOY受賞経験は9店舗。

目次

スポンサーディスプレイ広告とは

スポンサーディスプレイ広告は、Amazon販売での商品販売促進やブランド認知度の向上を目的とした広告です。

Amazon内だけでなく、提携している外部Webサイトやアプリにも広告を表示できる点が大きな特徴です。

また、さまざまなターゲティング設定が可能で、たとえば以下のようなユーザーに向けて広告を配信できるのもスポンサーディスプレイ広告の特徴のひとつです。

  • 特定のライフスタイルや興味関心を持つ潜在ユーザー
  • 自社商品と関連性が高い商品ページやカテゴリーページを閲覧しているユーザー
  • 過去に自社の商品ページを閲覧したユーザーへのリターゲティング

スポンサーディスプレイ広告は、Amazon内外のユーザーへ自社商品やブランドの情報を効果的に届けて、売上向上に貢献する広告手法と言えます。

スポンサーディスプレイ広告で活用できる2つの表示形式

スポンサーディスプレイ広告には、以下の2種類の表示形式が用意されています。

画像広告静止画で商品やブランドの情報を視覚的に伝える
動画広告動きと音で視聴者の注意を引きつけ、メッセージを効果的に伝える

これらの表示形式は、広告キャンペーンの目標やターゲットとするユーザー層に応じて、適切に選択しましょう。

次からは、それぞれの表示形式について詳しく解説します。

画像広告

画像広告は、クリエイティブに画像を用いて商品を紹介する表示形式で、リンクの遷移先は1つ以上の商品ページに設定できます。

広告キャンペーン作成時に、Amazonが自動で商品画像を生成する機能がありますが、より訴求力を高める目的でカスタム画像を設定しましょう

なお、スポンサーディスプレイ広告でカスタム画像を使用する際は以下の要件を満たす必要があります。

項目要件・内容
広告キャッチコピー案・50文字以内
ブランドロゴ画像・画像サイズ:600×100ピクセル以上
・ファイルサイズ:1MB以下
・ファイル形式:PNGまたはJPG
・ロゴが画角全体を占めている
・白または透明の背景
ブランドイメージ画像・画像サイズ:1200×628ピクセル以上
・ファイルサイズ:5MB以下
・ファイル形式:PNGまたはJPG
・画像にテキスト
・グラフィックス
・ロゴが追加されていないこと

魅力的なカスタム画像や、商品の特徴を明確に示す見出しを設定できれば、視覚的な訴求力を高めることができるでしょう。

動画広告

動画広告は、映像コンテンツを活用して利用者にアプローチし、画像広告と同様に1つ以上に設定した商品ページへ誘導する広告形式です。

動画広告は、広告が表示されると自動的に再生が始まり、初期状態では音声がミュートされていますがユーザーがクリックすると音声が流れる仕組みです。

また、動画はループ再生されるため、ユーザーがページを離れない限り繰り返し視聴される可能性があります。

なお、動画広告を作成する際に満たす必要のある要件は以下のとおりです。

項目要件
動画のサイズ1920 x 1080ピクセル以上
アスペクト比16:9
最小再生時間6秒
最小再生時間45秒
最大ファイルサイズ500MB
最小動画ビットレート1Mbps
動画フレームレート(fps)23.976(推奨)、24、25、29.97
最小音声ビットレート92kbps
音声サンプルレート44.1kHzまたは48kHz
サポートされているフォーマット動画: H.264、MPEG-2またはMPEG-4音声: PCMまたはAAC
音声チャネルステレオまたはモノラル

動画広告は、商品の使用シーンや機能、ブランドストーリーなどを映像で表現し、画像広告と比較してより強い印象や情報を伝えられる効果的な手段です。

広告の掲載位置(PC/モバイル)

スポンサーディスプレイ広告は、デバイス(PCまたはモバイル)やアクセスするWebページ(Amazonサイト内・外)により、以下のとおり広告が掲載される位置が異なります。

デバイス主な広告表示箇所
PC(デスクトップ)・Amazonトップページ(ファーストビュー下部)
・商品詳細ページの下部
・商品詳細ページの右側(カートボックスの下など)
・検索結果ページの下部
・カスタマーレビューページ
・ランキングページ
モバイル(スマートフォンやタブレット)・商品詳細ページの中ほど(カートボックスより下、商品説明やレビューの間など)
・検索結果ページの下部
・Amazonトップページ(ファーストビュー下部やスクロール時)
共通・Amazonトップページ(ファーストビュー下部)
・Amazonが運営
・提携しているアプリやサードパーティのWebサイト
・Fire TV、Fireタブレット、Echo ShowなどのAmazonデバイス画面

