楽天市場のR-SNSとは?Instagram(インスタグラム)やLINEの活用方法も具体的に解説!

R-SNSは楽天市場の出店者が利用できるSNSサービスです。通常、楽天市場ではSNSも含めた外部リンク設置が禁止されていますが、R-SNSを利用すればショップページからフォロワーを集められます。R-SNSを有効活用できれば、新たな顧客層にアプローチでき、売上アップに大きく貢献するでしょう。

しかし、R-SNSの始め方や、具体的なSNSの運用方法がわからない方も多いのではないでしょうか。R-SNSは4つのSNSが使えるため、特徴や使い分け方も押さえておきたいポイントです。

本記事では、R-SNSの基本的な仕組みや、活用時の注意点などを詳しく解説します。

積極的に利用したいInstagramとLINE公式アカウントは、投稿内容や友達登録の集め方など、より詳しく紹介します。SNS完全初心者向けのQ&Aコーナーも設けているので、ぜひ参考にしてください。

代表取締役米原広兼

監修者
米原 広兼

ジャグー株式会社 代表取締役

2015年に楽天入社後ECコンサルティング部に所属
作業やアドバイスではなく実行支援の重要性を感じ2020年にEC支援会社のジャグーを創業。
支援企業の中でSOY受賞経験は9店舗。

R-SNSとは?

R-SNSとは、楽天市場の出店者が利用できるSNSサービスです。楽天市場では外部リンクの設置が禁止されており、自社SNSや自社ECサイト、楽天市場以外のECモールなどへ誘導するURLを貼れません。無断で外部リンクを設置した場合、検索順位ダウンや契約解除などの罰則が加えられます。

R-SNSを利用すれば楽天市場のトップページや商品ページから、自社のSNSに誘導できるようになります売上拡大はもちろん、ブランディング強化や認知度アップの効果も期待できるでしょう。

下記の図が示すとおり、日本国内でのSNSの利用者数は伸び続けています。楽天市場出店者も含めたすべてのECサイト運営者にとって、SNSの運用は必須です。

引用:Rakuten出店案内

利用可能なSNS

R-SNSで利用可能なSNSは、下記の4つです。

  • Instagram
  • Facebook
  • LINE公式アカウント
  • 楽天ROOM

XやYouTube、TikTokなどは非対応です。各SNSの概要と利用率は、下記の表を参考にしてください。

利用率概要
Instagram52.9%画像や動画で視覚的に訴求。コミュニケーション機能も充実。
Facebook24.6%文章中心で訴求。ビジネス目的の場合Facebookページも有効。
LINE公式アカウント79.5%リストマーケティングが可能。問い合わせフォームとしての活用も。
楽天ROOMデータなし楽天市場内のショッピングSNS。女性の利用率が高い。
参考:2022年度SNS利用動向に関する調査|ICT総研

4つのSNSを、それぞれ詳しく解説します。

Instagram(インスタグラム)

Instagramは画像や動画を多用するため、視覚的に訴求しやすいSNSです。ユーザーとのコミュニケーションが取りやすく、各投稿へのコメントやストーリーズ、ライブ配信機能がよく使われています「インスタ映え」が流行した2017年頃は若い女性のユーザーが多いSNSでしたが、現在は年齢や性別を問わず利用されています。ショッピング機能がある点も特徴的です。

フィード投稿やリール動画は拡散性が高く、新たな顧客を獲得できる可能性があるうえ、ストーリーズでは毎日投稿することで、顧客のファン化を促進することもできます

Facebook

Facebookは画像や動画の投稿もできますが、比較的文章で訴求しやすいSNSです。R-SNSで利用可能な4つのSNSのなかでは最も歴史が古く、ユーザーは中高年層が中心です。企業向けにはFacebookページと呼ばれるビジネス機能も用意されています。Instagramと連携した同時投稿も可能です。

