楽天市場のLP(ランディングページ)は、特定の商品を集中的に販促できる縦長の商品ページを指します。
ユーザーが商品について理解し、興味を持つように、魅力的なビジュアルや具体的なメリット、顧客の声などを使用して、ユーザーに価値を伝え、購入へつなげることが目的です。
LPについては聞いたことのある方は多いと思いますが、
そもそもどのように制作すればいいのか、
成果につながるLPがどのようなものか分からない、と悩んではいませんか?
実は、楽天市場のLP作成には転換率を向上できる有効な構成があります。
本記事では、その具体的なLPの構成や成果の出る11のコツを紹介します。
せっかく良い商品があるのに、売上や転換率に課題を感じている方は必見です。
ぜひ最後まで読んで、魅力的なLPを作成し、売上向上につなげましょう!
監修者
米原 広兼
ジャグー株式会社 代表取締役
2015年に楽天入社後ECコンサルティング部に所属
作業やアドバイスではなく実行支援の重要性を感じ2020年にEC支援会社のジャグーを創業。
支援企業の中でSOY受賞経験は9店舗。
楽天市場のLPとは
楽天市場のLP(ランディングページ)とは、商品詳細ページに掲載される縦長のページを指しており、本記事でも楽天市場のLP=商品ページとして説明させていただきます。
これは、楽天市場のようなECモールにおいては、大半のユーザーがキーワードの検索から商品ページにたどり着くためです。商品の特徴や利用するメリット、お客様の声など、ユーザーが購入を決定するために必要な情報を視覚的にわかりやすく伝えるために作成されます。
本記事では、楽天市場のLP=商品ページとして説明を進めさせていただきます。
LPは、複数枚の画像を組み合わせている場合が多く、目を引くデザインが特徴です。たとえば、商品の特徴を強調したり、実際に商品を利用しているお客様の声を載せることで、ユーザーに商品の魅力をわかりやすく伝えます。
LP作成の目的は「購入」の促進です。そのため、現状の転換率を向上させることが目的である点を理解しておきましょう。ブランド認知の拡大や露出強化も重要な要素ではありますが、最終的な成果であるCV(コンバージョン)を強く意識して作成される点が特徴です。
そもそもLPとは何か?
LP(ランディングページ)とは、直訳すると「(訪問者が)はじめに着地するページ」という意味です。
広義にはリンクやWebページ、検索エンジンなどから流入してきたユーザーが最初に閲覧するページ全般を指します。また、狭義には申し込みや問い合わせなどのアクションを誘導するために、商品やサービスの紹介を1ページでまとめたWebページの意味で使用されます。本記事では、狭義の意味のLPについて解説します。
楽天市場のLPの推奨サイズ
楽天市場のLP(ランディングページ)を作成する際には、以下の推奨サイズに注意する必要があります。
【幅】 推奨される幅は750px〜1000pxです。この範囲であれば、パソコンとスマートフォンの両デバイスにおいて高画質を担保できます。 |
【高さ】 縦長のLPデザインをスライスして使用する際には、R-cabinet(※)仕様に適合するサイズに従う必要があります。 スマートフォンの場合、画像は20枚まで使用可能で、1枚あたりの最大縦サイズは3,840pxです。したがって、縦サイズの上限は76,800px(3,840px × 20枚)です。 |
ただし、楽天GOLDを利用する場合は縦サイズに制限はありません。楽天GOLDは、楽天が無償で提供するサーバー領域であり、RMS内より申し込みが可能です。楽天GOLDを活用すれば、画像の縦幅制限を気にせずにページを作成できます。
楽天市場でLPを作成する重要性
楽天市場でLPを作成する重要性は下記の4点です。
- 特定の商品の販促に適している
- 商品の価値を簡潔に伝えられる
