【売上が増える】楽天最強配送とは?ラベルの獲得条件や導入のメリットとハードルを解説
2024年7月1日より、「楽天最強配送」ラベルの付与が始まっています。
最強配送とは、「配送品質向上制度」の一環であり、今後楽天市場での販売を成功させるには「最強配送」ラベルの獲得が必須です。

しかし、

「最強配送については知っているが、具体的に何をすればいいのか分からない。」
「最強配送が始まると今後、自社にどのような影響があるのか分からない」
「重要なのは知っているが、忙して後回しにしている」

このような悩みや課題を抱える楽天店舗運営の方は多いでしょう。

そこで、本記事では「最強配送」ラベルの獲得条件や導入による具体的なメリット、ラベル獲得のための具体策などについて詳しく解説します。

本コンテンツは 楽天モールにて月商1億規模のメガブランド様を筆頭に多くのメーカー様の「楽天最強配送」導入を第一線で直接サポートしている 元楽天ECC米原が監修、担当しております。

以下記事を読み、「最強配送」のルールは理解出来たものの、実際の導入までを実行する上で不安がある。不明点があるという方はお気軽に弊社にご連絡下さい。 米原を中心に「最強配送」の導入支援チームでサポートさせて頂きます。

代表取締役米原広兼

監修者
米原 広兼

ジャグー株式会社 代表取締役

2015年に楽天入社後ECコンサルティング部に所属
作業やアドバイスではなく実行支援の重要性を感じ2020年にEC支援会社のジャグーを創業。
支援企業の中でSOY受賞経験は9店舗。

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目次

楽天最強配送とは?

「楽天最強配送」とは、楽天市場で2024年7月1日にスタートした「配送品質向上制度」の一環です。
配送サービスの品質を一定基準以上に保つことを目的とし、基準を満たした商品には「最強配送」ラベルが付与されることから、最強配送と呼ばれています。

本制度は、楽天市場がユーザーにとってより便利で使いやすくなることを目的とされており、ユーザーファーストを追い求めた、品質向上のための制度です。

また、出店者にもメリットがあり、導入すれば売上向上も見込めます。
下記のポイントを押さえて、「最強配送」ラベルの獲得に向けて行動していきましょう。

配送品質向上制度とは

「配送品質向上制度」は、楽天が定めた配送品質を満たす商品に対して「最強配送」ラベルを付与する制度です。
楽天の「新春カンファレンス2023」にて導入が発表されました。

配送品質向上制度は、配送に関する「受け取りタイミングの豊富さ」や「受け取り方法の豊富さ」「配送条件のわかりやすさ」など、多様化するユーザーニーズに対応するために導入されます。
さまざまな配送ニーズを満たす商品に対して「最強配送」ラベルを付与し、ユーザーがより見つけやすく、快適に買い物できるUI/UXを創るのが目的です。

たとえば、最強配送ラベルが付与された商品は、商品ページに配送の最短指定可能日が表示され、ユーザーが自分の都合に合わせて受取日を選択できるようになります。

なぜ「最強配送」が重要なのか?

「最強配送」ラベルが重要な理由は、主に次の2点です。

①検索順位の向上に寄与する

「最強配送」ラベルは、楽天市場内での検索順位決定要素の一つに含まれると公表されています。

楽天最強ラベルが付与された商品

ラベルがついた商品は、ラベルがない商品に比べて露出が向上し、検索結果で上位に表示される可能性が高まります。
結果的にアクセス数が増加し、自社の売上拡大に直結するため、他店との競争において有利な位置を確保するためにも「最強配送」ラベルの獲得が求められるでしょう。

検索結果での上位表示に重要な楽天SEOについては下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせて確認してみてください。

関連記事:【2024年最新版】楽天SEOとは?知っておくべきルールや具体的な対策10選を徹底解説!