▼PC:検索結果ページの下部

▼PC:カートボックスの下部

▼モバイル(スマートフォン):検索結果ページ

▼モバイル(スマートフォン):Amazonトップページ

このようにスポンサーディスプレイ広告は、Amazon内外の多様な掲載面を活用し、さまざまな場面で潜在ユーザーや既存ユーザーにアプローチできる点が特徴と言えます。

スポンサーディスプレイ広告の課金方式は2種類

スポンサーディスプレイ広告の課金方式には、以下の2種類が存在します。

  • クリック課金(CPC)
  • ビューアブルインプレッション単価(vCPM)

それぞれの課金方法の特徴や目的は以下のとおりです。

課金方法クリック課金(CPC)ビューアブルインプレッション単価(vCPM)
概要ユーザーが広告をクリックした時に費用が発生する方式広告面積の50%以上が画面に1秒以上表示された場合、1,000回表示ごとに費用が発生する方式
主な目的商品購入などのコンバージョン獲得ブランド認知度の向上やリーチの最大化

なお、これらの課金方法は広告キャンペーン設定時に選択する「入札の最適化戦略」により、以下のとおりどちらかの課金方式が自動的に適用される仕組みです。

最適化戦略課金方法
ページの訪問数に合わせた最適化クリック課金(CPC)
コンバージョンに合わせた最適化
リーチに合わせた最適化ビューアブルインプレッション単価(vCPM)

スポンサーディスプレイ広告の利用資格や条件

スポンサーディスプレイ広告を利用するには、以下2つの利用資格や条件を満たしている必要があります。

  • 大口出品アカウントの登録
  • Amazonブランド登録を完了している

それぞれの具体的な利用資格や条件は以下のとおりです。

条件内容
大口出品アカウントの登録・スポンサーディスプレイ広告を含む多くのAmazon広告機能を利用するには、月額登録料が発生する「大口出品」プランへの登録であり、小口出品プランでは利用ができない
Amazonブランド登録の完了・Amazonブランド登録プログラムへの正式な登録が必要
・ブランド登録には商標登録が必要
・商標登録の審査完了までに1年前後の期間が必要な場合がるため、スポンサーディスプレイ広告を利用する場合、早めの手続きが推奨される

これらの条件を満たしていない場合は、大口出品プランへの切り替えや、Amazonブランド登録の手続きを進める必要があります

スポンサーディスプレイ広告のターゲティングは2種類

スポンサーディスプレイ広告で活用できるターゲティング方法は以下の2種類があります。

  1. コンテキストターゲティング
  2. オーディエンスターゲティング

次からそれぞれのターゲティング方法について詳しく解説します。

1.コンテキストターゲティング(旧:商品ターゲティング)

コンテキストターゲティングは、以下のページにアクセスしたことのあるユーザーに対して広告を表示するターゲティング方法です。

  • カテゴリー
  • 商品
  • 類似商品

以前は「商品ターゲティング」と呼ばれていた手法であり、ユーザーが関心のある商品に関連した広告を表示することで、広告効果を高める目的があります。

コンテキストターゲティングでは、主に以下の2つのアプローチで広告表示対象を設定します。

アプローチ方法カテゴリーターゲティング個々の商品(ASIN)ターゲティング
概要・設定した商品カテゴリーに関連するページを閲覧したユーザーに広告を表示する・設定した個々の商品(ASIN)の詳細ページや類似商品のページを閲覧したユーザーに広告を表示する
主な活用シーン・効果・特定のカテゴリーに関心のある潜在顧客層へ広くアプローチできる
・新規顧客の獲得やブランド認知拡大に有効
・比較検討中のユーザーへ直接訴求できる
・競合商品ページで自社商品の広告を配信することで購入転換やクロスセル
・アップセルに有効

このように、コンテキストターゲティングは、自社商品との関連性の高い商品へアクセスしたユーザーへ効果的に広告を届けるための重要な方法です。

2.オーディエンスターゲティング

オーディエンスターゲティングは、ユーザーの過去の行動履歴や属性に焦点を当てて、特定のユーザーセグメント(グループ)に対して広告を表示するターゲティング手法です。

ユーザーの興味関心やライフスタイル、過去の購買・閲覧データなどをもとに広告配信先を選定して、商品やブランドへの関心度が高いと思われるユーザー層へ効率的にアプローチできるのが特徴です。

オーディエンスターゲティングでは、以下の3種類のアプローチ方法から選択できます。

アプローチ方法Amazonオーディエンス閲覧リマーケティング購入リマーケティング
概要・Amazonが保有する購買・閲覧データに基づき特定のライフスタイルやライフイベントなどのセグメントを利用できる
・新規顧客層の開拓に有効
・過去に広告主の商品詳細ページを閲覧したが購入に至らなかった利用者を追跡し再度広告を表示する
・購入検討中ユーザーの購買を後押しに有効
・過去に広告主の商品を購入したユーザーに対し、関連商品や上位モデル、消耗品の再購入を促進できる
・クロスセル、アップセル、リピーター獲得に有効