- 楽天市場のユーザーは縦長のページに慣れている
- ディスプレイ広告と組み合わせて大きな売上成果をあげられる
順に解説します。
特定の商品の販促に適している
LPは商品の特徴やメリットを強調できるため、自社の商品で特に売り出したい商品や、ユーザーの悩みの解消に特化した商品がある場合、LPを使った販促が効果的です。
後ほど解説する「効果が出るLP構成」を参考にして、商品の特徴や使用方法、ユーザーの声、特典情報などを整理し、ユーザーにとって魅力的なページを構成しましょう。
商品の価値を簡潔に伝えられる
LPは、商品の価値やメリットを簡潔かつ効果的に伝えられるのがメリットです。情報を伝える順番やレイアウトを自由に設定できるため、商品の魅力を強調しやすいでしょう。
特に、自社商品の楽天ランキング上位獲得実績や高評価実績などの権威性がある実績を最初に伝えれば、ユーザーの信頼を得やすくなります。信頼性のある情報を提示し、ユーザーの興味を引き離脱を防ぐのが重要です。
楽天市場のユーザーは縦長のページに慣れている
楽天市場のユーザーは、Amazonのユーザーに比べて縦長のページに慣れています。なぜなら、楽天市場の多くの店舗が商品ページを縦長に作っており、ユーザーが商品の情報をしっかりと確認したうえで購入する傾向にあるからです。
しかし、ユーザーが縦長のページに慣れているとはいえ、LPの細かな部分まですべて見られているわけではありません。ユーザーがLPの途中で離脱しないように、商品の魅力をわかりやすく伝え、購買意欲を高める工夫が重要です。
ディスプレイ広告と組み合わせて大きな売上成果をあげられる
ディスプレイ広告とLPを組み合わせると、広告経由の転換率やROASを高められます。購買意欲が高いユーザーを広告から直接LPに誘導し、商品の魅力を十分に伝えられれば、購入につなげられる確率が向上するでしょう。
実際に、ディスプレイ広告の遷移先に、LPを用いた場合とそうでない場合では転換率が100%改善した事例もあります。
そのため、ディスプレイ広告を活用する際は、LPの利用を検討しましょう。
楽天出身者が教える成果が出るLP構成
LPを作成する際には、ユーザーの興味を引き、購入へと導くための構成づくりが重要です。楽天出身者が薦める成果が出るLP構成は以下のとおりです。
- ファーストビュー
- 悩みへの共感
- 商品の特徴
- よくある質問(FAQ)
- ユーザーレビュー
- 関連商品への回遊導線
順に解説します。
1.ファーストビュー
ファーストビューはLPのなかで一番最初に目に入る部分であり、ユーザーの興味を引くための最重要ポイントです。一目でどのような商品かが伝わるよう、目を惹く商品画像やキャッチコピー、受賞歴などを明確に表示しましょう。
たとえば、食材の場合おいしそうなシズル感のある画像を配置します。アパレルの場合は、モデルが商品を着用しているイメージ画像が効果的です。
また、商品の特徴を簡潔に伝えるキャッチコピーも重要です。たとえば、「鮮度抜群!直送の新鮮野菜」や「最新デザインのトレンドアウター」など、商品の特徴がわかりやすく伝わるコピーにしましょう。
さらに、ランキング受賞歴や累計販売数、レビュー評価、雑誌掲載情報など、商品の信頼性を高める情報を掲載すれば、ユーザーに安心感を与え、購入意欲を高められます。
2.悩みへの共感
ユーザーにこの先も読み続ける必要性を感じてもらうためには、ユーザーが抱えている悩みへの共感が重要です。具体的なペルソナを設定し、ユーザーが持つ悩みを明確にしたうえで、商品が悩みを解決してくれることを伝えましょう。
ユーザーの悩みはできるだけ具体的に設定します。たとえば「忙しくて料理に時間をかけられない」「毎日のコーディネートに悩む」「子供の肌に優しい素材が欲しい」などです。