②ユーザー体験の向上とCTRの改善

検索結果に「最強配送」ラベルが表示されることで、ユーザーはその店舗や商品が信頼性が高い配送を提供していると理解できます。
また、明確なお届け可能日も表示されるため、買い物がしやすくなるでしょう。

上記のようなユーザー体験の向上により、ユーザーの購入意欲が高まり、検索結果上のCTR(Click Through Rate)の改善につながります。

逆に最強配送に非対応の場合は、間接的に競合商品のCTR向上につながるため、自店のアクセス数減少、売上減少につながる可能性があります。競合優位性を保つためにも、最強配送ラベルの獲得は重要なのです。

配送認定ラベルとの違いは?

「最強配送」ラベルは配送品質向上制度の発表時点では「配送認定」ラベルと呼ばれていましたが、2024年2月に正式名称が「最強配送」ラベルに変更されました。
そのため「配送認定」ラベルと「最強配送」ラベルは同一のものであり、名称の混同を避ける必要があります。
ガイドライン上でも「最強配送」ラベルと統一されています。

最強配送はいつから始まる?

「最強配送」ラベルの付与は、2024年7月1日から正式にスタートしています。
スタートに先駆けて、2023年4月からはSKUへの対応が始まっており、2023年6月からはお届け可能日表示への対応も進められています。
既に多くの店舗が対策を始めているため、楽天市場内での競争に遅れをとらないように、早期に対応を行いましょう。

楽天最強配送の3つのメリット

楽天最強配送のメリットは主に下記の3つです。

  1. 検索順位の上位獲得(アクセス)
  2. 商品検索結果でのCTR改善(アクセス)
  3. 消費者の利便性の向上、ショップへの信頼感の向上(転換率)

順に解説します。

1.検索順位の上位獲得(アクセス)

「最強配送」ラベルを獲得すると、商品検索順位の上位獲得が期待できます。


楽天市場側も「最強配送ラベルの有無は、検索順位決定の要素の一つに含まれる」と公表しています。
検索順位が上がることで、ユーザーの目に留まりやすくなり、商品のアクセス数が向上することで、売上向上につながる可能性が高まるのです。

楽天内のSEO対策は、キーワード選定や内部対策など多岐にわたりますが、新たに「最強配送」ラベルの有無が重要な要素となります。

また、今現在検索上位に位置している商品も、「最強配送」ラベルがない場合、将来的に検索順位が下がる可能性があります。
最強配送ラベルは商品の検索順位に影響するため、ラベルの獲得は売上の増減に直結するといえるでしょう。

2.商品検索結果でのCTRの改善(アクセス)

商品検索結果のページ上で、「最強配送」ラベルが表示されることで、、ユーザーにとってその店舗や商品が信頼でき、迅速な配送を提供しているという情報を与えられるため、検索結果上のCTR上昇が期待できます。


同様のシステムを導入しているAmazonのPrimeマークやYahoo!ショッピングの優良配送ラベルも、高いCTRを示しており、「最強配送」ラベルでも同様の効果が表れるでしょう。

逆に「最強配送」ラベルに対応していない商品や店舗は、ラベルを持つ競合商品にアクセスが集まることになるため、CTRが低下する可能性があります。


CTRは売上に関わる重要な要素です。「最強配送」ラベルを獲得しCTRを向上させましょう。

Yahoo!ショッピングの優良配送については下記の記事で詳しく解説しています。
ぜひ合わせて確認してみてください。

関連記事:【2024年最新】Yahoo!ショッピングの「優良配送」とは?条件や設定方法などを徹底解説した活用ガイド

3.消費者の利便性の向上、ショップへの信頼感の向上(転換率)

「最強配送」ラベルは、楽天市場での購買体験を大幅に向上させます。

「最強配送」ラベル獲得のためには、商品基準として「最短お届け可能日表示機能」の設定を行う必要があります。
これは、商品検索結果や商品ページ、お買い物かご等で「最短でいつ商品が届くのか?」をユーザーに表示するものです。

表示される「最短お届け可能日」は表示されたタイミングにおいて、リアルタイム計算されるため、ユーザー側でも安心して購入へ進むことができます。
また、楽天の調査では「最短お届け可能日表示機能」の設定により転換率が約9%上昇したという結果も出ています。