オーディエンスターゲティングは、広告主がアプローチしたいユーザー層をより具体的に狙って広告を配信できるターゲティング方法です。

スポンサーディスプレイ広告と他のAmazon広告の違い

Amazonで活用できる広告は、スポンサーディスプレイ広告の他にも、以下の3種類があります。

  • スポンサープロダクト広告
  • スポンサーブランド広告
  • Amazon DSP

以下では、それぞれの広告の特徴をまとめていますので、スポンサーディスプレイ広告のとの違いを確認してみてください。

広告の種類課金方式掲載面広告の特徴
スポンサーディスプレイ広告クリック課金/インプレッション課金Amazon 内外・Amazon内外に広告を配信して、幅広いユーザーにアピールできる
・リターゲティング機能を活用して購入検討層の刈り取りができる
スポンサープロダクト広告クリック課金・検索結果ページの広告枠・商品ページ内の下部にある広告枠・はじめやすい広告で手軽に商品の認知を獲得できる
・低予算で活用しやすい
スポンサーブランド広告クリック課金/インプレッション課金Amazon 検索結果・自社ブランドの認知度を向上できる
・動画クリエイティブスキルを効果的に活かせる
Amazon DSP形式と掲載枠によって異なるAmazon 内外・Amazonのビックデータを活用して詳細なターゲティングができる
・Amazonに出品していない企業がAmazonユーザーへ商品をリーチできる

スポンサーディスプレイ広告を活用する5つのメリット

ここからは、スポンサーディスプレイ広告を活用するメリットを以下の5つに分けて解説していきます。

  1. Amazon内外への潜在顧客に向けたリーチ拡大
  2. リターゲティングによる再アプローチ
  3. 新規顧客の獲得促進
  4. インプレッション数の増加
  5. ファーストビューでの効果的なアピール

順に解説します。

1.Amazon内外への潜在顧客に向けたリーチ拡大

スポンサーディスプレイ広告は、Amazon内外の広範に配信できる広告のため、潜在的なユーザーに向けてリーチを拡大できるのがメリットと言えます。

スポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告は主にAmazonサイト内での広告表示に焦点を当てているのに対し、スポンサーディスプレイ広告はAmazonが提携する外部Webサイトやアプリにも広告の配信が可能です。

そのため、まだ特定の商品を探していない、あるいは自社ブランドを認知していない潜在ユーザーに対しても広告を配信して、新規ユーザーの獲得が期待できるでしょう。

2.リターゲティングによる再アプローチ

スポンサーディスプレイ広告のオーディエンスターゲティングでは、過去に自社商品に関心を示したユーザーへAmazon内外の広告掲載枠で再度アプローチするターゲティング機能が活用できるメリットがあります。

自社商品に対するリターゲティングで活用しやすい機能は以下の2種類で、それぞれ異なるユーザーセグメントと目的に応じた再アプローチが可能です。

リマーケティング種別閲覧リマーケティング購入リマーケティング
対象ユーザー過去一定期間に特定の商品詳細ページを閲覧し、購入に至らなかったユーザー過去一定期間に特定の商品を購入した利用者
主な目的・活用例購入検討段階のユーザーに再アプローチして購入を促す関連商品の提案(クロスセル)や、上位商品の推奨(アップセル)、消耗品などの再購入(リピート購入)を促進する

これらのリターゲティング機能を活用すれば、自社商品の購入を検討しているユーザーへ広告を繰り返し配信できるため、売上の拡大が期待できるでしょう。

3.新規顧客の獲得促進

スポンサーディスプレイ広告はAmazon内外へ幅広く広告が配信できるため、新しい顧客層の獲得を促進する有効な広告手法です。

具体的には、コンテキストターゲティングを活用すれば、競合他社の商品ページや関連性の高いカテゴリーページを閲覧しているユーザーに自社商品の広告を配信できます。

リターゲティングだけでなく、新規顧客の獲得に有効なターゲティング機能を組み合わせて活用できる点がスポンサーディスプレイ広告のメリットと言えるでしょう。

4.インプレッション数の増加

広告の表示回数であるインプレッション数を伸びやすくできる点もスポンサーディスプレイ広告を活用するメリットのひとつです。

スポンサーディスプレイ広告は、Amazonサイト内に加えて外部のWebサイトやアプリにも広告を掲載できるため、より多くのユーザーの目に触れやすく、インプレッション数が伸びやすい傾向があります。

また、キャンペーン設定時に「リーチに合わせた最適化」の入札戦略を選択すれば、広告の表示頻度を重視した広告運用も可能です。

ただし、インプレッション数が増加しても、CVR(購入完了率)が低い場合は、ターゲティング機能を見直して、適切なターゲット層への広告表示させるなどの対策が必要です。