LINE公式アカウント

LINEはコミュニケーションの手段としてインフラ化しており、利用率の高さが特徴です。企業や店舗がビジネス目的で利用する場合には、「LINE公式アカウント」を開設します。メルマガと同様にリストマーケティングが可能です一方的に情報を発信するだけでなく、問い合わせフォームとして活用している企業も多くあります。

楽天ROOM

楽天ROOMは、楽天市場内で運営されているショッピングSNSです。実際に購入したユーザーがレビューを投稿するため、リアルな口コミを得られます。インフルエンサーがおすすめ商品をまとめて紹介し、同じものを購入したいファンが利用するケースも多くあります。

店舗が活用する場合には、店舗アカウントで自社商品を紹介したり、ショップページを活用してユーザーの投稿をまとめたりします。

利用料金

R-SNSの利用料金は月額3,000円(税抜)で、初期費用はありません。月額利用料金を支払えばすべてのSNSが利用できますが、LINE公式アカウントに関してはメッセージ数に応じて料金が上がりますLINE公式アカウントの料金プランは下記を参考にしてください。

コミュニケーションプランライトプランスタンダードプラン
月額固定費(税別)0円5,000円15,000円
無料メッセージ通数(月)200通5,000通30,000通
追加メッセージ料金(税別)不可不可~3円/通
引用:LINEヤフー for business

R-SNSを活用する5つのメリット

R-SNSを活用すると、以下5つのメリットがあります。順を追って解説します。

1.売上拡大以上の恩恵を受けられる可能性がある

2.新規顧客獲得とリピーター獲得の両方に効果がある

3.顧客のファン化を促進できる

4.楽天市場からフォロワーを集められる

5.SNS運用のサポートを得られる

1.売上拡大以上の恩恵を受けられる可能性がある

SNS活用のメリットは、集客力の強化や売上アップだけにとどまりません。フォロワーが増えれば、売上拡大以上の恩恵を受けられる可能性があります。たとえば、SNS運用に関連したコンサルティング事業の立ち上げや、SNS経由の採用活動などが実施できるかもしれません。

ECに特化していた事業者が、SNSのフォロワーを活かしてポップアップショップを開催したり、実店舗を出店したりするケースもあります。他にも海外進出を通じて販路を拡大するなど、ビジネスの拡大に大きく貢献するでしょう。

SNSのフォロワー数は現代のマーケティングでは、資産の1つであると捉えて良いでしょう企業の成長戦略を描くにあたって、欠かせない要素になっています。

2.新規顧客獲得とリピーター獲得の両方に効果がある

SNSの活用は、新規顧客獲得とリピーター獲得の両方に効果があります。楽天市場をはじめとしたモール型のEC店舗は他店との差別化が難しく、なかなか自社の店舗を見つけてもらえない、一度購入した顧客に継続利用してもらえないとの悩みを抱えがちです。

SNSの活用は、ECモール特有の悩みを解消する手段になるでしょう。Instagramのような拡散性の高いSNSは新規顧客獲得に強みがあり、楽天市場内ではアプローチできなかった層にリーチできます

一方、LINE公式アカウントはメルマガのようなリストマーケティングが可能で、リピーター育成に効果があります。

楽天市場は出店店舗数が多いため、楽天市場内だけで顧客を獲得し続けるのは至難の業です。SNSを活用し、楽天市場外からも顧客を取り込めるようにしましょう。

3.顧客のファン化を促進できる

楽天市場のような大型のECモールは集客力に強みがある一方、各店舗の独自性を打ち出すのが難しく、ブランディングに限界があります。また、検索で商品を購入する顧客は店舗からの離脱も速く、リピーターに育ちにくい特徴があります

ECモール独自の弱みを補い、顧客のファン化を促進するためには、下記のような施策が有効です。

  • 自社商品の誕生秘話や開発過程のこだわり、ストーリーを共有
  • ユーザーの自社商品に関する投稿をシェア
  • フォロワー限定のクーポンを発行
  • デザインのアンケートを取るなどしてフォロワーを新商品開発に巻き込む
  • ライブ配信を実施して個別の質問にリアルタイムで回答 など