そして、ユーザーの悩みに対して、解決策として商品を紹介します。
たとえば「この野菜セットなら簡単に調理できて栄養満点」「このアウターならどのような服装にも合わせやすい」「このベビー服は肌に優しい素材で安心」などです。
解決策として商品を提案し、ユーザーに商品の必要性を感じてもらい、LPを読み進めてもらいましょう。
3.商品の特徴
商品の特徴をあらためて紹介する部分では、視覚的な訴求力とともに、商品の詳細な情報を提供します。商品を購入するとユーザーにどのようなメリットがあるのかを明示しましょう。
商品の特徴を伝えるポイントは以下のとおりです。
ポイント | 説明 | 例 |
商品の特徴を強調する画像の使用 | 特長的な部分や使用シーンを示す画像を使い、視覚的に商品の魅力を伝える。 | 食品の場合:シズル感が感じる写真 衣類の場合:実際の着用イメージ 家具雑貨の場合:実際に室内に配置したインテリア写真 など |
簡潔なキャッチコピーの作成 | 商品の特長を一言で表現するキャッチコピーを使う。 | 「耐久性抜群!長持ちする素材」、「瞬間吸収!驚きの吸水力」 |
商品のスペックと他社製品との比較 | 商品のスペックを詳細に説明し、他社製品との比較を行う。どの点で優れているかを明示する。 | 「他社製品との違い:当社製品は○○%軽量」、「他社にはない特徴:独自の技術で実現した□□」 |
また、画像以外にも商品の詳細な説明をテキストで解説します。製品の使い方や成分、開発背景など、ユーザーが知りたい情報を網羅的に提供するのが重要です。ユーザーが商品についての理解を深め、購入の意思決定をしやすくなるでしょう。
さらに、商品の開発にストーリーがある場合は、そのストーリーを掲載します。開発者のこだわりや商品の誕生秘話などを紹介し、ユーザーに商品の背景を理解してもらえれば、共感を得られます。
4.よくある質問(FAQ)
よくある質問(FAQ)では、ユーザーが商品を使う際に生まれそうな疑問を事前に解決します。ユーザーが購入前や購入後に抱く可能性のある疑問点を取り上げ、明確に回答しましょう。ユーザーに疑問点が残ったままだと購買意欲を削いでしまうため、可能な限りすべての疑問に答えられる準備が重要です。
よくある質問の内容を充実させるには、普段の運営からお客様のレビューや問い合わせを確認し、リアルな疑問を収集します。たとえば、購入者に後日メールを送り、商品の使用感や感想をもらったり、SNSでの発信内容をリサーチしたりしましょう。
よくある質問には、購入後のサポートについても言及し、低評価レビューを防ぐ目的もあります。たとえば「商品の不具合があった場合はどうすればいいですか?」という質問に対して、迅速な対応方法を明示しておくことで、ユーザーの不安感を取り除けるでしょう。
5.ユーザーレビュー
ユーザーレビューでは、実際の利用者の声を掲載し、商品の信頼性と魅力を高めます。また、LP内にユーザーレビューを記載し、ユーザーをレビューページに移動させない効果もあります。LPで成果をあげるには、ユーザーをLPから離脱させないのが重要です。
ユーザーレビューは、高評価のものばかり掲載するとサクラを疑われるため、内容までしっかりと確認したうえで、多様な評価を掲載します。
たとえば「この商品のおかげで毎日の掃除が楽になりました!」といったポジティブな評価だけでなく「最初は使い方がわかりづらかったが、サポートが丁寧で助かりました」といった改善点を含むレビューも掲載するのが効果的です。
また、ユーザーのプロフィールや購入履歴がわかるようにしておき、レビューの信頼性を強調するのも重要です。
6.関連商品への回遊導線
関連商品への回遊導線では、ユーザーに同シリーズのラインナップや類似商品、関連商品を紹介します。LP内で購入に至らなかったユーザーに対して別商品の提案を行い、転換率の最大化を図りましょう。