5.ファーストビューでの効果的なアピール

スポンサーディスプレイ広告は、ユーザーの視線が集まりやすいファーストビューに表示される機会が多いため、商品やブランドを効果的にアピールできるのがメリットです。

スポンサーディスプレイ広告は、以下のように配信面が多岐にわたるため、ユーザーは自社商品やブランドの内容を目にする確率が高まります。

  • Amazonのトップページ
  • 商品詳細ページ
  • 提携する外部Webサイトやアプリ

特にブランドの認知度を短期間で高めたい場合や、新商品のプロモーションを行う際に、ファーストビューで効果的なアピールを行えるのは大きなメリットと言えるでしょう。

スポンサーディスプレイ広告を活用する際の4つの注意点

スポンサーディスプレイ広告は多くのメリットがある一方で、活用する際は以下4つの点に注意すべきです。

  1. CPA(顧客獲得単価)が高くなる可能性がある
  2. 広告掲載・効果測定までに時間がかかる場合がある
  3. 除外ターゲティングの設定ができない
  4. 出稿できない禁止商品・カテゴリーがある

スポンサーディスプレイ広告を活用し始めてから「こんなはずではなかった」と後悔しないようにしっかりと確認しましょう。

1.CPA(顧客獲得単価)が高くなる可能性がある

スポンサーディスプレイ広告は、CPA(顧客獲得単価)が高くなる可能性がある点に注意が必要です。

CPAとは、1件の商品購入(コンバージョン)を獲得するためにかかった広告費用のことです。


スポンサーディスプレイ広告は、Amazonサイト内外に広く配信され、潜在顧客層へのアプローチして認知を拡大できる点はメリットですが、広告のクリックが必ずコンバージョンにつながるわけではありません

そのため、リーチ拡大によりCTR(クリック率)が向上しても、購入意欲が低いユーザーばかりに広告が表示されてしまうとCPAが上昇するリスクがあります。

広告運用では、認知拡大や売上向上などの広告キャンペーンの目的を踏まえた上で、自社商品に興味を持つユーザーに適切に広告が配信されるようにターゲティング機能を活用しましょう。

2.広告掲載・効果測定までに時間がかかる場合がある

スポンサーディスプレイ広告は、広告が掲載されるまで、または効果測定までに一定の時間が必要な点に留意する必要があります。

スポンサーディスプレイ広告が配信されるのは、広告キャンペーンの申請後、最低でも3日後です。

また、広告配信後も効果測定や、最適化を行うために十分なデータを得るためには、少なくとも1週間〜2週間程度の期間を設ける必要があります

そのため、スポンサーディスプレイ広告を活用する際は、広告キャンペーンの開始日から逆算して早めに準備を進めるなど、余裕を持ってスケジュールを組むことが重要です。

3.除外ターゲティングの設定ができない

スポンサーディスプレイ広告では、特定のターゲットを広告表示対象から除外する「除外ターゲティング」の設定が行えない点に注意が必要です。

除外ターゲティングは、スポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告で利用可能な機能ですが、スポンサーディスプレイ広告には実装されていません。

そのため、無駄な広告表示を減らして費用対効果を高めるためには、広告キャンペーン開始時のターゲティング設定を慎重に行う必要があります。

4.出稿できない禁止商品・カテゴリーがある

スポンサーディスプレイ広告には、Amazonの広告ポリシーに基づき、広告の出稿が許可されていない、または制限されている商品やカテゴリーがあります。

以下は、掲載禁止または要件を満たさない場合に掲載が制限されている商品やカテゴリーの一例です。

掲載禁止商品(一例)制限対象商品
・アダルト商品
・エアゾール塗料
・アルコール、アルコール商品
・コンペや懸賞
・薬物検査キット
・偽造書類サービス
・一攫千金的な商品
・処方薬と器具
・ギャンブルサービスの関連商品
・アルコール
・芸術・産業用品
・ビューティーおよびパーソナルケア用品
・家庭用検査キット
・乳児用粉ミルクおよびフォローアップミルク
・ナイフ
・一般用医薬品およびサプリメント
・減量商品と体重管理のための商品
・スポーツ&アウトドア用品

スポンサーディスプレイ広告を利用する場合は、自社商品がこれらのポリシーに抵触しないか、キャンペーン設定前に必ずAmazonの広告ポリシーを確認しましょう。


仮に、Amazonで禁止や制限されている商品の広告を作成・申請した場合、審査で否認され、広告は掲載できません。

また、ポリシーに反する行為が繰り返される場合は、広告アカウント自体に制限がかかる可能性もあるため、十分な注意が必要です。

※参考:Amazon公式

スポンサーディスプレイ広告を出稿する7つのステップ

ここからは、スポンサーディスプレイ広告の出稿手順について以下の7つのステップに沿って解説していきます。

  • ステップ1:キャンペーンと広告グループの作成
  • ステップ2:入札戦略・入札額の設定
  • ステップ3:広告フォーマットの選択
  • ステップ4:広告を配信する商品の選択
  • ステップ5:ターゲティング方法の選択
  • ステップ6:クリエイティブの設定
  • ステップ7:Amazonの審査を通過すると配信が開始される