上記のような施策を実施すれば、ユーザーはブランドに愛着を持ってくれるでしょう。長期的なファンとなり、リピート率も高まります。

4.楽天市場からフォロワーを集められる

R-SNSを利用すれば、楽天市場のトップページや商品ページからフォロワーを集められます。SNS運用で難しいポイントは質の高いフォロワー集めです。質の高いフォロワーとは、自社商品・ブランドの将来見込み顧客になりうるフォロワーのことを指します。

R-SNS契約店舗は楽天市場からバナーが配布され、効率よくアピールできるでしょう。ただし、楽天市場用のSNSアカウントを持っていても、R-SNSに契約していなければページ上での宣伝はできません

楽天市場から配布されるバナーのイメージは以下のとおりです。

引用:Rakuten出店案内

商品に同梱するリーフレットのような紙媒体でのアピールも効果的です。

「新作商品をいち早くご紹介中!」「LINE公式アカウントに登録したらクーポンプレゼント!」のようなフォロー・登録するメリットを提示すると、よりフォロワーを集めやすくなります。

下記の記事では、楽天市場でのバナー活用方法を詳しく解説しています。バナーを自作する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:楽天市場のバナー活用法を徹底解説!ブランド認知度の向上と回遊性アップの秘訣も紹介

5.SNS運用のサポートを得られる

SNSの運用方法がわからず、R-SNSを契約するか迷っている方も多いでしょう。R-SNSでは、契約店舗向けにSNS運用のサポートをしています。サポート内容は下記のとおりです。

  • バナー配布
  • 勉強会開催
  • 成功事例の共有

上記のサポートをフル活用し、自社に合ったSNS戦略を構築しましょう。

R-SNSの申し込み方法

R-SNSはRMSから簡単に申し込めます。申し込みステップは下記のとおりです。

RMSトップ画面にアクセスし、「メール・SNSマーケティング」>「3 R-SNS」と進みます。

「LINE公式アカウント for R-SNS」内の「申し込む」をクリックします。

「利用申込・各種オプション申込」内にて、利用規約に同意し、利用したいSNSを選びます。「入力内容を確認」をクリックし、内容に相違なければ契約を申し込みます。

R-SNSの利用には審査があり、各SNSを使えるようになるまでにかかる時間は下記のとおりです。

  • Instagram、Facebook、楽天ROOM:5営業日(目安)
  • LINE公式アカウント:4~10営業日(目安)

R-SNSを利用する際の4つの注意点

R-SNSを利用する際には、以下4つのポイントに注意しましょう。順を追って解説します。

1.楽天市場以外への誘導は禁止されている

2.1年間は途中解約できない

3.SNSの運用が止まらないようにする

4.解約後アカウントは削除される

1.楽天市場以外への誘導は禁止されている

R-SNSを契約して開設したSNSアカウントに、楽天市場以外のサイトへ誘導するリンクを貼ることは禁止されています。たとえば下記のサイトが挙げられ、違反するとアカウント停止の恐れもあります。

  • 自社ECサイト
  • 楽天市場以外のECモール
  • R-SNSと連携していないSNSアカウント

既存アカウントをR-SNS用に作り替えることもできますが、過去に楽天市場に関連しない投稿をしていると審査落ちする可能性があります。新規でアカウント作成するのがおすすめです。

2.1年間は途中解約できない

R-SNSは一度契約すると1年間は途中解約できません。SNSの更新が止まってしまっても料金は請求されるので、契約月から1年間の継続的な運用が可能かを事前に判断しましょう

なお、支払いは月払いで、月の途中で契約した場合でも、当月から請求が発生します。

3.SNSの運用が止まらないようにする

少なくともR-SNSの契約期間中は、SNSを運用し続けるようにしましょう。SNSの運用が止まっていると、ユーザーに閉店したのではないかとの誤解を与えかねません。企業としての見栄えが悪くなってしまうため、運用停止中のSNSの放置は避けましょう