「最強配送」ラベルは楽天が定める認定基準を満たしている証となり、その商品が迅速かつ信頼性の高い配送で届けられる証明となります。

また、迅速に商品が届くことでユーザーの購買体験が向上し、リピート購入や高評価口コミの獲得にもつながるでしょう。
ユーザーの購買体験が向上するほど、より多くの売上が期待できるため「最強配送」ラベルの導入は出店者にとって非常に有益な戦略といえます。

楽天最強配送への対応で超えるべき2つのハードル

「最強配送」の導入は、ユーザーと出店者にとってメリットがありますが、それを活かすためには以下2つのハードルを超える必要があります。

  1. 店舗運営の効率化
  2. 売上アップのための投資

「最強配送」ラベルを獲得するためには、楽天が定める複数の基準をクリアしなければなりません。
楽天SKUへの対応やお届け日表示機能の導入など、出店者にとっては今まで以上に業務の効率化が求められます。


しかし、ラベル獲得をきっかけに業務の効率化を図ることで、運営体制をさらに強化できる絶好の機会になるともいえます。
土日も含めた365日出荷対応を通じて、より広い顧客ニーズに応える体制を整えられるでしょう。

また、最強配送の基準を満たすためには出荷スピードや出荷頻度を上げる必要もあり、物流コストの増加は避けられません。しかし、これを「売上向上や他店との差別化のための投資」と捉えることも重要です。


出荷スピードや出荷頻度の向上は顧客満足度を高め、リピート率の向上にも直結します。さらに、自動化支援ツールや365日出荷対応サービスを活用することで、中長期的には運用コストの削減や業務のスリム化が期待できるため、結果的に利益率が向上する可能性も高いでしょう。

楽天の最強配送ラベルを獲得するための3つの条件

楽天の「最強配送」ラベルを獲得するための条件は以下の3つです。

  1. 認定基準を満たすor RSLから商品を出荷させる
  2. 楽天SKUへの移行
  3. 共通の送料込みラインの導入

1.認定基準を満たす or RSLから商品を出荷させる

「最強配送」ラベルは、認定基準を満たす商品か、RSL(楽天スーパーロジスティクス)から出荷される商品に対して付与されます。
「最強配送」ラベル獲得のためには、「最短お届け可能日表示機能」の設定または「RSLお届け日時表示サービス」の利用が必須となり、どちらを選択するかによって基準が異なります。


どちらを選択するかは、各店舗の事情や戦略に応じて異なるため、自社の状況や物流体制を踏まえて適した方を選択しましょう。

認定基準については「【重要】店舗基準・商品基準について」で詳しく解説します。

2.楽天SKUへの移行

楽天市場は2023年4月から「楽天SKUプロジェクト」を開始しています。
楽天SKUプロジェクトとは、従来のアイテム単位での商品登録から、SKU単位での登録へと変更を行うものです。
SKUへの移行を行うことで、店舗担当者の負担の軽減や、ユーザーの購買体験の向上が期待されています。

「最強配送」ラベルを獲得するには楽天SKUへの移行が必須のため、まだ移行していない場合は早めに対応しましょう。

楽天SKUへの対応方法は扱っている商品やジャンルによって異なります。

楽天SKUプロジェクトについては下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ確認してみてください。

関連記事:【2024年最新】楽天SKUプロジェクトとは?売上アップのための対応策を解説!