これらの手順を事前に把握しておけばスポンサーディスプレイ広告をスムーズに配信できるでしょう。

ステップ1:キャンペーンと広告グループの作成

スポンサーディスプレイ広告出稿の最初のステップでは、広告キャンペーンと広告グループを作成します。

広告キャンペーンを作成する手順は以下のとおりです。

手順内容
1.キャンペーンマネージャーにログイン・Amazon広告の「キャンペーンマネージャー」にログインする
2.キャンペーン作成の選択・「キャンペーンを作成する」をクリックし、「スポンサーディスプレイ広告」を選択する
3.キャンペーン名の設定・管理しやすいように目的やターゲットがわかる具体的な名前を付ける(例:「春の新生活応援_家電セット_オーディエンス」)
4.ポートフォリオ(任意)・複数のキャンペーンをまとめる場合はポートフォリオを選択する
5.開始日・終了日の設定・広告配信の開始日と終了日を設・終了日を設定しない場合は継続配信となる
6.1日の予算設定・キャンペーン全体で1日に使用する広告費の上限を設定する
・予算はいつでも変更が可能

次に「広告グループ」の作成です。

広告グループも、キャンペーン名と同様に管理しやすい名前を付けましょう

広告グループは、1つのキャンペーン内に複数作成することが可能なため、関連商品をグループ化しておけば、効果測定しやすくなります。

ステップ2:入札戦略・入札額の設定

次に、作成した広告キャンペーンの入札戦略と入札額を設定します。

スポンサーディスプレイ広告では、以下の入札戦略に応じて、Amazoが入札方法を自動で最適化してくれます。

入札方法リーチに合わせた最適化ページの訪問数に合わせた最適化コンバージョンに合わせた最適化
目的商品やブランドの認知度向上商品の検討率と商品詳細ページのアクセス数向上売上の拡大
特徴・広告が表示されるユーザー数を最大化する
・ブランド認知度向上や新商品の広範な告知に適している
・広告クリックによる商品詳細ページ訪問ユーザー数を最大化する
・商品への関心喚起や比較検討段階のアプローチに適している
・商品購入率を最大化する
・広告費用対効果を重視したい場合に適している

入札戦略を選択した後は、基準となる入札額を設定します。

低すぎる入札額は広告の表示機会を減少させ、逆に高すぎる入札額は広告予算を早期に消化してしまう可能性があるため、運用しながら調整するのがおすすめです。

ステップ3:広告フォーマットの選択

次に、広告の表示形式(フォーマット)を以下のとおり「画像」または「動画」から選択します。

表示形式画像動画
概要・カスタム画像、ブランドロゴ、見出しテキストなどを組み合わせて表示する静止画形式の広告・掲載枠が多く、商品の主要な特徴を簡潔に提示するのに適している・最長45秒の映像で、商品の機能や使用場面、ブランドの世界観を動的に伝える広告形式
・視覚的訴求力が高く詳細情報も伝えやすいが、掲載枠は画像広告より限定される場合がある

広告キャンペーンの目標達成や商品の特定にあわせて、どちらの表示形式がより効果的か、検討して決定しましょう。

なお、カスタム画像や動画の作成要件はAmazonで細かく規定を定めているため、「Amazon 広告キャンペーンマネージャー」から広告用の作成ガイドラインをあらかじめ確認するのがおすすめです。

ステップ4:広告を配信する商品の選択

次はスポンサーディスプレイ広告で宣伝したい商品を選択し、広告の対象として登録する作業です。

広告設定画面に表示される自社の商品リストから、宣伝対象とする商品を選択します。

なお、商品の検索は、商品名や、ASINまたはSKUを用いて効率的に行えます。


また、商品別に検索する以外にも以下2つの方法で広告対象にする商品を登録できます。

  • リストを入力
  • アップロード

それぞれの操作方法や適している状況は以下のとおりです。

選択方法検索リストを入力アップロード
操作方法商品名、ASINまたはSKUで検索して1つずつ追加するASINリストをコピー&ペーストするテンプレートを利用してASINリストをアップロードする
適している状況少数の商品を個別に追加したい場合ある程度の数の商品を一度に追加したい場合大量の商品を効率的に追加したい場合

選択した商品は、広告クリエイティブの一部として自動的に表示されます。広告グループごとに、ターゲットユーザー層や訴求内容に合わせて、関連性の高い商品を選択する判断が重要です。

