LINE公式アカウントでパフォーマンスが計測可能になりました

突然ですが読者の皆さんに朗報です！

この度、楽天市場のLINE公式アカウントで配信したメッセージの効果測定ができるようになりました！

6月14日よりRakuten RMSに新しく機能が追加されておりますので、LINE公式アカウントを運用されている方はチェックしてみてください。
今回のアップデートにより、今までRMS内で確認することができなかったLINE投稿経由の訪問者数、転換率（CVR）、客単価等が確認できるようになり、更にLINE投稿のブラッシュアップが可能となります。

効果を計測するにあたり、必要となる準備や注意事項がありますので、本記事でそれぞれ解説していきます。

タグ付きURLの発行

まず初めにタグ付きURLの発行です。
LINE投稿の効果を測定するにはこのタグ付きURLが必須となりますので、忘れずに発行するようにしましょう。
以下に手順を記載しています。

① メール・SNSマーケティングから「LINE公式アカウント for R-SNS」をクリック

② 計測タグ付きURLの発行画面で計測したいURLとメッセージタイプを選択し、発行は完了です。

メッセージタイプとは、LINE公式アカウントの各機能を指しており、タイプ別に計測タグ付きURLを発行することで、レポート上でタイプ別に集客・売上効果を確認することが可能です。

ここで発行したURLをメッセージと共に送る画像やリッチメニューに設置している画像のリンク先にすることで計測が可能となります。
また、プロフィールに利用するURLとしてテキストリンクで利用することも可能です。

ただし計測可能なURLが指定されていますので、そこは注意が必要となります。

LINEの配信を行う

続いて発行したタグ付きURLを用いてメッセージの配信を行います。
配信は通常通りLINE Official Account Managerから実施して頂ければ問題ないのですが、タグ付きURLはどうしても長くなってしまうためメッセージ内にテキストでリンクを張ると見栄えが悪くなってしまいます。
上記の理由から、タグ付きURLは画像のリンク先に設置することをオススメします。

なお、発行後のタグ付きURLの短縮URL化は、計測を保証できないため推奨されていませんのでご注意ください。

効果をレポートで確認する

最後に配信したメッセージの効果をレポートで確認します。
先ほどと同様に「LINE公式アカウント for R-SNS」からパフォーマンスレポートをクリックすることで閲覧が可能です。
赤枠の月次指標では下の画像のようにLINE経由の売上、訪問者数、転換率、客単価を確認することができます。

その他にも顧客属性（購入者の性別年齢、会員ランク、地域、新規既存）も確認が可能です。

またメッセージ効果測定ではLINE全体の日時・月次のトレンドを確認することができます。

LINE配信の効果が高いタイミングと、その時にどういった内容で配信していたのかを確認することでよりブラッシュアップの方向性が導き出せそうですね！
またメッセージタイプ別のトレンドや購入者属性も開示されますので、併せて確認したいですね！

上記のパフォーマンスをそれぞれ確認し、見えてきた課題に対して改善を繰り返していきます。
例えば訪問者数が少ない場合は店舗ページ内でLINE登録の促進を強めたり、メッセージのタイトルを見直して開封率アップを図るなどの手法が考えられます。
また転換率が課題であれば、配信した内容がちゃんとターゲットに向けた訴求になっているか、配信タイミングは適切であったか等を確認していきましょう。

最後に、LINE公式アカウントの効果測定を実施するにあたって注意事項がありますので記載しておきます。

・計測には都度、計測タグ付きURLの発行が必要です。（同じURLを使用している場合は、タグ付きURLを使いまわしても問題ございません。）
・必ずLINE配信前に計測タグ付きURLが正常に開けるかテストをしてください。
・計測タグ付きURLをLINE以外の配信や投稿ツールに利用することは禁止です。

このような利用が確認された場合、本機能の利用が制限される場合があります。

いかがでしたでしょうか？

今回はこれまで計測できなかった楽天市場のLINE公式アカウントにパフォーマンスレポートが実装された件について解説させて頂きました。
一般的にLINEのメッセージは開封率が高いと言われており、ECビジネスでうまく活用できれば売上アップに繋がる重要なツールとなります。
これまでは効果が分からないから、という理由に活用していなかった店舗運営者の皆さんもこの機会に施策として取り入れてみてはいかがでしょうか！

それではまたの機会にお会いしましょう！