関連商品への回遊導線を設けると、ユーザーが一つのページで複数の商品を検討できます。ユーザーの興味を引き続け、購買意欲を高められるため、結果的に転換率の最大化を目指せるでしょう。
また、ユーザーが欲しいと思う商品に簡単にアクセスできるようにしておけば、ユーザビリティも向上します。
なお、コンテンツページ機能でもLP作成は可能です。コンテンツページ機能については下記の動画で詳しく解説していますので、ぜひ合わせて確認してみてください。
転換率を上げるLP作成12のコツ
楽天市場のLPで転換率をあげるコツは以下の12点です。
- 自社商品の強みを整理する
- 競合のリサーチをする
- ペルソナを設定する
- ターゲットに合わせたデザインにする
- 季節に合わせたトンマナにする
- 商品に実績がある場合は強調する
- 商材によって画像の使い方を変える
- SEO対策をしっかり行う
- ユーザーの悩みをすべて解決する
- 今購入する理由を明確にする
- クーポンや特典を設定する
- スマートフォンに最適化する
順に解説します。
1. 自社商品の強みを整理する
LPを作成する前に、自社商品の特徴や強みをしっかりと理解し整理しましょう。楽天市場はモール型ECであり、他社商品との比較が常に行われるため、自分たちの商品が他社とどう異なるのか、どのような強みがあるのかを把握しておくことが重要です。
まず、自社商品が持つ強みをすべて洗い出します。たとえば、製品の品質や価格、独自の技術、使い勝手、デザインなど、競合商品と比べて優れている点を明確にします。強みに紐づいたキャッチコピーも合わせて考えると良いでしょう。
自分たちの商品は何ができて、どのような訴求ができるのかを明確にしておけば、LP作成時に自社商品の独自性を際立たせられます。
2.競合のリサーチをする
競合の訴求要素やレビューをリサーチし、自社商品の強みを明確にしましょう。競合商品にはなく、自社商品にある強みが見つかれば、効果的に訴求を行えます。リサーチは下記の順序で行うのをおすすめします。
【競合の訴求要素を洗い出すリサーチ】
- 競合を3つ出して訴求部分を洗い出す
- 自社商品との訴求の違いを出す
- 自社商品の強みを見つけ、全面的に打ち出す部分を明確にする
【競合のレビューのリサーチ】
- レビューの点数や内容を洗い出す
- 高評価ではなく、中〜低評価のものの点数や内容を確認する
- 見せ方の部分の差別化ができないかどうか検討する
3.ペルソナを設定する
万人に受けるのではなく、具体的なペルソナを設定し、その1人に刺さるLPを作成するのが有効です。1人のユーザーの悩みに本気で向き合えば、結果として多くのユーザーに訴求できるLPが完成します。ペルソナ設定の項目の一例は以下のとおりです。
項目 | 例 |
年齢層 | 30代 |
性別 | 女性 |
職業 | 働く女性(会社員) |
年収 | 500万円 |
社商品の認知有無 | 認知あり |
ペルソナの課題や欲求(ニーズ) | 育児と仕事の両立に悩んでいる |
設定したペルソナが抱える具体的な悩みを洗い出し、悩みを解決する商品であることを強調します。
たとえば「時間がないなかで効率よく美容ケアをしたい」という悩みであれば「時短で効果的な美容製品」が提案できるでしょう。
自社商品の強みを整理し、競合をリサーチし、具体的なペルソナを設定すれば、効果的なLP作成の土台が出来上がります。
4.ターゲットに合わせたデザインにする
設定したペルソナが好むデザインと、お店の雰囲気をマッチさせたデザインが理想的です。また、情報を整理し、読み進めやすい構成も重要です。
まず、ペルソナが好む色やフォント、レイアウトを選びます。たとえば、若い女性がターゲットであれば、明るい色ややわらかいフォントを使用し、洗練されたデザインにします。ビジネスマンがターゲットであれば、シンプルでプロフェッショナルなデザインがおすすめです。