ステップ5:ターゲティング方法の選択

※ここにキャプチャ画像を挿入

配信する商品を選択したら、広告をどのようなユーザーに向けて表示するかを決定して、ターゲティング設定を行います。

スポンサーディスプレイ広告のターゲティング方法は「コンテキストターゲティング」と「オーディエンスターゲティング」の2種類で、特徴は以下のとおりです。

ターゲティングの種類コンテキストターゲティングオーディエンスターゲティング
特徴ユーザーが閲覧したページ内容に基づき広告を表示するユーザーの過去の行動履歴や属性に基づき広告を表示する
詳細・カテゴリー:特定の商品カテゴリーを選択し、そのカテゴリーに関連するページを閲覧しているユーザーに広告を表示する
・個々の商品(ASIN):特定のASIN(競合商品、関連商品など)を選択し、その商品詳細ページを閲覧しているユーザーに広告を表示する
・Amazonオーディエンス:ライフスタイル、興味関心、ライフイベントなどAmazonが定義したオーディエンスセグメントを選択する
・閲覧リマーケティング:過去に自社の商品詳細ページを閲覧したが購入しなかったユーザーを選択する
・購入リマーケティング:過去に自社の商品を購入したユーザーを選択。

ターゲティング方法は、広告グループの目的や宣伝する商品の特性を考慮し、戦略的に選択しましょう

ステップ6:クリエイティブの設定

次に広告として表示される以下3つからクリエイティブ要素を設定するステップです。

  • 画像
  • 動画
  • テキスト

適切なクリエイティブの設定は、ターゲットユーザーに響く広告を制作し、キャンペーン目標を達成するためにも重要な作業です。

画像と動画を表示形式として選択する違いについては、次の見出しで解説します。

なお、画像や動画を広告として作成するための要件は、上記「スポンサーディスプレイ広告で活用できる2つの表示形式」で解説しています。

画像で広告を配信する場合

広告の表示形式を「画像」に選択した場合は、以下3つの要素を設定します。

  • ブランドロゴ
  • 見出し
  • カスタム画像

これらの要素は、ユーザーに視覚的な魅力と情報を伝えるための重要な項目です。

具体的な要素の詳細は以下のとおりです。

要素ブランドロゴ見出しカスタム画像
概要・Amazonブランド登録時に設定したロゴが広告内に自動表示され、信頼性やブランド認知向上に寄与
・一度設定したロゴはキャンペーン単位で変更不可
・広告のキャッチコピーとなるテキスト
・主要な利点や特徴を明確に伝え、利用者の興味を引きつける表現が求められる
・一度設定した見出しはキャンペーン単位で変更不可
・広告主が任意で設定できる独自画像
・商品の使用シーンやブランドの世界観を伝える画像を推奨
・設定しない場合は商品メイン画像が自動使用される

これら3つのクリエイティブ要素を、組み合わせることで、画像広告のパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。

動画で広告を配信する場合

広告の表示形式で「動画」を選択した場合、事前に作成した動画ファイルをアップロードします。

動画広告は画像広告と比較して、より多くの情報を伝えられユーザーに強い印象を与えられますが、より魅力的な動画を作成するためのポイントは以下のとおりです。

魅力的な動画広告を作成するポイント
・商品の特徴や使用方法、ブランドの世界観などをわかりやすく伝える構成が重要
・動画の冒頭で関心を引きつけて具体的なメリットを提示する
・最後に「詳細はこちら」などのユーザーが購買行動に移るための動線を含めるのがおすすめ

なお、動画広告の制作には画像よりも多くの手間とコストがかかる場合があるため、広告目的やターゲット層、そして利用可能なリソースを考慮して判断しましょう。

ステップ7:Amazonの審査を通過すると配信が開始される

スポンサーディスプレイ広告を出稿するための最終ステップは、広告キャンペーンをAmazonの審査を通して承認されることです。

Amazonは、出品者から申請された広告キャンペーンについて、主に以下の項目でAmazon広告のポリシーおよびガイドラインに問題がないか審査されます。

  • 広告クリエイティブ
  • ターゲティング設定
  • 広告対象商品

具体的な審査項目は以下の内容が含まれます。

  • 禁止・制限されている商品やサービスの宣伝、不適切な表現が含まれていないか
  • 広告内容がユーザーに誤解を与えたり、虚偽の内容が含まれていないか
  • 広告をクリックした際に遷移する商品詳細ページの内容が広告と整合性が取れており、機能しているか

なお、審査に要する時間は、通常3日以内とされていますが、申請内容の詳細度や審査の混雑状況によって変動する可能性があります。

無事に審査を通過すれば、設定したキャンペーン開始日から広告配信が開始されます。一方で、審査が否認された場合は、該当箇所を修正し、再度審査の申請が必要です。


また無事に配信が開始できた後も、広告の稼働状況や成果を広告管理画面で定期的に確認しましょう。

コンサル直伝の3つの広告運用テクニック

ここまでで、「スポンサーディスプレイ広告の概要やメリット・注意点はわかったけれど、効果的な設定方法やテクニックを知りたい」と思われている担当者の方も多いのではないでしょうか。

