今回は前回紹介した検索連動型広告「楽天RPP広告」を運用していく上で、低い予算で広告効果を最大限に引き出す方法を紹介します。
売上を拡大するために役立つRMSの活用方法を紹介していきます。
売上の方程式
ツールを紹介する前に、読者の皆様と共有しておきたい売上の方程式を紹介します。
売上 =「アクセス数」×「転換率(CVR)」×「客単価(AOV)」
・商品ページに来る人の人数を増やす=「アクセス数」
・来てくれた人に買ってもらえる確率を上げる=「転換率」
・1回あたりの売上の平均単価を引き上げる=「客単価」
この方程式を紐解いていくと、分析すべき項目はより具体化し、より明確になっていきます。
楽天市場で店舗の売上を改善、向上をするにはこの3つの要素を深堀して考えていきましょう。
楽天RPPのROASを高める方法
参考にするデータ:商品分析
RMSトップ>アクセス・流入分析>商品ページ
1. 転換率の低い商品の除外
楽天RPP広告では、デフォルトですべての商品が対象となります。
そのため、除外設定をせずに運用を開始してしまうと転換率の低い商品なども対象となり、すぐに広告予算を消化してしまいます。
そこで、RMSの「商品分析」を活用し、任意の期間に絞って転換率が低い商品をピックアップしましょう。
店舗全体の転換率より著しく低い商品は個別で除外設定を行い、効率の良い広告運用をしていくことがROAS改善のポイントです。
2. 転換率の高い商品の露出強化
店舗全体の転換率と比較して転換率が高い商品は、積極的に広告単価を上げていきましょう。
特にアクセスが集まっておらず転換率が高い商品は、露出されれば転換率が高いので、その分売上につながる可能性が高いといえます。
アクセスが上がれば転換率は若干下がる傾向にありますが、現状の転換率をキープできれば大きく売り上げが伸びるチャンスです。
[おまけ] リピート率の高い商品の露出強化
参考にするデータ:2年間通算 購入商品別顧客獲得数
RMSトップ>データ分析>2店舗カルテ>店舗カルテ>上部タブ「売れている商品は?」
リピート率が高いヒーローアイテムについても積極的に露出を強化していきましょう。
ヒーローアイテムが新規顧客を獲得すれば、その後のリピートにつながる可能性も高いため、ROASには直結しなくても、入口商品として露出を強化することも有効です。
まとめ
楽天RPP広告は安価で設定のハードルも低いというメリットがありますが、しっかり売上を伸ばしていくためには、RMSの様々なツールの活用が必須となります。
最大限の効果を引き出すために、様々なデータを収集・分析し、しっかり売上を伸ばしていきましょう。