社内にSNSマーケティングのノウハウがないと、思ったような成果が挙げられず、運用が止まってしまいがちです。自社にSNSのノウハウがない、ブランディングが確立できていないなどのお悩みをお持ちの方は、ECサイトのマーケティングのプロフェッショナルであるJagooにご相談ください。

ジャグーの楽天市場総合支援サービス
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4.解約後アカウントは削除される

R-SNSを解約すると、下記のとおり契約していたSNSアカウントは削除されてしまいます。

  • 削除されるSNS:Instagram、Facebook、LINE公式アカウント
  • 継続できるSNS:楽天ROOM

削除にともない、楽天市場のページに設置していた外部リンクURLも無効化されます。積み上げてきた投稿やフォロワーもすべて消えてしまうため、R-SNSの契約解除は慎重に判断しましょうなお、一度契約を解除しても再申請すれば新たなアカウントでR-SNSを利用できます。

R-SNS活用方法:Instagram編

最初に運用するSNSは、ユーザーが多く、商品画像で訴求しやすいInstagramがおすすめです。下記の項目に沿って解説します。

  • Instagramがおすすめな理由
  • 投稿内容の作り方
  • ストーリーズ、ライブ配信でさらに関係性強化

Instagramがおすすめな理由

楽天市場出店企業をはじめとしたECサイト運営者にInstagramがおすすめな理由は、下記のとおりです。

  • Instagram運用には画像が大量に必要となるが、ECサイト運営者はすでに商品画像を大量に保有しているため、運用を軌道に乗せやすい
  • ユーザーとのコミュニケーションが取りやすく、ファン化を促進しやすい
  • 視覚的な訴求力が強いため、ブランディングを確立しやすい

Instagramは通常のフィード投稿以外にも、ストーリーズやライブ配信などさまざまな機能があり、使いこなせればユーザーを強力に囲い込めます。拡散力が弱いと言われた時期もありましたが、ハッシュタグを活用し、アルゴリズムに則って運用すれば、拡散性も担保できます。

ただし、Instagramとの相性が良いかは商材やターゲットによって異なるため、運用を始める前の競合調査は必須ですInstagramで成功している同業者が複数見受けられれば、相性は良いと考えられます。

たとえば、ファッション・美容関連やインテリア関連のようなビジュアルで訴求しやすいtoC向け商材はInstagramとの相性が良いでしょう。一方、業務用の機器類や工業用部品のようなビジュアルで訴求しにくい商材、toB向け商材はあまり相性が良くありません

投稿内容の作り方

投稿の作り方がわからない場合は、まずはフォロワーが多い同業者の真似から始めてみましょう。もちろん、丸ごと盗作は厳禁です。Instagramは投稿別にユーザーの反応をチェックできます。投稿数が積み上がれば、自社にとって効果的な内容が分析できるようになるでしょう。

カタログのように商品画像を並べて投稿するだけでは、訴求力が弱く、ユーザーの目に留めてもらえません。

おすすめの投稿内容の作り方を2つ紹介します。

例1:画像に文字入れしてリアルな使用感を伝える

下記のように、商品画像をそのまま掲載するのではなく、特徴や使用感を文字入れするとユーザーへの訴求力が上がりやすくなります。

例2:商品数が多い場合は類似した商品を投稿にまとめて、ユーザーが商品を選びやすくする

商品数が多すぎるとユーザーは自分に合った商品が選びにくくなります。季節などで商品を分類し、Instagramの投稿にまとめると、購入しやすくなります。

投稿はできれば毎日行い、最低でも週3~4投稿は作成します。縦長の動画で訴求するリールは拡散性が高いため、積極的に投稿しましょう。

Instagramではアルゴリズムが頻繁に更新されます。アルゴリズムに則って運用していないと拡散率や表示頻度が低下してしまうため、常に最新の公式情報をチェックしましょう。