そこでここからは、Amazon広告運用の経験が豊富で、数多くの出品者様へ広告運用のコンサルティングを行っているジャグーだからこそご紹介できる、スポンサーディスプレイ広告で活用できる運用テクニックを以下3つご紹介します。

  1. リターゲティングの活用
  2. 動画クリエイティブを数パターン作成しテストする
  3. 競合製品の選定を慎重に行う


すでにスポンサーディスプレイ広告を運用しているが結果が出ていない、あるいはこれからスポンサーディスプレイ広告を運用するという担当者の方向けに、具体的な運用テクニックを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

1.リターゲティングの活用

ひとつ目に紹介する運用テクニックはリターゲティングを戦略的に活用する方法です。

リターゲティングには以下2つの種類が存在します。

  • 閲覧リマーケティング
  • 購入リマーケティング

それぞれ配信の目的や対象とする顧客層が異なるため、以下のとおり目的に応じた使い分けが求められます

リマーケティングの種別閲覧リマーケティング購入リマーケティング
ターゲットユーザー・自社商品を閲覧したユーザー
・競合商品や特定カテゴリー商品を閲覧したユーザー
・自社商品購入者・関連商品や補完商品を購入したユーザー
詳細・過去一定期間内に自社製品や競合製品の商品詳細ページを閲覧したが購入に至らなかったユーザーをターゲットにする
・購入検討段階で関心度が高い層に再アプローチして購入を後押しする
・過去に自社商品を購入したユーザーをターゲットにする
・Amazonではメルマガ配信やLINE配信でのりマーケティングが難しいため、関連商品や消耗品のリピート購入を促進する手段として有効

自社商品への関心度が高い潜在顧客への再アプローチや、既存顧客との関係性を深めるためには、効果的な運用テクニックと言えます。

なお、購入リマーケティングを配信する際は、当然ですがリピーターに購入してほしい製品を露出するようにしましょう。

2.動画クリエイティブを数パターン作成しテストする

2つ目の運用テクニックは、複数パターンの動画クリエイティブをテストして、CVR(転換率)が最大化できる広告を見つけることです。

動画クリエイティブは、静止画像と比較してCTR(クリック率)が大きく向上する傾向があります。

静止画では伝えきれないブランドイメージや、製品の特徴を伝えやすいため、CVRの向上も期待できます。

たとえば、動画クリエイティブにおいて以下のようなテストを実施してみましょう。

  • 商品の機能的な利点を前面に出した15秒の動画A
  • 利用シーンを通じて感情面に訴えかける20秒の動画B


なお、動画の再生時間が長すぎるとユーザーが広告に関心がなくなってしまう可能性が高くなってしまうため、10秒から20秒程度の長さで簡潔にメッセージを伝えることが重要です。

動画広告を作成する際は、上記例のように複数のパターンでテストを実施して、最大パフォーマンスを発揮できる広告を見つけていきましょう。

3.競合製品の選定を慎重に行う

3つ目に紹介するスポンサーディスプレイ広告の運用テクニックは、競合製品の選定を慎重に行うことです。

競合製品の商品詳細ページに自社製品を露出できるのは、楽天市場やYahoo!ショッピングにはない、Amazonスポンサーディスプレイ広告の特徴のひとつです。

そのため、スポンサーディスプレイ広告をうまく活用すれば、競合製品を閲覧しているユーザーを自社商品ページへ誘導できるでしょう。

ただし、自社製品と関連性のない他社製品に露出をしても、無駄な広告費用が発生してしまうため、広告配信設定をする際には、自社商品と関連のある競合製品の選定を慎重に行うことが重要なのです。

なお、製品選定や配信開始後も、CTRやCVRのパフォーマンスを分析して、設定を最適化することを忘れないようにしましょう。

スポンサーディスプレイ広告の運用を最適化する3つのポイント

ここからは、スポンサーディスプレイ広告の運用を最適化するための以下3つのポイントを解説します。

  1. KPIを設定する
  2. 広告の効果をABテストで評価する
  3. 広告費用対効果(ROI)を計測する

広告を配信して終わりではなく、運用しながら分析を行い最適化していく作業も重要なため、ぜひ最後までご覧ください。

1.KPIを設定する

スポンサーディスプレイ広告の運用を効果的に進めるためには、明確なKPI(重要業績評価指標)の設定が重要です。

KPIを設定すれば、広告キャンペーンが目標に向けて順調に進んでいるか測定するための客観的な指標となります。

なお、KPIは広告キャンペーンの目的によって、重視すべき指標が異なります。

以下のとおり、広告キャンペーンの目的別に重視すべき指標の一例をまとめていますので、参考にしてください。

目的ブランド認知度の向上・リーチ最大化商品詳細ページへのトラフィック増加売上やコンバージョン獲得
重視すべき指標・インプレッション数(広告表示回数)
・リーチ(ユニークユーザー数)
・vCPM(ビューアブルインプレッション1,000回あたりのコスト)
・クリック数
・CTR(クリック率)
・CPC(クリック単価)
・売上高・注文数(コンバージョン数)
・ROAS(広告費用対効果)
・ACoS(広告費売上高比率)
・CPA(顧客獲得単価)