3.共通の送料込みラインの導入

共通の送料込みライン
北海道・本州・四国・九州地域3,980円以上で送料無料
沖縄・離島など9,800円以上で送料無料

楽天市場は、2020年3月より「共通の送料込みライン」を導入しています。
共通の送料込みラインとは、特定の金額以上の購入に対して送料を無料にするもので、具体的には、3,980円(税込)以上の注文で送料無料、沖縄や離島など一部地域では、9,800円(税込)以上の購入で送料無料になる制度です。

共通の送料込みラインを導入している店舗は「39ショップ」に区分され、39ショップマークが表示されます。
そのため、ユーザーは送料の計算がわかりやすくなり、購買体験の向上につながります。

楽天市場では送料が購入の障壁になることが多く、実際に楽天の調査結果では、全体の68.3%のユーザーが「送料が原因で購入を諦めたことがある」と回答しています。
また、楽天市場内で「送料条件が分かりづらい」と感じているユーザーが最も多いことも分かっています。

共通の送料込みラインを導入することで、よりシンプルでわかりやすい送料体系になり、ユーザーの購買体験がより良くなる結果、売上やリピート率の向上も期待できるでしょう。

「最強配送」ラベル獲得には共通の送料込みラインの導入が必須なため、可能な限り早く導入しましょう。

参考:ユーザー満足度改善に向けた共通の送料込みラインを導入|楽天出展案内

【重要】店舗基準・商品基準について

「最強配送」ラベルを獲得するためには、楽天の認定基準を満たす必要があります。下記のポイントを確認し、導入基準を満たしていきましょう。

前提

「最強配送」ラベルは、認定基準(店舗基準・商品基準)を満たす商品か、RSLから出荷される商品(「RSLお届け日時表示サービス」対象商品)に対して付与されます。


ラベル獲得のためには「最短お届け可能日表示機能」の設定または「RSLお届け日時表示サービス」の利用が必須となり、どちらを選択するかによって、基準が異なります。

自社で物流業務を行っている場合は「最短お届け可能日表示機能」を、RSLに物流業務を委託している場合は「RSLお届け日時表示サービス」を選択しましょう。

「最短お届け可能日表示機能」を利用する場合

店舗基準商品基準
納期遵守率:96%以上午前の注文:
いつでも[翌日お届け]指定可※2
6日以内お届け件数比率:80%以上 ※1
出荷件数:100件/月以上午後の注文:
いつでも[翌々日お届け]指定可※3
共通送料込みラインの導入(39ショップ)
※1 商品の性質上、6日以内お届けが難しい商品は、「6日以内お届け件数比率」の母数から除外して計算
※2 土日祝日は通常注文締切り時間を最短午前9時に設定可
※3 年末年始(12/31‐1/3)及び月1回は休業でも可

「最短お届け可能日表示機能」を利用する場合、上記「店舗基準」「商品基準」二つの基準を満たす必要があります。日付指定ができない配送方法でも「追跡可能メール便」のうち翌日お届けが可能な配送サービスについては認定の対象です。
具体的には、日本郵便が提供する「クリックポスト」「レターパック」「ゆうパケット」があたります。

上記二つの基準を満たすことで、「最短お届け可能日表示機能」の利用が可能となり「最強配送」ラベル付与の判定に進むことができます。

「RSLお届け日時表示サービス」を利用する場合

店舗基準商品基準
共通送料込みラインの導入(39ショップ)全国どこ宛でもラベルを表示

RSLより商品を出荷する場合「納期遵守率」「6日以内お届け件数比率」「出荷件数」の基準が免除されます。また、通常基準とは異なり送付先が全国どこ宛でも「最強配送」ラベルが表示されます。

「RSLお届け日時表示サービス」を利用する場合、認定基準が大きく緩和されます。RSLに物流を委託することで「最強配送」ラベルの獲得が近づき、業務の効率化にもつながるため、RSLへの委託も検討すると良いでしょう。

最強ラベル獲得のために必要な具体策

ここからは「最強配送」ラベル獲得のための具体策を2点紹介します。

一元管理システムの導入

月間出荷数100件や土日出荷の認定基準を満たすために、一元管理システムの導入をおすすめします。
一元管理システムとは、受注管理や在庫管理を一貫して行えるシステムです。