ストーリーズ、ライブ配信でさらに関係性強化

投稿に慣れてきて、ユーザーからの反応が少しずつ得られるようになってきたら、コミュニケーションを取るフェーズに入ります。コミュニケーションを取るための機能は、ストーリーズのアンケート機能や質問箱、ライブ配信がおすすめです通常投稿にコメントがついた時やストーリーズから反応があった場合は必ず返信し、DMへの問い合わせ対応も丁寧に行いましょう。

ユーザーからのコメントに返信することで相互のコミュニケーションが生まれ、エンゲージメントが高くなり、結果的に当フォロワーへのフィード投稿やストーリーズの露出が多くなります。

また、ユーザーとの距離感を近くする施策は、ファン化促進に効果的です。可能であれば、顔出しで投稿への露出やライブ配信を実施できるPR担当者を設置するのもおすすめです。

PR担当者にファンがつくケースも多く、社長や経営層が最前線に出てアピールしている企業も少なくありません。ただし、PR担当者の設置についてはプライバシー保護の課題もあるため、強要はせず、慎重な判断が求められます。

R-SNS活用方法:LINE公式アカウント編

Instagramの運用が軌道に乗り、2つ目のSNSを運用したい場合は、LINE公式アカウントがおすすめです。下記の項目に沿って解説します。

  • LINEがおすすめな理由
  • メルマガとの違い
  • リスト(友達登録)の集め方
  • 配信内容
  • Instagram×LINEの運用がおすすめ!

LINEがおすすめな理由

LINE公式アカウントは、メルマガのようなリストマーケティングが可能なSNSです。開封率が高く、リッチメッセージのような画像で訴求できる機能も充実しています。

Instagramと比較すると拡散性には劣りますが、友達登録のインセンティブを提示すれば、効率的にリストを集められます友達登録のインセンティブには、登録時に配布されるクーポンがおすすめです。楽天市場のトップページや商品ページでも、バナーを活用してアピールしましょう。

LINE公式アカウントでは、顧客からの問い合わせも受け付けられます。迅速かつ手軽に対応できるため、ユーザーの満足度も向上するでしょう。簡単な応対やよくある質問に対しては、別途FAQ専用のチャットボットを設置すれば、問い合わせ工数も削減できます。

メルマガとの違い

LINE公式アカウントとメルマガの違いは、開封率の高さです。業種やターゲットによって異なりますが、メルマガの開封率が10~20%程度である一方、LINE公式アカウントの平均的な開封率は60%前後といわれています。

ただし、長文でじっくりと訴求したい場合はメルマガのほうが向いています。メルマガとLINE公式アカウントでは訴求できる顧客層が異なるため、リソースに余裕があれば両方運用すると良いでしょう

下記の記事では、楽天市場でメルマガを利用する場合の料金や、開封率を上げるための具体的な施策を解説しています。メルマガ運用の成功事例も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:楽天市場メルマガの配信方法を完全解説|メール配信効果を高めるノウハウ8選も紹介!

リスト(友達登録)の集め方

LINE公式アカウントの運用が成功するかは、いかに効率よくリスト(友達登録)を集められるかにかかっています。いくら配信内容を工夫しても、友達登録の人数が少ないと効果が出づらくなります。LINE公式アカウントを開設したら、下記に友達追加ボタンを設置して、積極的にアピールしましょう。

  • 楽天市場のトップページや商品ページ
  • Instagramのような他のSNS
  • 商品に同梱する紙媒体のリーフレット
  • メルマガ
  • 実店舗がある場合は、レジ横やポップでの掲載、ショップカードやレシートへの印字 など

アピール媒体に関わらず、登録者限定のクーポンのようなインセンティブの配布は必須です定期的に登録を促すキャンペーンを実施したり、ユーザーからの友達紹介を促したりしても良いでしょう。