また、情報を整理し、見やすく、読みやすい構成を意識しましょう。見出しや段落を適切に配置し、重要な情報を強調すると、ユーザーがストレスなく情報を理解できます。
5.季節に合わせたトンマナにする
季節に合わせたデザインも重要です。季節ごとのテーマに沿ったトンマナを採用し、ユーザーに季節感を感じてもらい、商品の魅力を引き立てます。
たとえば夏に訴求したい商品のLPの場合、清涼感を強調したブルー基調のデザインがおすすめです。爽やかさや涼しさを感じさせ、夏にぴったりの商品の魅力を伝えます。
冬の商品をLPの場合、 温かさを訴求する落ち着いたトンマナのデザインが良いでしょう。温かみのある色合いや素材感を強調し、冬のニーズに応えます。
季節に合わせたトンマナにするのは重要ですが、商品の雰囲気と合っているのが大前提です。商品のデザインとトンマナがかけ離れないようにしましょう。
6.商品に実績がある場合は強調する
画像引用元:楽天市場|長崎和牛通販 田中精肉店
「楽天のランキング1位獲得」や「販売数最多」などの実績がある場合は、目立つように記載し、権威性をアピールするのが重要です。権威性が伝わればユーザーの信頼を得やすくなり、LPからの離脱を防げます。
たとえば、楽天ランキングで1位を獲得した実績があれば「楽天市場ランキング1位獲得!」というキャッチコピーとともにバッジやアイコンを使用します。また、人気商品の累計販売数を記載するのも効果的です。
ユーザーの信頼を獲得できれば転換率も向上します。実績がある場合は積極的にアピールしましょう。
7.商材によって画像の使い方を変える
画像引用元:楽天市場|長崎和牛通販 田中精肉店
ユーザーに商品の魅力を効果的に伝えるため、商材によって画像の使い方を工夫しましょう。商材ごとの最適な画像の一例は以下のとおりです。
商材 | 最適な画像 | 説明 |
食材 | シズル感のあるおいしそうな画像 | 視覚的に食欲を刺激し、商品のおいしさを伝える |
アパレル | 着用イメージ | 実際に着用した際のイメージをユーザーに提供する |
美容用品 | 「きれいになる」イメージ | 使用後の効果を視覚的に示し、商品の魅力を強調 |
家具 | 部屋に配置した際のイメージ | 実際の生活空間での使用感をユーザーに提供する |
電子機器 | 使用シーンや機能のクローズアップ | 機能や使用シーンを視覚的に示し、商品の利便性を伝える |
スポーツ用品 | アクティブな使用シーン | 使用中の動きや機能性を強調し、商品の性能を示す |
書籍 | 表紙や中身のイメージ | コンテンツの魅力やデザインを視覚的に伝える |
インテリア雑貨 | おしゃれな配置例 | 実際の使用例を示し、商品のデザイン性を強調する |
自社の扱う商材によって、商品のどの部分を画像で強調させるかを考慮するのが重要です。最適な画像を使用すれば、ユーザーの購買意欲を高められるでしょう。
8.SEO対策をしっかり行う
LPは商品詳細ページに当たるため、SEO対策を行えば検索結果の上位に表示され、転換率の向上に繋がります。具体的なSEO対策には以下のようなものがあります。
項目 | 説明 | 例 |
キーワードの最適化 | 商品名やキャッチコピー、商品説明文内で使用しているキーワードを適切に選定します。楽天市場検索バーに表示されるサジェストキーワードにも注目し、ユーザーがどんなフレーズで検索しているのかも把握しましょう。 | 商品名、キャッチコピーに、適切なキーワードを設置。サジェストキーワードとの完全一致、部分一致を意識して挿入する。 |
内部リンクの設置 | の関連ページへのリンクを設置し、サイト全体の回遊性を高めます。 | 類似商品、関連商品、同梱商品など、店舗内の他の商品へのリンク |
