楽天市場におけるデバイス別の利用率とその対策

 

皆さんは楽天市場を利用する際、何を使っていますでしょうか?
パソコンから利用する方もいれば、スマートフォンのブラウザまたはアプリから利用する方もいらっしゃるかと思います。

読者の皆さんのように楽天市場で店舗を運営されている方は、何を使って利用しているユーザーが多いのかを把握し、その現状に合わせて対策を実行する必要があります。
今回は楽天市場を利用するユーザーが使っているデバイスに関して、またその対策について解説していきたいと思います。

 

楽天市場のデバイス別利用率について

まずは楽天市場を利用しているユーザーは何を使っているのか見ていきましょう。
これからお話する内容はあくまでも楽天市場全体にまつわる話となり、最終的には店舗の特性によっても変動しますのでご了承の上で読み進めていただければ幸いです。

それでは本題に入ります。
タイトルテーマを見た時点でお気付きの方も多いかと思いますが、パソコンとスマートフォンの利用率を比較した際に圧倒的に多いのはスマートフォンです。
楽天市場全体で見るとパソコンの利用率は僅か20%程度と言われており、ほとんどのユーザーがスマートフォンから利用しています。

スマートフォンから利用しているユーザーが多いと言ってもブラウザと楽天市場アプリの2通りがありますよね。
これはどちらが多いでしょうか?
少し前までは5:5の利用率でしたが、今ではアプリを利用しているユーザーの方が多いと言われております。
ご存知の方も多いと思いますが、楽天市場ではアプリで購入すると楽天ポイントが+0.5倍になる仕様がありますので、その背景も影響を及ぼしていると考えられます。

ここまで楽天市場のデバイス別の利用率について解説してきましたが、スマートフォンを利用するユーザーに対して対策を実行しなければならないことはお分かり頂けたかと思います。

 

よくあるケース

ここからは楽天市場の現状に対して、対策が至っていない店舗のケースをご紹介したいと思います。
特に古くから楽天市場に出店されている方に多いのですが、スマートフォンで商品ページのLPを閲覧した際に画像や文字が小さいケースです。

スマートフォンはパソコンと異なり画面が小さいので、LPが読みづらいとそれだけでユーザーの離脱に繋がってしまいます。
パソコンで閲覧用に使用していた画像をそのまま移管した店舗に多く見られるケースですが、クオリティの高い画像を使用している場合、読みづらいという理由だけで離脱されてしまうのは非常にもったいないですよね。

次はサムネイルをフリックする箇所に画像が少ししか入っていないケースです。

楽天市場をスマートフォンで利用するユーザーが商品の詳細情報を得るには画像をフリックするかスクロールするかに分かれます。
この比率は5:5と言われており、どちらか一方にしか情報が入っていない場合は訪問した全てのお客様に対して情報を伝えられていないということになってしまいます。
しっかりと上限枚数まで画像を追加しフリックして閲覧するユーザーに対しても情報を届けたいですね。

 

対応すべきポイント

最後は対応すべきポイントをご紹介します。
前述したことの裏返しとなり、以下の2点です。

・LP内の画像や文字はスマートフォンでも読めるように大きくする
・フリックする画像はできるだけ枚数を増やす

画像を作成する際、デスクトップ型のパソコンやモニターを用いて作業される方も多いと思います。
作業する際は大きな画面で見ているので、画像のサイズ感に意外と気付かないこともあります。
都度スマートフォンにも投影し、実際の見え方を確認しながら大きさを調整しましょう。

フリックする画像については楽天市場の仕様上、最大20枚まで追加することが可能です。
画像をフリックする枚数が多いユーザーほど転換率が高いとも言われておりますので、可能な限り追加していきましょう。
無理に20枚全てを追加する必要はないですが、スクロールした時に得られる情報と同じになるようにはしたいところです。
また、ここでも画像や文字の大きさには注意が必要です。
LPを適度なところで切り取って追加するケースが多いのですが、そうすると縦長な画像になりフリックする画像では更に見えなくなってしまいます。
工数は掛かってしまいますが、フリックする画像に作成して頂くことをオススメします。

 

 

いかがでしたでしょうか?
今回は楽天市場をスマートフォンで利用しているユーザーへの対策を解説させて頂きました。

冒頭でもお伝えした通り、デバイス別の利用率は店舗によっても異なります。
上記の対策をする前に自分たちの店舗で購入しているユーザーは何を使っているのか、まずは把握するところから始めてみてはいかがでしょうか?
ECサイトの売上を拡大していく手法は数多く存在しますので、得た情報を鵜吞みにして全て実施していてはとても時間が掛かってしまいます。
時間も人の手も限られていますので、自分たちの店舗に合った適切な方法で改善を実施していきたいですね!

それではまたの機会にお会いしましょう!

 

 

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