配信内容

LINE公式アカウントでの配信内容は、ユーザーにとってお得感を感じさせる内容にします。

LINE公式アカウントは、簡単に友達登録できる一方、ユーザーに登録し続ける価値がないと思われると、簡単にブロックされてしまいます。

具体的には下記の内容を配信すると良いでしょう。

  • 登録者向けのセール情報やクーポン:友達登録しているとお得になると感じさせられる
  • 新商品や人気商品の再入荷情報:争奪戦になる商品がある場合は、LINE公式アカウント登録者のみに先行情報を配信する
  • 楽天GOLD上に作成した記事のリンク:通知されないと気が付かない情報を得られるようにする

クーポンを配信する場合は、レビュークーポンもおすすめです。下記の記事では、レビュークーポンの設定方法や、具体的な施策を解説しています。

関連記事:楽天レビュークーポンとは?設定方法・効果的な活用法・成功事例まで徹底解説

Instagram×LINEの運用がおすすめ!

R-SNSを活用して楽天市場のECサイト運営を最大化させるためには、InstagramとLINE公式アカウントを組み合わせた運用がおすすめです。拡散性が高いInstagramと、リストマーケティングに有効なLINE公式アカウントを同時に活用すれば、売り上げに直結しやすくなるでしょう

より自社に合ったアプローチを構築したい方は、楽天市場のマーケティングに精通したJagooにお問い合わせください。

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Jagooは、EC戦略・運用のプロフェッショナルです。これまで数多くの大手ブランドを支援してまいりました。
単なる作業代行だけではなく、売上拡大・利益拡大はもちろん、継続し続けられる「仕組み化」に至るまでコミットします。
ECの立ち上げ・運用は下記よりぜひご相談ください。

ECサイトのSNS運用初心者によくある質問

最後に、ECサイトのSNS運用初心者の方からよく寄せられる質問にお答えします。

Q:最初にはじめるSNSは何が良いですか?

同業者が運用しているSNSを調査し、同じものを始めてみましょう。最初は真似をしながら運用し、ユーザーの反応を見ながら独自性を出していきます選べなければ、まずはInstagramがおすすめです。

Q:商品画像の写真を載せるだけでも良いですか?

画像をただ載せるだけ、商品のスペックを解説するだけだと訴求力が弱まります。活用シーンや方法、得られるメリットを提示しましょう。

Q:すべてのSNSを運用しないと効果がありませんか?

最初からすべてのSNSを活用する必要はありません。手を広げすぎると、リソース不足がリスクになります。最初は1つのSNSで良いので、継続して運用できるようにしましょう

Q:投稿頻度はどのくらいですか?

SNSによって異なりますが、Instagramはできるだけ毎日投稿します。週3~4回は最低でも投稿しましょう。Instagramのストーリーズは1日数回あげられると効果的です。LINE公式アカウントは週1~2回程度でも良いでしょう。

Q:SNS運用が継続できません。

SNSの担当者もしくは担当チームを設けましょう。通常業務の片手間で運用する程度ではなかなか成果は出せません思い切って運用を外注したり、コンサルを依頼したりするのもおすすめです。

まとめ|R-SNSを活用して、マーケティングを成功させよう!

R-SNSを利用すれば、本来禁止されているSNSへの外部リンク設置が可能になります。楽天市場は年々出店者が増えており、多くの店舗が顧客の囲い込みを強化しています。楽天市場内だけで顧客を獲得し続けるのは、厳しいと感じる方も多いでしょう。

SNS運用は楽天市場の弱みを補い、外部からの顧客獲得が可能になります。運用には手間がかかりますが、うまく活用できれば強力な集客装置になるでしょう。

本記事では、一般的なSNSの成功法則を解説しましたが、商材やターゲットによって適切な施策は異なります。自社独自の成功法則を確立したい方は、プロの視点を借りるのがおすすめです。

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