システムの導入によって、商品登録や在庫管理など、各プロセスの速度と効率を大幅に向上させられます。また、出荷ミスを減らし顧客満足度を高めることも可能です。

おすすめの一元管理システムは「ネクストエンジン」と「CROSS MALL」です。

ネクストエンジンは6,000社以上の導入実績を持つ一元管理システムで、豊富な自動化機能が強みです。
AIが蓄積した受注データをもとにユーザーに合わせたメールを自動生成、送信するメールマーケティングソリューションも提供しています。

リアル店舗がある場合はCROSS MALLがおすすめです。商品登録や在庫管理などの基本業務はもちろん、他サービスと組み合わせることでリアル店舗との連携もスムーズになります。

出荷フローの見直し

認定基準にある「翌日お届け」を実現するためには、現在の出荷フローを見直すのも重要です。出荷フローの効率化は顧客満足度を向上させ、リピート購入につながります。以下のステップで問題点を洗い出し、改善策を検討してみましょう。

  1. 休業日の見直し

現在のカレンダー設定を見直し、可能であれば発送可能日を増やせば、より多くの発送が可能となり、顧客の需要に迅速に応えることができます。

  1. 通常注文締め切り時間の見直し

平日は正午以降、土日祝日は午前9時以降に注文締切時間を設定すれば、注文を受けた当日に出荷する体制を整えられるでしょう。

  1. 出荷リードタイム、配送リードタイム、配送日時指定の最適化

出荷リードタイムを短縮し、配送リードタイムも最適化することで、現在よりも早い配送が可能になります。また、配送日時指定の選択肢を増やすことで、顧客の利便性の向上も期待できるでしょう。

出荷フローを見直すことで「翌日お届け」の達成だけでなく、顧客満足度の向上も期待できます。

「最強配送」ラベル獲得のために出荷フローを見直し、より効率的かつ、満足度の高い配送体制を構築するのをおすすめします。

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楽天が提供している最強配送への支援策4選

「最強配送」ラベル獲得のハードルを超えるために、楽天が提供している支援策を紹介します。主な支援策は以下の4つです。

  1. 楽天スーパーロジスティクス(RSL)での物流支援
  2.  Back Office Support System(BOSS)での自動化支援
  3.  オンラインコンテンツの充実
  4.  相談窓口の設置

 1.楽天スーパーロジスティクス(RSL)での物流支援

楽天スーパーロジスティクス(RSL)は、楽天市場に出店している店舗向けの物流アウトソーシングサービスです。入荷から保管、配送までの一連の物流業務を一括して依頼できます。

物流面を一元して任せることで、出店者が商品企画や販売促進などのコア業務に集中できるようサポートしています。当日15時30分までの出荷指示で翌日お届けが可能で、楽天独自のセールやイベント時の需要にも強く、迅速な配送で差別化を図れるでしょう。

RSLを導入すると「最強配送」ラベルの認定基準も緩和されるため、積極的に利用していきたい支援策の一つと言えます。

2.Back Office Support System(BOSS)での自動化支援

Back Office Support System(BOSS)は、楽天グループのハングリード株式会社が提供している一元管理システムです。注文処理から在庫管理、出荷指示までをすべて自動化できるシステムで、365日自動出荷を支援しています。

RSLと連携して受注から出荷まで完全自動化が実現可能であり、認定基準の「納期遵守率96%以上」や「6日以内お届け件数比率80%以上」などに貢献します。

また、ユーザーへのメール自動送信やステータス管理の自動化など、作業の効率化のための機能が豊富に備わっています。

RSLと併用することで、物流とバックオフィスの両面で大きな支援を受けることができ、効率的に業務を行え、顧客サービスの向上が可能です。

3. オンラインコンテンツの充実

楽天市場は、配送品質向上制度をサポートするためにオンラインコンテンツを充実させています。

たとえば、「配送認定ラベルNAVI」は、出店者がいくつかの質問に回答するだけで、商品基準達成のための具体的な課題を明確にし、それを解決するためのリソースを提供します。

さらに、「楽天大学」のeラーニングプラットフォームを通じて、必要な知識や出店者同士の成功事例を学べる機会が提供されています。

 4.相談窓口の設置

楽天市場は、物流に関する相談窓口も設けており、365日出荷体制をはじめとする具体的な運営の課題について、専門のコンサルタントが個別の対応を行っています。

物流相談窓口では、出店店舗が直面する各種問題に対して具体的な解決策を提案し、運営の効率化を図るサポートを提供しています。

出店者は、窓口を利用することで、物流オペレーションや出荷体制の強化など、具体的な提案を受け、改善を図れるでしょう。

まとめ|最強配送ラベルを獲得して売上アップを目指そう!