高品質なコンテンツ | ユーザーにとって価値のある情報を提供し、滞在時間を延ばします。 | 詳細な商品レビュー、使い方ガイド |
製品属性の入力 | SKU毎に入力できる商品仕様を、漏れなく登録します。 | ブランド名、原産国、代表カラー、総本数など |
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9.ユーザーの悩みをすべて解決する
LPの目的はCVに繋げることです。そのため、LP内でユーザーの悩みをすべて解決し、購入しない理由をなくしてあげるのが重要です。
LPを作成する際、自分がその商品を購入する場合に浮かぶ疑問や不安をすべて払拭します。
たとえば、商品の使用方法や効果、副作用、保証内容などが挙げられます。不安に感じる部分がすべてLP内で解消できているかを確認しましょう。
ユーザーの悩みをすべてLP内で解決するために、社外からの意見をもらうことも重要です。ペルソナに近い人物がいる場合、積極的に意見をもらうことをおすすめします。
10.今購入する理由を明確にする
LPを閲覧しているユーザーがその場で購入に至らなければ、再度戻ってくる確率は非常に低いです。そのため、ユーザーに「今購入しなければならない理由」を明確に伝える必要があります。以下のポイントを意識して、緊急性や特典を強調しましょう。
項目 | 説明 | 例 |
緊急性の強調 | 期間限定や個数限定などの緊急性を訴えることで、ユーザーに「今購入しなければならない」と感じてもらいます。 | 「残り○○個!早い者勝ち」「今だけ限定50%オフ!」 |
特典の提供 | 購入することで得られる特典を強調します。 | 「今購入すると送料無料」「期間限定で特別クーポン配布中」 |
限定キャンペーンの告知 | 特定の期間や条件でのみ利用できるキャンペーン情報を告知します。 | 「楽天お買い物マラソン期間限定セール」「メルマガ登録者限定キャンペーン」 |
11.クーポンや特典を設定する
クーポンや特典を設定すると、転換率が高まります。また、複数購入で使えるクーポンの発行や、複数購入で貰える特典でセット購入を促せば客単価の向上も見込めるでしょう。
割引クーポンや送料無料クーポンを配布する場合、「初回購入限定10%オフクーポン」や「○○円以上の購入で送料無料クーポン」など、購入のハードルを下げる内容がおすすめです。
購入を悩んでいるユーザーの背中を押すきっかけになります。
また、購入時に追加の特典を提供すると、商品の付加価値が高まります。たとえば「おまけ商品プレゼント」や「ポイント2倍キャンペーン」などです。
12.スマートフォンに最適化する
楽天市場のユーザーの9割がスマートフォンやアプリから利用しているため、LPもスマートフォンファーストに最適化するのが重要です。
特に横幅やフォントサイズに注意し、スマートフォンでも快適に閲覧できるようにしましょう。また、スマートフォンでの操作性を考慮し、ボタンやリンクをタップしやすいサイズに設定します。
さらに、スマートフォンでの読み込み速度を最適化するために、画像の圧縮やキャッシュの活用などを行います。ユーザーがストレスなくページを閲覧できれば、離脱を防げるでしょう。
LPの推奨サイズについては「楽天市場のLPの推奨サイズ」をもう一度確認してみてください。
まとめ|LPを活用して売上の最大化を目指そう
楽天市場で売上を最大化させるには、LPの活用が必須です。LPは視覚的な要素が重要なため、うまく活用し転換率を向上させられれば、売上だけでなくブランド認知度の拡大にもつながります。
LPの作成には構成や競合のリサーチ、デザイン性の高さなどさまざまな要素を考慮する必要があります。やることが多くて効果的なLP作成に不安がある、という担当者様もいるのではないでしょうか。