【独自解説】LINEヤフー(株)3Q決算レポート – Yahoo!ショッピングの今後の展開は?

2025年2月6日に発表されたLINEヤフー株式会社の第三四半期決算では、Yahoo!ショッピングに出店している店舗にとって今後の戦略を左右する重要な情報が公開されました。

本記事では決算内容や、Yahoo!ショッピングの今後の展開について解説します。

「Yahoo!ショッピングの最新の動向を知りたい」「Yahoo!ショッピングでの今後の打ち手に悩んでいる」という方はぜひ参考にしてください。

第3四半期決算2つのポイント

第3四半期決算のポイントは以下の2つです。

  • Yahoo!ショッピングの取扱高が堅調に推移
  • 「Yahoo!ふるさと納税」サービスが開始

順に解説します。

Yahoo!ショッピングの取扱高が堅調に推移

Yahoo!ショッピングの取扱高が堅調に推移

Yahoo!ショッピングの2024年第三四半期の取扱高は5,041億円でした。

前年同時期と比べると9.5%の成長を記録し、額にして377億円増という結果となっています。第二四半期は前年と比較して120億円増だったので、第三四半期はより多く着地した形です。

「Yahoo!ふるさと納税」サービスが開始

今回の増加要因の一つに、「Yahoo!ふるさと納税」のサービス開始があげられます。

12月に始まったこの取り組みで注文者数・注文単価が伸長し、サイト全体の流通額の底上げに貢献しました。ふるさと納税の需要が高まる年末に合わせたタイミング設定も功を奏したようです。

なお、Yahoo!ショッピングでは以下のように直近の取扱高が順調に推移しています。

  • 第1Q:YoY(前年同期比)+8.3%
  • 第2Q:YoY(前年同期比)+2.0%(ふるさと納税の影響を除く実力値は+8.1%)
  • 第3Q:YoY(前年同期比)+9.5%

コマース全体への積極的投資の継続

コマース全体への積極的投資の継続

LINEヤフー株式会社は、Yahoo!ショッピングをはじめとするコマース事業への販売促進費や広告宣伝費を拡大しています。

第3四半期の時点で前期比17億円もの増額が投入され、ショッピングだけでなくトラベル分野などにも投下されている点が特徴です。

モールの運営者であるLINEヤフー株式会社が投資を続けていく以上、Yahoo!ショッピング自体が大幅なマイナスになることは考えにくいでしょう。

今後も広告費の抑制に転じるという情報は特に出ていないため、Yahoo!ショッピングは一定の成長を維持すると考えられます。

BEENOS買収とオークション強化

BEENOS買収とオークション強化

今回の決算説明では、EC以外の話題として「BEENOSの完全子会社化」についても触れられています。

BEENOSとは越境ECの大手企業で、海外販路に強みを持っています。BEENOSを約540億円で買収し、越境EC市場におけるノウハウや知見を取り入れることで、EC事業やオークション事業などを再成長させる狙いがあるとのことです。

多くのユーザーにとって馴染みの深いオークションサービスに新たな機能や改善を加えていくことで、関連するEC領域全体を活性化させることが期待されています。

LINEのリニューアルに注目

LINEのリニューアルに注目

前回の決算では、LINEアプリ内に「ショッピングタブ」を新設する計画が明らかにされていました。

ユーザー数が9,500万人を超えるLINEへのEC機能統合は、国内EC市場に大きなインパクトを与える可能性があります。

2025年2月時点ではまだ具体的な実装が確認されていない状況です。しかし、LINEヤフー株式会社のホームページ内における成長戦略の箇所に「LINEリニューアル」の記載がありますので、近い内に実装されるでしょう。

まとめ|Yahoo!ショッピング運営は細かな対策が重要

Yahoo!ショッピングは、広告宣伝費の積極投下と新サービス導入による効果も相まって、着実に流通額を伸ばしています。

普段Yahoo!ショッピングを運営していくなかで、決算情報を見る機会は少ないと思いますが、市場の動向や「今後どこに注力するか」を理解しておくにこしたことはないでしょう。

Yahoo!ショッピングは今後も一定の成長が見込まれます。しかし、モール全体の成長が続くからといって、個々の店舗の売上が自動的に伸びるわけではありません。

各店舗が対策を進めないと、売れている店舗のみが売れ続ける状況になってしまうため、細かな対策を進めていきましょう。

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