【楽天市場・Yahoo!ショッピング】出品前審査の違いを徹底解説

「楽天市場やYahoo!ショッピングで特定ジャンルの商品を販売しようとしたら、事前の審査が必要だった」という経験はありませんか。「審査の存在を知らずに商品ページを作り込んだ結果、予定通りに公開できず苦労した」そんな声もよく耳にします。

そこで本記事では、両モールの審査の違いとスムーズに進めるコツを簡単にご紹介します。

1. 楽天市場「商材追加審査手続き」とは

1. 楽天市場「商材追加審査手続き」とは

楽天市場では、医薬部外品や化粧品、健康食品、酒類などの一部ジャンルを取り扱う際、「商材追加審査手続き」を行う必要があります。

これはRMS内の申請ページでジャンルを選択し、商品情報や指定書類をアップロードして申請する流れです。

審査結果が出る目安は約5営業日ですが、繁忙期にはさらに時間がかかる場合があるため、スケジュールには余裕を持たせましょう。

2. Yahoo!ショッピング「新規商材の取り扱い申請」とは

2. Yahoo!ショッピング「新規商材の取り扱い申請」とは

Yahoo!ショッピングでも医薬部外品や化粧品などで事前審査が必要となり「新規商材の取り扱い申請」という手続きを行います。

楽天市場と異なる点としては、たとえば化粧品の場合、販売形態ごとに5製品分の情報を詳しく入力し、現物写真と一緒にストア名を書いた紙を撮影した画像を添付する必要があることです。所要期間は明記されていないため、こちらも早めの対応が望まれます。

3. 両モールの審査で大きく異なるポイント

両モールの審査で大きく異なるポイントは以下の3つです。

  • 必要書類
  • 審査期間
  • ジャンル数

必要書類

楽天市場では対象商品1点の情報を中心に申請しますが、Yahoo!ショッピングは5製品分の書類と画像をまとめて提出するなど、要件が異なります。

審査期間

楽天市場は約5営業日と明記されていますが、Yahoo!ショッピングは明確な日数がなく、審査状況によっては時間がかかることがあります。

ジャンル数

ジャンル数

審査が必要なジャンルは楽天市場のほうが細かく、多岐にわたります。Yahoo!ショッピングでは比較的少ない一方、事前審査こそ不要でもカテゴリーコード指定やガイドラインを守らなければならない商材も存在します。

4.スムーズに審査を通すポイント

審査をスムーズに通すポイントは以下の3つです。

  • 書類不備をゼロに
  • 情報のまとめ方をあらかじめ把握しておく
  • 余裕を持った申請

書類不備をゼロに

審査をスムーズに通過するためには、まずは自社で取り扱う商品が審査対象となるのかどうかを正確に把握し、それぞれのモールが求める書類や画像の形式をもれなく準備することが重要です。書類不備があると審査期間が延び、商品リリース遅延につながりかねません。

情報のまとめ方をあらかじめ把握しておく

必要書類とともにブランド別や商品別の情報を「どの程度まとめる必要があるか」を理解しておくことも重要です。

Yahoo!ショッピングの場合は5製品分の情報と画像が必要になり、設定がモールによって大きく異なるため、どこまで詳細に書類を準備すれば良いのか混乱しがちです。

わからない点はECコンサルタントやサポートデスクなどに早めに相談しておくと、無駄のない準備ができるでしょう。

余裕を持った申請

あらかじめ余裕をもったスケジュールで申請を行うことも、審査を円滑に進めるための大切なポイントです。繁忙期には通常よりも審査に時間を要する場合がありますので、大型キャンペーンに合わせたリリースを予定しているなら、計画的に申請スケジュールを組むことをおすすめします。

5.まとめ

楽天市場とYahoo!ショッピングは、いずれも一部商品ジャンルで事前審査が必要です。ただし、審査の要件や必要書類のボリュームがモールごとに異なるため、どちらか一方のノウハウだけで済ませようとすると手戻りが発生するケースもあります。

申請に時間がかかることを考慮し、審査対象となるジャンルの商品を扱う場合は、必ず事前にモールのガイドラインや必要書類を確認しましょう。最初の段階でしっかり準備できれば、販売開始日を遅らせずにスムーズに出品を進められます。

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