CTR、CVR、CPC、CPA…
ECサイトを運用する中で普段は見慣れない、どれも似たような用語を目にして混乱した経験はありませんか？
上記のような用語はECサイトにおける目標設定・達成するために重要指標になります。
そこで、本コラムでは各指標について簡単にまとめましたので、これを機にそれぞれの指標が「何の数字なのか」を理解しましょう！
目次
アクセス系の指標
ユーザーが自店舗の商品を見つけて商品ページにアクセスまでを表した指標です。
IMP (Impression)
広告が表示された回数です。
「表示回数」「インプレッション」とも呼ばれます。
その広告がユーザー対して何回露出されたかの指標になります。
CTS (Click Through)
広告がクリックされた回数です。
「クリック数」「CL」とも呼ばれます。
露出した広告が何回クリックされたかの指標になります。
CTR (Click Through Rate)
表示回数に対してクリックされた割合です。
「クリック率」とも呼ばれます。
計算式は下記の通りです。
CTR(%)=クリック数(CTS)÷表示回数(IMP)
CPC (Cost Per Click)
1クリックを獲得するためにかかった費用です。
「クリック単価」とも呼ばれます。
計算式は下記の通りです。
CPC=広告費(COST)÷クリック数(CTS)
購入に関する指標
ユーザーが自店舗の商品ページにアクセスし購入するまでの指標です。
CV
購入、申し込みの件数です。
「コンバージョン」「転換」とも呼ばれます。
CVR (Conversion Rate)
クリック数に対してCVに繋がった割合です。
「コンバージョン率」「転換率」とも呼ばれます。
計算式は下記の通りです。
CVR(%)＝コンバージョン数(CV)÷クリック率
CPA
CV1件あたりにかかった費用です。
「コンバージョン単価」とも呼ばれます。
計算式は下記の通りです。
CPA=広告費(COST)÷コンバージョン数(CV)
リピートに関する指標
ユーザーが自店舗の商品ページを購入した後、再購入、継続購入することに関する指標です。
LTV(Lifetime Value)
顧客1人が店舗に対して生涯を通して使う金額のことです。
「生涯顧客価値」「ライフタイムバリュー」とも呼ばれます。
1人の顧客がリピーターとして、店舗に対して長期的にどれほど利益をもたらしてくれるかの指標となり、この数字がCPAを上回っていれば利益が出る計算になります。
広告に関する指標
広告を使用したことで得られた成果に関する指標です。
ROAS (Return On Advertising Spend)
広告費用に対して得られた売上の比率のことです。
「広告費用対効果」とも呼ばれます。
計算式は下記の通りです。
ROAS(%)=広告経由売上÷広告費(COST)
ROI (Return On Investment)
広告費用に対して得られた利益の比率のことです。
「投資収益率」「投資利益率」とも呼ばれます。
計算式は下記の通りです。
ROI(%)=利益÷広告費(COST)
まとめ
本コラムで紹介した指標を、自店舗の管理画面の実績、効果測定画面から確認してみてください。
「この商品を1件売るために、これだけ費用がかかっている」
「この広告は、これだけ売上に貢献している」
上記のように数字で現状を把握できれば、指標に対しての理解がより深まると思います。
そこから各指標で表れた数字の良し悪しが判断できるようになれば、細かなシミュレーション作成や目標達成のために施策決定に活かせるはずです。
まずは各指標の意味を知り、自店舗の現状を各指標で把握することから始めましょう！