また、設定したKPIは、定期的にモニタリングを行い、目標値に対する達成度を確認することが重要です。

さらに、KPIの進捗度合いに応じて、ターゲティングの絞り込みや拡張、入札額の調整、クリエイティブの変更といった運用改善を行うことで、スポンサーディスプレイ広告を最適化できるでしょう。

2.広告の効果をABテストで評価する

スポンサーディスプレイ広告の運用効果を最適化するためには、ABテストによる効果検証が有効な手段です。

ABテストとは、以下6種類の広告コンテンツ要素の一部だけを変えた2つのパターンを用意して、どちらが良い成果を出すかを比較検証するテストのことです。

  • 商品画像
  • 商品名
  • 商品仕様
  • 商品説明
  • 商品紹介(A+)コンテンツ
  • ブランドストーリー

ABテストを実施すれば勘や推測に頼らない、データに基づいたコンテンツの改善ができるようになります。

たとえば、広告クリエイティブにおいて、以下2種類の異なるパターンのカスタム画像を用意し、ターゲティングや入札額などの他の条件は同一にしてABテストを実施します。

パターンA使用シーンを訴求する画像
パターンB機能性を強調する画像

一定期間経過後に、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)を比較分析することで、どちらの画像パターンがターゲットユーザーにより効果的にアピールできるかを判断できます。

ABテストを計画的に実施すれば、客観的なデータに基づいたコンテンツの改善により、スポンサーディスプレイ広告で配信する広告コンテンツの質を高めて運用効果を最適化できるでしょう。

なお、比較テストとも呼ばれるAmazonのABテストについては以下の記事で詳しく解説しています。広告コンテンツを最適化したい方はぜひあわせてご覧ください。

関連記事:【2025年】AmazonのABテスト(比較テスト)とは?メリット・注意点・設定手順・成果を高める活用法を徹底解説

3.広告費用対効果(ROI)を計測する

スポンサーディスプレイ広告の効果を正確に把握し評価するためには、広告費用対効果(ROI)の計測が重要です。

ROI(Return On Investment:広告費用対効果)は、投資した広告費用に対する利益の指標のことです。広告活動の収益性を判断するための基準として重要であり、算出された数値が高いほど投資した広告費に対して利益が高いと判断できます。

なお、ROIは以下のとおり、広告で得た利益(売上 – 費用)を広告費用で割ることで算出できます。

ROI = (広告による売上 – 広告費用) ÷ 広告費用 × 100 (%)

ROIの計算例としてたとえば、広告費用10万円を投資して、広告経由の売上が50万円だった場合は、ROI(広告費用対効果)は「400%」となり計算式は以下のとおりです。

費用と売上の例・広告費用10万円
・広告経由売上50万円
計算例(50万円(売上) – 10万円(費用)) ÷ 10万円(費用) × 100(%) = 400%
補足より厳密なROIを算出したい場合は、「広告による売上」から商品原価などを差し引いた「広告による利益」で計算します

なお、ROIが目標値より低い場合は、ターゲティングの見直しや入札戦略の変更、クリエイティブの改善といった対策が必要です。一方でROIが目標値より高い場合は、広告運用がうまくいっていると判断できます。

まとめ|スポンサーディスプレイ広告を活用して商品の認知を広げよう

Amazon スポンサーディスプレイ広告は、Amazon内外へのリーチ拡大や効果的なリターゲティングが可能なため、Amazon運用での売上向上に欠かせない広告手法です。

ただし、効果的に活用するためには、さまざまなターゲティング設定や、クリエイティブの最適化、費用対効果(ROI)の計測と改善など、専門的な知識と継続的な運用改善が重要です。

そのため、

「自社だけで効果的な運用ができるか不安」

「リソースが不足していて細かな運用まで手が回らない」

などとお困りの担当者の方は、ぜひお気軽にジャグーにご相談ください。

ジャグー株式会社では、ECモールの豊富な経験と実績をもつコンサルタントが専門的なサポートを行っています

Amazonの広告運用だけではなく、Amazon運営全体の売上改善や社内運用の仕組み化など、戦略から販売までを一気通貫したEC支援をご提供します。また、Amazon広告の運用代行にも対応しています。

EC運営全般に関するご相談は、ぜひジャグー株式会社へお気軽にお問い合わせください。

Jagooは、豊富な成功事例と失敗事例を踏まえて最短距離で進めるEC戦略・運用のプロフェッショナルです。
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