楽天市場での成功を目指す出店者にとって、「最強配送」ラベルの獲得は非常に重要です。

このラベルは、配送速度や品質を客観的に示すものであり、商品の検索順位向上や顧客の信頼獲得に直結します。獲得条件としては、出荷件数、納期遵守率、お届け日時指定の可否など、認定基準をクリアする必要があります。

とはいえ、2024年7月1日からスタートしている制度に対し「これから自力ですべての基準を満たすのは難しそう……」と感じていませんか?

ジャグー株式会社では、出店者様に対し、楽天市場出身者による専門的なサポートを行っています。売上の改善や社内運用の仕組み化など、戦略から販売まで一気通貫したEC支援をご提供します。

「最強配送」ラベル獲得など楽天の運用に関するご相談があればお気軽にお問い合わせください。

楽天最強配送に関するよくある質問

Q.最強配送はいつから始まりますか?

A.2024年7月1日からスタートしています。すでに楽天SKUへの移行やお届け可能日時表示への対応は始まっているため、早急に対応を進めるのをおすすめします。
詳細は「なぜ「最強配送」が重要なのか?」を再度確認してください。

Q.あす楽との違いはなんですか?

A.従来の「あす楽」では注文を受けると自動的に翌日配送に設定されていましたが「最強配送」ではユーザー自身が日付指定をできるようになりました。
なお「あす楽」は2024年6月30日にサービスを終了しています。

Q.優良配送との違いはなんですか?

A.Yahoo!ショッピングにおける「優良配送」とはラベルの獲得条件が異なります。
優良配送は最短お届け日が「注文日+ 2日以内」とされており、最強配送の「翌日お届け」よりも猶予があります。
また「出荷遅延率5%未満」も条件とされており、最強配送の「納期遵守率96%以上」と少し数値が異なっています。

Q.制度開始からラベルを獲得するにはどうすれば良いですか?

A.「2024年7月」時点での最強配送ラベルを獲得するためには、「2024年5月23日から2024年6月21日」の30日間において店舗基準を満たす必要があります。店舗基準の集計対象期間(開始日・終了日)は毎月日付が異なりますのでご注意ください。詳しくは以下のご確認ください。

「最強配送」ラベルが表示される月店舗基準の集計対象期間
2024年7月2024年5月23日から2024年6月21日(30日間)
2024年8月2024年6月22日から2024年7月21日(30日間)
2024年9月2024年7月22日から2024年8月20日(30日間)
2024年10月2024年8月21日から2024年9月19日(30日間)
2024年11月2024年9月20日から2024年10月20日(31日間)
2024年12月2024年10月21日から2024年11月19日(30日間)
2025年1月2024年11月20日から2024年12月19日(30日間)
2025年2月2024年12月20日から2025年1月20日(32日間)
2025年3月2025年1月21日から2025年2月19日(30日間)
2025年4月2025年2月20日から2025年3月22日(31日間)
2025年5月2025年3月23日から2025年4月21日(30日間)
2025年6月2025年4月22日から2025年5月22日(31日間)
2025年7月2025年5月23日から2025年6月22日(30日間)
代表取締役米原広兼

監修者
米原 広兼

ジャグー株式会社 代表取締役

2015年に楽天入社後ECコンサルティング部に所属
作業やアドバイスではなく実行支援の重要性を感じ2020年にEC支援会社のジャグーを創業。
支援企業の中でSOY受賞経験は9店舗。

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